直島・豊島・小豊島旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 1989年からベネッセHDと福武財団によって、<br />瀬戸内の島々がアートの力で活気づいています。<br />なんとなく知ってはいたものの、瀬戸内の島に行くという気にはなりませんでした。<br />しかし、機会は突然やって来ます。JALの「どこでもマイル」で、<br />徳島に行くことになりました。<br />2泊3日の短い滞在なら、島に行って見ようか。旅はこうして始まります。<br />とは言え、せいぜい草間彌生の「赤かぼちゃ」くらいしか知らなかったので、<br />調べてみてこれはたいへん!<br />まったくの1日がかりのアート探訪の旅になりました。<br />去年、長崎の池島・端島に行ってから、なんとなく島を訪れるのが<br />おもしろくなって来ました。<br />心配なのはフェリーが運航するかということ。<br />今回は台風17号が九州の西を通過している時に<br />直島に行くことになり、たいへん心配しました。<br />幸運なことに飛行機も飛び、フェリーも通常運行しました。<br />「家プロジェクト」の作品を見て回り、直島のアートは、<br />直截的な物体を見るものではないのだとわかりました。<br />写真撮影が禁止されているので、「アート作品」の写真は少ないです。<br />が、もともと写せるアートは少ないのだと、わかりました。<br />※2019年9月時点での情報です。<br />消費税は8%なので金額が10月以降と異なっています。<br />

瀬戸内アートの発信点・直島。目に見えないアートに対峙する貴重な体験。

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2019/09/23 - 2019/09/23

155位(同エリア1069件中)

旅行記グループ 2019年瀬戸内の旅

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ミズ旅撮る人

ミズ旅撮る人さん

 1989年からベネッセHDと福武財団によって、
瀬戸内の島々がアートの力で活気づいています。
なんとなく知ってはいたものの、瀬戸内の島に行くという気にはなりませんでした。
しかし、機会は突然やって来ます。JALの「どこでもマイル」で、
徳島に行くことになりました。
2泊3日の短い滞在なら、島に行って見ようか。旅はこうして始まります。
とは言え、せいぜい草間彌生の「赤かぼちゃ」くらいしか知らなかったので、
調べてみてこれはたいへん!
まったくの1日がかりのアート探訪の旅になりました。
去年、長崎の池島・端島に行ってから、なんとなく島を訪れるのが
おもしろくなって来ました。
心配なのはフェリーが運航するかということ。
今回は台風17号が九州の西を通過している時に
直島に行くことになり、たいへん心配しました。
幸運なことに飛行機も飛び、フェリーも通常運行しました。
「家プロジェクト」の作品を見て回り、直島のアートは、
直截的な物体を見るものではないのだとわかりました。
写真撮影が禁止されているので、「アート作品」の写真は少ないです。
が、もともと写せるアートは少ないのだと、わかりました。
※2019年9月時点での情報です。
消費税は8%なので金額が10月以降と異なっています。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 高松城です。昨夜はフェリー乗り場に近いホテルに泊まり、<br />四国汽船の8:12高松発のフェリーに乗ります。<br />切符の販売は40分前からなので、7時半より前にフェリー乗り場に<br />着かなければなりません。<br />今朝5時更新の四国汽船のHPで、今日は通常通り全便運行決定が<br />確認できました。<br />これで一安心です。今、台風17号が九州の西を通過中なんです。<br />昨日の徳島行きの飛行機は「場合によっては引き返す」条件付きの<br />フライトでした。<br />台風の直撃ではなくとも、周囲は風雨が強くなることはよくあります。<br />果たして、フェリーが運航するか。<br />ギリギリまでヤキモキしながら今朝を迎えました。

    高松城です。昨夜はフェリー乗り場に近いホテルに泊まり、
    四国汽船の8:12高松発のフェリーに乗ります。
    切符の販売は40分前からなので、7時半より前にフェリー乗り場に
    着かなければなりません。
    今朝5時更新の四国汽船のHPで、今日は通常通り全便運行決定が
    確認できました。
    これで一安心です。今、台風17号が九州の西を通過中なんです。
    昨日の徳島行きの飛行機は「場合によっては引き返す」条件付きの
    フライトでした。
    台風の直撃ではなくとも、周囲は風雨が強くなることはよくあります。
    果たして、フェリーが運航するか。
    ギリギリまでヤキモキしながら今朝を迎えました。

    史跡高松城跡(玉藻公園) 公園・植物園

  • 高松港フェリーターミナルです。<br />直島に行くには四国汽船のフェリーと、高速船があります。<br />フェリーは50分520円、高速船は30分1,220円で<br />直島に到着します。<br />急ぐわけでもないので乗船客数が多いフェリーにしました。<br />高速船の切符売り場は別の建物です。<br />ターミナルには手前から奥にA・B・C・D・Eと<br />切符売り場があります。<br />直島行きは一番奥のE窓口です。<br />

    高松港フェリーターミナルです。
    直島に行くには四国汽船のフェリーと、高速船があります。
    フェリーは50分520円、高速船は30分1,220円で
    直島に到着します。
    急ぐわけでもないので乗船客数が多いフェリーにしました。
    高速船の切符売り場は別の建物です。
    ターミナルには手前から奥にA・B・C・D・Eと
    切符売り場があります。
    直島行きは一番奥のE窓口です。

    四国フェリー(株) 乗り物

  • 有人窓口は左側、右側には券売機があります。<br />販売前は、通路に並んで窓口が開くのを待っています。<br />フェリーが満席になったら困ると、気張って朝早く来たのですが、<br />拍子抜けするほど人がいません。<br />東京湾フェリーなら、車105台、乗客680人が乗れるフェリーに<br />多客期は2便待ちなんてこともあったので、<br />目の前のフェリーに乗れないことも覚悟しなくてはならないものと<br />思っていました。<br />切符は往復で買うと990円で、少し安くなります。<br />

    有人窓口は左側、右側には券売機があります。
    販売前は、通路に並んで窓口が開くのを待っています。
    フェリーが満席になったら困ると、気張って朝早く来たのですが、
    拍子抜けするほど人がいません。
    東京湾フェリーなら、車105台、乗客680人が乗れるフェリーに
    多客期は2便待ちなんてこともあったので、
    目の前のフェリーに乗れないことも覚悟しなくてはならないものと
    思っていました。
    切符は往復で買うと990円で、少し安くなります。

  • 中央の「現在地」がフェリー乗り場で、<br />高速船乗り場は右の桟橋になります。<br />

    中央の「現在地」がフェリー乗り場で、
    高速船乗り場は右の桟橋になります。

  • このフェリー乗り場からは、小豆島行きのフェリーが多く出航します。<br />小豆島の港は一番有名な土庄(とのしょう)の他に、<br />草壁と池田があります。<br />瀬戸大橋が出来ましたが、岡山県の宇野港行きフェリーもあります。<br />奥の赤い船が停まっている所が高速船乗り場です。<br />

    このフェリー乗り場からは、小豆島行きのフェリーが多く出航します。
    小豆島の港は一番有名な土庄(とのしょう)の他に、
    草壁と池田があります。
    瀬戸大橋が出来ましたが、岡山県の宇野港行きフェリーもあります。
    奥の赤い船が停まっている所が高速船乗り場です。

  • 高松港は既にアートへの入り口?<br />

    高松港は既にアートへの入り口?

  • 「なおしま」と書かれたフェリーがやって来ました。<br />赤い水玉が既に「赤かぼちゃ」に見えて来ます。<br />

    「なおしま」と書かれたフェリーがやって来ました。
    赤い水玉が既に「赤かぼちゃ」に見えて来ます。

  • この大きさで、ここで回頭するんですね。旋回性がいいんだろうな。<br />

    この大きさで、ここで回頭するんですね。旋回性がいいんだろうな。

  • 乗船案内が流れると、建物の先から外に出て、<br />タラップが使えるようになるのを待ちます。<br />乗船して階段を上がり、入った客室はとても綺麗で、びっくりしました。<br />

    乗船案内が流れると、建物の先から外に出て、
    タラップが使えるようになるのを待ちます。
    乗船して階段を上がり、入った客室はとても綺麗で、びっくりしました。

  • 長距離運航のフェリーは綺麗な船が多いですが、まさかこんな<br />短距離の日常的に使うフェリーがこんなに明るくて綺麗だとは。<br />さすがは、多くの島がある瀬戸内海のフェリーと言うべきなのかな?<br />

    長距離運航のフェリーは綺麗な船が多いですが、まさかこんな
    短距離の日常的に使うフェリーがこんなに明るくて綺麗だとは。
    さすがは、多くの島がある瀬戸内海のフェリーと言うべきなのかな?

