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福岡県出身のグラフィックデザイナーで画家のサイトウ マコトさんをご存知でしょうか?<br />私は同じ福岡なので知っていましたが、作品を拝見するのは初めてです。《サイトウマコト 臨界―Criticality―》を11月7日に見に行きました。ご存知ない方にも知っていただければと思います。念のため親戚でも回し者でも、何でもありません。<br /><br />サイトウマコトさんは1952年に福岡県で生まれました。1970年代よりグラフィック・デザインに携わり、その活動は国内外ですぐに注目されて、ワルシャワ国際ビエンナーレ展、<br />金賞始め数々の賞を受賞。国際的な季刊誌、ニューヨークのグラフィスより、マスターの<br />称号も受けました。作品はニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館などを始め、シカゴ、オランダ、ドイツ、ポーランド、スイス、東京など世界30以上の美術館にコレクションされています。特にサンフランシスコ近代美術館は、80点余りをコレクションしています。1990年代半ばより絵画の研究を始め2005年頃からはペインティングに主軸を移しています。2008年に金沢21世紀美術館で画家として初めての展覧会「サイトウ・マコト展:SCENE [0]」を行いました。

2019年秋に行った美術展*☆《臨界》サイトウマコト in 北九州☆。.+:゚*☆

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2019/11/07 - 2019/11/07

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旅行記グループ 福岡の旅

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cheriko330

cheriko330さん

福岡県出身のグラフィックデザイナーで画家のサイトウ マコトさんをご存知でしょうか?
私は同じ福岡なので知っていましたが、作品を拝見するのは初めてです。《サイトウマコト 臨界―Criticality―》を11月7日に見に行きました。ご存知ない方にも知っていただければと思います。念のため親戚でも回し者でも、何でもありません。

サイトウマコトさんは1952年に福岡県で生まれました。1970年代よりグラフィック・デザインに携わり、その活動は国内外ですぐに注目されて、ワルシャワ国際ビエンナーレ展、
金賞始め数々の賞を受賞。国際的な季刊誌、ニューヨークのグラフィスより、マスターの
称号も受けました。作品はニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館などを始め、シカゴ、オランダ、ドイツ、ポーランド、スイス、東京など世界30以上の美術館にコレクションされています。特にサンフランシスコ近代美術館は、80点余りをコレクションしています。1990年代半ばより絵画の研究を始め2005年頃からはペインティングに主軸を移しています。2008年に金沢21世紀美術館で画家として初めての展覧会「サイトウ・マコト展:SCENE [0]」を行いました。

旅行の満足度
4.0
グルメ
4.5
交通
4.0

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  • サイトウマコトさんの世界に迫る《サイトウマコト 臨界―Criticality―》(北九州市立美術館ほか主催)が9月14日から11月10日まで北九州市立美術館本館で開催されていました。

    サイトウマコトさんの世界に迫る《サイトウマコト 臨界―Criticality―》(北九州市立美術館ほか主催)が9月14日から11月10日まで北九州市立美術館本館で開催されていました。

    北九州市立美術館 美術館・博物館

  • 北九州市戸畑区にある磯崎 新さん設計の北九州市立美術館は、特徴的な<br />外観より「丘の上の双眼鏡」とも呼ばれています。<br />西鉄バスの停留所、七條より1時間に2本ある無料シャトルバスで5分のところにありました。<br /><br />磯崎 新さん(87)は『建築のノーベル賞』とも言われる2019年のプリツカー賞を受賞しました。主な建築物は、ロサンゼルス現代美術館、つくばセンタービル、大分県立大分図書館など他。

    北九州市戸畑区にある磯崎 新さん設計の北九州市立美術館は、特徴的な
    外観より「丘の上の双眼鏡」とも呼ばれています。
    西鉄バスの停留所、七條より1時間に2本ある無料シャトルバスで5分のところにありました。

    磯崎 新さん(87)は『建築のノーベル賞』とも言われる2019年のプリツカー賞を受賞しました。主な建築物は、ロサンゼルス現代美術館、つくばセンタービル、大分県立大分図書館など他。

  • 《サイトウマコト 臨界―Criticality―》<br /><br />1980年代からグラフィック・デザイナーとして国際的に活躍し、2005年頃より本格的にペインティングに主軸を移し活動するサイトウマコトの<br />世界に迫る「サイトウマコト 臨界―Criticality―」<br /><br />サイトウさんは、1980年代のデビュー直後からグラフィック界の革命児として注目を集め、ペインティングでも高い評価を受ける作家です。

