2019秋 ラグビーワールドカップ11：横浜 準決勝 イングランド－ニュージーランド観戦記

2019/10/26 - 2019/10/26

ラグビーワールドカップ日本大会の準決勝、イングランド対ニュージーランド(オールブラックス)。
最新の世界ランクで１位のオールブラックスと２位イングランドの対戦、事実上の決勝戦とも言われる好カード。
三連覇を狙う王者オールブラックスにイングランドがどう食らいつくか？と思っていたが、イングランドがオールブラックスを攻守に圧倒。19-7で決勝に進出しました。ここまで何もできないオールブラックスを初めて観ました。びっくりしました。衝撃的な結果です。オールブラックスはワールドカップでは12年ぶりの敗戦でした。

今大会、会場での観戦は(観戦済み、および中止の試合を含め)、以下の１４試合を予定しています。

9/20(金) 東京：開幕戦 Pool A 日本30－10ロシア
9/21(土) 横浜：Match 4 Pool B ニュージーランド23－13南アフリカ
9/22(日) 横浜：Match 6 Pool A アイルランド27－3スコットランド
9/29(日) 東京：Match17 Pool D オーストラリア25－29ウェールズ
10/ 5(土) 東京：Match25 Pool C イングランド39－10アルゼンチン
10/ 6(日) 東京：Match27 Pool B ニュージーランド71－9ナミビア
10/12(土) 横浜：Match35 Pool C イングランド－フランス(中止)
10/13(日) 横浜：Match40 Pool A 日本28－21スコットランド
10/19(土) 東京：Match42 準々決勝 ニュージーランド46－14アイルランド
10/20(日) 東京：Match44 準々決勝 日本3－26南アフリカ
10/26(土) 横浜：Match45 準決勝 イングランド－ニュージーランド
10/27(日) 横浜：Match46 準決勝 ウェールズ－南アフリカ
11/ 1(金) 東京：Match47 三位決定戦
11/ 2(土) 横浜：Match48 決勝

初回(開幕戦)からご覧になりたい方は、こちらをどうぞ
https://4travel.jp/travelogue/11544554

エリア 新横浜(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」という大会の惹句。まさにその通りだと思いますが、今回の日本代表の活躍に加え、日本人のホスピタリティが海外から高く評価されているとも聞くので、二度目もあるかも！と思い始めています。何しろFIFAワールドカップやオリンピックと比較して、開催できる国が少ないですからラグビーは
二度目があるにしても、一生に一度と思い全力で観戦/参戦します

本日のチケット
一番安いカテゴリーD(ゴール裏)、￥15,000です

５日前の天気図
台風がやってくる、、、、
が、大雨は前日に通り過ぎ、

試合時間は曇りの予報

15:30、新横浜駅
ワールドカップに染まる

英字新聞の号外が配布されていました

新横浜駅、ワールドカップに染まる

スタジアムへの歩道では、試合前から飲みまくるサポーター達

オールブラックスサポーター

イングランドサポーター

アイルランドサポーター

オーストラリアサポーター
アイルランドもオーストラリアも既に敗退しました
自分たちのチームの準決勝を観る意気込みでチケットを購入したのだと思います
が、やはり根っからのラグビー好きなのでしょう
とにかく、ワールドカップの準決勝、世界のトップの試合が観られるのだから、自分たちのチームでなくても楽しめます
ていうか、自分たちのチームだとドキドキしちゃって、逆に楽しめない(少なくとも私はそうでした、、、、)

横浜ハイボールの店はいつも大混雑

南アフリカサポーター

公園、飲みながら談笑

ゲートEへの行列

ゲートEのセキュリティチェックへ
行列は長いですが、セキュリティチェックの時間は短く、１０分程度で無事通過

横浜国際総合競技場

呉越同舟、オールブラックスサポーターとイングランドサポーターの記念撮影

ボディペインティングで有名な人、本日はイングランドジャージ仕様
海外メディアの取材の様です

海外の方々にも大人気

フェイスペイントのブースは長蛇の列
断念

三菱地所のブースは鉢巻を配布
皆さん、思い思いの文字を書き込みます

本日は１試合のみなので、パブリックビューでの試合放映は無し
バンドが演奏しています

イングランドサポーターに、日本のラグビーはどう？と聞くと、「最高だよ！君をリフトするぜ！！」と言われキョトンとしていると、ラインアウトのリフトの様に３人で軽々と持ち上げられました
楽しかったです
彼らのハチマキには、必勝、希望、闘魂、神風、、、、と書かれています
たまに「合格」とか間違ったハチマキ巻いちゃっている人もいるが、彼らはちゃんと意味を吟味して、お互いカブらない様に調整したようですねえ