  • 船内にはアート作品が飾られています。<br />出航しましたが、船内の乗客はこの程度でした。<br />実は、来週から「瀬戸内国際芸術祭」が始まるのです。<br />2019年は、9月28日~11月4日です。<br />芸術祭は、毎年春・夏・秋のそれぞれ30数日間行われます。<br />芸術祭の直前なので、観光客も少ないのかもしれません。<br />会場は直島・豊島・女木島・男木島・小豆島・大島・犬島・沙弥島<br />(春のみ)・本島(秋のみ)・高見島(秋のみ)・粟島(秋のみ)・<br />伊吹島(秋のみ)・高松港周辺・宇野港周辺です。<br />当初は直島だけでなく、豊島にも行こうと思っていたのですが、<br />会期中でないと見られないものが殆どなので止めました。<br />

    船内にはアート作品が飾られています。
    出航しましたが、船内の乗客はこの程度でした。
    実は、来週から「瀬戸内国際芸術祭」が始まるのです。
    2019年は、9月28日~11月4日です。
    芸術祭は、毎年春・夏・秋のそれぞれ30数日間行われます。
    芸術祭の直前なので、観光客も少ないのかもしれません。
    会場は直島・豊島・女木島・男木島・小豆島・大島・犬島・沙弥島
    (春のみ)・本島(秋のみ)・高見島(秋のみ)・粟島(秋のみ)・
    伊吹島(秋のみ)・高松港周辺・宇野港周辺です。
    当初は直島だけでなく、豊島にも行こうと思っていたのですが、
    会期中でないと見られないものが殆どなので止めました。

  • 高松港を出る所に防波堤があります。<br />防波堤の上に電信柱が並んでいます。<br />何故そこに電信柱が必要だったのでしょう?<br />風雨の影響を強く受ける場所だから、<br />防波堤の中に電線を埋めておけばいいのに。<br />素人の浅慮なのでしょうか。<br />

    高松港を出る所に防波堤があります。
    防波堤の上に電信柱が並んでいます。
    何故そこに電信柱が必要だったのでしょう?
    風雨の影響を強く受ける場所だから、
    防波堤の中に電線を埋めておけばいいのに。
    素人の浅慮なのでしょうか。

  • 直島に近付きました。フェリーが後進して来ます。<br />その右側に「赤かぼちゃ」が見えます。<br />

    直島に近付きました。フェリーが後進して来ます。
    その右側に「赤かぼちゃ」が見えます。

  • 草間彌生の「赤かぼちゃ」は、フェリー乗り場の隣にあります。<br />直島に着く時は、右側に座れば見ることが出来ます。<br />

    草間彌生の「赤かぼちゃ」は、フェリー乗り場の隣にあります。
    直島に着く時は、右側に座れば見ることが出来ます。

  • まったく台風がすぐそばを通過しているとは思えない青空です。<br />おそらく今頃は、この真北、島根・鳥取の沖を通っている筈です。<br />

    まったく台風がすぐそばを通過しているとは思えない青空です。
    おそらく今頃は、この真北、島根・鳥取の沖を通っている筈です。

  • 直島からは、瀬戸大橋が見えます。<br />

    直島からは、瀬戸大橋が見えます。

  • 直島到着です。<br />

    直島到着です。

  • フェリーターミナルは、平屋のガラス張りです。<br />

    フェリーターミナルは、平屋のガラス張りです。

  • 「赤かぼちゃ」です。フェリーを降りた観光客が先ず向かう場所です。<br />日本人はすぐにいなくなるのですが、某国人はいつまでもポーズをとってかぼちゃから離れません。<br />そのネチッこさは感嘆に値します。<br />いなくなるのを待ってはいられないので、<br />まだポーズを取っている横を通ってかぼちゃの中に入りました。<br />

    「赤かぼちゃ」です。フェリーを降りた観光客が先ず向かう場所です。
    日本人はすぐにいなくなるのですが、某国人はいつまでもポーズをとってかぼちゃから離れません。
    そのネチッこさは感嘆に値します。
    いなくなるのを待ってはいられないので、
    まだポーズを取っている横を通ってかぼちゃの中に入りました。

    赤かぼちゃ 名所・史跡

  • 「赤かぼちゃ」は、外から見るとわかりませんが、<br />かなり多くの穴が開いています。<br />大きな穴は一つしかないので、出入りはそこでしか出来ません。<br />しつこい某国人はその穴に座り込んでまだ撮影しています。<br />当然、どいてもらいました。<br />韓国人観光客は激減したそうですが、<br />この国の観光客は減らないのかなあ。<br />

    「赤かぼちゃ」は、外から見るとわかりませんが、
    かなり多くの穴が開いています。
    大きな穴は一つしかないので、出入りはそこでしか出来ません。
    しつこい某国人はその穴に座り込んでまだ撮影しています。
    当然、どいてもらいました。
    韓国人観光客は激減したそうですが、
    この国の観光客は減らないのかなあ。

    赤かぼちゃ 名所・史跡

  • フェリー乗り場からは、「直島パヴィリオン」という名の<br />アート作品が見えます。<br />中は透けていて、入ることが出来ます。<br />

    フェリー乗り場からは、「直島パヴィリオン」という名の
    アート作品が見えます。
    中は透けていて、入ることが出来ます。

  • ポルトガルのアーティスト、ジョセ・デ・ギマランイスの<br />「BUNRAKU PUPPET(文楽人形)」という作品です。<br />

    ポルトガルのアーティスト、ジョセ・デ・ギマランイスの
    「BUNRAKU PUPPET(文楽人形)」という作品です。

  • フェリーターミナルの真ん前にあるレンタサイクルの店です。<br />ここは、他のレンタサイクルが電動自転車1日1,500円なのに、1,000円です。<br />しかもネット予約が出来るので、安心です。<br />直島の観光地の中心は、島の東側にあるので、<br />そこまでの移動手段は自転車か路線バスになります。<br />天気さえ良ければ、自転車が気軽に移動出来て楽です。<br />宮ノ浦から本村へは島を横断するので坂道を越えますが、<br />それほどキツくはありません。<br />問題はベネッセが陣取る南部で、海岸沿いは自転車も進入禁止なので、<br />山道を通らなければなりません。<br />これがかなり急坂なので、この地域を自転車で通る予定なら<br />電動自転車をお勧めします。<br />

    フェリーターミナルの真ん前にあるレンタサイクルの店です。
    ここは、他のレンタサイクルが電動自転車1日1,500円なのに、1,000円です。
    しかもネット予約が出来るので、安心です。
    直島の観光地の中心は、島の東側にあるので、
    そこまでの移動手段は自転車か路線バスになります。
    天気さえ良ければ、自転車が気軽に移動出来て楽です。
    宮ノ浦から本村へは島を横断するので坂道を越えますが、
    それほどキツくはありません。
    問題はベネッセが陣取る南部で、海岸沿いは自転車も進入禁止なので、
    山道を通らなければなりません。
    これがかなり急坂なので、この地域を自転車で通る予定なら
    電動自転車をお勧めします。

  • レンタサイクルには台数に限りがあるので、予約していない人は、<br />フェリーが着いたらダッシュです。<br />私は予約を入れておいたので、ゆっくり「赤かぼちゃ」を見てから<br />借りに行きました。<br />それでも店は混んでいて、これが芸術祭の会期だったらと思うと、<br />絶対に予約をお勧めします。<br />

    レンタサイクルには台数に限りがあるので、予約していない人は、
    フェリーが着いたらダッシュです。
    私は予約を入れておいたので、ゆっくり「赤かぼちゃ」を見てから
    借りに行きました。
    それでも店は混んでいて、これが芸術祭の会期だったらと思うと、
    絶対に予約をお勧めします。

  • フェリーターミナルを右手に見ながらレンタサイクル店を出て、<br />歩いています。<br />自転車は店にはなく、少し歩いた先の倉庫に置いてあるので、<br />渡された鍵の番号と合う自転車を探して、借りて行きます。<br />倉庫は正面の木造の家の左の小道を入って3軒目くらいにあります。<br />

    フェリーターミナルを右手に見ながらレンタサイクル店を出て、
    歩いています。
    自転車は店にはなく、少し歩いた先の倉庫に置いてあるので、
    渡された鍵の番号と合う自転車を探して、借りて行きます。
    倉庫は正面の木造の家の左の小道を入って3軒目くらいにあります。

  • この目立つ赤と黄色の車が、1日6,000円のレンタカーですね。<br />倉庫への小道の入り口脇に停まっていました<br />直島に来てわかったことは、あちこちで「赤かぼちゃ」と「南瓜」を<br />模したものに出会うということです。<br />

    この目立つ赤と黄色の車が、1日6,000円のレンタカーですね。
    倉庫への小道の入り口脇に停まっていました
    直島に来てわかったことは、あちこちで「赤かぼちゃ」と「南瓜」を
    模したものに出会うということです。

  • ここが自転車倉庫です。ずらっとレンタサイクルが並んでいます。<br />結構番号がバラバラに置かれているので、<br />自分の番号の自転車を探すのに手間取ります。<br />この時、こんなにたくさんあった自転車ですが、<br />返す時には数台しか残っていませんでした。<br />直島行きのフェリーは、この後高速船とフェリーが1便ずつ来ます。<br />他にも岡山県の宇野港からのフェリーもあります。<br />オフシーズンでも引く手数多(あまた)なんですね<br />

    ここが自転車倉庫です。ずらっとレンタサイクルが並んでいます。
    結構番号がバラバラに置かれているので、
    自分の番号の自転車を探すのに手間取ります。
    この時、こんなにたくさんあった自転車ですが、
    返す時には数台しか残っていませんでした。
    直島行きのフェリーは、この後高速船とフェリーが1便ずつ来ます。
    他にも岡山県の宇野港からのフェリーもあります。
    オフシーズンでも引く手数多(あまた)なんですね

  • 島の西側から東側の本村へ、丘を越えてやって来ました。<br />この時のために電動自転車を借りたのですが、<br />連日使い込まれているためか、モーターがへたっていて、<br />坂のぼりをアシストしてくれませんでした。<br />(自分も電動自転車を使っているのでわかります)<br />普通の自転車とどう違うのか?6段変速の自転車で良かったかも・・・<br />せっかく電動にしたのですが、力が弱すぎて、<br />坂のなだらかな道しか選べませんでした。<br />1,500円の電動自転車だったら、もっと違ったのかなぁ。<br />ぼやきつつも、本村地区に辿り着きました。<br />農協の建物が見えたら、一つ先の角を左へ。するとこの建物が見えます。<br />「本村ラウンジ&アーカイブ」という施設で、<br />直島の「家プロジェクト」の受付場所です。<br />

    島の西側から東側の本村へ、丘を越えてやって来ました。
    この時のために電動自転車を借りたのですが、
    連日使い込まれているためか、モーターがへたっていて、
    坂のぼりをアシストしてくれませんでした。
    (自分も電動自転車を使っているのでわかります)
    普通の自転車とどう違うのか?6段変速の自転車で良かったかも・・・
    せっかく電動にしたのですが、力が弱すぎて、
    坂のなだらかな道しか選べませんでした。
    1,500円の電動自転車だったら、もっと違ったのかなぁ。
    ぼやきつつも、本村地区に辿り着きました。
    農協の建物が見えたら、一つ先の角を左へ。するとこの建物が見えます。
    「本村ラウンジ&アーカイブ」という施設で、
    直島の「家プロジェクト」の受付場所です。

