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ブダペスト国立西洋美術館のルネサンス美術等です。<br />スペイン絵画の巨匠エル・グレコ。没後400年の2013年東京都美術館で「エル・グレコ展」が開催されましたが、その作品は貴重で日本にあるグレコ作品は2点のみです。びっくりしたことにブダペスト国立西洋美術館にはグレコの作品がたくさん展示されていました。実はスペイン以外でグレコのコレクションが一番多いのはこちらだそうです。<br />&#10035;作品名等はHPから検索しました。

ブダペスト国立西洋美術館【6】マニエリスム

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2019/05/02 - 2019/05/02

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旅行記グループ ブダペスト国立西洋美術館

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+mo2

+mo2さん

ブダペスト国立西洋美術館のルネサンス美術等です。
スペイン絵画の巨匠エル・グレコ。没後400年の2013年東京都美術館で「エル・グレコ展」が開催されましたが、その作品は貴重で日本にあるグレコ作品は2点のみです。びっくりしたことにブダペスト国立西洋美術館にはグレコの作品がたくさん展示されていました。実はスペイン以外でグレコのコレクションが一番多いのはこちらだそうです。
✳作品名等はHPから検索しました。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5

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  • エステルハージ家が収集したエル・グレコの作品が並ぶ部屋。

    エステルハージ家が収集したエル・グレコの作品が並ぶ部屋。

    西洋美術館 博物館・美術館・ギャラリー

  • エル・グレコ「聖衣剥奪」1580-1600年頃<br />この作品は1577年から1579年頃にトレド大聖堂の聖具室を飾るために描かれたエル・グレコのスペイン時代初期の傑作を改めて、小さなサイズで描き直したものです。

    エル・グレコ「聖衣剥奪」1580-1600年頃
    この作品は1577年から1579年頃にトレド大聖堂の聖具室を飾るために描かれたエル・グレコのスペイン時代初期の傑作を改めて、小さなサイズで描き直したものです。

  • エル・グレコ「受胎告知」1595年<br />エル・グレコは同じ「受胎告知」のテーマで、構図や彩色、細部の描写などが異なる複数の作品を残しており、色合いが少し違うものの構図は全く同じ作品が、岡山県倉敷市の大原美術館に所蔵されています。

    エル・グレコ「受胎告知」1595年
    エル・グレコは同じ「受胎告知」のテーマで、構図や彩色、細部の描写などが異なる複数の作品を残しており、色合いが少し違うものの構図は全く同じ作品が、岡山県倉敷市の大原美術館に所蔵されています。

  • エル・グレコ「悔悛するマグダラのマリア」1576-77年<br />イエスによって自らの罪を諭され、悔悛するマグダラのマリアを描いたものであるが、その表現はそれまでの典型を大きく逸脱し、マグダラのマリアの憂いを含む意味深げな視線や表情など、エル・グレコが持つ独特の世界観によって、マニエリスム特有の洗練された不安定感がよく表れています。

    エル・グレコ「悔悛するマグダラのマリア」1576-77年
    イエスによって自らの罪を諭され、悔悛するマグダラのマリアを描いたものであるが、その表現はそれまでの典型を大きく逸脱し、マグダラのマリアの憂いを含む意味深げな視線や表情など、エル・グレコが持つ独特の世界観によって、マニエリスム特有の洗練された不安定感がよく表れています。

  • エル・グレコ「オリーブ山のキリスト」1610-14年頃<br />キリストは最後の晩餐の後、ペテロら3人の弟子を伴ってオリーブ山にこもり祈り続けます。一方、弟子たちは眠りこけその意思の弱さをキリストは咎めます。

    エル・グレコ「オリーブ山のキリスト」1610-14年頃
    キリストは最後の晩餐の後、ペテロら3人の弟子を伴ってオリーブ山にこもり祈り続けます。一方、弟子たちは眠りこけその意思の弱さをキリストは咎めます。

  • エル・グレコ<br />(左)「聖小ヤコブ(男性の頭部の習作)」1600年頃<br />(右)「聖アンデレ」1600年頃<br />

    エル・グレコ
    (左)「聖小ヤコブ(男性の頭部の習作)」1600年頃
    (右)「聖アンデレ」1600年頃

  • エル・グレコ「聖アンナのいる聖家族」1590-95年頃

    エル・グレコ「聖アンナのいる聖家族」1590-95年頃

  • バッカスを描いたものか?(詳細不明)