イングランドサポーター

場外では、イングランドサポーターの数がオールブラックスを圧倒している感じ
しかしスタンド内は、白より黒の方が多かったと思います
日本人が圧倒的に黒を着ているからかな？

各国のサポーターがビールを飲みまくる

漢字は、どの国にも大人気

これは、どこの国の人たち？
バミューダ？なわけ無いか、、、、

リポビタンDのブースへ

無料試飲、ごちそうさまでした

ランドローバーは、ラグビーボールの投げ入れ

準決勝の記念ボード、長蛇の列

本日の試合

翌日の試合

スタジアムの中へ

一階席からの眺め

２階席の給水コーナーで水をいただきました

海外の皆さんが撮影しているのは、

夕焼けと富士山

自席に到着
二階席の１５列目なので、屋根が張り出しており、雨が降っても濡れることは無さそうです

準決勝、イングランド対ニュージーランド
過去の対戦は、ニュージーランド33勝、イングランド7勝、一分け
ワールドカップでは、ニュージーランドの３戦全勝
と過去のデータを見る限りでは、ニュージーランド圧倒的に有利ですが、
直近の対決は、16-15で辛くもニュージーランド勝利という接戦
現在の世界ランクは１，２位なので、事実上の決勝戦という趣です
こんな素晴らしい対決を、日本に居ながらにして観戦できる、ワールドカップ日本大会さまさまです

イングランドのスタメン紹介
ファレル主将

最大の歓声は、エディジョーンズヘッドコーチ

オールブラックスのスタメン紹介
リード主将
大会後は、日本のトップリーグに来てくれます
トヨタだから、姫野選手とポジションかぶるよね？
エイトは若い姫野選手に譲って、フランカー辺りに入るのかなぁ？

和太鼓が鳴り響き、

選手スタンバイ、ワクワクします

選手入場

ゴール裏から炎が吹き上がります

が、不完全燃焼の様で黒い煙がいっぱい
これって、問題ないのだろうか？？

整列
台風19号の被害に遭われた方への黙祷

イングランドのアンセム、イギリス国歌の『God Save the Queen』
君が代を除いては、唯一歌詞カード不要で歌える国歌です

ニュージーランド国歌『God Defend New Zealand』

元日本代表主将の廣瀬さんが率いるスクラムユニゾンのサイトから歌詞カードをプリントアウト
事前に練習したので、しっかり歌えました

オールブラックスのウォークライ、ハカが始まります
イングランドがそれを取り囲む様な陣形
2011年の決勝戦でフランス代表が、矢頭の様な陣形を取ったのと反対の形状という感じです
場内大歓声

オールブラックスのウォークライ、ハカ

特別版の「カパオパンゴ」です

ハカ、「カパオパンゴ」

ハカ、「カパオパンゴ」
南アフリカやアイルランドはサポーターが大声で歌い、ハカの声がかき消されました
イングランドは陣形は工夫してきましたが、サポーターは大声を出していなかったので、ハカの声もバッチリ聞こえました

キックオフ

いきなり攻め込むイングランド

前半２分、トライ！
ノーホイッスルトライでいきなり先制です！！

コンバージョンも決まって、7-0

イングランドのラインアウト

オールブラックスのラインアウト

前半18分、ファーストスクラム

前半24分、イングランドのトライ
喜ぶイングランドサポーター

が、TMOでオブストラクションの判定、トライ取り消し

スタンドは、黒と白が混合していますが、この一角だけは、クロシロハッキリしています

イングランドのラインアウト

めっちゃ見ごたえのある好ゲーム、あっという間に34分
ここまで、オールブラックス０点なんて、誰が試合前に想像したでしょうか？

後半４０分、イングランドのペナルティーキック

決まって10-0

前半終了、一気にロッカーに引き上げるオールブラックス

ロッカーに引き上げる前に、円陣を組むイングランド、対照的でした
前半無得点のオールブラックスなんて記憶にないです
オールブラックス、ワールドカップで１２年ぶりの敗戦となるのか？胸騒ぎがしてきました
しかし、このまま終わる訳がない　と思っていました