    《サイトウマコト 臨界―Criticality―》

    1980年代からグラフィック・デザイナーとして国際的に活躍し、2005年頃より本格的にペインティングに主軸を移し活動するサイトウマコトの
    世界に迫る「サイトウマコト 臨界―Criticality―」

    サイトウさんは、1980年代のデビュー直後からグラフィック界の革命児として注目を集め、ペインティングでも高い評価を受ける作家です。

  • Myself Portrait 01(左) &amp; Myself Portrait 02 (右)<br /><br />現代美術の世界に挑戦。本展では、金沢21世紀美術館での初個展から10年間のプロセスが濃縮された約30点です。<br />写真は撮っていいとのことで、その時は、まさか厚かましく旅行記にするとは思いもよりませんでしたが、、、、気になった作品は撮ることにしました。

    Myself Portrait 01(左) & Myself Portrait 02 (右)

    現代美術の世界に挑戦。本展では、金沢21世紀美術館での初個展から10年間のプロセスが濃縮された約30点です。
    写真は撮っていいとのことで、その時は、まさか厚かましく旅行記にするとは思いもよりませんでしたが、、、、気になった作品は撮ることにしました。

  • LF_11 2017<br /><br />金沢21世紀美術館をスタート・ポイントとして、現代美術の世界に衝撃的にデビュー。独自の世界観を展観しています。<br /><br />

    LF_11 2017

    金沢21世紀美術館をスタート・ポイントとして、現代美術の世界に衝撃的にデビュー。独自の世界観を展観しています。

  • Face Landscape LF_10 2019<br /><br />LF とはルシアン・フロイドのことです。ポートレートの作成過程で新たに派生し、独立したイメージが頭に浮かび拡大鏡で覗いた時に見える、肉眼とは異なる風景が出現したものをFace Landscape と名付けて描いたそうです。<br /><br />ルシアン・フロイドの祖父は精神科医のフロイトです。出身はドイツですが、イギリスへ移住して英語読みのフロイドに変えたそうです。

    Face Landscape LF_10 2019

    LF とはルシアン・フロイドのことです。ポートレートの作成過程で新たに派生し、独立したイメージが頭に浮かび拡大鏡で覗いた時に見える、肉眼とは異なる風景が出現したものをFace Landscape と名付けて描いたそうです。

    ルシアン・フロイドの祖父は精神科医のフロイトです。出身はドイツですが、イギリスへ移住して英語読みのフロイドに変えたそうです。

  • 上の2枚の絵の対比です。<br />LF_11 2017 (左) 40×31 cm、Face Landscape LF_10 2019(右) 215×163 cm <br /><br />現代美術には(も)、全く疎いのですが、こういう優しい色合いの絵は好きです☆<br />

    上の2枚の絵の対比です。
    LF_11 2017 (左) 40×31 cm、Face Landscape LF_10 2019(右) 215×163 cm

    現代美術には(も)、全く疎いのですが、こういう優しい色合いの絵は好きです☆

  • Face Landscape PM_0   <br /><br />

    Face Landscape PM_0

  • Neural Network_10 2016<br /><br />作者が見る未来像は、AIをコントロールすべき人間が結果、自身で生み出したAIに支配される姿であり、人間自体の始まりではないかと、、、。<br />表現する媒体にルシアン・フロイドの顔を引用したそうです。

    Neural Network_10 2016

    作者が見る未来像は、AIをコントロールすべき人間が結果、自身で生み出したAIに支配される姿であり、人間自体の始まりではないかと、、、。
    表現する媒体にルシアン・フロイドの顔を引用したそうです。

  • Neural Network_10 2016<br /><br />表層的なイメージの氾濫が加速する現代において、隠された内部をえぐり出す強烈なイメージです。<br />作品は大きくて、少し離れて見た方が、顔がはっきり見えるようになっていました。<br /><br />

    Neural Network_10 2016

    表層的なイメージの氾濫が加速する現代において、隠された内部をえぐり出す強烈なイメージです。
    作品は大きくて、少し離れて見た方が、顔がはっきり見えるようになっていました。

  • Neural Network_11 2016<br /><br />最近作のペインティングは、フランシス・ベーコンやルシアン・フロイドなど、描かれる「顔」への強い執着をもって制作された肖像シリーズ。<br />写真という二次元の情報を主に、ドットの技法を用いて描かれています。

