2019/09/15 - 2019/09/24
61位(同エリア897件中)
子青さん
武漢から上海までを、世界遺産や、歴史、自然を味わいながら、移動には主に鉄道を使って、歩きました;
1日目:移動(成田->武漢->九江)、九江泊
2日目:蘆山見学
3日目:九江市見学、蘆山市見学
4日目:移動(九江->南昌)、南昌見学、移動(南昌->武夷山)、武夷山泊
5日目:九曲竹筏下り、移動(武夷山->黄山)、黄山南門泊
6日目:黄山(蓮花峰、光明頂)、白雲賓館泊
7日目:黄山(光明頂)、移動(黄山->杭州:バス)、杭州泊
8日目:西湖見学、杭州泊
9日目:移動(杭州->紹興)、紹興見学、移動(紹興->上海)
10日目:帰路
------------------------------------------------------------------------
8日目は、杭州の世界遺産の西湖と、岳王廟へ行きます。西湖には西湖十景という観光スポットがあるので、順に回ります;時計回りに、①湧金門②雷峰夕照③南屏晩鐘④花港観魚⑤三譚印月⑥蘇堤春暁⑦曲院風荷⑧平湖秋月⑨断橋残雪(双峰挿雲は少し離れているので、予定から外しました)。西湖は定番の観光地なので、人が多かったです。周りを山に囲まれているので、心が落ち着くように思います。西湖を見た後、杭州駅へ行ってみます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 航空会社
- スプリングジャパン
PR
-
6:20 起床。体調重視で、軽い朝食。今日は近場を周るだけなので、ゆっくりします。通りから奥まったところにあるせいか、とても静かです。Yahooニュースを見ると、巨人が5年ぶりに優勝したみたいですね。日経平均は22,079円、為替レートは\107/$、NY Dowは$26,935、でした。
-
9:00 バスで西湖へ行きます;2元。
-
9:20 清波門駅着。国慶節が近いせいか、国旗が飾ってあるようです。
-
①湧金門
柳浪聞鶯公園の東門です。この後、湖畔沿いに歩いたので、実は古湧金門を見ていません(笑)。適当な旅ですいません。 -
公園なので、池がこしらえてあったり、木が植えられています。
-
ベンチに座って、湖面を暫く眺めます。西湖は山に囲まれているようです。宏村もそうですが、山に囲まれた景色は何となく落ち着きます。
-
あれが雷峰塔ですね。
-
自販機に、レッドブル(紅牛)、が売っています。後で知ったのですが、古湧金門の近くに金色の牛の像が湖面に置かれているようです。何か関係があるかな。多分無関係ですね。
-
10:05 バスで雷峰塔へ行きます。2元。
-
4路バスで1駅です。たかが1駅ですが、体力温存には有効と思います。中国は歩くことが多いので、さぼれるところはさぼらないと、疲れてしまいます。
-
10:06 浄寺駅着。
-
雷峰塔景区、の石碑。
-
10:08 雷峰楼境、でしょうか。雷峰塔の入り口です。
-
入場料40元。優待なし。ちょっと高めですね。
-
雷峰塔は、北宋の頃(977年)に、夕照山の上に建てた、と書かれています。現在の雷峰塔の下に、昔の塔の遺跡が残っているようです。
-
階段を登っていくのかな、と思ったら、階段の真ん中にエスカレーターが作られています。登りだけですが、楽ができます。
-
10:18 雷峰塔に着きました。
-
中に入ると、写真のエレベーターかあります。係員が乗車の整理をしているので、安心して乗れます。そうでないと、ちょっと不安です、人民の皆さんなので。でも、何となく、最近は皆さん きちんと並ぶようになったと感じます。
待つのが嫌な人は、階段でも上がれます。 -
最上階から遠くを眺めます。これは湖の右側(東方面)。遠くに杭州の市街が見えます。
-
これは正面(北側)。
-
これは正面やや左手(北西方向)。
-
ちょっとアップ。これは、三潭印月のある、浮島の小瀛洲島ですね。後で観光船で行きます。
-
これは左側(西方面)。線のように伸びているのが、蘇堤ですね。
-
これは、塔の反対側に回って見た南側の景色。お寺が見えます。後で分かりましたが、これは浄慈禅寺で、南屏晩鐘、があります。
-
10:40 塔を出ます。
-
良く分かっていませんが、乾隆御碑、と書かれている場所へ行ってみることにしました;何となく、乾隆帝と関係がありそうで、重要そうな響きなので(笑)。