ハーフタイム、
ダン・カーター選手登場

ハーフタイムのカラオケタイム
ジョンデンバーの「Take Me Home, Country Roads」

前半終了前から雨が降ってきました

後半キックオフ
幸い雨は止んでいるっぽい

後半２分、イングランドのペナルティーキックは左に外れました

イングランドが攻め込み

後半5分、トライ！

喜ぶイングランド

が、TMO

その結果、トライ取り消し、オールブラックスのスクラムで再開
ってことはモールの中でフォワードパスorノックオンがあった？不可解な判定です

後半９分にイングランドのペナルティーキックが決まって13-0

オールブラックスのラインアウト

TMOでファウル判定は取られず、イングランドのラインアウト

後半１６分、イングランドのラインアウトミスから、オールブラックス待望のトライ

喜ぶオールブラックスサポーター

コンバージョンも決まって、13-7
6点差、ワントライワンゴールで逆転可能です

攻め込むイングランド

後半22分、オールブラックスのオフサイドにより、イングランドのペナルティーキック
決まって16-7

後半28分、イングランドのペナルティーキック

決まって19-7
12点差！イングランド、勝利を大きく手繰り寄せました！
オールブラックスは、ワールドカップで３か国(オーストラリア、南アフリカ、フランス)に合計５敗しかしていません
６度目の敗戦を観ることになるのか？？

勝利を確信か？盛り上がるイングランドサポーター
４年前は自国開催で予選リーグ敗退の屈辱があったので、嬉しい気持ちは良くわかります

本日の入場者、68,843人
残り３分で12点差、王者オールブラックス、絶体絶命！

後半38分、イングランドのペナルティーキックは失敗

残り１分３０秒

勝利を確信し万歳するイングランドサポーター

残り１分！

カウントダウンの後、80分を超えてイングランドサポーター、ガッツポーズ

まだ、終わっていないが、イングランドフィフティーンもガッツポーズ

ノーサイド！
狂喜乱舞のイングランドサポーター！！

喜ぶイングランドサポーター

お互いの健闘を称えます
絶対王者を封じたイングランドの堅守と攻撃が本当に見事でした

握手

喜ぶイングランドサポーター

喜ぶイングランドサポーター

ファレル主将へのインタビュー
円陣を組む両チーム

オールブラックスが、北スタンドへお辞儀

イングランドフィフティーンは、まず南スタンドへ挨拶

エディ・ジョーンズヘッドコーチ、日本語も混ぜる軽妙な応答で場内大歓声
彼は、ワラビーズ(オーストラリア代表)のヘッドコーチだった2003年にも準決勝でオールブラックスに勝利しており、ワールドカップでオールブラックスに２勝した史上初のヘッドコーチとなりました

バックスタンドに寄るイングランドフィフティーン

プレイヤーオブザマッチは、マロ・イトジェ選手

イングランドフィフティーンが北スタンドに来ました
盛上るスタンド

絶対王者を封じたイングランドフィフティーン、素晴らしい試合でした
おそらく、ワールドカップの歴史で語り継がれる試合になるのだと思います

イングランドフィフティーンが花道を作って、オールブラックスフィフティーンを迎えます

花道を通るオールブラックスフィフティーン

続いて、オールブラックスフィフティーンの作る花道を通るイングランドフィフティーン

毎試合そうですが、スタッフが笑顔ハイタッチで送り出してくれます

新横浜駅へはこの混雑

横浜ハイボールは、大人気

私も友人と反省会(飲み会)を実施しました
明日のウェールズ対南アフリカも楽しみです
2019秋 ラグビーワールドカップ12：横浜 マッチ46 準決勝 ウェールズ－南アフリカ観戦記
https://4travel.jp/travelogue/11560039
に続く

この旅行記へのコメント （2）

• ねもさん 2019/10/29 12:15:40

  王者が敗れるとは

  はんけんさん
  今回も詳しいレポートありがとうございます。また、スクラムユニゾンへのご参加に敬意を表します。
  Ｗ杯の盛り上がりは、もちろん日本代表の快進撃が大きいですが、かりに決勝トーナメントに進んでなかったとしても、さほどの違いはなかったように思います。各国代表選手や来日しているファンの紳士的な振る舞いや歓迎する日本国民のホスピタリティは変わらないでしょう？
  
  あのラインアウトの投げ損ないがなければ、王者を完封していたイングランド鉄壁のディフェンスには驚嘆しました。これが再現できるなら、どこの国にも勝てそうに思います。
  南アフリカも強力なディフェンスの国、決勝は地味な試合になりそうですね。
  
  後半立ち上がりのイングランドのトライが取り消されたのは、モールで球がこぼれそうになったのを空中で拾い上げたのがスローフォワードと判定されたようです。リプレーを何度も見てようやく分かる程度なので、一昔前なら何の疑問もなくトライだったと思います。
  
  「ていうか、自分たちのチームだとドキドキしちゃって、逆に楽しめない(少なくとも私はそうでした)」
  ↑お気持ちよく分かります。私もこんなドキドキの決勝トーナメントは初めてでした(笑)

  はんけんさん からの返信 2019/10/29 21:35:35

  RE: 王者が敗れるとは

  ねもさん、いつもありがとうございます。
  イングランドと南アフリカの決勝戦も楽しみです。
  次もロースコアの激戦を期待します。
  
  はんけん