  • 直島を訪れる人の多くは、この「家プロジェクト」のアートを<br />見にやって来ます。<br />2019年9月現在で6つの古民家や神社がその会場となっています。<br />フリーチケットが1,030円、1施設だけが410円です。<br />「本村ラウンジ&アーカイブ」には、<br />こうしたお土産品も売られています。<br />このかぼちゃパッケージのお菓子は欲しかったのですが、まだこれから<br />見学して周るので、買い物は後でと思い、看過してしまいました。<br />ところが、こうしたお土産物を売っている店は思いの外なく、<br />フェリーターミナルでも大したものは無かったので、後悔しました。<br />本村地区の見学が終わったら、ここに戻って買い物をされることを<br />お勧めします。<br />

    直島を訪れる人の多くは、この「家プロジェクト」のアートを
    見にやって来ます。
    2019年9月現在で6つの古民家や神社がその会場となっています。
    フリーチケットが1,030円、1施設だけが410円です。
    「本村ラウンジ&アーカイブ」には、
    こうしたお土産品も売られています。
    このかぼちゃパッケージのお菓子は欲しかったのですが、まだこれから
    見学して周るので、買い物は後でと思い、看過してしまいました。
    ところが、こうしたお土産物を売っている店は思いの外なく、
    フェリーターミナルでも大したものは無かったので、後悔しました。
    本村地区の見学が終わったら、ここに戻って買い物をされることを
    お勧めします。

  • 「家プロジェクト」のパンフレット兼チケットを手に出発します。<br />6つのアートは、本村地区の中に点在しています。<br />そのすべてに駐輪場がある訳ではないので、<br />最寄りの駐輪場から歩くことになります。<br />まずは一番北にある「石橋」を訪れることにしましたが、<br />ここには駐輪場がないので、「アーカイブ」に自転車を置いたまま<br />歩いて行くことにしました。<br />本村港に沿って行きます。<br />岡山県の宇野港から直接この港にやって来る小型旅客船があります。<br />その桟橋の袂におもしろいものが置かれています。後で立ち寄ります。<br />

    「家プロジェクト」のパンフレット兼チケットを手に出発します。
    6つのアートは、本村地区の中に点在しています。
    そのすべてに駐輪場がある訳ではないので、
    最寄りの駐輪場から歩くことになります。
    まずは一番北にある「石橋」を訪れることにしましたが、
    ここには駐輪場がないので、「アーカイブ」に自転車を置いたまま
    歩いて行くことにしました。
    本村港に沿って行きます。
    岡山県の宇野港から直接この港にやって来る小型旅客船があります。
    その桟橋の袂におもしろいものが置かれています。後で立ち寄ります。

  • この日は、台風の吹き返しの風が強く、自転車は大変でしたが、<br />暑いので歩いていると気持ちが良かったです。<br />古い町並みを見ながら歩くのは楽しいです。<br />小さな団扇のような葉っぱ。さすがは団扇で有名な香川県!<br />丸亀市には「うちわの港ミュージアム」があり、<br />団扇の製作体験が出来ます。<br />普段よくもらうプラスチックの団扇とは全然違い、<br />そのしなやかさと言ったら!<br />是非、作ってみたいと思うのですが、何故か私が四国に行く時は<br />休館日に当たってしまいます。<br />

    この日は、台風の吹き返しの風が強く、自転車は大変でしたが、
    暑いので歩いていると気持ちが良かったです。
    古い町並みを見ながら歩くのは楽しいです。
    小さな団扇のような葉っぱ。さすがは団扇で有名な香川県!
    丸亀市には「うちわの港ミュージアム」があり、
    団扇の製作体験が出来ます。
    普段よくもらうプラスチックの団扇とは全然違い、
    そのしなやかさと言ったら!
    是非、作ってみたいと思うのですが、何故か私が四国に行く時は
    休館日に当たってしまいます。

  • 「鳥小屋」というゲストハウス&喫茶店です。<br />レンタサイクルもやっています。<br />

    「鳥小屋」というゲストハウス&喫茶店です。
    レンタサイクルもやっています。

  • 本村港から一本内側に入った街並みです。<br />これは外国人受けしそう。<br />本村の町中は、きゅ~っと絞ったような小道が大半なので、<br />徒歩散策の方が自由が利いていいと思います。<br />私が自転車を借りたのは、南部にある「南瓜」まで行くためと、<br />バスの時間に縛られたくなかったからですが、<br />本村地区だけの散策でいい人は、バスで往復すれば済むと思います。<br />ただ、芸術祭の期間中は様子が違っていると思います。<br />

    本村港から一本内側に入った街並みです。
    これは外国人受けしそう。
    本村の町中は、きゅ~っと絞ったような小道が大半なので、
    徒歩散策の方が自由が利いていいと思います。
    私が自転車を借りたのは、南部にある「南瓜」まで行くためと、
    バスの時間に縛られたくなかったからですが、
    本村地区だけの散策でいい人は、バスで往復すれば済むと思います。
    ただ、芸術祭の期間中は様子が違っていると思います。

  • 「Seven Islamds IWAO’S Cafe」<br />「石橋」の隣にある飲食店です。余程、外国人が多いのでしょうね。<br />日本語より英語表記の方が多いです。<br />

    「Seven Islamds IWAO’S Cafe」
    「石橋」の隣にある飲食店です。余程、外国人が多いのでしょうね。
    日本語より英語表記の方が多いです。

  • 奥の家が「石橋」です。<br />手前の看板は、なんだかよくわからないけど、<br />これも「アート」なのかな?<br />

    奥の家が「石橋」です。
    手前の看板は、なんだかよくわからないけど、
    これも「アート」なのかな?

  • 「家プロジェクト」の開始時間は10時です。あと3分、外で待ちます。<br />目の前の大きな家が「石橋」です。<br />一番の見どころは、その右側の奥にある土蔵です。<br />

    「家プロジェクト」の開始時間は10時です。あと3分、外で待ちます。
    目の前の大きな家が「石橋」です。
    一番の見どころは、その右側の奥にある土蔵です。

  • ここから入って、右手の上がり框(がまち)から上がって見学します。<br />製塩業で栄えていた石橋家の家と土蔵をアート作品にしています。<br />「千住博が着想から5年の歳月を費やして<br />「場のもつ記憶」を空間ごと作品化しています。」<br />ということで、土蔵が2006年「ザ・フォールズ」、<br />庭が2009年「空(くう)の庭」となっています。<br />かなり広い土蔵に入ると二面に滝の絵が描かれています。<br />絵の前の床に座って滝を眺めていると、<br />体の中に流れ落ちて来る滝を感じられます。<br />他に誰もいない空間に、轟くような滝の音・飛沫(しぶき)・<br />振動が沸き上がって来ます。<br />暑い日なのに、清涼感まであって不思議な感覚になります。<br />開館直後の誰もいない時間で良かった。<br />薄暗い土蔵の中に浮かび上がる白い瀑布。<br />写真が撮れないのが残念です。<br />「家プロジェクト」のすべてが撮影禁止です。<br />6つの作品はそれぞれアーティストが異なるので、<br />全然違うスタンスのものになります。<br />すべてを見て来て、ここが一番わかりやすい作品でした。<br />母屋と土蔵の間に中庭があるのですが、<br />その真ん中に池もないのに石造りのアーチがあります。<br />これもア-トの一部だそうで、石橋家の邸宅だったので、<br />「石橋」を作ってみたんだそうです。<br /><br />

    ここから入って、右手の上がり框(がまち)から上がって見学します。
    製塩業で栄えていた石橋家の家と土蔵をアート作品にしています。
    「千住博が着想から5年の歳月を費やして
    「場のもつ記憶」を空間ごと作品化しています。」
    ということで、土蔵が2006年「ザ・フォールズ」、
    庭が2009年「空(くう)の庭」となっています。
    かなり広い土蔵に入ると二面に滝の絵が描かれています。
    絵の前の床に座って滝を眺めていると、
    体の中に流れ落ちて来る滝を感じられます。
    他に誰もいない空間に、轟くような滝の音・飛沫(しぶき)・
    振動が沸き上がって来ます。
    暑い日なのに、清涼感まであって不思議な感覚になります。
    開館直後の誰もいない時間で良かった。
    薄暗い土蔵の中に浮かび上がる白い瀑布。
    写真が撮れないのが残念です。
    「家プロジェクト」のすべてが撮影禁止です。
    6つの作品はそれぞれアーティストが異なるので、
    全然違うスタンスのものになります。
    すべてを見て来て、ここが一番わかりやすい作品でした。
    母屋と土蔵の間に中庭があるのですが、
    その真ん中に池もないのに石造りのアーチがあります。
    これもア-トの一部だそうで、石橋家の邸宅だったので、
    「石橋」を作ってみたんだそうです。

  • そよ風に揺れる暖簾(のれん)に誘われてしまう・・・<br />まだ早い時間なので、どこも開店前。<br />

    そよ風に揺れる暖簾(のれん)に誘われてしまう・・・
    まだ早い時間なので、どこも開店前。

  • 直島のマンホール。<br />

    直島のマンホール。

  • 杉板の家。「ギャラリー くらや」という民宿です。<br />1階の窓辺に猫が張り付いています。普通の窓ガラスが良かったね。<br />「角屋」に向かう途中で撮りました。<br />

    杉板の家。「ギャラリー くらや」という民宿です。
    1階の窓辺に猫が張り付いています。普通の窓ガラスが良かったね。
    「角屋」に向かう途中で撮りました。

    ギャラリーくらや 宿・ホテル

  • 「石橋」の見学が終わり、「アーカイブ」で自転車をピックアップして、本村港の桟橋に来ました。<br />これもアート作品なのかと思ったら、客船の待合所なんだとか。<br />

    「石橋」の見学が終わり、「アーカイブ」で自転車をピックアップして、本村港の桟橋に来ました。
    これもアート作品なのかと思ったら、客船の待合所なんだとか。

  • 「角屋」に向かう途中で撮りました。<br />この家のおじいさんに撮ってもいいかと問うと、<br />嬉しそうに撮れ撮れと手振りと笑顔で答えてくれました。<br />石臼の上では、猫やら犬やらピカチュウに郵便ポストまでが、<br />赤&黄の南瓜模様になっています。<br />

