２０１９年夏の旅vol.09～母親連れてモンテネグロ・ティヴァット編～

2019/07/28 - 2019/07/28

6年ぶりに母親連れてヨーロッパへGO!
母親70歳近いですがまだまだ元気なのでガッツリ歩いてきました。
親孝行は親が生きているうちではなく、元気なうちにするものって誰かが言ってたし。
親から特に希望もなかったので14年前から行きたかったモンテネグロ！
ガイドブックの情報はまだまだ少ないですがネット検索を駆使して計画しました。
旅の日程は
７月２４日
成田：１３３５発（オーストリア航空５２便）
ウィーン：１８３５着　夜ウィーン観光
７月２５日
ウィーン観光（AM）
ウィーン：１２５０発（オーストリア航空７３１便）
ドゥブロブニク：１４１０着　ツァヴタット観光（PM）
７月２６日
ドゥブロブニク観光（AM）
クパリ、ツァヴタット観光（PM）
７月２７日
ツァヴタット：０８３０発（TAXIで国境越えモンテネグロへ）
ぺラスト：１０１０着　ぺラスト観光（AM）
ヘルツェグ・ノヴィ観光（PM）
７月２８日
ぺラスト観光（AM）
ティヴァット観光（PM）
７月２９日
コトル観光
７月３０日
スベティ・ステファン及びブドヴァ観光（AM）
コトル観光（PM）
７月３１日
コトル観光（AM）
コトル：1200発（TAXI・バス）
ポドゴリッア：1500着　ポドゴリッア観光
8月1日
ポドゴリッア観光(AM)
ポドゴリッア：1500発（オーストリア航空728便）
ウィーン：1630着
ウィーン：1745発（オーストリア航空５1便）
8月2日
成田：1155着

飛行機・ホテルは全てネットで個人手配。
航空運賃：
オーストリア航空（181,840円×2＝363,680円）
宿泊費：
Mercure Grand Biedermeier Wien Hotel（1泊18,079円＝146ユーロ）
Apartments Zrnic（2泊14,728円＝117.60ユーロ）
Vila Perast Boutique Hotel (1泊9,906円＝80.ユーロ)
Apartment Mediterraneo Seagull （1泊6,299＝51ユーロ）
Hotel Rendez Vous （2泊18,896円＝153ユーロ）
Hotel Evropa （1泊6,980円＝56.6ユーロ）
宿泊費合計74,888円（1ユーロ約123.5）

28日はネットで天候不良が予想され宿でのんびりでもいいかも？と考えていましたが朝から曇り空で微妙な天気...。
曇天の街歩きもテンションが上がらないのでバスを乗り継ぎ近郊の町ティヴァットにある海軍遺産博物館へ出発。

エリア その他の都市(モンテネグロ)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: オーストリア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

12時過ぎにぺラストから小型バスに乗り（2ユーロ）コトルへ。

バスターミナル バス系

13時25分発のティヴァット行きのバスチケットを購入（2.5ユーロ）しましたが、コトル周辺の大渋滞の影響で20分遅れの13時45分コトルを出発。

コトル周辺大渋滞中！

大渋滞にうんざりしましたが、なんとかティヴァットのバスステーションに到着。
付近のタクシー（7ユーロ）に乗り、海軍遺産博物館へ向かいます。

バスステーションから7分程で海軍遺産博物館に到着。
現在14時30分

博物館に展示されている2隻の潜水艦が見えます。

旧ユーゴスラビア製の通常型潜水艦ヘロイ級の1番艦ヘロイ。
排水量約705トン、全長50.4m、潜航深度210ｍ、最大速力20ノット、乗員28名。
1968年～1970年に3隻就役し1999年までに全艦退役。
他の2隻はスクラップとなりましたが本艦のみ博物艦船として展示されています。

昔ながらのプロペラ。

前方から見ると迫力あります。
展示状態は良好のようです。

こちらは特殊作戦用のウナ型潜水艇の1番艇、ウナ。
排水量約87トン、全長約18m、潜航深度120ｍ、最大速力7ノット、乗員10名。
1985年～1989年に6隻が完成し2005年までに全艇退役。
セルビアとスロヴェニアとこの博物館に1隻づつ展示されているそうです。

博物館に入ると今日は博物館内でコンサートがあるので館内見学不可、潜水艦のみ可能と言うので5ユーロ払ってしばらく待機。
潜水艦見学は毎時55分集合し美人ガイドが案内してくれます。

美人ガイドに連れられて約10名で艦内へ。
艦内に入ると救命浮環が目に入ってきます。
美人ガイドは英語の発音も解りやすく丁寧な案内です。
残念ながら写真撮れなかった...。