-
②雷峰夕照
10:45 園内の少し小高いところに在りました。雷峰塔を見るのに良い場所だったのでしょう。
この標識を見て、西湖十景には写真の白い表示板が置かれている、と理解しました。この後、この石板を探しながら歩くことにしました(スタンプラリー風)。 -
11:00 雷峰塔を出ます。
-
杭州は交通の取り締まりが厳しそうです。写真の装置は、違法に警笛を鳴らした車のナンバーを表示しているようです。交差点に設置されていました。
-
③南屏晩鐘
11:03 雷峰塔の出口から、横断歩道を渡ったすぐのところにある、浄慈禅寺。 -
入場料は10元です。
-
60歳以上69歳以下は半額、70歳以上は免費、のようです。
-
ここが入口。質素な印象です。
-
勅建なので、格式が高いのかも。禅寺なので、修行僧がいそうですね。
-
塀越しに見た金色の像。心を清める、というよりも、ご利益優先(金運)、という感じかなあ。先を急ぐので、入らずに失礼しました。
-
通りに観光車がいましたが、もったいないので、乗りません;20元。
-
11:17 路線バスに乗ります;2元。
-
蘇堤に向かいます。これも1駅。2元。バスは直ぐに来ます。
-
11:21 蘇堤で下車。
-
道沿いに、警官の立っている交差点まで行きましたが、蘇堤は逆方向で、戻りました。写真は自動車が通る楊公堤(行き過ぎたところ)。
-
11:30 ここが蘇堤の入り口。
-
ここにも、建国70周年、のパネルが有りました(建設中)。
-
11:36 花港観魚がありそうな、紅魚池、を目指します。
-
湖面に向かって、料亭風の建物がありました。
-
11:46 紅魚池着。
-
それ程大きな池ではありません;ご存知のように、今時の中国の施設だと、べらぼうに大きいのが常ですが。
-
鯉か、大きな金魚がいます。
-
小さな麩のような餌を与えているようです。魚の動きが緩慢なので、こちらの気持ちも、のんびりします。
-
④花港観魚
11:55 ここが金魚を見るスポット、ということですね。 -
石碑も建っています。
-
池はいくつかあるようです。
-
一応 出口のような門もあります。花港観魚の額が掛かっています。皆さん のんびり家族旅行、という感じです。
-
12:00 浮島へ渡る観光船乗り場に着きました。ちょっと小腹が空いたので、船に乗る前に、辛いタレの付いた豆腐を食べました;20元。ちょっと高い。
-
乗車賃は55元。
-
開いている窓口は1つだけだったので、今はそれ程混雑している時期ではないのかもしれません。
-
12:20 こういう観光船に乗ります。
-
船内では、ガイドさんが説明をします。家族連れが多いですね。
-
湖上では、船がたくさん行き来しています。湖なので波もなく、快適です。
-
12:32 浮島(小瀛洲島)着。乗船地は、乗ってきた花港埠頭以外に、岳廟埠頭、中山埠頭、湖浜埠頭もあるようです。
-
⑤三譚印月
12:35 下船場所の近くでした。三譚は、元は蘇軾が杭として建てた、3つの塔のことのようです。 -
この小さい塔が、三譚、ということですね。
-
丸窓の右端に、微かに湖面の塔が見えます(分かりますか)。
-
島は、田の字、になっています。
-
島内には、歩道橋が掛けられていて、周遊できるようになっています。
-
蓮の花が、綺麗に咲いていました。
雨が降ってきたので、船で元の埠頭へ戻りました。因みに、元の埠頭へ戻らずに、別の埠頭へ行ってもいいようです(他所の埠頭も、料金は同じ往復55元のようです)。 -
12:38 船内から見た雷峰塔。絶景ではありませんが、心に残る穏やかな風景、というところでしょうか。
-
12:54 観光船乗り場から蘇堤をずっと南から北へ歩いていきます。
-
道は舗装されているので、歩くのは楽です。ただ、時々観光車(カート)も通るので、ちょっと鬱陶しい。
-
⑥蘇堤春暁
13:20 蘇堤の途中にあります。蘇堤は、北宋の頃、蘇軾が作らせたもののようです。長さは約3km、幅約30m。 -
蘇堤から見た湖の景色は最高です。特に、山の見える西方向はお勧めです。
-
ベンチに座って、しばらく湖面を眺めていました。
-
北の岸には、何やらどこかで見たような、白い縁取りの有る屋根の建物がありました。ホテルかな。
-
ねじれた木があります。洪水か何かの関係でしょうか。多分この木にも、いろいろ苦労が有ったのでしょう。
-
蓮の花が沢山植えられているようです。