    Neural Network_11 2016

    最近作のペインティングは、フランシス・ベーコンやルシアン・フロイドなど、描かれる「顔」への強い執着をもって制作された肖像シリーズ。
    写真という二次元の情報を主に、ドットの技法を用いて描かれています。

  • Snow B.B. 2013 <br /><br />こちらのモデルはすぐに分かりました。

    Snow B.B. 2013

    こちらのモデルはすぐに分かりました。

  • フランシス・ベーコンは初めて聞く名前ですが、20世紀後半において最も重要な人物画家だそうです。

    フランシス・ベーコンは初めて聞く名前ですが、20世紀後半において最も重要な人物画家だそうです。

  • (左)Francis[2015_813]    (右)Francis [Silver] 2015年<br /><br />作品のなかのモチーフは、サイトウさんが「感情移入する対象」であると捉える、フランシス・ベーコンのポートレート。

    (左)Francis[2015_813] (右)Francis [Silver] 2015年

    作品のなかのモチーフは、サイトウさんが「感情移入する対象」であると捉える、フランシス・ベーコンのポートレート。

  • Utakatano.1955 B.B.B 2018<br />

    Utakatano.1955 B.B.B 2018

  • Portrait of Lucian Frued 2 2012~2013<br /><br />「顔」に潜む人間の内奥をあらわにし、新たな人間像を表現したそうです。

    Portrait of Lucian Frued 2 2012~2013

    「顔」に潜む人間の内奥をあらわにし、新たな人間像を表現したそうです。

  • Face Landscape LF_0  2019<br /><br />

    Face Landscape LF_0 2019

  • サイトウマコトさん。<br /><br />1990年代半ばよりデザイン活動の傍ら絵画の研究を本格的に始めたそうです。現在の作品の原型を創り始め、近年新しい表現方法を用いた絵画制作を始め、人間のイメージを大胆に解体、再構築を試みて、画家としての第一歩を踏み出しました。またアートマーケットにおいても初期から高値で取引されているそうです。

    サイトウマコトさん。

    1990年代半ばよりデザイン活動の傍ら絵画の研究を本格的に始めたそうです。現在の作品の原型を創り始め、近年新しい表現方法を用いた絵画制作を始め、人間のイメージを大胆に解体、再構築を試みて、画家としての第一歩を踏み出しました。またアートマーケットにおいても初期から高値で取引されているそうです。

  • 丘陵地に建てられて、眺めがとても良いです。<br />

    丘陵地に建てられて、眺めがとても良いです。

  • 帰り際に何気なく撮っていた、こちらの写真。自宅へ戻って見たときに、<br />サイトウさんの絵画展とは別に、グラフィック展も開催されていたことに気づきました。4人もいたのに誰一人気づかずに、こちらは12月28日までの開催なので、また後日伺うことにしました。

    帰り際に何気なく撮っていた、こちらの写真。自宅へ戻って見たときに、
    サイトウさんの絵画展とは別に、グラフィック展も開催されていたことに気づきました。4人もいたのに誰一人気づかずに、こちらは12月28日までの開催なので、また後日伺うことにしました。

  • 11月7日の訪問時は、ちょうど四季桜が咲いていました。<br /><br />マメサクラとエドヒガンの交配種。10月から4月に咲くそうです。

    11月7日の訪問時は、ちょうど四季桜が咲いていました。

    マメサクラとエドヒガンの交配種。10月から4月に咲くそうです。

  • 敷地内も広々としています。

    敷地内も広々としています。

  • シャトルバスで七條まで戻り、ランチは近くの評判の良いレストラン『セルフィーユ』に行きました。マンションの一室がレストランになっています。丁寧に作られたお料理はどれも美味しかったです。コスパ良し☆°* 10席だけなので予約必須です。

    シャトルバスで七條まで戻り、ランチは近くの評判の良いレストラン『セルフィーユ』に行きました。マンションの一室がレストランになっています。丁寧に作られたお料理はどれも美味しかったです。コスパ良し☆°* 10席だけなので予約必須です。

    セルフィーユ グルメ・レストラン

  • 『セルフィーユ』

    『セルフィーユ』

  • 改めまして(_ _*)<br />《コレクション展Ⅱ 特集サイトウマコトのグラフィック》へ11月27日に行きました。<br /><br />本展は終わってしまいましたが、《 臨界 》に合わせて開催されていた《コレクション展Ⅱ》(12月28日まで)。サイトウマコトさんのグラフィックと当館所蔵のルノワールやモネの作品も見れました。