艦内に入って前方を見ると4門の魚雷発射管があります。
右下魚雷発射管には魚雷が装填されています。

魚雷発射管に装填された魚雷。
魚雷発射管の横のスペースは乗員の二段ベットになっています...。狭い！

手前の機器は魚雷発射管の操作盤。
魚雷発射管後方は空きスペースなって広々見えますが、本来は予備魚雷の保管スペースだったそうです。

艦長室に吊るされた艦長の制服。
ベットがあるだけで机等なし。

在りし日の潜水艦ヘロイ。

古めかしい操舵装置。

深度計の数字も当時のまま。

こちらは通信関連の機器類。

水深を図る測深儀。

恐らくソーナー関連の機器。

浮上航行中に使用するレーダーの表示器。

潜望鏡は固定されていますが遠くの風景がバッチリ見えます。
展示用に見学スペース確保のため装備品の一部が撤去された感じです。

浮上潜航を行う注排水装置。

狭い艦内ですが艦内電話が設置されています。

分厚いハッチの奥は機械室です。

浮上時ディーゼル運転、潜航中バッテリーで航行する通常型潜水艦の機械室。

機械室を抜けて最後部の区画へ進みます。

最後部には防護服が展示されています。
手前の机には万力があります。

乗員の3段ベット。
唯一のプライベート空間ですが1ベットを勤務中と休憩中の交代で2人で使いまわしです。

大柄なヨーロピアンには寝返りも出来ない幅です。

艦内で1台しかない便所。
当然シャワールームはなし...。

艦内中央から見る後部区画。
各種バルブがたくさん。

最後に魚雷発射管後方のハッチを降りたら下は調理室でした。
狭すぎです。

見学時間約20分でした、美人ガイドともお別れです。
日本の呉にも潜水艦が展示されいますが内部の見学はほんの少しだけであり、こちらの方が内容的にも充実しています。

展示されているレトロな水上艦船。
説明ボートないので、いつの時代の船か不明です。

展示されている旧ソ連製の4連装機関砲か？

博物館から北へ徒歩2分の受胎告知教会。
残念ながら閉まってました。

現在15時30分、Uターンして海岸線を散歩中。
旧ユーゴスラビア時代は海軍基地がありましたが、現在はアドリア海のモナコを目指してポルト・モンテネグロの名称でヨットハーバーになっています。

ポルト・モンテネグロのシンボル5つ星ホテルのRegent Porto Montenegro
周辺とはあきらかに異なる雰囲気、滞在者もセレブばかり。

セレブのクルーザーが多数停泊しています。
空模様が怪しくなってきたので先を急ぎます。

岸壁周辺にはグッチ等ブランド品店が店を構えています。

西欧のリゾート地に滞在している気分...。

15時50分、小雨が降ってきたので散歩を切り上げバスステーションを目指します。
しかしタクシーが捕まらず20分歩く羽目に...。
バスステーションに到着後に雷雨を伴う大雨に...。ギリギリで屋内に退避。

ティヴァット空港に進入する航空機。
旧ソビエト諸国やセルビアからの便が多いです。
山と海が迫りヨーロッパでは着陸が難しい空港らしいです。

バスのチケット。
ティヴァット～ぺラスト1人3ユーロ。

時間までバスステーション併設のスーパーで明日の朝食を調達。
17時10分発のバスでぺラストに出発、大雨で天井から一部雨漏りしているボロバスでした。

バスステーションを出ると渋滞で超ノロノロ運転。
どこまで続くのかな？

バスに突っ込んで来るよう見える着陸態勢の航空機。
凄い爆音で直上を飛んできました。

コトルまで延々と渋滞でした。

18時40分にぺラスト到着。通常約40分のところが渋滞で1時間30分もかかりました...。
コトルを抜けると渋滞も解消されぺラスト到着時には雨も止んでました。
夏のバカンスシーズンの日曜日、しかも雨の日の移動は要注意です。
明日は天気は晴れるかな？

この旅行記へのコメント （4）

• mesatoさん 2020/11/23 07:28:24

  ある意味凄い

  長期航海が予定されてはいないとは言え、シャワー省略、ベッドはあるのに、すごい割り切り方です、1週間を考えると、日本人には無理な世界ですね。

  GATさん からの返信 2020/12/04 20:51:09

  シャワーなしは厳しいですね...。

  こんばんは、mesatoさま。
  1週間のシャワーなしは厳しいですね。＋太陽が拝めないのも苦痛ですね。
  ベットも1人1台ではなく複数で利用なので潔癖症の方には我慢できないですよ。
  精神論で勝負していた昔の日本人なら問題ないでしょうが現代の日本人には...。
  
  by GAT
  

• 風　魔さん 2020/02/17 16:33:11

  希少価値のモンテネグロ潜水艦博物館、興味をもって拝見しました！

  ＧＡＴさん
  初めまして
  日本の旅行客があまり行かない国のモンテネグロ～クロアチア方面
  の旅行記を拝見して、個人旅行で計画を立て特にミリタリーマニアと
  しては潜水艦内部の魚雷発射管の画像は興味津々でした。
  
  ところでハワイ真珠湾、ウラジオストック港、キール軍港にも潜水艦
  博物館がありますが、太平洋戦争で主に日本海軍が米国と死闘を繰り
  広げ、戦艦撃沈の実績を挙げた潜水艦の博物館がないのは残念です。
  
  日本では軍国主義の残滓をすべて破壊し尽して平和日本を再建しまし
  たが、どこの国にもある「国の歴史の誇り・証人」としての戦争記念館
  は必要です！
  
  またの訪問と情報交換を！
  風 魔

  GATさん からの返信 2020/03/07 13:18:48

  こんにちは。

  こんにちは、風　魔さま。
  
  日本人旅行者がほとんどいない国モンテネグロ、しかもガイドブックに記載のないティヴァットをグーグルアースで探索中に偶然見つけた潜水艦を展示した博物館。
  当初見学の予定は無かったのですが天候不良で山中にある廃墟の教会を断念して訪れました。
  ティヴァットはセレブが集まるヨットハーバーで、ハーバー周辺はここはモナコ？と思える街並み。博物館以外に特に見どころもないのでまず日本人は行きませんね。
  
  今年はコロナショックで海外も行けなさそうなので父島沖に眠る特殊潜航艇を見てきます。
  by GAT