2019深秋 初イタリアはツアーで８日間　②観光初日のミラノは雨でスタート

2019/11/07 - 2019/11/14

私達の初イタリアはあいにくの雨で夜が明けました。
夜中にホテル近くの道路の方から走る車の音と一緒にシャーという水を跳ねるような音が聞こえていたので、朝までに止んでくれるといいな～と思ったのですが、残念。

朝食の後、ロビーに集合、点呼、乗車。
37名なので何をするにも時間が掛かりますね。これが続くんだー…

雨の中バスが向うのはスケジュールの始まり、ミラノ観光です。
街にはそれほど時間も掛からず到着します。

バスの行く比較的広い道路には、並木を隔てて並行に路面電車が走っていました。

落ちた葉や、路面伝電車の色が妙に印象的で一枚。

エリア ミラノ(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: ユーロウイングス ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

朝食ですが、
「ツアーの方はこちら」と案内されたのが、何と”ミーティングルーム”と表示された部屋。
しかも食材がまとめて置いてあるので、37名が一列に並んだのです。
時間が掛かるし途中で無くなる食材もあって、観光開始1日目からやる気半減ですよねー。

野菜やフルーツなど無く、グラスの代わりにプラのカップなど急ごしらえの食堂？で最低限の飲食って感じでした。

それでもミラノの街に降り立ち、気を取り直して観光っ！
と思ったのですが外はかなりの雨模様です。
しかも中心部まではバスが入れないので、雨の中結構な距離を歩くそうです。

またイヤホンガイドを渡されたものの、聞こえる範囲は先頭の添乗員（または現地ガイド）から20～30ｍ位でしょうか。

歩道が狭く37名が一列で歩き、しかも傘を差しているので、最後尾は50ｍ程後方になるため、案内の音声は全く届かず、たまに聞こえるのは雑音ばかり。
周囲を眺める余裕も無く、とにかく皆とはぐれないように急ぐだけでした。
何これ？

見ごたえのありそうなスフォルツェスコ城前はとりあえず素通りでした。

そしてスカラ座、前に立ち止まっての説明。
一流のオペラなどが楽しめる最高峰の劇場だそうで、三大劇場の一つらしいですが、外観は何とも地味な感じです。

レオナルド ダ ヴィンチ像

スカラ座の前にあるこじんまりした広場で、広場の中央にミラノと縁が深いレオナルド ダ ヴィンチ像があります。

次は、美しいアーケード　ガレリア
（スカラ座側から入ります）
ヴィットリオ・エマヌエレ２世のガレリアと言うそうです。

美しいドーム型のガラス天井や、その下の壁に描かれた絵（フレスコ画）などが堪能出来ます。
ミラノ観光で欠かせないスポットの一つだと思います。
また、色々ななショップやカフェも立ち並び楽しめる場所です。

これまでガレリアのこんな写真はよく目にしましたが、自分も来るとはその時は思いもしませんでした。

この中には、プラダの本店や床のタイル画などなど見所はけっこう色々ありそうです。

360度カメラにて

ガレリア中央に立って撮りました。
カメラは手持ちなので私の姿は手に隠れています。

ドゥオーモ
ここで1時間弱の自由時間、ドゥオーモに入場したいと思ったものの既にそれなりの入場待ちの列が出来ています。
これからチケット売り場（ちょっと離れた建物にあります）に並んでいたら見学時間がないのでは？と判断し見学は無しにしました。
ツアーの不便さかな。