    改めまして(_ _*)
    《コレクション展Ⅱ 特集サイトウマコトのグラフィック》へ11月27日に行きました。

    本展は終わってしまいましたが、《 臨界 》に合わせて開催されていた《コレクション展Ⅱ》(12月28日まで)。サイトウマコトさんのグラフィックと当館所蔵のルノワールやモネの作品も見れました。

  • 睡蓮、柳の反影 (クロード・モネ)<br /><br />まず常設展の展示品から見ます。撮影不可の作品が多い中、当館所蔵の<br />こちらは撮影OKでした。

    睡蓮、柳の反影 (クロード・モネ)

    まず常設展の展示品から見ます。撮影不可の作品が多い中、当館所蔵の
    こちらは撮影OKでした。

  • 麦わら帽子を被った女 (ピエール=オーギュスト・ルノワール)<br />

    麦わら帽子を被った女 (ピエール=オーギュスト・ルノワール)

  • サイトウマコト・グラフィック展 (8月17日~12月28日まで)<br /><br />常設展の後は、こちらです。グラフィックの受賞作品を中心に作者の代表的なポスターを一堂に会しています。1980年代のデビュー直後から作家性を強く打ち出した作品を発表し、グラフィックの革命児として注目を集めました。

    サイトウマコト・グラフィック展 (8月17日~12月28日まで)

    常設展の後は、こちらです。グラフィックの受賞作品を中心に作者の代表的なポスターを一堂に会しています。1980年代のデビュー直後から作家性を強く打ち出した作品を発表し、グラフィックの革命児として注目を集めました。

  • BA-Tsu 1996<br /><br />1987年に当時最年少で毎日デザイン賞を受賞し、従来のコラージュ技法を覆す、シンプルかつ力強い作風が高い評価を受けて、その後も数々の賞を受賞しました。

    BA-Tsu 1996

    1987年に当時最年少で毎日デザイン賞を受賞し、従来のコラージュ技法を覆す、シンプルかつ力強い作風が高い評価を受けて、その後も数々の賞を受賞しました。

  • Alpha Cubic 1992 <br />

    Alpha Cubic 1992

  • Alpha Cubic 1992

    Alpha Cubic 1992

  • Jun Men1997(左) 、Trans Art &#39;91(右)<br /><br />Kind Wear 1992(下)

    Jun Men1997(左) 、Trans Art '91(右)

    Kind Wear 1992(下)

  • Sunrise Sunset  Yusaku Kamekura 1999<br /><br />初めて知ったのですが、絵のお顔の方は、有名なグラフィックデザイナーの亀倉雄策さん。1964年の東京オリンピック、大阪万博、名古屋デザイン博、ニコンのポスターや明治のチョコレートのパッケージ、NTTのシンボルマーク などが有名だそうで、作品は見たことがありました。まだ日本に「デザイン」という概念がなかった時代から、原野に道を拓くかのごとく活躍されていたそうです。

    Sunrise Sunset Yusaku Kamekura 1999

    初めて知ったのですが、絵のお顔の方は、有名なグラフィックデザイナーの亀倉雄策さん。1964年の東京オリンピック、大阪万博、名古屋デザイン博、ニコンのポスターや明治のチョコレートのパッケージ、NTTのシンボルマーク などが有名だそうで、作品は見たことがありました。まだ日本に「デザイン」という概念がなかった時代から、原野に道を拓くかのごとく活躍されていたそうです。

  • Alpha Cubic 1995

    Alpha Cubic 1995

  • Go with Snoopy 2000

    Go with Snoopy 2000

  • Benedictine 1993

    Benedictine 1993

  • Alphacubic 1987<br /><br />アルファキュビックは大人向けのDCブランドということで、コンテンポラリー(制作当時の)なイメージと斬新なコラージュ。 服が写っていないのは、アルファキュビックの取扱商品が服だけではなく、靴やバッグやその他ファッション全般にわたるからとのことです。しかも、読みたくなるようにロゴを、わざと読みづらく傾けています。

    Alphacubic 1987

    アルファキュビックは大人向けのDCブランドということで、コンテンポラリー(制作当時の)なイメージと斬新なコラージュ。 服が写っていないのは、アルファキュビックの取扱商品が服だけではなく、靴やバッグやその他ファッション全般にわたるからとのことです。しかも、読みたくなるようにロゴを、わざと読みづらく傾けています。

  •  Alphacubic 1987<br /><br />写真の切り込みの線が、見る人の視線を中央の「ALPHACUBIC」のロゴに集まるようにしています。インパクトがありますね。<br />文字を中心に書いて、人目を引くようにしています。明快なコンセプトですね。そして、画面の四隅を空白にすることでその効果を高めています。