    「角屋」に向かう途中で撮りました。
    この家のおじいさんに撮ってもいいかと問うと、
    嬉しそうに撮れ撮れと手振りと笑顔で答えてくれました。
    石臼の上では、猫やら犬やらピカチュウに郵便ポストまでが、
    赤&黄の南瓜模様になっています。

  • 隣に立つこの焼杉の家が「角屋」です。<br />「角屋」は家プロジェクトの第1弾でした。<br />路地の角に建つから「角屋」。<br />入り口は角を曲がった所です。<br />

    隣に立つこの焼杉の家が「角屋」です。
    「角屋」は家プロジェクトの第1弾でした。
    路地の角に建つから「角屋」。
    入り口は角を曲がった所です。

  • この木戸を入って行きます。<br />「家プロジェクト」の建物には、<br />小さなプレートが目立つことなく添えられているだけなので、<br />地図を頼りに、ここだとは思うけれど、合ってるのかな?と<br />迷わせられます。<br />町の静かな雰囲気を壊すことなく、<br />多少観光客には「迷い」や「戸惑い」を感じさせるのも<br />狙いのうちなのではないかと思うのです。<br />「角屋」は、宮島達男の作品で、「Sea of Time &#39;98」と言います。<br />純和風の家屋にアルファベットの名称。これもアートなんですかね?<br />

    この木戸を入って行きます。
    「家プロジェクト」の建物には、
    小さなプレートが目立つことなく添えられているだけなので、
    地図を頼りに、ここだとは思うけれど、合ってるのかな?と
    迷わせられます。
    町の静かな雰囲気を壊すことなく、
    多少観光客には「迷い」や「戸惑い」を感じさせるのも
    狙いのうちなのではないかと思うのです。
    「角屋」は、宮島達男の作品で、「Sea of Time '98」と言います。
    純和風の家屋にアルファベットの名称。これもアートなんですかね?

  • もちろん撮影禁止なので、中の写真はありません。<br />パンフレットの小さな写真を雰囲気を伝えるために載せてみます。<br />土間で靴を脱ぎ、広い居間だった場所に上がります。<br />壁際の2辺を残して、あとは床が抜いてあり、水を張っています。<br />水の中には、赤・橙・緑に光る数字が散らばっています。<br />それらの数字が点滅する様を2辺の廊下から眺めるのです。<br />他に何が起こるのでもなく、それだけがアート作品なのです。<br />絵画のような二次元ではなく、彫刻のような三次元でもなく、<br />空間と時間の流れを取り込んだ四次元のアート。<br />そういうことなんだろうなと、<br />だんだん直島アートのスタンスがわかって来ました。<br />

    もちろん撮影禁止なので、中の写真はありません。
    パンフレットの小さな写真を雰囲気を伝えるために載せてみます。
    土間で靴を脱ぎ、広い居間だった場所に上がります。
    壁際の2辺を残して、あとは床が抜いてあり、水を張っています。
    水の中には、赤・橙・緑に光る数字が散らばっています。
    それらの数字が点滅する様を2辺の廊下から眺めるのです。
    他に何が起こるのでもなく、それだけがアート作品なのです。
    絵画のような二次元ではなく、彫刻のような三次元でもなく、
    空間と時間の流れを取り込んだ四次元のアート。
    そういうことなんだろうなと、
    だんだん直島アートのスタンスがわかって来ました。

  • 他に誰もいない状態で見ると、少しは雰囲気に浸ることも出来ますが、<br />芸術祭の時期の混雑状態で、果たして何かを感じ取ることが<br />出来るのかしら?<br />慣れない「直島アート」に首をかしげながら外に出ました。<br />目の前の道を東方向に進むと、<br />突き当りに「護王神社」への石段があります。<br />

    他に誰もいない状態で見ると、少しは雰囲気に浸ることも出来ますが、
    芸術祭の時期の混雑状態で、果たして何かを感じ取ることが
    出来るのかしら?
    慣れない「直島アート」に首をかしげながら外に出ました。
    目の前の道を東方向に進むと、
    突き当りに「護王神社」への石段があります。

  • 「護王神社」も「家プロジェクト」の一つです。<br />境内は丘の上にあり、北側からも石段で上ることが出来ます。<br />どちらの上り口にも駐輪場がないので、「角屋」の駐輪場に置いて、<br />そのまま足を伸ばした方がいいです。<br />

    「護王神社」も「家プロジェクト」の一つです。
    境内は丘の上にあり、北側からも石段で上ることが出来ます。
    どちらの上り口にも駐輪場がないので、「角屋」の駐輪場に置いて、
    そのまま足を伸ばした方がいいです。

  • 気温が高く蒸し暑い日なので、木陰が嬉しいですが、<br />やはり石段を上っているうちに汗だくになります。<br />

    気温が高く蒸し暑い日なので、木陰が嬉しいですが、
    やはり石段を上っているうちに汗だくになります。

  • 階段を上り切った所が境内で、もう一つ鳥居がありました。<br />左を見ると、御社があります。この手前まで行くと案内人が現れます。<br />「海側に下る道があり、そちらに「セッカン」がありますが、<br />まずは御社に参拝してください」と言われました。<br />「セッカン」とは?まあ、それは後のお楽しみ。<br />

    階段を上り切った所が境内で、もう一つ鳥居がありました。
    左を見ると、御社があります。この手前まで行くと案内人が現れます。
    「海側に下る道があり、そちらに「セッカン」がありますが、
    まずは御社に参拝してください」と言われました。
    「セッカン」とは?まあ、それは後のお楽しみ。

  • 御社の手前には、白くて大きな玉砂利が敷かれています。<br />ちょっと見ないほど大きな玉砂利。これもアートの一部なのかな?<br />

    御社の手前には、白くて大きな玉砂利が敷かれています。
    ちょっと見ないほど大きな玉砂利。これもアートの一部なのかな?

  • 「護王神社」は、杉本博司が江戸時代から祀られている護王神社を<br />改築しつつ、作品として完成させました。<br />ここは、撮影禁止とは言われなかったので、<br />「家プロジェクト」の中で唯一写真が多くあります。<br />「建物内部の撮影禁止」なだけなので、外観は大丈夫なのだと思います。<br />

    「護王神社」は、杉本博司が江戸時代から祀られている護王神社を
    改築しつつ、作品として完成させました。
    ここは、撮影禁止とは言われなかったので、
    「家プロジェクト」の中で唯一写真が多くあります。
    「建物内部の撮影禁止」なだけなので、外観は大丈夫なのだと思います。

  • 本殿の石段の上に、アクリル樹脂のようなもので出来た<br />塊が置かれています。<br />

    本殿の石段の上に、アクリル樹脂のようなもので出来た
    塊が置かれています。

  • その塊に日光が当たり、魅惑的な輝きを内包しています。<br />

    その塊に日光が当たり、魅惑的な輝きを内包しています。

  • これが、ここのアートなのかしら?<br />「感じ取ること」に重点を置いているからなのか、<br />直島アートでは作品についての説明は一切ありません。<br />案内人がいるだけです。<br />彼らに、食らい付いて質問すれば何か教えてくれたのかなあ?<br />

    これが、ここのアートなのかしら?
    「感じ取ること」に重点を置いているからなのか、
    直島アートでは作品についての説明は一切ありません。
    案内人がいるだけです。
    彼らに、食らい付いて質問すれば何か教えてくれたのかなあ?

  • 御社をぐるっと回って参拝が済むと、<br />案内人が懐中電灯を手渡して、下の道に誘導します。<br />「少し行くと左に「セッカン」があります。<br />中は暗いので懐中電灯をお持ちください。」<br />言われるままに下り道を歩いて行きます。<br />右手に木立が切れて、海が見える場所に来ると、<br />左の斜面に洞穴(隧道?)があります。その中に入って行きます。<br />

    御社をぐるっと回って参拝が済むと、
    案内人が懐中電灯を手渡して、下の道に誘導します。
    「少し行くと左に「セッカン」があります。
    中は暗いので懐中電灯をお持ちください。」
    言われるままに下り道を歩いて行きます。
    右手に木立が切れて、海が見える場所に来ると、
    左の斜面に洞穴(隧道?)があります。その中に入って行きます。

  • 中は肩が左右の壁にくっつきそうなほど狭い通路で、<br />突き当たると右手に大きな石造りの立方体が置かれています。<br />懐中電灯で照らさないとわからない暗室の中です。<br />まるで玄室みたい。<br />つまり「セッカン」とは、「石棺」のことなのでした。<br />何故こんな棺を見るんだろう?これがアートと何の関係があるの?<br />???だらけの「護王神社」でした。<br />後で、パンフレットの説明文を読んで自分の失敗に気づきました。<br />「石室と本殿とはガラスの階段で結ばれていて、<br />地下と地上とが一つの世界を形成しています。」<br />あれ?あの階段は地下にまで繋がっていたんだ?<br />石棺にばかり気を取られて、階段を見た記憶さえ、おぼろです。<br />ちゃんと説明してくれていればなあ。<br />死後の世界と本殿とを階段で繋いで見せていたんだ。<br />それがわかって見ていたなら、おもしろいと思えたんだけどなあ。<br />

    中は肩が左右の壁にくっつきそうなほど狭い通路で、
    突き当たると右手に大きな石造りの立方体が置かれています。
    懐中電灯で照らさないとわからない暗室の中です。
    まるで玄室みたい。
    つまり「セッカン」とは、「石棺」のことなのでした。
    何故こんな棺を見るんだろう?これがアートと何の関係があるの?
    ???だらけの「護王神社」でした。
    後で、パンフレットの説明文を読んで自分の失敗に気づきました。
    「石室と本殿とはガラスの階段で結ばれていて、
    地下と地上とが一つの世界を形成しています。」
    あれ?あの階段は地下にまで繋がっていたんだ?
    石棺にばかり気を取られて、階段を見た記憶さえ、おぼろです。
    ちゃんと説明してくれていればなあ。
    死後の世界と本殿とを階段で繋いで見せていたんだ。
    それがわかって見ていたなら、おもしろいと思えたんだけどなあ。