    バッカスを描いたものか?(詳細不明)

  • フレデリック・ファン・ヴァルケンボルチ「The Conversion of Saul」1600年頃

    フレデリック・ファン・ヴァルケンボルチ「The Conversion of Saul」1600年頃

  • Christian van den Perre (attributed to) 「Allegory of Worldly Riches with the Scene of the Death of the Rich Man」1602年以降

    Christian van den Perre (attributed to) 「Allegory of Worldly Riches with the Scene of the Death of the Rich Man」1602年以降

  • Georg Flegel「Still Life with Cheese and a Butter Dish」1610-20年頃<br />

    Georg Flegel「Still Life with Cheese and a Butter Dish」1610-20年頃

  • ルーラント・サーフェリー「Landscape with a Horse」1622年<br />ルーラント・サーフェリーは、鳥獣画を得意としたオランダの画家。

    ルーラント・サーフェリー「Landscape with a Horse」1622年
    ルーラント・サーフェリーは、鳥獣画を得意としたオランダの画家。

  • ルーラント・サーフェリー「Landscape with Hunting Lions」1628年

    ルーラント・サーフェリー「Landscape with Hunting Lions」1628年

  • コルネリス・ファン・ハールレム「The Golden Age (Bacchanalia) 」 1614年<br />コルネリス・ファン・ハールレム は、ハールレム出身の画家。ハールレムのマニエリスム派の主要なメンバーであり、バルトロメウス・スプランヘルの影響を多大に受けた画家です。

    コルネリス・ファン・ハールレム「The Golden Age (Bacchanalia) 」 1614年
    コルネリス・ファン・ハールレム は、ハールレム出身の画家。ハールレムのマニエリスム派の主要なメンバーであり、バルトロメウス・スプランヘルの影響を多大に受けた画家です。

  • ヤン・ブリューゲル (父)/ヘンドリック・ファン・バーレン「Diana and Actaeon (Ovid. Metam. III, 143-250) 」1604-8年頃

    ヤン・ブリューゲル (父)/ヘンドリック・ファン・バーレン「Diana and Actaeon (Ovid. Metam. III, 143-250) 」1604-8年頃

  • アブラハム・ヤンセンスの作品

    アブラハム・ヤンセンスの作品

  • ピーテル・ブリューゲル(父)「 洗礼者ヨハネの説教」1566年<br />ブリューゲルの油絵は40点ほどしか現存しておりませんが(そのうち12点がウィーンの美術史美術館に収蔵)ブダペスト国立西洋美術館にも1点収蔵されております。この美術館で見たかった絵の1つです。<br />

    ピーテル・ブリューゲル(父)「 洗礼者ヨハネの説教」1566年
    ブリューゲルの油絵は40点ほどしか現存しておりませんが(そのうち12点がウィーンの美術史美術館に収蔵)ブダペスト国立西洋美術館にも1点収蔵されております。この美術館で見たかった絵の1つです。

  • 「 洗礼者ヨハネの説教」(部分拡大)<br />この絵は洗礼者ヨハネの説教に借りて、同時代のプロテスタントの集会を描いたのだと解釈されています。

    「 洗礼者ヨハネの説教」(部分拡大)
    この絵は洗礼者ヨハネの説教に借りて、同時代のプロテスタントの集会を描いたのだと解釈されています。

  • ピーテル・ブリューゲル(子)「The Crucifixion 」1617年

    ピーテル・ブリューゲル(子)「The Crucifixion 」1617年

  • 「The Crucifixion 」(部分拡大)

    「The Crucifixion 」(部分拡大)

  • (上)ピーテル・ブリューゲル(子)「The Blind Hurdy-Gurdy Player 」1600-10年頃<br />(下左)セバスチャン・ヴランクス「The Month of September」1618年頃<br />(下右)セバスチャン・ヴランクス「The Month of January」1618年頃<br />

    (上)ピーテル・ブリューゲル(子)「The Blind Hurdy-Gurdy Player 」1600-10年頃
    (下左)セバスチャン・ヴランクス「The Month of September」1618年頃
    (下右)セバスチャン・ヴランクス「The Month of January」1618年頃

