2019/12/05 - 2019/12/06
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アジア好きの晴れおじさんさん
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今年6月、太宰治の「津軽」を追体験した一泊二日の旅行記を(その1)と(その2)に分けて投稿しました。今回、それを補足するような趣旨で再び津軽を訪ねたので、(その3)、(その4)として投稿させていただきます。
少しでも太宰ファンの方の参考になれば幸いです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
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今回も、山形の自宅から仙山線で仙台駅に行き、新幹線に乗り換えます。
県境の峠付近は、夜間降った雪で冬の装いをしています。
妻「あなたったら、何でこんな時季に、寒い地方に旅行に行こうとするのよ。」
私「太宰の「津軽」の冒頭で、津軽の七つの雪が紹介されているだろ。こな雪、つぶ雪、わた雪、みづ雪、かた雪、ざらめ雪、こほり雪というやつだ。一つ、二つ見ないことには、津軽を旅したなんて言えないさ。」 -
本当の理由を言えば、前回見損ねた弘前の太宰治の下宿先が是非とも見たくなったことと、いずれ廃止されるだろう津軽鉄道のストーブ列車に乗って置きたいため。
今回も一人旅のつもりでしたが、妻が一緒に行くと言い出して、弘前に行く前に浅虫温泉に一泊する夫婦旅に変更したのでした。 -
「はやぶさ9号」で宮城、岩手両県を通過。仙台市、盛岡市には積雪がなかったものの、宮城・岩手県境付近や岩手県北部は、車窓を雪景色が流れていきます。
東北地方は、もう、冬なんだなあ。 -
八戸駅に到着。時刻は、12時01分。
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まずは、観光プラザを覗いてみるか。
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大きな合掌土偶のレプリカがお出迎え。
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脇のガラスケースには、おそらく実物大なのだろう小さな合掌土偶と頬杖土偶のレプリカが展示されています。
案の定、妻が本物を見に行きたいと言い出したけれど、「是川縄文館」に行くバスは土日祝日のみ運行しているとのこと。タクシーだと片道2,600円位かかるそうなので、また今度ということに。 -
予定通り、100円バスで「八食センター」へ。
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魚介類のお店がズラリ並んでいて、
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バーベキュー用に魚介類をセットで売っている店もいくつかありました。
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1セットを買って、館内の「七厘村」へ。
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ネットで調べていた利用料が50円値上がりしていましたが、「大人の休日倶楽部パス」の提示で100円割引になりました。二人で600円。
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ビールとせんべい汁を追加して、ちょっとリッチにバーベキューランチ。
「ビールぐびぐび、ホタテうまイカ、エビ焼くか、カキは生でも焼いてでも………」
ほろ酔い気分になって、極楽、極楽! -
食事を終えて、青い森鉄道に乗車。
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15時20分、浅虫温泉駅に到着。
八戸とは対照的に、かなりの積雪があります。なるほど、ここは津軽。 -
少し吹雪いているので、旅館の送迎バスを利用。
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今日の宿は、「浅虫さくら観光ホテル」。絶景の宿と謳っているとおり、陸奥湾の波打ち際に建っていました。
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部屋は8階の和室。
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窓から、湯ノ島が見えます。
妻「あら、なかなかねぇ。」 -
夕食。
K旅行社のHPでネット予約した今回の宿泊代は、1泊2食でひとり1万円弱。
貧弱な料理なんだろうとの予想に反して、写真のほかに後から運ばれてくる料理やデザートもあり、品数、分量ともに十分でした。 -
後からサーブされた料理
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汁物とデザート
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酒は、青森の銘酒「田酒」を注文。1合で千円と高めながら、さすがの風味とキレに納得しました。
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20時半から、ロビーで津軽三味線と民謡のライブを鑑賞。
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吹雪く夜に聞く、「第五十七代青森県民謡王座」中野みち子さんのハイレベルな演奏と歌声は、じんわりと琴線に響くものがありました。
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翌朝の朝食。
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「津軽」にも登場する「貝焼き」が付いていて、旅情が高まります。
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外は、吹雪模様。
太宰治が旧制中学時代に浅虫温泉で逗留した旅館は「鶴の湯」で、現在も民宿として営業していることをネットで調べていましたが、この天気の中を歩くのは億劫なので、止めにしました。
