2019/05/07 - 2019/05/08
102位(同エリア1203件中)
クッキーさん
マチュピチュ遺跡散策の後半部は 居住区を回り、コンドルの神殿へ。
空中都市を堪能した後、サンクチュアルロッジでランチをとり、マチュピチュ村に戻りました。
オリャンタイタンボ駅まで列車で戻り、さらにバスでクスコへ。
クスコで一泊した翌日は、早朝にリマまで飛び、さらにイグアスまでの移動と、一日移動の長旅でした。
コロナ禍さえなければ、今頃は ウィーンに向けて飛ぶ飛行機の中だったはず。返す返すも残念ですが、未だ終息は見通せません。アフターコロナではなくウィズコロナという社会生活も想定しなければいけない模様。
心おきなく旅行に出かけられるのは 1年後?それとも2年後になるのでしょうか?
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
5/9 0:10
この小屋の向こう側には、ワイナピチュへの登山口があります。
羨ましさを心に秘めて、私たちは この反対側へ石段を上り、 -
貴族の居住区へ。
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石の出っ張りがある壁面。
屋根をかけるためのものだったかと。 -
居住区から見た対面の山。
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石段に開けられた穴が 一直線に。
窓が同じ高さに付いているのは、生徒たちが見渡せるようにとか・・・
何だかこれも クスコのコリカンチャで見た建造物にそっくりです。 -
この辺りになると、石組みもずいぶん雑な感じ。
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いつもなら 石垣や石組みにワクワクなのですが、ここマチュピチュではさほどでもなかったような。
もう マチュピチュの風景の全てが感動的で、石垣の美は枝葉末節のような思い。 -
この石の階段は、現在通行止めだとか。
左側は 自然の巨石ですね。 -
先ほど見てきた 3つの窓の神殿の裏側です。
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位置からすると、この辺りは まだ貴族の居住区でしょうか。
石組みは、下の方では大きな石が隙間なく積み上げられ、上部に向かって変化しています。 -
見えている緑地部は、メイン広場ですね。
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巨石で造られた 立派な門。
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技術者の居住区にある、直径60cmほどの丸い石が2つ。天体観測の石です。
水を張って月や星の軌道を観測した、天体観測の跡だとされています。
インカの人の考え方は すべて二元性からなっています。
太陽と月、昼と夜、大地と空というふうに すべてが対になっているという考え。
ふたつセットになっているのは、インカの二元性を表すものです。
マチュピチュに対するワイナチュピもそうですね。 -
発見当時の、天体観測の石と コンドルの神殿。
買った写真からのコピーです。 -
5/9 0:30
石造りの窓?からの額縁画。 -
コンドルの神殿。
中央上部の石組みに造られた窪みにはミイラが置かれ、前の台には先祖への捧げ物が並べられたのだとか。
手前に見えるのは、コンドルの顔のような石。 -
その上には コンドルが羽を広げたような石組みからなる不思議な建造物。全体像は 1枚に収まりきりません。
コンドルをモチーフにしていることなどから、太陽神に捧げ物をした場所ではないかといわれています。コンドルの顔の形をした医師は、リャマが生贄にされた儀式の石だとされています。 -
翼を模した部分の自然石は、元々この位置に、この形で存在していたのかしら。
自然石を加工した椅子状の窪みや穴があるそうですが、どこだかよく分かりませんね。
半地下になっており、一説には牢獄だったともいわれています。 -
マチュピチュ山と段々畑が 相似形。
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水路。16の水汲み場の1つ。
この秘境にこのような「天空の都市」が建設できたのは、水路がしっかりできていたからだそうです。
生活のための水を引くことはもちろんですが、雨量の多い熱帯雨林にもかかわらず段々畑がきれいに残っているのは、排水の技術が優れていたからなんだそうです。 -
石に溝を刻んだ地下用水路。
水源はおそらくマチュピチュを抱くマチュピチュ山のどこかだろうとはいわれていますが、この水路の水源は どこにあるのか未だ分かっていないそうです。
そして、遺跡の地下に張りめぐらされた水路がどのようにつくられたのかも、もちろん、遺跡全体を掘り起こしてみなくては分からないという謎。 -
分かっているのは、高低差を利用したサイフォンの原理を知っており、いまだに遺跡に水を行き渡らせている技術力は、相当なものだということだけ。
16もあるという水汲み場ですが、時間がないのか 他を見ることはできませんでした。 -
太陽の神殿を振り返ります。
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そろそろマチュピチュの見納めです。
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帰り道を辿りながらも ついつい振り返ってしまいます。
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インカの、石造りの空中都市を堪能しました。
