2018/06/21 - 2018/06/23
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yamaneさん
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高野山は、816年(弘仁7年)に弘法大師空海が開いた真言宗の修禅道場。
標高800mの山頂にあり、8つの峰々に囲まれ、蓮の花びらにたとえられている。
山全体が聖地とされている高野山。こんな神聖な場所で2日間すごし、修行に努めよう。
少し清くなるかしら…。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JALグループ
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羽田7:30発 伊丹空港8:30着
伊丹空港からバスで難波駅 640円
世界遺産高野山2日間を購入。3400円
この切符は南海電鉄、南海バりんかいバスに使えます。高野山でも拝観料が2割引きになるのでお得。
南海なんば駅から特急こうやに乗り込み極楽駅まで行く。なんば駅から約1時間25分ぐらい -
極楽駅から、ケーブルカーに乗ります。
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どんどん山の奥に入っていく。
こんな急坂上っていくなんてすごいな -
向こうからもケーブルカーが来ました。
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高野山駅に着くと、いろんな行き先のバスがあるので、間違えないように、車掌さんに確認。
千手院橋で降ります。
お腹が空いたのでちょっと腹ごしらえ。 -
近くにあったうどん屋さん。こんぶうどん500円。
あっさりしていておいしいです。 -
高野山ってもっと山奥く、不便な場所なのかなあと思っていたけれど、町になっていてこんなに開けているんだ。
でもこの町自体がとてもお寺が多くて、寺の町。
実際には117のお寺があるそうです。
少し歩くと、今日お世話になる宿坊一乗院があります。
お坊さんに出迎えられましたが、チェックインがまだなので、荷物だけ預かってもらいます。
この一乗院は、歴史が古く由緒ある宿坊。始まりは平安時代前期と言われています。
境内は1500坪もあり、とても広い。 -
最初に壇上伽藍の方に行って見ます。
壇上伽藍は、1200年前に弘法大師が高野山を開創したときに、最初に開かれた真言密教の根本道場です。
伽藍ってあんまり聞いたことのない言葉だけど、僧侶が集い修行する閑静清浄な場所という意味なんだって。 -
緑の中を歩いて行きます。
ここは蛇腹道と呼ばれています。
弘法大師が高野山の地形を龍になぞられ、この辺りが龍のお腹にあたることからこの名がついたようです。
道はクネクネではなく、真っ直ぐなのに蛇腹道なんですね。 -
最初に中門を通ります。
1843年(天保14年)の火災で焼失し礎石だけが残ったが、開創1200年を記念して172年ぶりに2015年再建された朱塗りの門。 -
江戸時代の火災から救出された四天王像
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最初に金堂が見えて来ました。
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弘法大師によって開創当時に創建され、高野山の総本堂として重要な行事のほとんどが行われたという。
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現在の建物は7度目の再建。
中に入ると色彩豊かな仏様が安置されています。
見ごたえあります。 -
こんな風景も高野山ならではなのかしら。
町を歩いても、僧侶の方をお見掛けします。 -
六角経蔵 昭和9年に再建。
把手がついていて、回すことができる。結構重い~。
一回りすれば、一切経を読んだことと同じ功徳が得られるらしい。 -
西塔
根本大塔と対をなす塔 -
近くに行って見てみます。
現在の建物は天保5年に再建。 -
西塔の裏手にある切株。
これは樹齢374年のヒノキが中門の再建のために伐採された跡。
新たな命を生かすことでパワースポットになっています。 -
近くに三鈷の松があります。
