北イタリア旅行(3) ４日目　ヴェローナ、ヴェネツィア

2018/03/05 - 2018/03/05

ヴェネツィアに行きたい！コロッセオを見たい！という連れの希望で、北イタリアへ。連れははじめてのヨーロッパ、私はイタリア4回目、北イタリア2回目というわけで、プランニング、ガイド、通訳を一手に引き受けた旅行でした。
大寒波が到来した翌週だったので日程の最初は寒かったですが、雪のイタリアもよかったです。

日程
3/2　ミラノへ移動（大韓航空利用　KE788→KE927 ）ミラノ泊
3/3　ベルガも日帰り旅行　ミラノ泊
3/4　ヴェローナに移動　ヴェローナ泊
3/5　ヴェネツィアに移動　ヴェネツィア泊
3/6～3/7　ヴェネツィア泊
3/8　ミラノに移動　ミラノ泊
3/9　帰国（大韓航空利用　KE928→KE781)

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 船 徒歩
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

4日目は11時にヴェネツィア行きの高速鉄道に乗りますが、ホテルのチェックアウトをすませ、バタバタと最後の観光。

10時オープンのランベルティの塔に登ります。
実はこちらも凍結のため、昨日は登れなかったのです。時間がないのでオープンを待ち構えて入場。
登るには、階段とエレベーターがありますが、時間もないしエレベーターで。ちなみに、料金は一緒ですよ。

ランベルティの塔 建造物

着きました～。絶景～。朝霧のヴェローナ 、幻想的です。
ここも私たちだけしかいませんでした。この眺めを独占って、すごく贅沢です。

エルベ広場、かな。

赤いレンガ屋根が統一感があってきれいですよね。

写真に撮ると、ただもやっているみたいでパッとしませんが、朝の冷たい空気もあり、幻想的でしたよ。

鐘楼なので鐘がついています。

ホテルに戻り、タクシーを呼んでもらって駅へ。
ヴェネツィア行きの高速鉄道に乗ります。今回は一等車なのでさらに乗り心地がいいです。ドリンクとおつまみのサービスもあります。2人で39.8ユーロ。

ヴェネツィアの駅は着いたら目の前が大運河なのです。
さすがヴェネツィアって感じ。
ちなみにこの写真はヴァポレット(水上バス)の中から撮りましたが、撮ったときはアクア・アルタだったので、普段はもう少し水位が低いですよ。

ヴァポレットの3日券を購入し、ホテルに向かいます。

おお～、サンマルコ広場が近づいてきます。

サンマルコ広場すぐの船着き場で下船して、ホテルへ向かいます。
プチホテルといった趣ですが、サン・マルコ広場のすぐ裏で、立地は最高。

HOTEL LE ISOLE

小さな部屋ですが、クラシックな内装で可愛いです。

ル イソレ ホテル

鏡台もクラシックでかわいい。
一番安い部屋なので、スーツケースを二つ広げると、部屋の中を移動するのがたいへんなくらい。

でも、リクエスト通りバスタブ付きだし、立地がすごくいいのにお値段は安くて、おすすめホテルです。

部屋の窓からの眺め。
こちらに3泊しました。近くに美味しいジェラート屋もありました。
ああもうイタリアのジェラートの美味しさと言ったら…


さすがにヴェネツィアでこの立地でこの快適さというのは、コストパフォーマンスがかなりいいと思います。
朝食会場には、朝食以外の時間はフリードリンクとおやつがいつも用意されてましたし。

こんな風に、運河の上にゴンドラ遊覧船を見ることがよくあります。

サンマルコ広場の鐘楼に登ることにしましたが、この日はあいにく小雨。しかも大潮の日付近だったので、潮位が高く、アクアアルタが起きていました。
サンマルコ広場周辺は一番低いので、すぐ浸水する、というわけで、アクアアルタ時には広場にはこのような木の桟橋が渡され、その上を通っていくことになります。