  • 「護王神社」から降りて来て、「きんざ」に向かいます。<br />「きんざ」は、「家プロジェクト」には含まれていません。<br />完全予約制で、ただ一人で中に入り、15分間独り占めです。<br />芸術祭の期間中は、びっしり予約で埋まっていました。510円です。<br />

    「護王神社」から降りて来て、「きんざ」に向かいます。
    「きんざ」は、「家プロジェクト」には含まれていません。
    完全予約制で、ただ一人で中に入り、15分間独り占めです。
    芸術祭の期間中は、びっしり予約で埋まっていました。510円です。

  • 「きんざ」の入り口は、バス通りから路地に入ったここです。<br />予約時間の30分前までにアーカイブで受付を済ませて<br />料金を支払います。<br />後は5分前までに到着すればOK。<br />ところが、入り口がわからなくて、<br />隣の「碁会所」で「きんざ」の入り口を教えてもらいました。<br />路地側に入り口はあったのですが、柵がしてあって入ることが<br />出来ないので困惑するのです。<br />誰もいない入り口で、案内人が現れるまで待っているのが<br />正解なのでした。<br />だったら、ここでお待ちくださいとか書いておいてくれれば安心なのに。<br />私の次は外人さんで、やはり「碁会所」に尋ねに来て、<br />この入り口で困っていました。<br />アート作品だからとディテールに凝り過ぎて、<br />利用者のことを考えていないのでは?<br />案内人に従って中に入ると、何もない前庭と飾り気のない小屋が<br />あるだけです。<br />小屋の戸を自分で開けて入る瞬間から、<br />その人だけのアートが始まります。<br />小屋の中は地面が剥き出しで、木の柱が6本。<br />その間に直径が2mくらいの大きな薄べったいお椀型のものが<br />地べたに置かれています。<br />手前の1対の柱のところにセンサーがあるので、<br />それより奥には行かないこと。<br />自由に動いていいのはセンサー迄の2畳ほどのスペースで、<br />そこには座席として使う短い切り株が一つと、ビー玉が隅に4つ。<br />そして右手の脇にすっと立った棒が1本。<br />それがすべて。<br />暗い室内に腰かけて、何が起こるのかじっと待ってみます。<br />しかし、なんとなくそうかなと思っていた通り、何も起こらないのです。<br />小屋の壁の下の方が少しだけ外の光が入るようになっていて、<br />外を通る人や車の影が移動して行くのがわかります。<br />それ以外、動く物は何もありません。基調は「瞑想の部屋」なんだな。<br />そう思って、暗くて静かな空間を利用して、<br />内面を探る瞑想に耽ってみるか。<br />しかし、私はここにそんなことをしに来たんじゃない。<br />確かに切り株の上に腰かけて、「在るということ」を感じる<br />滅多にない時間ではあったけれど、それは旅行中にしなくてもいい。<br />わざわざ予約して、特別扱いで体験する必要はない。<br />

    「きんざ」の入り口は、バス通りから路地に入ったここです。
    予約時間の30分前までにアーカイブで受付を済ませて
    料金を支払います。
    後は5分前までに到着すればOK。
    ところが、入り口がわからなくて、
    隣の「碁会所」で「きんざ」の入り口を教えてもらいました。
    路地側に入り口はあったのですが、柵がしてあって入ることが
    出来ないので困惑するのです。
    誰もいない入り口で、案内人が現れるまで待っているのが
    正解なのでした。
    だったら、ここでお待ちくださいとか書いておいてくれれば安心なのに。
    私の次は外人さんで、やはり「碁会所」に尋ねに来て、
    この入り口で困っていました。
    アート作品だからとディテールに凝り過ぎて、
    利用者のことを考えていないのでは?
    案内人に従って中に入ると、何もない前庭と飾り気のない小屋が
    あるだけです。
    小屋の戸を自分で開けて入る瞬間から、
    その人だけのアートが始まります。
    小屋の中は地面が剥き出しで、木の柱が6本。
    その間に直径が2mくらいの大きな薄べったいお椀型のものが
    地べたに置かれています。
    手前の1対の柱のところにセンサーがあるので、
    それより奥には行かないこと。
    自由に動いていいのはセンサー迄の2畳ほどのスペースで、
    そこには座席として使う短い切り株が一つと、ビー玉が隅に4つ。
    そして右手の脇にすっと立った棒が1本。
    それがすべて。
    暗い室内に腰かけて、何が起こるのかじっと待ってみます。
    しかし、なんとなくそうかなと思っていた通り、何も起こらないのです。
    小屋の壁の下の方が少しだけ外の光が入るようになっていて、
    外を通る人や車の影が移動して行くのがわかります。
    それ以外、動く物は何もありません。基調は「瞑想の部屋」なんだな。
    そう思って、暗くて静かな空間を利用して、
    内面を探る瞑想に耽ってみるか。
    しかし、私はここにそんなことをしに来たんじゃない。
    確かに切り株の上に腰かけて、「在るということ」を感じる
    滅多にない時間ではあったけれど、それは旅行中にしなくてもいい。
    わざわざ予約して、特別扱いで体験する必要はない。

  • なんだか「直島アート」というのは、<br />考えていたものとはかなり異なるものらしい。<br />それは隣の「碁会所」にも共通の物でした。<br />建物の真ん中を突き抜ける通路。その右と左にある同じような座敷。<br />片方の畳の上には、紙で作った椿の花が散らしてあります。<br />もう片方の部屋には何もありません。ただ、それだけ。<br />ここに何のアートがあるのか、理解に苦しみました。<br />

    なんだか「直島アート」というのは、
    考えていたものとはかなり異なるものらしい。
    それは隣の「碁会所」にも共通の物でした。
    建物の真ん中を突き抜ける通路。その右と左にある同じような座敷。
    片方の畳の上には、紙で作った椿の花が散らしてあります。
    もう片方の部屋には何もありません。ただ、それだけ。
    ここに何のアートがあるのか、理解に苦しみました。

  • 「はいしゃ」です。率直に言って、これが一番わかりやすかったです。<br />何故なら、見るべき対象がすべて目の前に在ったからです。<br />おもちゃ箱のように様々なものが散らばっていて、<br />それが「夢の記憶」を辿る材料なんだそうです。<br />

    「はいしゃ」です。率直に言って、これが一番わかりやすかったです。
    何故なら、見るべき対象がすべて目の前に在ったからです。
    おもちゃ箱のように様々なものが散らばっていて、
    それが「夢の記憶」を辿る材料なんだそうです。

  • 鏡に描き込まれた「サクラビール」は、大正2(1913)年に<br />福岡県の門司港で醸造され、昭和17年頃まで作られていました。<br />現在、成分表を所有するサッポロビールの認可を得て、<br />門司港レトロ地ビールが復刻、販売しています。<br />向かいの竹藪が映っているだけなんですが、<br />異なる空間の入り口のように感じます。<br />これなら「アート」ですと言われて納得できるんだけどな。<br />

    鏡に描き込まれた「サクラビール」は、大正2(1913)年に
    福岡県の門司港で醸造され、昭和17年頃まで作られていました。
    現在、成分表を所有するサッポロビールの認可を得て、
    門司港レトロ地ビールが復刻、販売しています。
    向かいの竹藪が映っているだけなんですが、
    異なる空間の入り口のように感じます。
    これなら「アート」ですと言われて納得できるんだけどな。

  • 道路とは高低差があり、建物はちょっと高台に見えるのも<br />作品の展示環境としてはいい感じです。<br />道路との境の壁は歯茎色で、歯や口の絵のタイルが嵌め込まれています。<br />「歯医者」のイメージなんでしょうが、<br />これはあまりいい趣味じゃないな。<br />ここは元々、歯医者兼住居だったんだそうです。<br />

    道路とは高低差があり、建物はちょっと高台に見えるのも
    作品の展示環境としてはいい感じです。
    道路との境の壁は歯茎色で、歯や口の絵のタイルが嵌め込まれています。
    「歯医者」のイメージなんでしょうが、
    これはあまりいい趣味じゃないな。
    ここは元々、歯医者兼住居だったんだそうです。

  • あばら家に様々なオブジェを張り付けた建物。<br />こういうアートはとてもわかりやすい。<br />「家プロジェクト」はすべて異なるアーティストがそれぞれの感性で<br />作り上げているので、観客に訴える術(すべ)も異なります。<br />観客の方も、自分の感性で受け取って、<br />好き・嫌いがあってもいいんじゃないかな。<br />「わかりやすい=好き」ではなく、<br />「わかりにくい=嫌い」というのではないです。<br />その作品をどう受け取ればいいのか、<br />それを模索するのもアートの入り口だと思います。<br />

    あばら家に様々なオブジェを張り付けた建物。
    こういうアートはとてもわかりやすい。
    「家プロジェクト」はすべて異なるアーティストがそれぞれの感性で
    作り上げているので、観客に訴える術(すべ)も異なります。
    観客の方も、自分の感性で受け取って、
    好き・嫌いがあってもいいんじゃないかな。
    「わかりやすい=好き」ではなく、
    「わかりにくい=嫌い」というのではないです。
    その作品をどう受け取ればいいのか、
    それを模索するのもアートの入り口だと思います。

  • 道路に面した側に正面玄関があります。<br />玄関の上部にはネオンサインが仕掛けられています。<br />周りの廃屋風景と異質なネオン。<br />ここは「見てくれ」とは違うものがあるんだぞという主張かな?<br />靴を脱いで入る玄関ホールは、床が一面アクリル板で、<br />その下に写真が嵌め込まれています。<br />「夢の記憶」を辿る仕掛けです。<br />先ずは左の部屋に入ります。<br />ほとんど真っ暗で、壁に寄ってみると何かあります。<br />いや、手で探ってみると「ある」んじゃなくて壁が「ない」んです。<br />壁は切り取られて、外側に膨らんでいます。<br />暗いので手で触ってみないと、出っ張り引っ込みがわからないんです。<br />壁伝いに辿ってみると、同じような窪みが複数見つかりました。<br />