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松葉が3本という珍しい松。
これは、弘法大師が日本で密教を広める聖地を占って、唐の国から法具の三鈷杵を投げたところ、この松の枝にひっかかったと伝えられている松。 -
御影堂
弘法大師の持仏堂だったというお堂。 -
根本大堂
弘法大師と弟子の2代で創建。日本で最初に創建された多宝塔。
中に入ると圧倒される。
金色に輝く大日如来像を中心に、四方に金剛界四仏、周囲に16本の柱に描かれた十六菩薩。
正面から時計回りに回っていくと、大菩薩の表情はどれも違っていて、立体曼荼羅の世界観が素晴らしかった。 -
大塔の鐘
1日に5回鐘の音が響くそうだ。 -
大会堂 歴史を感じさせます。
現存は1848年のもの。
鳥羽上皇追善のため創建されたが、後に法会の集会になった。 -
不動堂
国宝に指定されている。お堂の四隅の形がすべて違っています。
屋根のひさしがスカートのように広がっているのが特徴ですね。 -
東塔 1984年に再建。
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壇上伽藍は素晴らしいところでした。
宗教の原点を見ることができました。
蓮池を通って中門から出ます。
今度は大門の方まで歩いて行って見ます。 -
10分ほど歩くと着きました。
宝永2年に再建され、高野山の西の入り口の正門 -
高さ25.1m。高野山の総門。
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高野山の地図がありました。
お寺が本当に多い。 -
再び戻り、霊宝館に入ってみます。480円
貴重な仏像や仏画、工芸品などが展示してあります。 -
近くにある金剛峯寺にも入ってみます。
ここは高野山のほぼ中心にあります。
金剛峯寺は高野山真言宗の総本山。高野山全体を金剛峯寺の境内とされていて、
一山境内地と言われているそうです。
もともとはこの建物は文禄二年に豊臣秀吉が亡母のために建立し、文禄三年に再建された建物。 -
正門
金剛峯寺では最古の建物。 -
主殿
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主殿の建物の正面にある大玄関は、天皇や皇族、高野山の住職が出入りされる場所。
右にある小玄関は上綱職の僧侶が出入り。一般の僧侶は裏口からだそうです。
小玄関から上がります。 -
蟠龍庭
雲海の中で雌雄一対の龍が奥庭を守っているように表現されているそうです。
白い砂が印象的です。 -
蟠龍庭
2340平方mある日本最大級の石庭。雲海を表わす白い砂は京都から運ばれてきたという。 -
一通りお部屋を見た後は、新別殿でお茶が振る舞われます。
大広間などは襖絵が素晴らしかったです。
柳の間は、豊臣秀吉の甥秀次が自害した場所として知られています。
皇族が休憩所として使用された奥書院などもあります。 -
ここでは僧侶から法話が聞くことができます。
なかなかこんなことは経験できないので、しっかり聞きました。
本当にいいお話で、心に響きます。 -
大師様はこんなお方だったのでしょうか。
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台所
かつて大人数の僧侶の食事を賄った台所。
煙突もありました。 -
金剛峯寺から少し歩いて女人堂へやってきました。
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小さなお堂です。
明治5年に女人禁止制が解かれるまで、ここから女性は山内に立ち入ることが許されなかったそうです。
高野山では7つの入口にこの建物があったそうですが今残っているのはここだけ。 -
帰る途中にあった徳川家霊台にも寄ってみます。
ここは徳川2代将軍家光が祖父の家康と父の秀忠の供養のため、20年の歳月をかけて建立した高野山東照宮の遺構。
右が初代将軍徳川家康の霊屋と左が二代目将軍徳川秀忠の霊屋。 -
絢爛豪華な装飾。
細かな細工と艶やかな金の色づかい。
豪華ですね。 -
一度宿坊に戻ります。17時30分から夕食です。
玄関の前でお坊さんがお出迎え。
中に入るにはお清めです。塗香を片手でつまみ、両手の甲につけてます。
若い僧侶が部屋まで案内してもらえます。
廊下もピカピカ。どこもきれい。
柊のお部屋です。 -
お部屋は隅々までとてもきれい。
気持ちがいいです。