    Alphacubic 1987

    写真の切り込みの線が、見る人の視線を中央の「ALPHACUBIC」のロゴに集まるようにしています。インパクトがありますね。
    文字を中心に書いて、人目を引くようにしています。明快なコンセプトですね。そして、画面の四隅を空白にすることでその効果を高めています。

  • Ba-Tsu 1994

    Ba-Tsu 1994

  • Blood6 1987

    Blood6 1987

  • Blood6 1987

    Blood6 1987

  • Hasegawa 1986<br /><br />一番分かりやすい☆*

    Hasegawa 1986

    一番分かりやすい☆*

  • Gallery B

    Gallery B

  • 100th aniversary Kokura Tecnical High shool <br /><br />出身高校の創立100周年の記念ポスター

    100th aniversary Kokura Tecnical High shool

    出身高校の創立100周年の記念ポスター

  • Image Mirror Ⅱ &quot;Parts of the body&quot; 《 The Cross 》1988<br />(ワルシャワ国際ビエンナーレ展、金賞受賞作品)<br /><br />ある方の評価では、「美術作品の評価方法で最も確実なのは、歴史による評価です。 現代美術を評価する場合は歴史は使えないので、国内だけでなく海外の現代美術館で作品が所蔵されているか、サザビーズなどの海外美術オークションで取り扱ってもらえているかです。私の知る限り、その2つの条件を満たす日本の現代美術家は、村上隆、奈良美智、草間彌生、サイトウマコト、杉本博司(写真)、くらいでしょうか。ひとり挙げろといわれれば、サイトウマコトです」とありました。<br /><br /> 現代画は、私には難しいのですが、幅広く名画を1点でも多く見れたらと思いました。

    Image Mirror Ⅱ "Parts of the body" 《 The Cross 》1988
    (ワルシャワ国際ビエンナーレ展、金賞受賞作品)

    ある方の評価では、「美術作品の評価方法で最も確実なのは、歴史による評価です。 現代美術を評価する場合は歴史は使えないので、国内だけでなく海外の現代美術館で作品が所蔵されているか、サザビーズなどの海外美術オークションで取り扱ってもらえているかです。私の知る限り、その2つの条件を満たす日本の現代美術家は、村上隆、奈良美智、草間彌生、サイトウマコト、杉本博司(写真)、くらいでしょうか。ひとり挙げろといわれれば、サイトウマコトです」とありました。

    現代画は、私には難しいのですが、幅広く名画を1点でも多く見れたらと思いました。

  • 美術館の内部は、カテドラルをイメージして造られました。

    美術館の内部は、カテドラルをイメージして造られました。

  • 『デスノート』や『 図書館戦争 』の ロケ地としても使われました。<br />映画は見ていませんが (;゚Д゚)

    『デスノート』や『 図書館戦争 』の ロケ地としても使われました。
    映画は見ていませんが (;゚Д゚)

  • ジャンミシェル・バスキア作『消防士』(画像は、お借りしました) <br /><br />このバスキアの作品は北九州市立美術館が35年前に375万円で購入しました。バスキアの油彩画は、近年価格が上昇しており今や「オークションに出せば100億円を超える」との専門家の声もあるようです。学芸員の方に先見の明があったのでしょうね☆彡<br />現在は貸出中とのことで、また改めて見に行きたいと思います。来年の2月22日から5月6日まで当美術館に戻ってきます。<br /><br />88年に27歳で不慮の死を遂げたこともあり、カリスマ的な人気を誇っているようです。2年前にZOZOタウンの前沢友作社長(当時)が、無題の作品を123億円で落札して話題を集めました。<br /><br />旅行でない旅行記にお付き合いくださり、ありがとうございました☆.。.:*・゜

    ジャンミシェル・バスキア作『消防士』(画像は、お借りしました)

    このバスキアの作品は北九州市立美術館が35年前に375万円で購入しました。バスキアの油彩画は、近年価格が上昇しており今や「オークションに出せば100億円を超える」との専門家の声もあるようです。学芸員の方に先見の明があったのでしょうね☆彡
    現在は貸出中とのことで、また改めて見に行きたいと思います。来年の2月22日から5月6日まで当美術館に戻ってきます。

    88年に27歳で不慮の死を遂げたこともあり、カリスマ的な人気を誇っているようです。2年前にZOZOタウンの前沢友作社長(当時)が、無題の作品を123億円で落札して話題を集めました。

