ペナン島の中心都市であるジョージタウンは、異文化が混在する歴史的な街並みが評価され、世界遺産に登録されています。<br />ジョージタウンは、中国、マレー、インドといった、現在のマレーシアを構成する民族の文化が混在した街並みの中に、かつてここが、イギリスによる統治を受けたことを物語るコロニアル建築が数多く残っています。<br />建物大好きな私は、建物にあまり興味のないカミさんをホテルに残し、夕方そんなコロニアル建築を探し求めての街歩きを楽しみました。<br />

ジョージタウンのコロニアル建築散歩

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2019/08/14 - 2019/08/19

784位(同エリア2024件中)

エリア

ペナン島(マレーシア)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

ホテル: 4.5

グルメ: 4.5

ショッピング: 3.5

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 10万円 - 15万円

交通手段: タクシー徒歩飛行機

旅行の手配内容: 個別手配

利用旅行会社: エクスペディア

ペナン島はイギリスがマレーシアで最初に入植した場所
イチオシ

1786年、イギリス東インド会社のフランシス・ライトが、東南アジア進出の足がかりとしてこの島を選び、ペナン島はイギリス東インド会社に割譲されました。
ここから、マレー半島におけるイギリスの植民地支配が始まります。
以来、ペナン島は「プリンス・オブ・ウェールズ島」と呼ばれ、東西貿易の中継地として発展したそうです。
そんな歴史過程で、世界遺産に認定される評価のもとになったヨーロッパ、中国、マレー、インドといった異文化が混在する歴史的な街並みが形成されました。
こちらのローマ・カトリック大聖堂は、18世紀の終わりに東インド会社の総督フランシス・ライトがペナンで最初に建てた教会で、マレーシア北部で最初に建てられたカトリック教会なんだそうです。
今の建物は1861年に再建されたもので、2つの鐘楼が特徴的な白亜の教会でした。
イチオシ

こちらの白亜の美しい建物は『ペナン市庁舎』。
1903年にイギリスの東インド会社の拠点として建てられたもので、大英帝国絶頂期を象徴する建物です。
現在はペナン市議会の会議場として使われているため、中に入ることができませんでしたが、目の前の公園の芝生からは、隣りに建つクリーム色のペナンタウンホールと見比べることもできるので、公園から眺めるのがベストです。
イチオシ

隣に建つクリーム色の建物はペナンタウンホール
こちらは市庁舎よりも古く１８８３年に建てられたもの。
舞踏会場や劇場がありフィリピン人によるバンド演奏などが行われて、街のお金持ちたちが夜な夜な集う、社交場だったそうです。
当時の華僑たちは「ヨーロピアンクラブ」と呼んでいたとか。
こちらも表から眺めただけでしたが、隣の市庁舎と見比べてみるのも面白いですよ。
ジョージタウンのコロニアル建築散歩の起点となるのが、コーンウォリス要塞とランカウイ島行きフェリー乗り場のそばに位置する、ビクトリア・メモリアル時計塔。
1897年にビクトリア女王即位60周年を記念して建てらたもので、高さは即位の年号と同じ60フィートになっています。
ちょうど化粧直しの工事が行われていました。
ビクトリア・メモリアル時計塔から西に向かって伸びる道にコロニアル建築が集中しています。
スタンダードチャータード銀行は、1875年に営業開始したマレーシア最初の銀行
BANGUNAN UABと表示のあるビルは1930年代の建物。
角に建っている白い建物は、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド（RBS）のペナン支店。
夕方のこの時間ビーチ通りのコロニアル建築のエリアではあちこちで結婚式の記念写真を撮影していました。
このカップル、なにも車が頻繁に通る道の真ん中で、わざわざ写真を撮らなくてもいいのにねえ・・・
危ないなあ・・・
こちらの建物の前でも、結婚記念の写真撮影中
このビーチストリートは銀行や保険会社が多く、ジョージタウンの金融街と言った感じの通りです。
商業施設としてカフェなどが入っているホワイトアウェイズアーケード
古い建物ですが商業施設になっていました。
Georgetown Dispensaryという1923年に建設された建物
ジョージタウン診療所建物です。
ＫＯＬＥＪ　ＤＩＳＴＥＤと表記のあるビルも下は飲食店が入っているようです。
この時計台のあるビルは上にWISMA KASTAMの表示が。
イチオシ

税関の建物のようですが、もともとはマレー鉄道駅として1909年に完成したようです。
この建物の中には、予約センターやレストラン、乗客の待合ホールがあったそうです。
コロニアル建築の1階はおしゃれなカフェになったりしています。
GEORGETOWN ＣＨＡＭＢＥＲＳの表示のある建物は、何かの会議所だった建物？
最後の赤く縁どりされた建物は1908年に建築された消防署のビル
こんな感じで1時間ほどコロニアル建築散歩を楽しみました。
一人旅ならもっとゆっくり大好きな建築散歩を続けたいところですが、かみさんがお腹を空かして待っているので、そろそろホテルにもどります。