※当時の建物は火災で焼失して建て替えられたとのことです。現在、温泉民宿として日帰り入浴も受け付けているそうです。 -
青い森鉄道で弘前に移動。
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11時20分、弘前駅に到着。
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意外にも、雪は積もっていません。
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タクシーで太宰治の下宿先「太宰治まなびの家」へ。
前回、「旧藤田家住宅」と言ったらタクシーの運転手さんに勘違いされて「藤田記念公園」に連れていかれましたが、「太宰治まなびの家」だと大丈夫なようです。 -
1階の床の間のある部屋。
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この写真は、下宿していた当時、この部屋で撮影されたとのこと。※向かって左端が太宰。
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二階に上がると、太宰が当時落書きしたノートや
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太宰の3歳年下だった藤田家の長男が撮影した太宰治の写真がたくさん展示されていました。
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同上
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こんなカメラで撮影したとのこと。
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太宰の部屋。当時の写真と同じ位置に机と椅子が配置してありました。
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旧制弘前高等学校の制服やマントも当時と同じように吊るされています。
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それでは、当時の雰囲気を偲んで、モノクロで撮り直し。
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同上
※後で管理人兼案内人らしい年配の男性に確認したら、机・椅子と蓄音機は、太宰が当時使っていた本物とのことでした。それが無料で見られるなんて………。
太宰治のファンならば必見です! -
この後、百円循環バスで「文化センター前」まで行って、弘前城のお堀端を歩いて、「津軽藩ねぷた村」へ向かいました。
お堀に氷が張っています。 -
「津軽藩ねぷた村」
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まずは、昼食を摂っておきましょう。
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メニュー
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「津軽そばとミニイクラ丼、お漬物セット」1,080円。
津軽そばは、大豆を擦った汁をつなぎに使う津軽独特のそばで、旅行前に口コミで知って、食べてみたいと思っていました。
そば粉の量にもよるのでしょうが、色はかなり白くて蕎麦というよりも饂飩に近い感じ。味は正直なところイマイチでした。 -
入館窓口に行ったら、津軽三味線の演奏がちょうど始まったところとのこと。
なので、ねぷたの展示を見る前に、一番奥のライブスペースに直行して、鑑賞することに。 -
演奏が終わってから、妻とともに演奏を少し体験。
ちゃんと(?)ドレミファソラシドと音を出すことが出来るので、幅広く色々な曲が演奏できることが分かって、ちょっと驚きました。 -
ねぷたの展示スペースに戻って、ねぷたを観賞。
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同上
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同上
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同上
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スタッフに教えてもらいながら、太鼓演奏をちょっとだけ体験。
妻「なんか私、太鼓がピッタシくる感じがしたわ。」
私「それじゃ、前世にアフリカあたりで太鼓を叩いていたのかも。」 -
「旅先で神社にお参りすると運が開ける気がするの。」と妻が言うので、弘前公園内にある護国神社へ。北門から入ります。
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護国神社。
案内板によると、戊申戦争の戦没者から祀っているとのこと。
9月に函館の護国神社に参拝してから運が開けてきたという妻にはピッタシ。
かしこみかしこみ二礼二拍手一拝で参拝しておきました。 -
丑寅櫓
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こんな看板があったので、
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カメラに収めました。春に開花した姿は、きっと圧巻でしょう。
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文化センター前に戻ったら、武将の銅像があったので、近寄って確認したら、
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藩祖である津軽為信公でした。
津軽の歴史に疎い「晴れおじさん」ながら、とてつもなく広い弘前城を築いた人ならば、敬意を払わずにはいられません。 -
さて、妻は、翌日所用があるので、ここまでで観光を終えて帰宅。
私は、弘前駅で妻を見送った後、前回と同じ弘前ブロッサムホテルにチェックインしました。
明日は、津軽鉄道「ストーブ列車」に乗ります。
その4に続きます。
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