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5/9 0:47
最後に訪れたのは 貯蔵庫。歩き疲れた人たちが小休憩中。約3時間、アップダウンを繰り返しながら遺跡内を歩きますからね。
標高2400~2500mのエリアでしたが、心配だった高山病は ほとんどありませんでした。 -
5/9 1:15(現地時間11時15分)
遺跡入口にあるサンクチュアリロッジで早めのランチですが、朝早かったせいか しっかりお腹が空いています。
ビュッフェスタイルのレストランは 期待を裏切ることなく、ペルーのお食事を楽しめました。どれも好みの味。標高が高いことを頭の片隅に置きながらも、そこそこ満腹コースに突入。
レストランに入る直前に 雨が少し降り始めて、食事中には 傘が必要なほどの降りになっていました。 -
ランチを終え 外に出た頃には、雨もすっかり止んでいました。ツアー仲間には かなり強力な晴れ女、晴れ男がいるようです。
サンクチュアリロッジは、超高級ホテル。庶民には高値の華です。
ホテルの背後には 遺跡が見えています。 -
5/9 2:25(現地時間12時25分)
バス停には バスを待つ人の長蛇の列ができていました。
まだチケットが必要らしいのですが、それはガイドさんたちにお任せして 私たちは のんびり列に加わります。
先ほどの雨で 道路には水たまりができていました。朝早くから見学ができて、本当に良かった。 -
5/9 3:10
マチュピチュ村に戻ってきました。
現実世界に戻ってきたとはいえ、まだ なんだか夢見心地。 -
一旦 駅前に集まり、列車の発車時間まで 50分ほど自由行動とのこと。
ホテルに預けてあった荷物は それに合わせて運んでくださるそう。
マチュピチュ村の風景は、何度見ても 日本の温泉街の趣きです。
それもそのはず、マチュピチュ村の初代村長さんは、鉄道の敷設にも尽力した日本人の移民、野内与吉さんという方だそう。 -
ハイラムビンガム号が停車中。
豪華さが漂ってきます。ちなみにクスコから往復で800ドルくらいするらしいです。
この通りは、ほぼ 線路が道路を兼ねているかのよう。 -
お土産物屋さんが集まった一画。
同じようなお店が ひしめき合っていました。 -
アルパカ製の衣類やら、
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まさにインカ、というスカーフ、ポンチョなど。
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置物、飾り物なども。
目を引くものばかりですが、断捨離を心がけていますから 写真に収めるだけ。 -
線路沿いにレストランが軒を並べています。
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停車中のハイラムビンガム号を 上から眺めます。
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ジャックラッセルテリアのような犬は 飼い主が食事を終えるのを 大人しく待っています。
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5/9 4:00
こちらのワンコは 多くの観光客が行きかう駅のど真ん中で、無防備にも お昼寝中。うっかり踏んづけられたら どうするんでしょうね。 -
買い物もしないので 時間を持て余し気味。
駅の裏側は きれいな花壇になっています。右端の 帽子をかぶった女性が、現地ガイドさん。日本出身で、ペルーの大学にも通い、現在 現地ガイドとして活躍中。
駅舎に入る前に、ゲートでチケットとパスポートチェックがあります。
列車は 14時30分に発車。 -
帰りの列車の中でのティータイムです。
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帰りの列車では 山側の席に座りました。
車窓風景を楽しみます。 -
5/9 6:15(午後4時15分)
オリャンタイタンボの駅構内のカフェ兼売店。 -
列車を降りてバスが待っている駐車場に向かうと、ツアーバスやら自家用車でごった返していました。
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ここからは再びバスに乗り クスコを目指します
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オリャンタイタンボは、インカ帝国時代の宿場町だったと伝えられています。
インカの聖なる谷に点在する遺跡の中では、最大のオリャンタイタンボ遺跡があるそう。
山肌に見えているのが その遺跡のようです。
ツアーですから 遺跡巡りは望むべきもありませんが、車窓から その片鱗をみられただけでも良かった。 -
5/9 6:50
しばらく走ったバスは 路肩に停まりました。
何事かと思ったら、ちょうど真ん中あたりの最上部。
うわさに聞く 崖の上にあるガラスのカプセルホテルの正式名称は、スカイロッジ アドベンチャー スイート。ウルバンバ「聖なる谷」に位置しています。 -
拡大してみました。
崖に設置されている3棟のカプセルにはそれぞれ、ベッド4台とダイニングスペース、トイレなどが完備され、宿泊に必要なものが全部揃っているのだとか。朝食と夕食がついてきて、ワインのサービスも。
カプセルは、アルミニウム合金と耐候性ポリカーボネートでできているため、透明度を保ちながらも 安全性は抜群。 -
カプセル自体がガラス張りになっているので、中にいても崖の下までよく見られる上に、カプセルの上に出て、崖のスリルや見晴らしの良さをダイレクトに感じることができるんだそう。