    旅行でない旅行記にお付き合いくださり、ありがとうございました☆.。.:*・゜

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  • あまいみかんさん 2019/12/29 14:42:58
    楽しいお出掛け~!!
    cherikoさん、

    お久しぶりです。
    今年も後わづか。
    秋には、お友達と芸術鑑賞とランチを楽しまれたのね。
    北九市立美術館初めて知りましたが、実に斬新で、現代的な建物ですね。
    有名な建築家の手になった建物のようで、小高い丘の上にあるそうで、
    眺めも楽しめそう。
    サイトウマコトさんと言う方も初めて見知りました。
    グラフィック界の革命児と言われた

    あまいみかん

    あまいみかんさん からの返信 2019/12/29 15:07:18
    そうで、2日に回を分けて鑑賞なさっていて、2回の雰囲気がまるで
    異なるのも、こちら側から、物珍しく鑑賞させて頂きました。
    故郷が生んだ芸術家なのですね。
    油彩画とグラフィック画。
    両方とも、個性的!!(っとしか素人なので言えまっせ~ん)
    共通しているのは、作家が人の顔=人のあり様に思い入れを深くお持ちなのではないか・・・と感じました。
    点描油彩画の方は、絵に描かれている人を一生懸命に眺めて、一体何が
    描かれているのか・・・っと探ろうとします。わかんないなあ。
    そして、じっとみつめている対象の絵の人から逆に見つめられている
    感覚に陥ってしまいました。
    グラフィック画の方は、カラフルですね・・・っとしかわかりませんが、
    alpha  cubicってタグがついてる洋服、若い頃買ったことあるなあ・・・。
    レインコートなんだけど、今でも着れんだよね。(断捨離対象物から浮上可)。何の公告なのかあからさまにしてない所が、う~ん、面白いかも。
    フレンチもおしゃれで美味しそうで、晩秋の良き一日を過ごされましたね。

    常設展も充実した美術館なんですね。
    cherikoさんは、印象派がお好きだと書かれてましたが、
    モネも「柳の反映」という作品を見て、ハッとしました!!!
    国立西洋美術館で、「松方コレクション展」ていうのがあって、

    あまいみかん

    あまいみかんさん からの返信 2019/12/29 15:44:11
    松方氏の収集した絵画が、第2次世界大戦中、(モネの睡蓮の大型絵も)
    仏の田舎家に避難、保管されてたんですって。
    ある程度の物は、戦後の交渉で返還されて、それらが西洋美術館の
    収蔵物となったのはご存知と思います。2016年に、なんとルーブル美術館
    で、湿気でボロボロになったモネの絵らしきものが発見されて、とても
    悪い状態で日本に帰される・・・っと言うか戻ってきたらしいのです。
    多分、NHKとかでAI技術を使って修復作業をやってたのをご覧になったことがあると思います。かなりの騒がれ方でしたので。
    懇意になった松方氏だからこそモネは、オランジェリー美術館に
    飾れる位の大型睡蓮の絵を譲ってくれたそうです。
    松方コレクション展の会場の一画に、ボロボロになった一片、一片を
    細かなジグソーパズルのようにはめ込んで、残存しているピースのみで
    復活された絵が飾ってありました。大きな絵でした。絵の名前は確か同じく「柳の反映」だったと。残された部分は、画布の半分位しかないのです。
    AIにモネの筆致、色彩を覚えさせてやっとこら完成した…苦労の結晶作品が
    飾られていて、みなさん、感嘆の声を上げながら熱心に見つめてたのが
    印象的でした。
    話が長くなってしまいましたが、その色合いが、この北九州市立美術館
    の収蔵作品と全く良く似ているので、驚いた次第です。
    まず初めにこの美術館のこのモネの作品を参考にしたら色合いを
    うまく知ることができたのではないか~っと思っちゃった位ヨ~~。
    まわりくどくなりましたね。
    ルノアールの作品も愛する妻がモデルじゃないかしら・・・。
    cherikoさん、地方の美術館だから・・・・なんて謙遜を。
    とっても素敵な美術館で、私、門司レトロも行ったことないから、
    そう遠くないとおっしゃるし、いつか、萩、下関、門司、ハウステンボス、
    大宰府、長崎・・・・あ~~、行きたい所だらけ・・・…などを
    絡めて行って見たいわ。
    何段重ねにもなりまして、ごめんなさい。
    うちの重箱に入れるものは、まだ何にもできておりまっせん~、
    大変、大変。
    今年もお世話になりました。

