2019/11/14 - 2019/11/15
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horseriderさん
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当初は、来年の東京オリンピック馬術競技への選手選考の競技を、兵庫のJRA三木ホースランドパークまで観戦に行くつもりだったが、もう、一世代も蓋世代も後輩になる選手たち、手掛けた線も選考側。
そんなことで、あまり気も進まないまま、旅立ってきたもので、新神戸到着と共に、その日は、駅傍の布引ハーブガーデンと北野の異人館街、三宮市街の街歩きで終わった。
翌日、11月14日、危惧した天候は嬉しいことに晴天にメグレ、ホテルでの朝食後、慌てることも無いと、通勤時間帯を避けて、三ノ宮駅から阪急線で十三駅へ(初めて大阪を訪れた時、十三(じゅうさん)と読んで笑われた)渡来韓国人の多い町だ。
次は桂駅で嵐山線に乗り換え、三つ目の終点嵐山駅へ、改札を抜けて駅前広場へ出て、びっくり仰天、これまで何度も訪れたところ、ついぞこれほどの人・人・人、しかも国際色豊か、なんて言うことは無かった。
静かで、のんびりとした風情だったのが、駅前から嵐山公園を抜けて、渡月橋の袂へ行くまで、時には人波をかき分けなければならなかった。
橋の袂の、保津川・大堰川下りの平底船がもやって在る所から、嵐山の裾、川縁の道を上流に向かって歩を進める。
これまで、登ってみたことも無いが、以前は、その辺まで山から猿が下りて来て、餌をねだるなんてこともあったが、今は去る園として買われているようだ。
「花の山 二町登れば 大悲閣(保津川・大堰川の改良に携わった角倉了以が、携わった人々の菩提をともらうために、嵯峨中院に有った千光寺の名跡を移して送検された)」芭蕉の句にある大悲閣まで、膝の痛みを庇いながら、急ぐ旅でもない、対岸の亀山の山腹を彩る紅葉を楽しみながら足を進めた。
やがて道は左手頂上へ向かって綴れ織りの登りになる所に、嵐山温泉・嵐峡館と言う旅館が有って、もう50数年前、新興旅行の際の宿でもあった、
余計な事だが、その際、奈良の宿も紹介されて、奈良まで足を延ばした新婚旅行でもあった。
数年前、オーナーが亡くなった後、営業を停止していたが、この12月に、軽井沢の星のリゾートが、テコ入れして営業するそうだ。
機会が有れば、再度利用したいものだ
対岸の、亀山の山腹を、亀岡からの山陰本線の列車が、丹下左膳の名優、大河内伝次郎氏の住まいがある所から、トンネルに入り京都駅へ向かう。そんな列車の様子も目にする。
上流の亀岡から川を下って来た屋形が対岸の、おおきく左へカーブするァt里に、一時もやっては紅葉を探勝する様子が流れを隔てて見える。
渡月橋を渡り、四条大宮への嵐電駅まで、橋の上の歩道は、其れこそ流れに逆らう船のように、周辺の貸し機に見とれながら、或いはスマホを操作しながら、川上に向けて写したりと、一定のリズムで歩いている訳では無いので、避けて通るのも容易じゃない、隔世の感のある状態だ。
いい加減、草臥れたので、出町柳から電車を乗り継いで、三宮へ、その後はホテルへ、夜はトアロードホテルの向かい当たりのレストランで夕食後、北野街の夜景を楽しみホテルへ。
翌11月15日、今日も晴天、晴れ渡った空に、何時ものことながら天候だけは憑いていると感じる。
再度、京都へ出て、必ず立ち寄る北白川一乗寺の詩仙堂へ。
作治と同じ阪急電車のコースで、四条河原町へ、改札を出て地下の通路から、河原町交差点い昔から建つ高島屋の入り口に有るコインロッカーに、バッグを納め、その場所を記憶にとどめる。
地上へ出て、市場大橋を渡り、南座川の橋の袂から、地下におり、京阪神線で出町柳へ。出町柳から叡山電車で一乗寺駅へ。
線路を横断して山の方へ伸びる一本道を歩き、宮本武蔵と吉岡一門との決闘の場、一乗寺下り末の史跡を横目に、狸山への道を登り、詩仙堂へ。
嘗ては、余りポピュラーでは無く、訪れる人も少なかったのだが、最近は結構、来場者が多くなって、庭の景観を見る縁先は、既に満杯。
歳は摂りたくないもので、可成り足の疲れを覚え、何処かへ腰を下ろしたかったが、縁先はふさがっていて駄目、座敷の真ん中に足を投げ出して座るウ訳にもいかず、仕方ないので、家屋の脇を通って3段式の庭へ出る。
建て主である、瀧川幕府の家臣で、今で言うスパイでもあったのではと言われる石川丈山、誰の設計かは忘れたが、当時としては珍しい、全面の山腹と傾斜を利用して、3段に分けられた庭は何のためだったか。
唯、座敷の展望台からは木立の合間から、白く光る京都の市街を望み見ることが出来る。
詩仙堂を後にして、出町柳から下賀茂へ、昔懐かしい河合橋を渡り、高野川と賀茂川が合体する三角州とでも言おうか、下賀茂神社と糺の森へ足を向け、三井財閥宗家の下賀茂別邸を拝見。こちらの庭が見たかったので、家屋にはさして興味は無かった。