崖を400m登った岩肌にしがみつくように建っており、「高いところにつくられるコンドルの巣のなかで眠る」経験ができるそうですが、高所恐怖症の人にとっては恐怖の一夜でしょうね。
このホテルを考案した人は さらにグレードアップしたホテルを計画中なのだとか。 -
岩陰で休憩している 数人の姿が見えます。
見上げているだけで 目がくらみそう。 -
スカイロッジに泊まるには、ケーブルや鉄の急な階段を使って 400メートルの崖を自力で登る必要があります。写真を見る限り、まるでロッククライミングのようですね。
休憩場所の岩陰で休んでいる人達、ホテルまで まだまだ距離がありそうですよ。
がんばって。 -
5/9 9:17
ようやくクスコのホテルに到着しました。
添乗員さんと現地ガイドさんのお二人が、フロントで何やら交渉中の様子。
あとで聞くところによると、お部屋のバスタブの有無か何かで 手違いがあったとのこと。 -
5/9 9:35(午後7時35分)
ということで、お部屋に入る前に 夕食になりました。
いつもなら 飲み物代は別料金で現地徴収なのですが、この件のおかげで 飲み物は無料にしてもらえました。 -
フォルクローレの生演奏も聴けました。
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5/9 10:54(午後8時54分)
夕食の間に 荷物が部屋に運ばれていました。
ここで、南米のトイレ事情を一言。こちらのホテルは、水洗トイレなのですが、問題点が一つ。使用後に使ったトイレットペーパーを流すのは厳禁なのです。水圧と紙の質が原因だそうですが、小はともかく大の場合は 一体どうするの?どうにもしようがなく、目をつぶって傍らのゴミ箱に入れました。
携帯ウォシュレットを持参すればよかったと一抹の後悔。 -
夜遅い到着、早朝の出発ですから、ホテル外観は入り口周辺だけ。
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5/9 18:45(午前4時45分)
この朝 モーニングコールは4時15分。4時45分までに荷物はドアの外へ。
酸素ボンベもロビーで回収。皆さん、全部使い切っていました。
ホテル出発は 5時15分。すべてお任せのツアーですから楽といえば楽ですが、連続の早朝移動は なかなかハードです。 -
5/9 20:10
クスコ空港。
正確には アレハンドロ ベラスコ アステテ国際空港だそう。 -
5/9 20:38
早くに出たので 機体の撮影もばっちりです。 -
機内は ほとんど空席は無かったかと・・・
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空港に駐機していた別の飛行機越しに クスコを囲む山々の姿を。
この日は クスコからリマへ戻り、乗り換えてイグアスへ向かうという、大移動の日です。 -
ラタム航空。LA2010
7:12発。
クスコ市街地は、空から見ると こんな感じ。 -
5/9 21:21
もう二度と訪れることはないクスコを 目に焼き付けて。
かつてはインカ帝国の首都だった町。街並みが世界遺産にも登録されている山岳都市です。 -
クスコを囲む山並み。
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クスコからマチュピチュへのバスは あんな山道を走ったのかしら?
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5/9 21:36
雪をかぶったアンデス山脈の山々が・・・ -
眼下に見える山々は5000m級 富士山をはるかに超える高さです。
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5/9 22:02
アンデス山脈の上空を越えて、 -
海岸線が見える辺りへ。
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5/9 22:15
リマのミラ・フローレス辺りの地形に似た 海岸沿いの風景です。 -
5/10 01:10(リマ時間11時10分)
再びのリマ空港、ホルヘチャベス国際空港には 8:44着。
セキュリティーの通過時に 2回ビザが必要だったと記録しているのですが、記憶はないのです。
ここで どう過ごしたのか 全く記憶にないのですが、約2時間ほど待機。
リマ発は リマ時間の12:35、LA 2443にて。 -
思いのほか満席に近い機内でした。
これから イグアスまで約6時間のフライトです。 -
リマを出発。
この辺りは、クスコの街のオレンジの色合いに比べて 少しくすんだ薄茶色。 -
リマ市内では ほんの一角を歩いただけ。
-
5/10 3:56
海岸線かと思っていたのですが、手前にも陸地が見えています。
これは 川? -
5/10 4:00(リマ時間午後2時)
機内食がサーブされましたが、これがこの日のランチですね。 -
5/10 4:48
広大な大地を流れる川。 -
5/10 4:56
区画整理された農場のように見えます。 -
5/10 6:21
イグアス川が見えてきました。 -
思いのほか大きい川です。
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5/10 6:24
イグアスの街の明かりが見えてきました。 -
イグアスでは 街歩きも出来ないので、こうして 空からだけでも景色が見られるのがうれしい。
-
5/10 6:36(ブラジル時間 午後6:36)
カタラタス国際空港到着。
二回の飛行、丸一日の移動日でした。この後、バスでホテルに向かいます。
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