宿坊でもテレビがあるのですね。
今日は修行にきたので、テレビは見ない。 -
お食事までお寺の中を少し見てみます。
立派なお花が生けてあります。 -
襖絵がすばらしい。
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部屋を見ることができますが、どの部屋も襖絵が見事です。
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部屋を見るだけでも価値はあります。
上段の間は、昔大名がお泊まりになるための部屋として作られたものです。 -
掛け軸の絵も素晴らしい。
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お庭も素敵です
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緑が美しい。池には鯉がいます。
不老不死の仙人が住むという故事に基づき、石が配置されているそうです。 -
食事の時間になりました。
見習いの僧侶の方たちが運んできてくれます。 -
輪島塗の三の膳が並べられます。
肉、魚を使わない精進料理だけど、凄いりっぱな料理。
ここはお料理がおいしいというので選びました。 -
八寸 湯葉山椒 笹巻あんぷ 枝豆 ぶどう豆 はじかみ 香の物
吸い物 薄葛仕立て 冬瓜 丹波しめじ 白ダツ
香の物 三種盛り
手の込んだ料理、季節感を出した盛り付け感動です。
食することに感謝していただきます。
吸い物の中に入っている白ダツって、芋茎のことみたい。薄味仕立てでおいしいです。
八寸も食材の味を生かした薄味。体にいいもの食べているなあと感じる。 -
先付 ジュンサイ オクラ マイクロトマト 生山葵
酢の物 もずく酢 落とし芋 防風
お造り 汲み上げ湯葉 あしらい一式 造り醤油
平椀 水無月豆腐 小豆 山葵
どれをとっても繊細なお味。
特に胡麻豆腐はおいしい。滑らかだけど、ねっとり感があり、胡麻のコクがあります。山葵醤油でいただきます。 -
強肴
フルーツトマトの蜜煮 チャービル
ちょっと甘めの蜜でトマトが煮てある。トマト自体にも甘味がある。 -
飯
大葉と柴漬けの飯蒸し
もち米を使っていて、大量の大葉のいい香りと柴漬けがいい。
本当においしい。おいしいよ~。 -
冷やし鉢
賀茂茄子の精進麩射込み 三度豆 土生姜 穂じそ
肉に見立てた甘辛煮つけた粟麩が中に入っていてる。本当に肉のように感じる。 -
焼き物 蓮根のくわ焼き 蓮根の食感がいい。
油物 無花果の揚げ出し 万願寺ししとう 紅葉おろし
いちじくの天ぷらは初めてですが、これもおいしいですね。まわりはサクサクだけど、いちじくのほどよい甘さが口の中に広がります。 -
季節のデザート
メロン 西瓜 青梅
精進料理と言ったら、もっと質素でお腹一杯になるかなあと思っていたけれど、とてもとてもおいしい精進料理でした。
高級懐石料理とでも言いたくなるような素晴らしいお料理の数々でした。
もう、食べ過ぎてお腹が苦しくて、苦しくて…。
肉や魚を使わずに、これだけ美味しいものが作れるとは感動です。
お出汁も、昆布のみ取っているそうですが、薄味ながらもとても味わい深いもお味となっています。
盛り付けも丁寧で、器も美しく目でも楽しむことができました。 -
夜のライトアップを見にいてみます。
宿坊を出る時に、門限は21時だから21時には帰ってきてくださいね。と声を掛けられました。
壇上伽藍に行って見ます。中門もライトアップ。 -
蝋燭が灯ってきました。
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根本大塔のライトアップ。
昼間とは違ってひっそりしています。 -
宿坊に戻ってきました。
やっとお腹が苦しくなくなってきました。 -
写経をやってみます。
違うお部屋でみんなで行うのかと思っていましたが、自分の部屋で好きな時にやっていいようです。
薄く下書きがしてあるので、なぞって書きます。
正座をして、静寂な中、気持ちを統一して、心を無心にして…書く。 -
1時間近くかかりました。
最後に願い事と名前を書きます
これは翌朝の謹行に持参し、宿坊の方にお渡しすると、祈祷してくださいます。 -
お風呂は16時から22時からまで。
廊下もピカピカ。
これからゆっくりお風呂に入ります。
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