-
蘇堤が終わる辺りに、曲院風荷、の建物を見ましたが、白い石板が見当たりません。岳王廟を見てから、また戻ってくることにしました。
-
13:52 通りを渡った先に、岳王廟があります。
-
岳王廟は、岳飛の墓がある場所です。中国では、関羽と並んで、岳飛が一番人気の英雄のようです。多分 貧しい生まれから身を立て、最後は裏切りによって非業の死を遂げたところが、庶民達の共感を呼ぶからなのでしょう。(仮に、幸せな最期を送ると、妬まれちゃうのでしょうね。)
-
入場料は25元。国内の60歳から69歳の老人は半額、と書かれています。面白いのは、浙江省で30年以上勤務した教師は免費、とのこと。何となく観光施設というよりも、教育施設という位置づけのようです。
-
お寺風の建物です;忠烈祠。
-
公明正大な心、という感じでしょうか。
-
環我河山、のようです。岳飛の自筆とか。
-
岳飛、字は鵬挙。南宋の人で、生まれは今の河南省のようです。死後、名誉が回復されて、諡は武穆を与えられ、鄂王に封ぜられたようです。
-
岳母刺字。母が岳飛の背中に、尽忠報国、という入れ墨をした、の図。
中国共産党としては、国の為に尽くしなさい、という教育を人民にしたいのでしょう。でも、一番その教育が必要なのは、もしかして、中国共産党員かも(笑)。 -
本殿の左手に在る、輔文康祠。
-
これは中に祀られている牛皋。金と戦った弓矢の名手のようです。
-
本殿の右手に在る、列文侯祠。
-
これは中に祀られている張セン(ウ冠に先)。岳飛の片腕だったようです。
-
岳飛墓へ行きます。
-
岳墓棲霞。岳墓の入口前に建っています。
-
岳墓入口。
-
鉄人跪像。「鉄人」と言っても、衣笠ではありません(古い)。
-
これが「鉄人」ですね。岳飛を陥れた、南宋宰相の秦檜と、その妻の王氏。
-
唾を吐かないでね、と書かれています。昔はこの夫婦の像に唾を吐くのが、お約束だったようです。
-
鉄像にして、岳飛父子を陥れた罪を永久に悔いなさい、という中国らしい、厳しい罰です。
-
岳墓です。左右に文官、武官が仕えています。
-
動物も控えています。神様扱い、ということですね。
-
良く見ると、文官が一番奥にいるようです。武官よりも文官の方が位が高い、ということかも。
-
昔からの施設なので、像のサイズは普通です;今時のものであれば、とんでもないサイズになっていたことでしょう(笑)。
-
正面が岳飛の墓で、右隣りが息子の岳雲の墓。
-
宋岳鄂王墓。鄂は、湖北省の地方名のようです。
-
宋維忠侯岳雲墓。
-
岳飛記念館。間に池があります。
-
「日本銅鐘」と書かれています。
-
元は紀州法輪山福生寺にあったもので、清の時代に日本を訪れた胡光ヨウという僧侶(雪岩)が買い求めて、ここに寄贈したようです。
-
トウ小平も、ここを訪れているようです。
-
中央に座っている岳飛、その左隣の岳雲、更に左の張セン(ウ冠に先)、岳飛の右隣の牛皋、が描かれている絵図。客が指で触るので、跡がついていますね(笑)。
-
この建物は、南枝巣だと思います。
-
十二世紀初頭に、女真族金が南宋を攻めた時に、寂れた徽出身の岳飛が大いに反攻したが、主和派の秦檜らによって、殺害された、とのこと。享年39歳。
-
岳母刺字。尽忠報国、ですね。お母さんも立派な人だった、ということでしょう。
-
これは、金(左)と南宋(右)との会談でしょうか。
-
1979年に岳飛墓を改修した際、掘り出された南宋石俑。文官のようですね。俑が埋められていた、ということは、王侯と同じ扱いだった、ということの証なのかもしれません。それにしても、未だに千年以上前の遺物が出土するところが凄いですね、中国は。
-
14:36 岳王廟を出ます。
-
14:39 曲院風荷に戻ってきました。曲院は、南宋時代に在った造醸所のことで、夏になると、風に乗って酒と蓮の花の香りがする、という意味のようです。何となく、優雅な風景ですね。
-
⑦曲院風荷
14:45 ここでは、例の白い石板が見当たりませんでした。残念。 -
確かに、池に蓮の花が沢山植えられています。
-
14:50 白い石板を探しているうちに、福井市と杭州市の友好公園、を見つけました。友好が末永く続くことを祈ります。
-
良く分かりませんが、蓮の花が枯れると、黒いがくが残るのですか。
-
大きな蓮の葉が、水滴を葉の表面に浮かべていました。
次は、平湖秋月へ向かいます。 -