左奥の建物がデパート、ラ リナシェンテ ミラノ店
ガレリアからドゥオーモ広場に出たらすぐ左へ向い、二つ目の建物。

トイレを借りるつもりで入ったのですが、トイレが最上階だったので降りながらあちこちのフロアを見ることに。

ラ リナシェンテ (ミラノ店)
マカロンなど色とりどりのお菓子が並んでいます。

どこへ行ってもスイーツのきれい、かわいいのはいいですよね！

ラ リナシェンテ (ミラノ店)
マジパンのフルーツ、本物より本物らしい？

ここは食品フロアで、他にパスタ、チーズ、ワインなどの売り場もあります。

集合時間になる頃にはすっかり晴れて青空と日差しが眩しいです。
先ほど来た道を戻ります。

正面にスフォルツェスコ城が見えて来ました。

スフォルツェスコ城

入場は無く、観光というより若干のフォトタイムという位でした。

城壁にはこんな塔もあります。

所狭しと並べられたお土産の小物。
雨が上がったので並べ直している様子。

街中にはこんなダブルデッカーも走っています。

昼食をとったレストラン。
ツアーで予めセットされた食事が多いのはある意味歓迎ですが、反面自由や触れ合いが無いのも確か。

店内ほぼ全ての客が日本人の団体客、それも○TBのツアー客のようでした。
これじゃあイタリア気分もどこへやらです。

まずはリゾット。
サフラン？いやターメリックでしょうか鮮やかな黄色です。

多分ここの定番なのでしょう、ミラノ風カツレツ。

デザートはティラミス

昼間なのでアルコールではなく、アメリカンコーヒーをオーダーしたのですが、エスプレッソだかカプチーノだかもよく分からないかなり濃い、「私達にとってアメリカンでないことは確かな」コーヒーが出て来ました。
「アメリカンコーヒー」と言って置いて行ったので置き間違いではありません。

ミラノを出発、
次の目的地ベローナへ到着かと思いきや、バスは街外れの方へ向います。

そしてショッピングと案内されたのが、日本人ツアー客しか居ない怪しげな土産店（何も説明が無かったので私はそう感じました）。

そこは食品専門の店で盛んに「特別に○○を割引」のようなアナウンスを日本語でしていました。
私はトイレだけ利用し、表で他の皆さんを待つことに。
長時間バス移動して来たのに何で観光じゃあないのか不思議＆不満でした。

そしてそれなりに時間をここで費やしたために夕方近くになって来ました。

ベローナの町に入ったのはもう薄暗くなってからでした。

不要不急な買い物よりは明るい時間帯の観光がしたかったのにー！！

ここでも離れた場所でバスを降りての徒歩移動でした。

ボルサーリ門（古代ローマ時代の門）
ヴェローナの正面玄関と言う事もあるそうです。

アレーナ ディ ヴェローナ（古代ローマ時代の屋外闘技場跡）
有名なコロッセオに次ぐ規模のようです。
当時の形に近い状態に保存されていますが、近頃は屋外オペラ公演の場としても有名だそうです。

「ジュリエットの家」に着いた時には、既に真っ暗な状態。
シェークスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」の舞台で有名ですね。

その本来のバルコニーは写真とは違う位置のものだとここで聞いたような記憶が…

恋愛成就を願う観光客（男女）が多く、願いなどを書いたもの（各国語は読めないのですが想像）も貼られていました。

ここにあるジュリエット像の右胸に触れると幸せになるという言い伝えがあるそうで、右胸が触られるので光っていますね。

ちなみに以前のジュリエット像は右胸が擦り切れてしまったので、他に安置してあるとか。

ローマ帝国時代から続くエルベ広場を通過。
ランベルティの塔や歴史的建築物が立ち並んでます。

カフェやレストラン、お土産屋さん（主に露店）もたくさんあるので少し時間をとったら面白いと思います。

暗い中を散々歩いた挙句に、ここで問題発生！！

添乗員曰く、
「私達の乗るバスが事故を起こして迎えに来られません。」
「代車が来るが遠い場所なので、ここからあの橋の向こうまで歩いて下さい。」
との添乗員の言葉。　ま～だ歩くんかい？！

おかげで、予定に無いカステルヴェッキオとスカリジェロ橋まで行ける事になりました。

予定よりかなり遅れて今夜の宿に到着。

DoubleTree by Hilton Hotel Venice North

ホテル予約サイトの評価ではまあまあといった感じ。

きれいなお部屋。
広さは前日のホテルと同等かな？って感じです。

荷物を部屋に置いて、すぐに食堂集合。今夜はホテルでの食事です。

ホテルが大きいからか、かなり大きい食事スペース。
（やはり個人客とは仕切られていました）

やっぱり周囲は日本人ツアー客ばかり数グループぎっしりとなりました。
何だかなー。

またまたショートパスタから始まります。
今度は粉チーズたっぷりでした。

ローストポークにソース

めっちゃ甘ーいケーキ

洗面台は前日のホテルより使い易くなっていました。

疲れました、早々に就寝。