ミラノ周辺、二人旅－５、ウフィツィ美術館

2019/09/03 - 2019/09/11

ウフィツィ美術館は建物が左右に分かれています、手前側は上の方で繋がっていて、一部はピッティ宮殿とベッキオ宮殿を結ぶファザーリの回廊となっています。
美術館の写真というと、繋がっている方を向いた写真の方が多いのですが、私は後ろは振り返らない主義なので…
美術館の向こうにベッキオ宮殿が見えます。

9/3　成田前泊
9/4　フィンエアでヘルシンキ乗換え、ミラノ着
9/5　半日市内ツアー、一人街歩き
★9/6　フィレンツェへ、美術館他
9/7　フィレンツェ、一人街歩き、ミラノへ戻る
9/8　ヴェローナ日帰り
9/9　コモ湖へ、ミラノ街歩き
9/10　ミラノ出発
9/11　日本着

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

ダ・ヴィンチ像は美術館の庭に飾られています。

ボッティチェッリ「春」

右端の女性はニンフのクロリスでゼフュロスに抱きつかれて結婚。その左の服を着た女性はクロリスが変身したフローラという花の神、中央はヴィーナスで、左側の3人は三美神でそれぞれ、愛欲・純潔・愛の女神です。

ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」

左の二人は「春」の右端の二人、風の神ゼフュロスとクロリスです。

ボッティチェッリ「マニフィカトの聖母」

マニフィカトとはアリアを讃える讃美歌のことです。二人の天使がマリアに王冠をかぶせようとし、マリアはペンを持ってマニフィカトの最後の言葉を書こうとしています。

ボッティチェッリ「受胎告知」

ボッティチェッリ「誹謗」

かつてのサロン、トリブーナ

八角形の部屋です。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」

師匠のヴェロッキオとの共作で、ダ・ヴィンチは背景と天使ガブリエルを担当したと言われていますが、美術館の本には「師匠の影響を受けている」とだけで共作とは書いてありません。
テレビの解説では、テーブルの足は正面を向き、上の台は斜めになっているとか言っていました。言われて見ればそうかも、言われなきゃ分からない。（^^ゞ

レオナルド・ダ・ヴィンチ「東方三博士の礼拝」は未完成の作品です。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「キリストの洗礼」

カラヴァッジョ「メドゥーサ」

ギリシャ神話の怪物で、頭髪は毒蛇です。首を切り落とされた時の驚きの表情をしています。

別の画家の「メドゥーサの頭」

カラヴァッジョ「バッカス」

ローマ神話のワインの神、この絵では顔を赤くして酔っぱらっています。左手前のワインの瓶には画家の顔が描かれているそうですが、近くで見ても分かりませんでした。

カラヴァッジョ「イサクの犠牲」

旧約聖書に出て来る話で、アブラハムが一人息子を生贄にするよう神に命じられ、イサクを殺す場面です。でも実は刃物を振り上げた瞬間に神の使いが現れて止めます。そしてこの試練を乗り越えたことにより、アブラハムは讃えられ英雄となったのでした。チャンチャン

ティツィアーノ「フローラ」

モデルは高級娼婦との説もありますが、ボッティチェッリの絵にも出てきた花の女神の衣装を着た、画家の婚約者だと美術館の本に書いてあります。

ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」

ジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」を模倣したものと言われています。

ミケランジェロ「聖家族と幼い洗礼者ヨハネ」

後ろのヨセフは随分年寄りなんですね。養父と書いてあるのを見ました。マリアが処女懐胎で実の父親ではないから？

ラファエロ「ひわの聖母」

ひわは小鳥（鶸）で左側の子供（洗礼者ヨハネ）が持っているのを、イエスが手を伸ばして触っています。

ラファエロ
「アニョーロ・ドーニと妻マッダレーナ・ストロッツィの肖像」

クラナッハ「アダムとイブ」

クラナッハはベルリンの絵画館でたくさん見ました。

パルミジャニーノ「首の長い聖母」

色々と考えることが多い絵です。どうして首が長いのか？天使達は男か女か？イエスが大きすぎてずり落ちそう、死体みたいとか・・・

レンブラント「自画像」

レンブラント「若き頃の自画像」

あら、若い時は結構イイ男だったのね♪

レンブラント「聖職者」

3階のテラスで休憩。目の前にはベッキオ宮殿の塔、別の角度ではドゥオーモのクーポラも見えます。上の部分だけですけど

ミケランジェロ広場のダビデ像

時々降っていた雨が止んだので、タクシーでミケランジェロ広場へ行きました。やはりフィレンツェに来たからにはこの場所は外せません。
コーヒーを飲みながら休憩、女性だけど男性の姿で働いている人が二人いました。去年のマドリードでも感じましたが、とても自然でいいなぁと思いました。

この後路線バスで駅まで行き、レストランへ向かいました。
バスは予定になかったので切符を買っていなかったのですが、運転手さんから買うことができました。

夕食は日本のテレビで紹介された Armandoでイタリア料理。

ラヴィオリ（16ユーロ）

思いがけず日本人の店員さんがいらして、メニューの相談に乗ってくださいました。本来は、スターター　～　スープ　～　パスタ　～　メインと続くのに、日本人女性だからあまり食べられないだろうと思われたのでしょう。2品だけ頼んで二人でシェアしました。ハウスワインつき♪

茄子をつめたチキン（19ユーロ）

お客は日本人が半分位、メニューは季節ごとに変わるので、旅行前に公式サイトで調べて出かけると良いでしょう。

続きはこちらです。
https://4travel.jp/travelogue/11551904