2018/03/06 - 2018/03/06
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たまには旅人さん
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ヴェネツィアに行きたい!コロッセオを見たい!という連れの希望で、北イタリアへ。連れははじめてのヨーロッパ、私はイタリア4回目、北イタリア2回目というわけで、プランニング、ガイド、通訳を一手に引き受けた旅行でした。
大寒波が到来した翌週だったので日程の最初は寒かったですが、雪のイタリアもよかったです。
日程
3/2 ミラノへ移動(大韓航空利用 KE788→KE927 )ミラノ泊
3/3 ベルガも日帰り旅行 ミラノ泊
3/4 ヴェローナに移動 ヴェローナ泊
3/5 ヴェネツィアに移動 ヴェネツィア泊
3/6~3/7 ヴェネツィア泊
3/8 ミラノに移動 ミラノ泊
3/9 帰国(大韓航空利用 KE928→KE781)
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5日目は9時55分からドゥカーレ宮殿のシークレットツアーに参加しました。
一人20ユーロ。
ドゥカーレ宮殿とは、総督の公邸であり、政治の中心でもあるお屋敷です。
通常観覧できるのは、この宮殿の、いわば表の顔。外交などで使っていたきらびやかな空間から、ためいきの橋を渡って新牢獄へ回ることになります。
しかし、このシークレットツアーでは、古くからある牢獄と官僚、政治家の実際の執務室など、いわば宮殿の裏の顔を覗くことになります。
自由に観覧することはできず、定員25名のガイドツアーに申し込むことになります。
ガイドの使用言語はイタリア語、英語、フランス語のみですので英語ツアーに申し込みました。
空きがあれば当日飛び込み参加もできるようですが、英語ツアーは人気なので事前申し込みがよいと思います。9時半からのイタリア語ツアーは1家族4人しか参加していませんでしたが、私たちが参加した英語ツアーは20人近くいたかな。
事前にオンラインで予約していましたので、時間前にチケットオフィスでチケットを引き換えてもらいます。
そして中庭で開始を待つことに。ドゥカーレ宮殿 城・宮殿
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この日は朝はあまり天気がよくなかったです。
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このアングルからの写真すき。
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中庭右手奥、トイレの手前にあるミーティングポイント付近で待ちます。ちなみにこちらの扉の向かいにあるトイレも昔の牢獄を利用しているそうです。
時間になるとガイドさんが現れ、写真の奥の扉からぞろぞろと入場。 -
まずは、最下層の牢獄から。
石造で冷たいし、運河がすぐそばに流れているため、湿気もひどく、この牢に入った人は長くは生きられなかったでしょう。
なんだか怖い気がして、あまり牢の写真を撮る気になりませんでした。 -
牢の階が何階かあって、官僚や政治家の執務室に続きます。ドゥカーレ宮殿の表の顔からは信じられないくらい質素。
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木造になっているのがわかりますね。
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これらの部屋は時々揺れるんです。建物が倒壊するのではと不安になりますが、基礎はしっかり作ってるから大丈夫らしい←ホントか??
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ところどころ、明らかに扉がゆがんでいたり。内部まで石造りにすると、ヴェネツィアの弱い地盤ではその重みに耐えられないからだそうですが、これでもじゅうぶん耐えられていない気がする・・・。
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そして、屋根裏にも牢獄があります。
屋根裏の牢獄は、下層階のに比べると住みよい環境だったようです。
カサノヴァが脱獄したので有名です。屋根裏牢獄のさらに上の屋根裏の小窓から外の景色が眺められます。 -
途中には、ドゥカーレ宮殿の表コースをこんな風に眺めることができるスポットも。
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さて、シークレットツアーもそろそろおわり。
一見クローゼットになっている隠し扉を通って…宮殿の表コースに合流。シークレットツアー参加者は、ツアー解散後、表コースも自由に見学できます。 -
さて、表コースのスタート地点、黄金階段から始めます。
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表コースはほんとにきらびやか。
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でもシークレットツアーを経験すると、この華やかな顔は、質実剛健な政治、官僚機構に支えられていたことを実感します。
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以前ヴェネツィアを訪れたときは、この表コースにか見ませんでした。絢爛豪華で大変美しいのですが、シークレットツアーに参加するとより深みを感じることができます。
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これは、投書箱。
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武器の展示。
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美しいです。
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ため息の橋の内部を通ります。判決を受けた囚人はこの景色を見てため息をついたのでしょうか。
その先は新牢獄。
新牢獄は、シークレットツアーで見た牢獄が手狭になったため、新たに建てられたものです。シークレットツアーで見た牢獄に比べるとインパクトは薄かったです。
新牢獄から外にでます。
もしお時間があれば、ドゥカーレ宮殿のシークレットツアー、いかがでしょうか?