    あまいみかん

    誤字脱字もお許しを。

    cheriko330

    cheriko330さん からの返信 2019/12/30 16:13:17
    RE: 松方氏の収集した絵画が、第2次世界大戦中、(モネの睡蓮の大型絵も)

    みかんさん、こんにちは〜♪

    年末のお忙しい時にコメントまでいただいて、ありがとうございます。
    先に年末のご挨拶までいただき、恐縮です。

    この年末は、殆ど暇な環境になったので、旅行記を作成していました。
    最初はそのつもりは、さらさらなかったのですが、サイトウマコトさんの
    ことをPRするつもりもありました。
    でも現代画はやはり、取っつきにくいのが多いですね。

    北九州市立美術館のは、モネとルノアールの絵は1枚づつしかありません。
    モネの 「睡蓮、柳の反影」は亡くなる10年位前の作品のようです。

    > 仏の田舎家に避難、保管されてたんですって。

    恥ずかしながら、このあたりの詳しいお話は、あまり知りませんが
    返還されなかった絵も色々あったようですね。
    それらの絵も、その気になれば、ピューんと飛んで見に行くことも
    できるようになり、便利になったもんです。
    みかんさん、さすが何でもご存知で、素晴らしく、勉強になります。
    モネは睡蓮を、たくさん描いていますね。晩年は目を患い、睡蓮の絵が
    暗くなっていきましたね。

    オランジュリー美術館は、ほど良い大きさで私も気に入っています。
    ここの睡蓮は本当に素晴らしかったです。是非に、また行きたいのよ。

    ルノワールの「麦わら帽子を被った女」のモデルは、はっきり
    分からないのですが、ふくよかさでアリーヌさんかも?ですね。

    小倉の街は福岡市と比べて、以前のような賑わいが、なくなったと
    思います。福岡市は東京や大阪とあまり変わらないような感じです。

    でもそれぞれに良いところがありますので、山口、福岡、佐賀、長崎と
    是非に遊びにお出で下さいね。

    おせち料理少しできましたか?私は、餅つき機でお餅をつくのですよ。
    お餅大好きで、困ります(-_-*)

    cheriko330
  • ネコパンチさん 2019/12/26 10:44:33
    芸術の秋☆食欲の秋(^o^)
    cheriko330さん、おはようございます!

    わあ~、cherikoさんの久しぶりの旅行記だあ♪
    北九州まで足をのばして
    芸術の秋を堪能されたのですね(*^^*)
    サイトウマコトさん、西元祐貴さん、
    恥ずかしながらどちらも知りませんでしたが
    旅行記のおかげでぐっと身近に感じられました。

    現代美術、しかも抽象画というと
    どうしても難解なイメージがついてまわりますが
    サイトウマコトさんの作品も例外ではありませんね(@_@)
    作品の世界観や表現したかったことを
    完全に理解するのは(私には)不可能ですが、
    それでもcherikoさんが書かれていたように
    自分の好みに偏らず様々なジャンルの芸術に
    触れるのはとても良いことだと思いました。

    西元祐貴さんの墨絵は身近な題材も多く
    親しみやすさを感じました。
    色彩を排除すると想像力が掻き立てられる点は
    モノクロ撮影とも共通していますね。
    特に女性を描いた作品はカラーよりもずっと
    セクシーな印象を受けました。
    墨といっても淡いグレーから漆黒まで、
    濃淡で様々な色調があるものですね。

    北九州市立美術館は名建築でもあるのですね。
    小倉城も立ち姿や石垣が美しくて
    プチ旅行気分も味わえたことと思います(*^^*)

    教養あふれる旅行記に触れて
    ちょっと賢くなれた気がしています(笑)
    ありがとうございました!

    ネコパンチ

    cheriko330

    cheriko330さん からの返信 2019/12/27 02:09:19
    RE: 芸術の秋☆食欲の秋(^o^)

    久々の旅行記に、年末のお忙しい中お越しいただいて
    ありがとうございます。
    作成するつもりはなかったのだけど、福岡県出身のサイトウさんを
    紹介できたら良いなぁ〜って思ったのが、切っ掛けです。
    でもやはり、現代画は難しいので、墨絵の西元さんの方が取っつき
    易いですよね。

    知っていただいただけで、嬉しいです♪今後、西元さんの作品展も
    関東であると思うので、見てね。もし、サイトウさんをどこかで見たら
    情報よろしくお願いします。

    グルメといえば、昨日テレビで見たけど、金子半之助の初のテイク
    アウト店が渋谷スクランブルスクエアにオープンしたそうね。
    てんむすやエビ天押し寿司が人気だそうです。渋谷もずい分と
    変わったでしょうね。

    さすが、写真アーティストのネコちゃん見る目が鋭いわ(*'▽')b
    深イイコメント頷けました_(._.*)_
    教養溢れる、、、なんて、お恥ずかしいわ!