学生時代、京産大へ行ったのか、立命館大へ行ったのか、馬術競技遠征でこの河合橋を選手団で渡ったのを思い出した。
三井別邸を拝見した後、今回のリフレッシュの旅は、可成りの足腰の疲労を抱えて帰路に就いた。
老いは避けられぬ疲労を痛感させたが、気分は非日常を満喫した感慨で爽快だった。
また、入院中のかみさんを気遣いながらの日常を送ることになる。
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
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利用したトアロードホテル三楽。
ツインルームをシングルユーズで用意され、広さに閉塞感無くゆったりできた。 -
神戸では、エスカレーターお右側に立ち止まり、左側を徒歩でのブル用にしている。
関東の東京や横葉は左側に立ち止まる。
京都では、同じ関西だからと思ったが、何故か東京と同様に左側に立ち止まり、右側を歩いて羽tるようにしている。
何故かね? -
嵐山駅前の公園。
紅葉も見事だ。 -
平底舟の乗船場。
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紅葉の中の渡月橋。
人の群れで、橋上も人いきれ。 -
嵐山と保津川、対岸の川船。
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大悲閣へ。
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大悲閣より見下ろす。
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閉鎖中の嵐山温泉嵐峡館。
12月に、星野リゾートによって開業の予定。 -
下流の大堰川の堰。
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嵐山の人の群れ。
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和服に着替えて観光へ。
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嵐山電車駅のデイスプレー。
色とりどりの和服生地。 -
和服に着替えて。
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嵐電。
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宮本武蔵、吉岡一門との決闘の場、一乗寺下り松。
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詩仙堂入り口。
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奥座敷より庭を眺める。
時折、鹿威しの乾いた音が響き渡る。 -
縁先右端の蹲踞。傍らの山茶花は置いたりと言えど花を咲かせている。
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紅葉の山肌を正面に、上段の庭。
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下賀茂河合橋袂。
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三井別邸。
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三井別邸の庭。
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三井別邸の住居、3階より東山を望み見る。
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下賀茂神社への参道。
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賀茂川
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一乗寺駅近くのレストランで。
入り口を入って、直ぐ左の堰に、一瞬、生身の人間が居るのかと。 -
叡山線、一乗寺駅。
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この旅行記へのコメント (1)
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- horseriderさん 2019/11/18 19:45:26
- リフレッシュの旅。
- 今回の旅行は、老いの疲れも有ったが、概して目的は達したと思う。
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