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19年10月17日(木)、ツリブス社(Turibus)のテオティワカン(Teotihuacan)1日バスツアー、テオティワカンでの自由行動の後半。月のピラミッド(Piramidal de la Luna)から死者の大通り(La Calle de los Muertos)を30分歩いて、ようやく南端に到着。雨もあり、かなり疲れた。大通りの南端の東側、450m四方を高さ7mの分厚い壁で囲まれたエリアの中にあるのがケツァルコアトルの神殿(Templo de Quetzalcoatl)。最初の方にガイドが連れて行ってくれたケツァルパパロトル(Quetzalpapalotl)と名前が似ているが、ケツァルが「羽毛が生えた」を表わし、パパロトルが蝶で、コアトルは蛇。<br /><br />このエリアはスペイン人に城塞と云う意味のラシウダデーラ(La Ciudadela)と名付けられたが、南の神殿跡や奥の左右(北東部と南東部)に多くの建物の土台部分が発見されており、実際には神殿と神官の宮殿などが建ち並ぶ神域と考えられている。西暦150年から250年に建設されましたもの。その中心が、中央正面奥の4段の基壇(Plataforma Adosada)の奥に建つ一辺約65m、高さ20mの、この遺跡内で3番目に大きな建造物であるケツァルコアトルの神殿。<br /><br />神殿の基壇はテオティワカン特有のタルータブレロ(Talud-tablero)様式で作られて、中型のピラミッドの形をしており、平坦なタブレロの基壇部分の前面は水と農耕の神であるケツァルコアトルと、(以前は雨の神であるトラロック(Tlaloc)と考えられていた)地球の大地の元となったワニの怪物シパクトリ(Cipactli)の彫像などのレリーフで覆われている。その間には巻貝などの彫刻群が立体的に突き出しており、間近で見るとその存在感に圧倒される。かすかではあるが、石面には赤や緑の色が残っていて、極彩色に彩られた昔日のテオティワカンを思わせる。ちなみに着色されて復元されたものは国立人類学博物館(Museo Nacional de Antropologia)にある。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2684590308277643&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br />いや、これは感動した。ここまで来るのに結構な雨の中、30分以上歩いてきており、来なきゃよかったかなと思ってたんだけど、一気に来て良かったに変わった。今でもここは必見と思う。ピラミッド自体には近づけないが、手前の基壇をピラミッド側に降りると、結構レリーフが間近で迫力ある。この神殿、6段あったらしいが、現在復元されているのは下4段の部分だけ。4世紀にはこの神殿の上に新たな建物が築かれ、覆われていた。手前の基壇がその一部らしい。また、神殿の下からは戦士と思われる多くの生贄の骨が発見されている。<br />https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3338670012869666&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />太陽のピラミッドへ続く。

メキシコ テオティワカン ケツァルコアトルの神殿(Templo de Quetzalcoatl, Teotihuacan, Mexico)

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2019/10/17 - 2019/10/17

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旅行記グループ テオティワカン

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ちふゆ

ちふゆさん

19年10月17日(木)、ツリブス社(Turibus)のテオティワカン(Teotihuacan)1日バスツアー、テオティワカンでの自由行動の後半。月のピラミッド(Piramidal de la Luna)から死者の大通り(La Calle de los Muertos)を30分歩いて、ようやく南端に到着。雨もあり、かなり疲れた。大通りの南端の東側、450m四方を高さ7mの分厚い壁で囲まれたエリアの中にあるのがケツァルコアトルの神殿(Templo de Quetzalcoatl)。最初の方にガイドが連れて行ってくれたケツァルパパロトル(Quetzalpapalotl)と名前が似ているが、ケツァルが「羽毛が生えた」を表わし、パパロトルが蝶で、コアトルは蛇。

このエリアはスペイン人に城塞と云う意味のラシウダデーラ(La Ciudadela)と名付けられたが、南の神殿跡や奥の左右(北東部と南東部)に多くの建物の土台部分が発見されており、実際には神殿と神官の宮殿などが建ち並ぶ神域と考えられている。西暦150年から250年に建設されましたもの。その中心が、中央正面奥の4段の基壇(Plataforma Adosada)の奥に建つ一辺約65m、高さ20mの、この遺跡内で3番目に大きな建造物であるケツァルコアトルの神殿。

神殿の基壇はテオティワカン特有のタルータブレロ(Talud-tablero)様式で作られて、中型のピラミッドの形をしており、平坦なタブレロの基壇部分の前面は水と農耕の神であるケツァルコアトルと、(以前は雨の神であるトラロック(Tlaloc)と考えられていた)地球の大地の元となったワニの怪物シパクトリ(Cipactli)の彫像などのレリーフで覆われている。その間には巻貝などの彫刻群が立体的に突き出しており、間近で見るとその存在感に圧倒される。かすかではあるが、石面には赤や緑の色が残っていて、極彩色に彩られた昔日のテオティワカンを思わせる。ちなみに着色されて復元されたものは国立人類学博物館(Museo Nacional de Antropologia)にある。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.2684590308277643&type=1&l=223fe1adec

いや、これは感動した。ここまで来るのに結構な雨の中、30分以上歩いてきており、来なきゃよかったかなと思ってたんだけど、一気に来て良かったに変わった。今でもここは必見と思う。ピラミッド自体には近づけないが、手前の基壇をピラミッド側に降りると、結構レリーフが間近で迫力ある。この神殿、6段あったらしいが、現在復元されているのは下4段の部分だけ。4世紀にはこの神殿の上に新たな建物が築かれ、覆われていた。手前の基壇がその一部らしい。また、神殿の下からは戦士と思われる多くの生贄の骨が発見されている。
https://www.facebook.com/chifuyu.kuribayashi/media_set?set=a.3338670012869666&type=1&l=223fe1adec


太陽のピラミッドへ続く。

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