  • Master of the Augsburg Ecce Homo /Jan Sanders van Hemessen (follower of) 「Christ Carrying the Cross 」16世紀中頃

    Master of the Augsburg Ecce Homo /Jan Sanders van Hemessen (follower of) 「Christ Carrying the Cross 」16世紀中頃

  • Pieter Balten 「The Village Fair (Kermis) 」1565年以前

    Pieter Balten 「The Village Fair (Kermis) 」1565年以前

  • Jacob Grimmer「The Four Seasons: Winter」1577年

    Jacob Grimmer「The Four Seasons: Winter」1577年

  • (左)ヨアヒム・ ブーケラール「Market Scene」1570-74年頃<br />(右)Pieter Aertsen「Market Scene」1561年

    (左)ヨアヒム・ ブーケラール「Market Scene」1570-74年頃
    (右)Pieter Aertsen「Market Scene」1561年

  • ジローラモ・マッツォーラ・ベドーリ「聖家族とアッシジの聖フランチェスコ」1532-35年頃

    ジローラモ・マッツォーラ・ベドーリ「聖家族とアッシジの聖フランチェスコ」1532-35年頃

  • アーニョロ・ブロンズィーノ「Venus, Cupid and Jealousy」1550年頃<br />ブロンズィーノは、マニエリスム期のイタリア・フィレンツェの画家。メディチ家のフィレンツェ公コジモ1世の宮廷画家として活躍しています。

    アーニョロ・ブロンズィーノ「Venus, Cupid and Jealousy」1550年頃
    ブロンズィーノは、マニエリスム期のイタリア・フィレンツェの画家。メディチ家のフィレンツェ公コジモ1世の宮廷画家として活躍しています。

  • アーニョロ・ブロンズィーノ「羊飼いの礼拝」1530年代後半<br />幼子イエスを礼拝する羊飼い。神秘的な光の描写や優美な人物像に洗練された様式美を求めたマニエリスムの画家の特徴が現れています。

    アーニョロ・ブロンズィーノ「羊飼いの礼拝」1530年代後半
    幼子イエスを礼拝する羊飼い。神秘的な光の描写や優美な人物像に洗練された様式美を求めたマニエリスムの画家の特徴が現れています。

  • アーニョロ・ブロンズィーノ(帰属する)「若い貴婦人の肖像」1570年代

    アーニョロ・ブロンズィーノ(帰属する)「若い貴婦人の肖像」1570年代

  • 詳細不明

    詳細不明

  • Aurelio Lomi「Bathsheba at the Bath」1605年頃

    Aurelio Lomi「Bathsheba at the Bath」1605年頃

  • ソドマ「Fragments of a Predella with Scenes from the Passion」1510年頃<br />ソドマは、マニエリスム期のイタリアの画家。本名はジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ。ソドマの絵は、シエナ派の伝統的様式の上に、16世紀ローマの盛期ルネサンス様式を付加した手法で描かれています。

    ソドマ「Fragments of a Predella with Scenes from the Passion」1510年頃
    ソドマは、マニエリスム期のイタリアの画家。本名はジョヴァンニ・アントニオ・バッツィ。ソドマの絵は、シエナ派の伝統的様式の上に、16世紀ローマの盛期ルネサンス様式を付加した手法で描かれています。

  • ソドマ「ルクレティアの死」1530-35年頃

    ソドマ「ルクレティアの死」1530-35年頃

  • (左)Michele di Ridolfo「ピエタ」1550年頃<br />(中左)Michele di Ridolfo「Virgin and Child with the Young Saint John the Baptist」1540-50年頃<br />(中右)Pier Francesco Foschi「The Holy Family with the Young Saint John the Baptist」1540-50年頃<br />(右)Girolamo Macchietti 「Virgin and Child with Saint Anne」1570年代前半

    (左)Michele di Ridolfo「ピエタ」1550年頃
    (中左)Michele di Ridolfo「Virgin and Child with the Young Saint John the Baptist」1540-50年頃
    (中右)Pier Francesco Foschi「The Holy Family with the Young Saint John the Baptist」1540-50年頃
    (右)Girolamo Macchietti 「Virgin and Child with Saint Anne」1570年代前半