ただしこのツアー、ヴェネツィアの歴史をかなり滔々と語られます。固有名詞も多くありますので、ヴェネツィア史を少しかじっておくと英語の理解の助けになります。
塩野七生の「海の都の物語」おススメです。 -
5日目の午後は離島巡りをしてみました。
徒歩でフォンダメンタ・ヌォーヴェへ。
そこから、ヴァポレットでまずはブラーノ島へ向かいます。 -
墓場の島で有名なサン・ミケーレ島が見えてきます。
ブラーノ島からそのままヴァポレットを乗り換え、トルチェッロ島に向かいます。 -
トルチェッロ島は、ヴェネツィア発祥の島と言われています。疫病の流行により島は捨てられ、今は数世帯の漁民が住まうのみとか。
本島の喧騒が信じられないくらい静かです。でも私が以前訪れた5年前に比べると、観光客は少し増えた印象です。トルチェッロ島 散歩・街歩き
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ヴァポレットの船着場から小さな運河沿いにてくてく歩きます。
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悪魔の橋。欄干がない橋は珍しいのです。
悪魔の橋 史跡・遺跡
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内部は密かに私がヴェネツィア随一と思っている美しいモザイク壁画があります。
が、写真撮影不可。現地まで足を運んだ者の特権です。 -
フン族の王、アッティラの椅子。
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以前行ったときは鐘楼は補修中で見ることができませんでしたが、今回は鐘楼に登ることができました。
階段ですので息が上がります。 -
広がる絶景。
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本当にのどかな島であることがよくわかります。ここも鐘楼には私たちしかいませんでしたので、景色を独占するという贅沢を味わいました。
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教会構内の遺跡。
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私たちが登った塔が見えますね。
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そろそろお昼も過ぎた頃だったので、島内のレストランで食事をしました。
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て、名残惜しくも次の目的地、ブラーノ島へ向かいます。
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ブラーノ島はかなり賑わっています。
その理由は、この可愛い街並み。ブラーノ島 散歩・街歩き
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家々がカラフルにペイントされています。昔々、ここは漁民の島だったのですが、漁師の男達が船から帰ってくるとき、霧につつまれた島でも、自分の家がはっきりわかりやすいようにこのようにペイントしたのだとか。
そして女達はレース編みに精を出して、海に出た男達を待っていたのだそう。今でもブラーノ島は手編みレースが土産物として大人気です。
こちらにあるサン・マルティーノ教会の塔もかなりの傾きぶりなんですが、写真で伝わりませんね。 -
裏路地から見てもかわいい。
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たしかにこれなら自分の家がわかりやすいかも。
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塔が傾いているの、わかるかなあ。
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次はムラーノ島
ガラス製品の店が並んでいる島です。
ヴェネツィア本島は土地が狭く、家が密集しています。火事になると延焼の危険が非常に高いので、火を取り扱うガラス職人をこの島に集めたのが始まりと言われています。 -
この杭は潟の中をずっと続いています。潟は浅いところもあり、うっかりそこに入ると船が打ち上げてしまうので、杭で航路を示しているのです。
昔は他国に攻められると杭を抜いてしまい、浅瀬に打ち上げた敵船を小舟で攻撃していたそうです。 -
こちらの教会にも美しいモザイクが。
サンティ・マリア・エ・ドナート教会。こちらの教会の鐘楼には登れません。
そして、教会の中のシャンデリアも美しいヴェネチアングラスを使用しているのはさすがです。 -
夕暮れ時でしたので、ガラス製品の店は閉店しかかっていました。
私たちは特に買い物の予定はなかったので、きらびやかなショーウィンドーを楽しみました。 -
ウィンドーディスプレイもセンスがいいのはさすがイタリア。
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色のテーマを決めてディスプレイしている印象でした。
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これもモダンで素敵。
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船着き場で待っているうちに日が暮れてきました。
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本島に帰ります。
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いったんホテルに帰り、またサン・マルコ広場の夜景を見に行きました。
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きれいです。
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このあたりは夜でも治安がよく、心配なく歩き回れました。
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5日目は、これで終了です。
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