    道路に面した側に正面玄関があります。
    玄関の上部にはネオンサインが仕掛けられています。
    周りの廃屋風景と異質なネオン。
    ここは「見てくれ」とは違うものがあるんだぞという主張かな?
    靴を脱いで入る玄関ホールは、床が一面アクリル板で、
    その下に写真が嵌め込まれています。
    「夢の記憶」を辿る仕掛けです。
    先ずは左の部屋に入ります。
    ほとんど真っ暗で、壁に寄ってみると何かあります。
    いや、手で探ってみると「ある」んじゃなくて壁が「ない」んです。
    壁は切り取られて、外側に膨らんでいます。
    暗いので手で触ってみないと、出っ張り引っ込みがわからないんです。
    壁伝いに辿ってみると、同じような窪みが複数見つかりました。

  • 後で外から見たら、こうなっていました。<br />これは知らない方が楽しめるんですけどね(バラしちゃった)。<br />これはボートの一部じゃないかな?<br />建物の中にも船の部品がオブジェになっていました。<br />この部屋の隣には、でっかい自由の女神像が置いてありました。<br />下から照明を当てられて白く光っています。<br />狭い部屋いっぱいに押し込められた自由の女神像は、<br />吹き抜けになっている2階までの縦に長い空間を占めています。<br />2階に上がると、今度は上から女神を見下ろすことが出来ます。<br />

    後で外から見たら、こうなっていました。
    これは知らない方が楽しめるんですけどね(バラしちゃった)。
    これはボートの一部じゃないかな?
    建物の中にも船の部品がオブジェになっていました。
    この部屋の隣には、でっかい自由の女神像が置いてありました。
    下から照明を当てられて白く光っています。
    狭い部屋いっぱいに押し込められた自由の女神像は、
    吹き抜けになっている2階までの縦に長い空間を占めています。
    2階に上がると、今度は上から女神を見下ろすことが出来ます。

  • 外から2階を見上げると、窓の中に自由の女神が見えます。<br />それにしても、あんな窮屈な場所に「自由」の女神が<br />押し込まれているなんて、何を言いたいんだろう?<br />鬱屈した現代社会の象徴?いろいろ考えてみるのがアートですね。<br />手前の赤いネオンは、自由の女神に合わせた<br />「アメリカ」を感じさせるオブジェなんでしょう。<br />「うどん・軽食」や「~菓子」の昭和を醸し出す看板たちとは<br />相反するオブジェ。<br />どちらかに統一されていない所が、妙味(みょうみ)なんでしょう。<br />

    外から2階を見上げると、窓の中に自由の女神が見えます。
    それにしても、あんな窮屈な場所に「自由」の女神が
    押し込まれているなんて、何を言いたいんだろう?
    鬱屈した現代社会の象徴?いろいろ考えてみるのがアートですね。
    手前の赤いネオンは、自由の女神に合わせた
    「アメリカ」を感じさせるオブジェなんでしょう。
    「うどん・軽食」や「~菓子」の昭和を醸し出す看板たちとは
    相反するオブジェ。
    どちらかに統一されていない所が、妙味(みょうみ)なんでしょう。

  • 自由の女神の部屋は天窓があって、明るくなっています。<br />昔の写真館やアトリエみたいでいいなあ。<br />自由の女神像が外から見えるこの窓は、<br />実は自由の女神が外を見るためにあるんじゃないかな?<br />奈良の大仏殿にも似たような窓「観相窓」があり、<br />8月15日の夜に行われる「万灯供養会」と<br />大晦日から元旦に掛けて、開かれます。<br />普段、大仏殿に入る時は左脇の入り口から入るのですが、<br />この2日間だけは大仏殿正面の桟唐戸が開かれ、<br />中門の基壇上から見上げるとちょうど窓の中に大仏さまのお顔を<br />拝むことができます。<br />

    自由の女神の部屋は天窓があって、明るくなっています。
    昔の写真館やアトリエみたいでいいなあ。
    自由の女神像が外から見えるこの窓は、
    実は自由の女神が外を見るためにあるんじゃないかな?
    奈良の大仏殿にも似たような窓「観相窓」があり、
    8月15日の夜に行われる「万灯供養会」と
    大晦日から元旦に掛けて、開かれます。
    普段、大仏殿に入る時は左脇の入り口から入るのですが、
    この2日間だけは大仏殿正面の桟唐戸が開かれ、
    中門の基壇上から見上げるとちょうど窓の中に大仏さまのお顔を
    拝むことができます。

  • 直島町役場の裏を通って、<br />「家プロジェクト」最後の「南寺」に来ました。<br />すぐ脇に駐輪場があるのですが、<br />その入り口に「駐輪禁止」の立て看板が置いてあります。<br />路上の駐輪禁止という意味らしいのですが、ちょっと戸惑いますね。<br />

    直島町役場の裏を通って、
    「家プロジェクト」最後の「南寺」に来ました。
    すぐ脇に駐輪場があるのですが、
    その入り口に「駐輪禁止」の立て看板が置いてあります。
    路上の駐輪禁止という意味らしいのですが、ちょっと戸惑いますね。

  • 「家プロジェクト」の作品には、このプレートが置かれています。<br />でも、とても目立たないんです。<br />アート作品の邪魔をしないようにという配慮なのでしょうが、<br />観光客には小さくて、地味でわかりにくいです。<br />美術館の中ならいいでしょうが、屋外の日射の強い中では、<br />とても見づらかったです。<br />

    「家プロジェクト」の作品には、このプレートが置かれています。
    でも、とても目立たないんです。
    アート作品の邪魔をしないようにという配慮なのでしょうが、
    観光客には小さくて、地味でわかりにくいです。
    美術館の中ならいいでしょうが、屋外の日射の強い中では、
    とても見づらかったです。

  • 駐輪場とは反対側のこの奥に入り口があります。<br />手前は、単に駐輪場との通路だけでした。<br />「南寺」は、15分毎の入れ換え制です。<br />今の回が終わるまで、こうして外で待っています。<br />この場所にこそ、雨風や強い日差しを避けるものが欲しいと思うのに、<br />何故通路だけ?と、ジリジリ日に焼かれながら考えてしまいます。<br />アートは人間のためにあるんじゃないんだなと実感。<br />1回に入れる人数は10数人なので、<br />その人数以上が並ぶと整理券が配られます。<br />混んでくると入れるのがずっと先ということもあるので、<br />「家プロジェクト」を見始める時は、一番最初に整理券を確保した方が<br />いいと、アーカイブで案内されました。<br />この時は見学の一番最後に行って、すぐ次の回で入ることが出来ました。<br />中は善光寺の「御胎内巡り」のように真っ暗なので、<br />前以て中の配置が説明されます。<br />入場者は2つのグループに分けられて、<br />入り口から左右に分かれて進みます。<br />私は左の先頭だったので、入ったらまず左の壁伝いに<br />左の突き当りまで真っ直ぐに進みます。<br />伸ばした手の先に突き当りを感じたら、壁に沿って右に曲がります。<br />もう一度右に曲がると、今度は左に曲がって、<br />いよいよ中に入って行きます。<br />すぐ左にベンチがあるので、すねでそれを感じながら奥へと進みます。<br />壁に突き当たったところでベンチに座ります。<br />ベンチには6人が座れたと思います。左右で12人です。<br />全員が座るとまた暗闇と沈黙の時間が始まります。<br />五感を研ぎ澄ませというアートなんだろうなと、<br />ため息と共に思っていると、男性がつかつかと入って来ました。<br />その人は静かに語り始めます。<br />「前方にうっすらと白いスクリーンのようなものが見えていると<br />思います。<br />暗闇に目が順応して見えて来ている筈です。<br />これから歩いてそこまで行って、その正体を確認してください。」<br />入る時は真っ暗で何も見えなかったけれど、<br />今は白いスクリーンを目指して歩く人々の姿が見分けられます。<br />おもしろいもんだな。10歩くらいでスクリーンの場所に着きます。<br />手を伸ばしてみると、そこに窓のような空間があり、<br />スモーク(ドライアイス?)が焚かれているのです。<br />そこにあるのは、ただそれだけ。<br />それを確認したら、各自出口に向かいます。<br />入った時には漆黒の闇だったのに、帰りはスタスタ歩けます。<br />これがここのアートらしい。目の順応の体感。<br />心にゆとりをもって、これを楽しまなくちゃ。<br />酷暑だったり、寒風吹きさらしの中で延々立って待って、<br />これを体感して感動できるんだろうか?<br />どうやら、私は芸術愛好家にはなれそうもありません。<br />

    駐輪場とは反対側のこの奥に入り口があります。
    手前は、単に駐輪場との通路だけでした。
    「南寺」は、15分毎の入れ換え制です。
    今の回が終わるまで、こうして外で待っています。
    この場所にこそ、雨風や強い日差しを避けるものが欲しいと思うのに、
    何故通路だけ?と、ジリジリ日に焼かれながら考えてしまいます。
    アートは人間のためにあるんじゃないんだなと実感。
    1回に入れる人数は10数人なので、
    その人数以上が並ぶと整理券が配られます。
    混んでくると入れるのがずっと先ということもあるので、
    「家プロジェクト」を見始める時は、一番最初に整理券を確保した方が
    いいと、アーカイブで案内されました。
    この時は見学の一番最後に行って、すぐ次の回で入ることが出来ました。
    中は善光寺の「御胎内巡り」のように真っ暗なので、
    前以て中の配置が説明されます。
    入場者は2つのグループに分けられて、
    入り口から左右に分かれて進みます。
    私は左の先頭だったので、入ったらまず左の壁伝いに
    左の突き当りまで真っ直ぐに進みます。
    伸ばした手の先に突き当りを感じたら、壁に沿って右に曲がります。
    もう一度右に曲がると、今度は左に曲がって、
    いよいよ中に入って行きます。
    すぐ左にベンチがあるので、すねでそれを感じながら奥へと進みます。
    壁に突き当たったところでベンチに座ります。
    ベンチには6人が座れたと思います。左右で12人です。
    全員が座るとまた暗闇と沈黙の時間が始まります。
    五感を研ぎ澄ませというアートなんだろうなと、
    ため息と共に思っていると、男性がつかつかと入って来ました。
    その人は静かに語り始めます。
    「前方にうっすらと白いスクリーンのようなものが見えていると
    思います。
    暗闇に目が順応して見えて来ている筈です。
    これから歩いてそこまで行って、その正体を確認してください。」
    入る時は真っ暗で何も見えなかったけれど、
    今は白いスクリーンを目指して歩く人々の姿が見分けられます。
    おもしろいもんだな。10歩くらいでスクリーンの場所に着きます。
    手を伸ばしてみると、そこに窓のような空間があり、
    スモーク(ドライアイス?)が焚かれているのです。
    そこにあるのは、ただそれだけ。
    それを確認したら、各自出口に向かいます。
    入った時には漆黒の闇だったのに、帰りはスタスタ歩けます。
    これがここのアートらしい。目の順応の体感。
    心にゆとりをもって、これを楽しまなくちゃ。
    酷暑だったり、寒風吹きさらしの中で延々立って待って、
    これを体感して感動できるんだろうか?
    どうやら、私は芸術愛好家にはなれそうもありません。