  • Giovan Battista Naldini「三美神」16世紀

    Giovan Battista Naldini「三美神」16世紀

  • Michele di Ridolfo「ピエタ」1550年頃

    Michele di Ridolfo「ピエタ」1550年頃

  • Felice Brusasorci「The Dead Christ with Angels」1600年頃

    Felice Brusasorci「The Dead Christ with Angels」1600年頃

  • Marco Pino「エッケホモ」16世紀

    Marco Pino「エッケホモ」16世紀

  • デニス・カルヴァルト「The Conversion of Paul」1570年頃

    デニス・カルヴァルト「The Conversion of Paul」1570年頃

  • Alessandro Allori「The Dead Christ with Two Angels」1590年頃

    Alessandro Allori「The Dead Christ with Two Angels」1590年頃

  • モレット・ダ・ブレーシャ「男の肖像」1520-21年<br />モレットがジョルジョーネに傾倒していた20歳頃の作品。

    モレット・ダ・ブレーシャ「男の肖像」1520-21年
    モレットがジョルジョーネに傾倒していた20歳頃の作品。

  • モレット・ダ・ ブレーシャ「天使の手当てを受ける聖ロクス」1545年頃<br />聖ロクスは、カトリック教会の聖人。ペストに対する守護聖人とされたことから、古くからヨーロッパで崇敬の対象となってきた。絵画や肖像では、裂傷を負った脚を見せて立ち、傍らにはパンをくわえたイヌが描かれている。

    モレット・ダ・ ブレーシャ「天使の手当てを受ける聖ロクス」1545年頃
    聖ロクスは、カトリック教会の聖人。ペストに対する守護聖人とされたことから、古くからヨーロッパで崇敬の対象となってきた。絵画や肖像では、裂傷を負った脚を見せて立ち、傍らにはパンをくわえたイヌが描かれている。

  • バルトロメウス・スプランヘル「Diana Resting after Hunt」1595-60年頃<br />バルトロメウス・スプランヘルは、ブラバント公国(現在のベルギー)の画家。北方マニエリスムの代表的な美術家。

    バルトロメウス・スプランヘル「Diana Resting after Hunt」1595-60年頃
    バルトロメウス・スプランヘルは、ブラバント公国(現在のベルギー)の画家。北方マニエリスムの代表的な美術家。

  • バルトロメウス・スプランヘル「ディアナ(ルナ)」1600年頃<br />ディアナは、ローマ神話に登場する、狩猟、貞節と月の女神。<br />

    バルトロメウス・スプランヘル「ディアナ(ルナ)」1600年頃
    ディアナは、ローマ神話に登場する、狩猟、貞節と月の女神。

  • バルトロメウス・スプランヘル (?) 「Saint George Slaying the Dragon」1600年頃

    バルトロメウス・スプランヘル (?) 「Saint George Slaying the Dragon」1600年頃

  • こちらもバルトロメウス・スプランヘルの作品と思われます(詳細不明)

    こちらもバルトロメウス・スプランヘルの作品と思われます(詳細不明)

  • ハンス・フォン・アーヘン「Bacchus with Satyr (Self-portrait of the Artist with his Son) 」1608年頃<br />ハンス・フォン・アーヘンは、ドイツのマニエリスム画家。

    ハンス・フォン・アーヘン「Bacchus with Satyr (Self-portrait of the Artist with his Son) 」1608年頃
    ハンス・フォン・アーヘンは、ドイツのマニエリスム画家。

  • フェデリコ・バロッチ「The Annunciation with Saint Francis of Assisi」16世紀後半~17世紀初頭<br />フェデリコ・バロッチは、16世紀イタリアで活躍したマニエリスム様式とバロック様式の架け橋的存在の画家。ヴェネツィア派から学んだ豊かで明瞭な色彩とコレッジョの影響を強く感じさせる官能性に富んだ表現手法は当時のイタリア画家たちにおいて極めて独自的な位置を占めます。

    フェデリコ・バロッチ「The Annunciation with Saint Francis of Assisi」16世紀後半~17世紀初頭
    フェデリコ・バロッチは、16世紀イタリアで活躍したマニエリスム様式とバロック様式の架け橋的存在の画家。ヴェネツィア派から学んだ豊かで明瞭な色彩とコレッジョの影響を強く感じさせる官能性に富んだ表現手法は当時のイタリア画家たちにおいて極めて独自的な位置を占めます。

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