15:23 浙江省博物館の前を通って、そのまま湖畔沿いに歩きます。
-
15:30 平湖秋月着。この建物は土産物屋のようです。
-
平湖秋月の看板。
-
この場所は、湖に突き出た小島のような造りになっていて、ここから眺める秋の月が綺麗、ということですね。
-
石牌もありました。
-
⑧平湖秋月
15:35 白い石板もありました。 -
ここから岸まで、白堤、という細長い道になっています。蘇堤よりも、白堤の方が幅が広そうです。白堤の方が、市街地に近いので、訪れる人の数も多いのかもしれません。
-
道の途中に、錦帯橋、という橋が有ります。多分、船の行き来の為にこしらえたのでしょう。
-
白堤の標識。
-
断橋残雪の石牌。
-
⑨断橋残雪
15:00 断橋残雪の白い石板。 -
これは岸にほど近い場所にある橋で、断橋残雪は、冬の晴れた日に、橋の南側は陽射しで雪が解けて、北側だけに雪が残る景色を言っているようです。春を待ちわびている心、ということでしょうか。
-
西の方角は、山が重なり、何とも言えない、ゆったりした景色です。別に冬の日でなくても、十分情緒が楽しめます。
この日は日曜日で、少し辺りがうっすら暗くなると、人の数も増えるような気がします。カップルにお誂え向きのデートスポットなのかも。 -
湖の東北の角にも、船着き場があります。
-
16:10 西湖を堪能したので、杭州駅へ行ってみることにします。
-
四角い掲示板に、上下同じピッチで漢字が表示されていると、一瞬、縦読みなのか、横読みなのか、判然としません。
-
16:45 乗車したバスが、杭州駅へ行かないようなので、元の場所に戻りました。
-
乗客が多いので、せっかくバスが来ても、満員で乗れません。何台か見送って、最後は無理やり乗ってしまいました。中華風所作。
-
17:22 やっと杭州駅に着きました。
-
杭州駅の駅舎。近代的な建物です。改札は2階にあるようです。食事処や売店も2階のようです。
-
17:40 お腹が空いたので、夕飯を食べます。蝦仁餃套餐 41元。餃子は期待していたのですが、はっきり言って、残念な味でした(個人の感想です;笑)。
-
18:00 ここが夕飯を食べた店;大娘水餃(多分チェーン店だと思います)。
-
向いに大きな超市の店が有ったので買い物をします。
ところで、写真は、レッドブル①;メーカーは、「紅牛安奈吉」製で、製品名は「紅牛安奈吉飲料」です。実は、これ、午前中に自販機で見たレッドブルとは別製品なんです。分かりますか。 -
こちらの写真は、午前中に西湖の自販機で見たレッドブルです(再掲)②;メーカーは、「中国紅牛維他命飲料有限公司」製で、製品名は「紅牛維生素効能飲料」。どちらも本物で、簡単に言えば、創業者が仲違いをして、2つの製品になってしまった、という状況です(笑)。因みに、値段はどちらも10元でした。
詳しくは、芙蓉峰さんの、下記ブログをご覧ください;
http://blog.livedoor.jp/furongfeng/archives/1074668595.html -
これは私が好きな烏龍茶です。でも少し高いので今日は買いません(高い、と言っても、8元ですが)。缶ビールなら4元か5元で買えます。
-
18:30 これが買い物をした店。紹興酒 38元、烏龍茶葉(杭州龍井) 38元、ジャスミン茶葉 40元、パン 15元。空港は値段が高いので、お土産はいつも地方の売店で買います。
-
隣りに日本の牛丼店もありました;食其家(SUKIYA)。
-
18:40 表に出て、正面から駅舎の写真を撮りました。駅前はあまり賑やかではないようです;車のロータリーになっています。
-
19:15 地鉄鳳起路駅着。実は、杭州駅で地下鉄に乗る際、安全検査で、さっき買った紹興酒が引っかかってしまいました。どうも、酒を地下鉄に持ち込んではいけないようです(箱や包みに入っていれば、問題なかったのかも)。訳の分からない外人だからいいや、ということで、無罪放免にして頂きましたが(笑)。
22:30 就寝。今日の歩数は、24,962歩。無事に西湖を一周できて、良かったです。明日はいよいよ最終日です。辛苦了。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
子青さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
147