  • そんなちょっとささくれた私の心に一涼の風を吹き込んでくれたのは、<br />これでした。<br />古い瓦に「今日、何かええことあった?」。<br />暗雲立ち込めていた気持ちが、さあ~っと晴れて行きました。<br />

    そんなちょっとささくれた私の心に一涼の風を吹き込んでくれたのは、
    これでした。
    古い瓦に「今日、何かええことあった?」。
    暗雲立ち込めていた気持ちが、さあ~っと晴れて行きました。

  • 「南寺」の真ん前にある「ホンムラゲストハウス 路地と灯り」です。<br />アートの島として有名になった直島には<br />たくさんの人が訪れるようになりました。<br />欧米人もぐっと増えました。<br />彼らにはゲストハウス文化があるので、こうしたところが<br />島の随所にあります。<br />なんでも「布団敷き」が楽しいんだそうです。<br />この宿には縁側もあるので、そうした風景も好まれるでしょう。<br />

    「南寺」の真ん前にある「ホンムラゲストハウス 路地と灯り」です。
    アートの島として有名になった直島には
    たくさんの人が訪れるようになりました。
    欧米人もぐっと増えました。
    彼らにはゲストハウス文化があるので、こうしたところが
    島の随所にあります。
    なんでも「布団敷き」が楽しいんだそうです。
    この宿には縁側もあるので、そうした風景も好まれるでしょう。

  • 「家プロジェクト」の見学が終わったので、お昼にしましょう。<br />本村の中心部から南に少し外れた所に古民家カフェがあります。<br />ここの看板も、調べておかないとわからないと思うんだけど、<br />今はきっとみんなスマホを見て歩くから、これでもいいんだろうな。<br />地図大好きな古代人はふと嘆息。<br />

    「家プロジェクト」の見学が終わったので、お昼にしましょう。
    本村の中心部から南に少し外れた所に古民家カフェがあります。
    ここの看板も、調べておかないとわからないと思うんだけど、
    今はきっとみんなスマホを見て歩くから、これでもいいんだろうな。
    地図大好きな古代人はふと嘆息。

    カフェサロン 中奥 グルメ・レストラン

  • 畑の間の道に入り、坂の上の古民家が目的地です。<br />自転車は坂の下にスペースがあります。<br />既に自転車はいっぱい。これはまずい。<br />

    畑の間の道に入り、坂の上の古民家が目的地です。
    自転車は坂の下にスペースがあります。
    既に自転車はいっぱい。これはまずい。

    カフェサロン 中奥 グルメ・レストラン

  • 移動コースの途中にあってちょうど良かったのですが、<br />建物の外のテラス席?も満杯でした。<br />順番待ちに名前を書いて待つしかなく、<br />呼んだ時にいなければ取り消されますよ。<br />若い女の子の店員はつっけんどんに言い放ちます。<br />忙しいのでしょうが、接客に時間を取られることに苛立ちを感じているのがありありとしていて、こちらもここで食べる気にはなれませんでした。<br />

    移動コースの途中にあってちょうど良かったのですが、
    建物の外のテラス席?も満杯でした。
    順番待ちに名前を書いて待つしかなく、
    呼んだ時にいなければ取り消されますよ。
    若い女の子の店員はつっけんどんに言い放ちます。
    忙しいのでしょうが、接客に時間を取られることに苛立ちを感じているのがありありとしていて、こちらもここで食べる気にはなれませんでした。

    カフェサロン 中奥 グルメ・レストラン

  • またまたささくれてしまった心を、今度は海が癒してくれました。<br />積浦地区です。<br />バス通りを来るよりも、丘を越えて「崇徳天皇宮本殿」などを見ながら<br />来ようかとも思ったのですが、<br />電動自転車の能力が著しく劣るので、坂道が辛くて断念しました。<br />どこでも自由に行かれるようにと、わざわざ電動自転車にしたのになあ。<br />

    またまたささくれてしまった心を、今度は海が癒してくれました。
    積浦地区です。
    バス通りを来るよりも、丘を越えて「崇徳天皇宮本殿」などを見ながら
    来ようかとも思ったのですが、
    電動自転車の能力が著しく劣るので、坂道が辛くて断念しました。
    どこでも自由に行かれるようにと、わざわざ電動自転車にしたのになあ。

  • 蓮池です。<br />積浦地区の手前で、県道256号線は逸れて行ってしまいますが、<br />路線バスは集落の中を通って行きます。<br />せっかくなので、同じ道を通って行きます。<br />再び県道に合流する手前に大きな池があり、蓮が浮いているので、<br />水面を近くで見られるこちらの道を選びました。<br />

    蓮池です。
    積浦地区の手前で、県道256号線は逸れて行ってしまいますが、
    路線バスは集落の中を通って行きます。
    せっかくなので、同じ道を通って行きます。
    再び県道に合流する手前に大きな池があり、蓮が浮いているので、
    水面を近くで見られるこちらの道を選びました。

  • これが蓮池です。島の貯水池なんでしょうね。<br />向こう岸に県道が走っています。<br />

    これが蓮池です。島の貯水池なんでしょうね。
    向こう岸に県道が走っています。

  • 蓮の花は白も赤も咲いていました。<br />ちょうど池の端にいたおじいさんが話しかけて来ます。<br />「わしはいつもここに餌をやりに来るんだ。」<br />えっ?餌?<br />「そこにでっかい亀がおるだろ?」なるほど、亀が悠々と泳いでいます。<br />人と話すのが楽しいようで、<br />ひとしきり亀の話をして立ち去って行きました。<br />

    蓮の花は白も赤も咲いていました。
    ちょうど池の端にいたおじいさんが話しかけて来ます。
    「わしはいつもここに餌をやりに来るんだ。」
    えっ?餌?
    「そこにでっかい亀がおるだろ?」なるほど、亀が悠々と泳いでいます。
    人と話すのが楽しいようで、
    ひとしきり亀の話をして立ち去って行きました。

  • 葉の裏が赤いので、花と区別が付きにくいです。<br />

    葉の裏が赤いので、花と区別が付きにくいです。

  • 上に向かって咲いている花よりも、<br />水面に映っている空と睡蓮が気に入っています。<br />

    イチオシ

    上に向かって咲いている花よりも、
    水面に映っている空と睡蓮が気に入っています。

  • 路線バスがやって来ました。フェリーと同じ赤い水玉模様です。<br />路線バスは、フェリーターミナルのある宮浦港から本村・積浦地区を<br />経由して「つつじ荘」までを往復しています。<br />この他に島民専用バスも走っていました。<br />

    路線バスがやって来ました。フェリーと同じ赤い水玉模様です。
    路線バスは、フェリーターミナルのある宮浦港から本村・積浦地区を
    経由して「つつじ荘」までを往復しています。
    この他に島民専用バスも走っていました。

  • 池の水面に青空が映って、とても清々しい色合いになっています。<br />うん、なんだか元気が出て来たぞ。あともう少し、がんばって走ろう!<br />

    池の水面に青空が映って、とても清々しい色合いになっています。
    うん、なんだか元気が出て来たぞ。あともう少し、がんばって走ろう!

  • 沖合をサンフラワーが行きます。正しくは「さんふらわあ」という<br />船名で、大阪・神戸と大分・別府を結んでいます。<br />瀬戸内海があり、陸続きでない地形のため、関西以西の航路は<br />随分発達しています。<br />昔サンフラワーは、東京湾から宮崎へも行っていたのですが、<br />何故か東京航路は衰退しました。<br />現在は、オーシャン東九フェリーが東京・有明港から徳島経由で<br />福岡・新門司へのフェリーを運航しています。<br />対岸は高松市です。<br />

    沖合をサンフラワーが行きます。正しくは「さんふらわあ」という
    船名で、大阪・神戸と大分・別府を結んでいます。
    瀬戸内海があり、陸続きでない地形のため、関西以西の航路は
    随分発達しています。
    昔サンフラワーは、東京湾から宮崎へも行っていたのですが、
    何故か東京航路は衰退しました。
    現在は、オーシャン東九フェリーが東京・有明港から徳島経由で
    福岡・新門司へのフェリーを運航しています。
    対岸は高松市です。

  • つつじ荘のそばの海岸には、半分埋まったような鳥居と、<br />鳥居に臨むお地蔵さんがあります。<br />絵になるなあ。<br />

    イチオシ

    地図を見る

    つつじ荘のそばの海岸には、半分埋まったような鳥居と、
    鳥居に臨むお地蔵さんがあります。
    絵になるなあ。

  • 西を見ると綺麗な砂浜と岬が見えます。<br />ここから先はベネッセの敷地です。<br />徒歩でのみ入ることが出来、自転車は進入禁止。<br />ベネッセハウス専用のシャトルバスで移動します。<br />自転車で地中美術館または宮浦港方面に行く場合は、<br />山道コースがあります。<br />時間に余裕があれば、そちらに行くことも考えていましたが、<br />とてもこの電動自転車では行く気になれません。<br />

    西を見ると綺麗な砂浜と岬が見えます。
    ここから先はベネッセの敷地です。
    徒歩でのみ入ることが出来、自転車は進入禁止。
    ベネッセハウス専用のシャトルバスで移動します。
    自転車で地中美術館または宮浦港方面に行く場合は、
    山道コースがあります。
    時間に余裕があれば、そちらに行くことも考えていましたが、
    とてもこの電動自転車では行く気になれません。

