2019 中央アルプス 父子２人旅～ 木曽駒ケ岳（２,９５６ｍ） ～ 登山編 ～ 稜線歩きは抜群によかった ～

2019/09/29 - 2019/10/01

木曽駒ケ岳からの帰り、伊那前岳山頂（２,８８３ｍ）で山岳パトロールの方と出会い、いろいろと貴重なお話を教えてもらった。大正時代、子供たちが修学旅行で遭難し、大勢亡くなったとのこと。そのことにもかかわらず、この付近の学校では木曽駒ケ岳に登る登山遠足をやっているとのだそうだ。木曽駒ケ岳山頂から馬の背登山道をしばらく行ったところに碑があるとの話。山では、遭難の碑には時々出会うが、今回、この方に直に聞くことで、実感迫るものがあった。新田次郎氏の著書「聖職の碑」でこの実話が取り上げられているんですよと伺った。
家に戻ってから直ぐにこの本を読み始め、昨日読み終えたので、この旅行記作成に取りかかった。
今から１０６年前の大正２年、総勢１１名の方が修学旅行登山中に遭難し亡くなられた顛末が書かれている。中学２年生という１０代半ばの子供たちが標高差１０００ｍ以上もの山登り、３０００ｍ級の山に登る体力をどうつけるかなども小説の中に記載があり納得した。こんな遭難事故があったにも関わらず、未だにこの付近の学校では登山が盛んな理由も分かった。
この小説を読んだことにより、一段と親近感の沸いた木曽駒ケ岳である。

エリア 駒ヶ根(長野)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

スタートは阪急梅田三番街バスターミナル、午前８時半。

旅のお供です。

１３時過ぎ、駒ヶ根ＩＣバス停に到着。右は駒ヶ根高原、左は駒ヶ根駅方面。

今回は、このキャンプ場にお世話になりました。

テント設営完了。
キャンプ場は、思いっきり空いてました。

夕刻、歩いて温泉にやってきました。

晩ごはん。
こまくさの湯では、入浴プラスお食事セット１,０２０円にしました。
２人で２,０４０円。むちゃくちゃお得です。
ビールは自動販売機で購入、これもお得のお値段。
サラダ取り放題なので、今回の旅行中、野菜不足にはなりませんでした。

夜中。
星が綺麗でした。
オリオン座ばっちり。

さて翌朝。南アルプスから日の出です。

最寄りのバス停からロープウェイ駅に向かいました。

７時９分しらび平駅発のロープウェイで千畳敷駅（２,６１２ｍ）へ。
千畳敷駅では登山届提出。

富士山くっきり。
しあわせです。

千畳敷展望台から南アルプス眺めます。

千畳敷カール。

宝剣岳。

参拝し登山開始。

やっと稜線に出た。
乗越浄土（２,８７０ｍ）ここまでがしんどかった～。

ここで見渡します。
南側。宝剣岳。

東側。伊那前岳。

北西。天狗荘と中岳。木曽駒ケ岳は中岳の後ろでまだ見えない。

到着。

ここからまた、下って登って。ゾッとする。

木曽駒ケ岳山頂（２,９５６ｍ）に到着。９時３５分。

三角点。

穂高と槍ヶ岳。
見えた。しあわせ。

頂上の円盤北向きで撮影。

北東に伸びる馬の背。
伊那方面に通じている。

木曽側。

頂上には神社が２か所。
こちら木曽駒ケ岳神社。

おそらくこちらが伊那駒ケ岳神社。
この山は木曽の神様でもあり、伊那の神様でもあるらしい。

さて帰路。木曽駒ケ岳山頂発９時５５分。
乗越浄土経由で伊那前岳へ向けて稜線を進む。１０時４０分乗越浄土。
一般の登山者たちとは乗越浄土で別れた。

振り返るとこんな感じ。

絶景。

伊那前岳山頂。
ここで山岳パトロールの方と出会った。

８合目。

ハイマツの茂る登山道はこんな感じ

７合目。

１２時半、小屋場。昼ご飯。

６合目。

なんで、こんな名前が付いたのでしょうか？

水場。
冷たくて美味しかった～！最高！

水場はココ。

ここで山道から林道に切り替わりました。

たいくつな道が続きます。

１４時５６分、北御所登山口バス停に到着。標高１,４００ｍ。
５時間で標高差１,５５６ｍを下りてきました。
下りるのは楽ちんです。
１４時５８分に来るバスに乗るため途中走ったので汗だくになってました。

明るいうちに温泉入浴。
上がって、食堂で休憩。
外の風景なかなかいいです。

今日は、ミニソースかつ丼を選択。
なのにカツが６枚も入っていてお得感やまもり！
ますます、こまくさの湯気に入りました。
皆さま、おすすめです！
この食堂の座敷でゆっくりし、日記もしたためました。

さて、翌朝。
駒ヶ根ＩＣバス停６時４２発なので、キャンプ場を６時過ぎに出発。

今回は行き帰り阪急バス。お世話になりました。

最後までお読みくださりありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• はなまま さん 2020/09/06 22:24:36

  はじめまして

  ヒコにゃん様
  
  はじめまして。子どもさんと2人で登山できるなんて、幸せですね！
  
  木曽駒は美しい自然の中、達成感もあり、楽しい山ですよね。はなままも去年の7月終わりに登りました。満開のお花畑には大満足でしたか、山頂では雲がかかり真っ白。えー、ほんとに富士山見えるの？って感じでした。
  でもまぁ、そのおかげでリベンジするぞー！って気になるんですね。
  
  ヒコにゃんさん親子は下りはロープウェイを使われなかったのですね。さすがの体力ー┏(＾0＾)┛。
  
  今年はgotoキャンペーンとはいえ、山で迷惑かけるとヒンシュクだしなーと気が引けますね。
  
  これからも親子旅楽しみにしています。
  
  はなまま(◍•ᴗ•◍)✧*

  ヒコにゃんさん からの返信 2020/09/09 03:28:31

  Re: はじめまして

  はなままさん、こんにちは。
  コメントありがとうございます。
  はなままさんの木曽駒ケ岳旅行記見せてもらいました。富士山が見えなかったのは残念でしたが、雨に降られなくてよかったですね。我々は昨年の９末だったのですが、その時の早朝、富士山が見えてたんですね。写真見て思い出しました。
  これからはしばらく秋霖、その後は気持ちの良い秋空になることを期待しています。山が雪に閉ざされるまでの１か月、２か月、山を楽しみたいと思ってます。私は山では武漢ウィルスにはかかるわけないと思っているのでどんどん行きたいです。はなままさんもこれからの季節、山を楽しんで下さいね。