    調子に乗って、実はもう一つ、年内目標に駄作の旅行記をUPの予定です。
    写真が、ネコちゃんには、お見せできないくらいの代物ですから!
    でも多分?、厚かましく・・・お忙しいでしょうし、スルーしてね(^_-)-☆

    cheriko330
  • chieko2014さん 2019/12/24 23:35:32
    メリークリスマス~!
    cheri様、おこんばんは(^^♪

    すごくお久しぶりです。
    なかなかのカッコイイラインナップ、それも2編同時アップ、それもとなとな。アバンギャルドな芸術を楽しみ、ついでのランチのうまげなこと(群馬県、美味しそう=うまげ)

    タイトル写真は、直ぐ分かりました^^
    ブリジット・バルドー。胸でポン!でしょう?

    でも、西本さんもサイトウさんも存知あげませんでした。ごめんなさい<m(__)m>
    美術、芸術は奥深いですな。

         又もや、ブダベストで躓いてるC-2



    cheriko330

    cheriko330さん からの返信 2019/12/25 23:32:24
    RE: メリークリスマス?!

    c-2様、おこんばんはです☆彡

    ☆・゚:*メリィクリスマス*:゚・☆

    お越しいただき、ありがとうございます。コメント嬉しいです♪

    > すごくお久しぶりです。

    そうでもないことない?やっぱり久しぶり?
    タイムラインでお見かけするせいね☆

    旅に行かない分、この秋は美術館巡りをしていたのよ。
    東京ならたくさんあるけど、地方は、やはり限られるわよね。

    ピンポ〜ン✨ ブリジット・バルドーよ。唯一、知っている人でした♪

    > でも、西本さんもサイトウさんも存知あげませんでした。ごめんなさい<m(__)m>
    > 美術、芸術は奥深いですな。

    全然、そんなことないです。でも今度見かけたら、出かけてみてね。
    ウマゲは、初めて聞きました。覚えておきますね。

    ところでc-2さんも、旅行記頑張っているわね☆ 誰か、お尻ををたたく人が
    いるんじゃない?
    やっぱりヨーロッパは良いわね〜(*'▽')b
    ブダペストきれいな街ですね。ブダは一度で良いって思っていたけど、また
    行きたくなりました。

    cheriko330
  • akepi48さん 2019/12/23 22:55:49
    芸術の秋のサイトウマコトさん
    cherikoさん、こんばんは☆彡

    2編同時アップ、
    お疲れ様でした~(#^^#)
    サイトウマコトさんって
    知り合いにいそうな感じだけど
    日本の現代美術家として、村上隆氏、奈良美智氏、
    草間彌生氏に続くお一人なのね。

    恥ずかしながらお名前も
    作品も初めて拝見しましたが、
    cherikoさんの解説をふむふむと
    読み進めていくうちに
    昨今の現代アート事情を
    わかった気分になれたわ。
    むずかしい~、なんて言ってないで、
    関心を持ってみることが大事ね。

    北九州市立美術館の建物も
    すっきり美しくってツボでございます。

    akepi48

    cheriko330

    cheriko330さん からの返信 2019/12/24 15:09:28
    RE: 芸術の秋のサイトウマコトさん

    akepiさん、こんにちは〜(^^

    お忙しい、週初めから2編も見ていただいてありがとうございました。
    さすが、師匠✨ 目の付け所が違いますね。サイトウマコトさんは、ほんと
    どこにでもいそうな名前ですね。言われるまで気付かなかったわ。
    ちなみに、調べたら、1位より 佐藤、鈴木、高橋、田中、渡辺、伊藤、、と
    続き、サイトウさんは、何と15位でした。もっと上位かと@@:

    私には現代画も語れませんが、こんな解説でも分かった気になっていただき
    嬉しいです。どなたか一人くらい、知っていま〜す!!って方が名乗り出て
    くれるのを楽しみにしています。秋元 康さんと親交が深いようです。

    世界中の建築物を見ているakepiさんに、ツボって言ってくださり、嬉しいです。
    ブィ〜〜ンと南に飛んできたときには、お寄り下さいね。

    cheriko330

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