実はこの鐘楼、倒壊したことがあるのです。ヴェネツィアは地盤沈下が進んでいるため、不安定になっていて、いつ倒れてもおかしくないくらい傾いている建物や塔があちこちに見受けられました。

鐘楼 建造物

鐘楼に登るには、8ユーロでエレベーターあり。あまりに有名で、行列になっていることが多いです。

鐘楼 建造物

かなり高いところから直下を眺めおろす感じ。
実は絶景スポットの中では一番好みじゃない感じです。
人も多い～。本島はツアーの人たちであふれています。

サンジョルジョ・マッジョーレ島が見えます。

ドゥカーレ宮殿

時計塔。上から見ると、よく見えます。

サンマルコ広場におりてきました。アクアアルタで少し水が張っているので、カモメがくつろいでいます。

ちなみにアクアアルタ、私は上の写真のように潮位が上がり、岸から水があふれるので水没するのだと思っていました。
もちろん潮位がかなり高くなると上のような現象も起こりますが、まずはサン・マルコ広場の排水溝のような穴から水が湧き出ることによって、最初に広場が冠水するのです。

話は逸れますが、ヴェネツィアは海に囲まれていますが不思議なことに全く潮の香りがしません。私は川から流れ込む淡水の割合が海水より多いからでは？と思っていたのですが、連れは海の中のプランクトンが少ないのでは？と言っていました。潮の香りはプランクトンの腐敗臭なんだそうな。
そしてヴェネツィアの運河の水の色は天気にかかわらず、綺麗な翡翠色に見えたので連れが試しに紙コップで運河の水をすくってみると、無色透明で、何の匂いもしませんでした。はて？

ともあれ、私が遭遇したのは、観光に差し支えるほどのアクアアルタではありませんでしたので、むしろいい経験でした。

この写真に見える塔も傾いています。ほんとに、いつ倒壊してもおかしくないくらい傾いているものがけっこうありました。

このあたりからは、ヴァポレットを使って運河一周クルーズとしゃれこみました。
まず、ヴェネツィアに着いたらヴァポレットで大運河めぐりをおすすめします。

運河が道路の役割を果たしてきたヴェネツィアでは、運河側に美しい正門があり、これは船上からでしか見られません。
ヴァポレットの2番でぐるりと一周すれば、主要なお屋敷を目にすることができます。

ちなみにヴァポレットは60分有効の1回券は7.5ユーロです。高いですよね…
でも私たちは72時間有効の3日券を購入していたので、気兼ねなく乗れました。3日券は1人40ユーロです。
ヴァポレットはパスを持っていても乗る都度ヴァリデートが必要です。

これは、サンジョルジョ・マッジョーレ教会。
この時間帯はアクアアルタの影響でかなり水位が上がっています。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

ヴェネチアの鉄道駅。かなり水位が高いですね。

橋をくぐって・・・

さあ、いろいろ大運河です。

グランドキャナル大運河 滝・河川・湖

お屋敷が軒を連ねています。

大運河に面して船着き場があります。

工事をしているところも。

ここは、カ・ペーザロですね。

この建物が繊細なレリーフが美しく、大変気に入りました。
と、このあたりでスマホのバッテリーがいきなり落ちるというアクシデント発生。
大ショック・・・
いったんホテルにもどりました。

さて、夕刻にまた街歩き。
通りにこんなレリーフがある門が。

ガイドブックにも載っていないのですが、なにげなくこんなものがあるところにイタリアの底力を感じます。

ホテルの近くの教会

あまり観光客もおらず、静謐な環境が保たれています。

祭壇

床面のモザイク

街角の壁に、こんなかわいいレリーフが。

夕刻になりました。夕食のために外出した途中の建物。

サンタ・マリア・フォルモーサ広場

夜のサン・マルコ寺院

サン マルコ寺院 寺院・教会

昼間と違って人が少ないため、堪能できます。

サンマルコ広場。雨とアクアアルタでぬれた床面にライトが反射してきれいです。

サン マルコ広場 広場・公園