  • ベネッセには立ち入りませんが、これだけは見たくて来ました。<br />草間彌生の「南瓜」です。<br />フェリーターミナルにある赤の方は「赤かぼちゃ」とひらがな表記ですが、こちらの黄色はただの「南瓜」で漢字表記です。<br />

    ベネッセには立ち入りませんが、これだけは見たくて来ました。
    草間彌生の「南瓜」です。
    フェリーターミナルにある赤の方は「赤かぼちゃ」とひらがな表記ですが、こちらの黄色はただの「南瓜」で漢字表記です。

  • 草間彌生の「南瓜」シリーズはすごいですね。<br />これ1個で、たくさんの観光客がここまでやって来ます。<br />それを見越して、島の入り口と、<br />どん詰まりのここに設置しているんでしょうね。<br />ここでもまた某国人の撮影独り占めが始まりました。<br />日本人はずらっとこちら側に並んで待っています。<br />どうにかならないもんですかね?<br />

    草間彌生の「南瓜」シリーズはすごいですね。
    これ1個で、たくさんの観光客がここまでやって来ます。
    それを見越して、島の入り口と、
    どん詰まりのここに設置しているんでしょうね。
    ここでもまた某国人の撮影独り占めが始まりました。
    日本人はずらっとこちら側に並んで待っています。
    どうにかならないもんですかね?

  • 空に向かった茎の切り口から、蒼天のエネルギーが吸い込まれて、<br />黄色い実の中に取り入れられている。<br />そんな力を感じます。やっぱり「南瓜」はすごい!<br />

    空に向かった茎の切り口から、蒼天のエネルギーが吸い込まれて、
    黄色い実の中に取り入れられている。
    そんな力を感じます。やっぱり「南瓜」はすごい!

  • 瀬戸内海ってこんなに綺麗なんですね。<br />でも、これだけじゃダメだったんですね。<br />最高の贅沢だと思うけど、海だけじゃこんなに人は来ない。<br />斯(か)く言う私も来なかった。<br />私の好きな作品はあまりなかったけれど、<br />おもしろそうと思わせるものがある。<br />それがないと人は来ない。<br />出来れば、アート作品を点々と見るだけでなく、<br />島との関わり合いがもっと感じられるといいのにな。<br />

    瀬戸内海ってこんなに綺麗なんですね。
    でも、これだけじゃダメだったんですね。
    最高の贅沢だと思うけど、海だけじゃこんなに人は来ない。
    斯(か)く言う私も来なかった。
    私の好きな作品はあまりなかったけれど、
    おもしろそうと思わせるものがある。
    それがないと人は来ない。
    出来れば、アート作品を点々と見るだけでなく、
    島との関わり合いがもっと感じられるといいのにな。

  • 宮浦地区に戻って来ました。派手な外装・内装で有名な「I?湯」です。<br />(ちゃんと下書きにはハートマークが出ているんだけど、<br />文字化けしています)<br />狭い路地に建っているので、全体を撮るのが至難の業。<br />

    宮浦地区に戻って来ました。派手な外装・内装で有名な「I?湯」です。
    (ちゃんと下書きにはハートマークが出ているんだけど、
    文字化けしています)
    狭い路地に建っているので、全体を撮るのが至難の業。

  • 入り口はこちら。「直島銭湯」と書かれています。<br />営業は13~21時。650円。<br />

    入り口はこちら。「直島銭湯」と書かれています。
    営業は13~21時。650円。

  • 天高く飛び出す「ゆ」の文字。<br />どうやったら、こんなハチャメチャな銭湯になるんだろう?<br />これは大竹伸朗が設計した実際に入浴できる美術施設です。<br />入浴できても撮影は出来ません。<br />芸術祭の期間に限定で見学会が行われます。<br />浴場には象がいたりして、とてもおもしろそう。<br />

    天高く飛び出す「ゆ」の文字。
    どうやったら、こんなハチャメチャな銭湯になるんだろう?
    これは大竹伸朗が設計した実際に入浴できる美術施設です。
    入浴できても撮影は出来ません。
    芸術祭の期間に限定で見学会が行われます。
    浴場には象がいたりして、とてもおもしろそう。

  • 「木の崎うどん 直島店」です。讃岐に来たら、うどん食べなきゃ。<br />

    「木の崎うどん 直島店」です。讃岐に来たら、うどん食べなきゃ。

    木の崎うどん 直島店 グルメ・レストラン

  • この店のお勧めは「アホぶっかけうどん」。これは肉のせ。<br />素うどんでなければ、温玉のせか、これしか選択肢がなかった。<br />遅く来過ぎたらしい。<br />食べている間に来た客は、もう完売ということで断られていました。<br />危なかったなあ。<br />ところで「アホ」って何?

    この店のお勧めは「アホぶっかけうどん」。これは肉のせ。
    素うどんでなければ、温玉のせか、これしか選択肢がなかった。
    遅く来過ぎたらしい。
    食べている間に来た客は、もう完売ということで断られていました。
    危なかったなあ。
    ところで「アホ」って何?

    木の崎うどん 直島店 グルメ・レストラン

  • 「木の崎うどん 」の窓からこれが見えます。<br />「直島パヴィリオン」です。<br />

    「木の崎うどん 」の窓からこれが見えます。
    「直島パヴィリオン」です。

  • 中に入ってみると、すごい多面体です。<br />足元もほとんど平らな部分がないくらい。<br />

    中に入ってみると、すごい多面体です。
    足元もほとんど平らな部分がないくらい。

  • 真っ白なレースみたい。青空に映えるなあ。<br />

    真っ白なレースみたい。青空に映えるなあ。

  • 何故かここには、こんなマンホールが。<br />

    何故かここには、こんなマンホールが。

  • さて、自転車を返してフェリーターミナルに向かいます。<br />自転車のカギは、この箱に入れればOK。<br />島だから乗り逃げなんてないもんね。<br />写真入りの説明は、電動自転車の場合、<br />電源を切っておいてねというもの。

    さて、自転車を返してフェリーターミナルに向かいます。
    自転車のカギは、この箱に入れればOK。
    島だから乗り逃げなんてないもんね。
    写真入りの説明は、電動自転車の場合、
    電源を切っておいてねというもの。

  • フェリーターミナルの土産物店では、あまり買うものがなくて、<br />アーカイブで買っておけばよかったと後悔。<br />唯一買ったのが塩。先日、石垣島で買った塩は「雪塩」で、<br />サラサラの細かい塩でしたが、ここのは粒の大きな粗塩でした。<br />ミネラルたっぷりで美味しそう。<br />直島は、個人的意見で言えば、アート作品は見なくても良かったです。<br />せいぜい「石橋」と「はいしゃ」くらいかな?<br />アート作品を見て回ることにばかリ気持ちが集中してしまって、<br />島の家並みや自然や景色を堪能できなかったのが残念。<br />飲食店は結構あったようだけど、なんとなく入りそびれました。<br />「なおしまエリアマップ」という冊子を見ていましたが、<br />文字が小さくて、路上で立ち見するのには厳しかったです。<br />「家プロジェクト」のパンフもとにかく字が細かい。<br />日本語と英語は別の冊子にしたらもっと余裕が出来るのでは?<br />地図に描き込まれているマークも「wc」と「p」と「自転車」と「¥」が同じオレンジ色の〇に白抜きで表わされているので、<br />どれがどれだかわかりにくいです。<br />「家プロジェクト」だけの見学なら、<br />バスで本村に来て歩いて回る方がじっくり見られます。<br />電動自転車は却って邪魔でした。<br />本村は小さい集落なので、十分歩いて回れます。<br />直島アートは、直截見るものではなく、感じることが重要です。<br />心にゆとりを持って、目の前に在る空間を受け入れることが大事です。<br />せかせかした心では楽しめません。<br />フェリーやバスの時間を気にしないで済む本土でなら、<br />もう少しのんびり散策出来たのだけれど、<br />乗り遅れたらという心配と時間配分に心が縛られてしまって、<br />ゆったりのんびりとは出来ませんでした。<br />もっと心を大きく持たなくちゃなあ。<br />

    フェリーターミナルの土産物店では、あまり買うものがなくて、
    アーカイブで買っておけばよかったと後悔。
    唯一買ったのが塩。先日、石垣島で買った塩は「雪塩」で、
    サラサラの細かい塩でしたが、ここのは粒の大きな粗塩でした。
    ミネラルたっぷりで美味しそう。
    直島は、個人的意見で言えば、アート作品は見なくても良かったです。
    せいぜい「石橋」と「はいしゃ」くらいかな?
    アート作品を見て回ることにばかリ気持ちが集中してしまって、
    島の家並みや自然や景色を堪能できなかったのが残念。
    飲食店は結構あったようだけど、なんとなく入りそびれました。
    「なおしまエリアマップ」という冊子を見ていましたが、
    文字が小さくて、路上で立ち見するのには厳しかったです。
    「家プロジェクト」のパンフもとにかく字が細かい。
    日本語と英語は別の冊子にしたらもっと余裕が出来るのでは?
    地図に描き込まれているマークも「wc」と「p」と「自転車」と「¥」が同じオレンジ色の〇に白抜きで表わされているので、
    どれがどれだかわかりにくいです。
    「家プロジェクト」だけの見学なら、
    バスで本村に来て歩いて回る方がじっくり見られます。
    電動自転車は却って邪魔でした。
    本村は小さい集落なので、十分歩いて回れます。
    直島アートは、直截見るものではなく、感じることが重要です。
    心にゆとりを持って、目の前に在る空間を受け入れることが大事です。
    せかせかした心では楽しめません。
    フェリーやバスの時間を気にしないで済む本土でなら、
    もう少しのんびり散策出来たのだけれど、
    乗り遅れたらという心配と時間配分に心が縛られてしまって、
    ゆったりのんびりとは出来ませんでした。
    もっと心を大きく持たなくちゃなあ。

    海の駅「なおしま」 道の駅

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