2019/08/01 - 2019/09/13
61位(同エリア61件中)
旅歩き人さん
歴舟川は十勝の南部を流れる「日本一きれいな川」と言われたこともある清流だ。
なかなかの大河なのだが二級河川になっている。
流域面積は大きくはないが留萌川の倍くらいはあり、その風格からいっても一級河川の価値はありそうだ。
大樹町ただひとつの町の中を流れていることでも知られていて、たぶんそのために二級河川になっていると思われる。
この川の河口を見るためにあちこち走り回ったが、河口の一端さえ見ることはできなかった。
大樹町役場のある街の中心から道道55号をひたすら東に進む。
国道336号を突っ切ってさらに進む。
途中から南に向かう道に入る。歴舟川に近づいているはずだ。
しかし、ここをどうぐるぐると一周しても川はまったく見えない。
道は砂利道になり、牧草地が広がり、その向こうにこんもりした森がある。その先が歴舟川だと想像するばかりだ。
何回も回ったが川はまったく見えない。
状況は歴舟川の南側から迫っても同じで、牧草地とその先に森が広がるばかり。
川が見えないから、ますます清流への想いは強くなる。
そもそも日本一の清流といわれる川の河口に車で行こうとすること自体まちがっていると言われそうだ。
だが、もし歩いて行けるとすれば、そこは遊歩道が整備されトイレも設置されているかもしれない。車は道路の外は走らないが、人は道の外も平気で歩く。
牧場の道路がちょっと河口まで延びていればいいので、未開の川の方がそういうシチュエーションに遭遇する機会が多いに違いない。
河口はおろか河口付近の川を垣間見ることさえできないとは、まさに歴舟川の面目躍如、稀有な川なのだが、その「日本一の清流」も、町の中心地には「歴舟川河川公園」が整備され、私が苦労してたどり着いた一番河口に近いところでは、なにやら重機が整地を行なっていた。
日本一の清流であり続けるのももう長くはないかもしれない。
写真は国道336号に架かる橋から撮影したもの。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
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