2019/07/19 - 2019/07/20
113位(同エリア430件中)
ガッサンさん
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大雪山国立公園にある旭岳は北海道の最高峰の山です。アイヌ語で「カムイミンタラ」神々の遊ぶ庭と呼ばれ、絶景の花風景に目を奪われます。
北海道大雪山の短い夏、その短い夏一瞬に咲く可憐な高山植物。その可憐な花々は人々の心を打ち魅了してやまない。
大雪山の高山帯は広大で、その高山植物群落の規模と豊かさは比類ない、とネイチャーガイドは言う。高山帯に分布する植物としては約200種類とされています。
この旅行記の主な見どころは、一面に広がる花畑・大雪山旭岳「裾合平」、落差270mのダイナミックな滝・「羽衣の滝」、大雪山・黒岳の高山植物、双瀑台からの眺望、銀河の滝・流星 等です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス JALグループ ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩
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旭平は大雪山の主峰旭岳の中腹一帯を言い、山肌を覆うような高山植物チングルマの大群落が広がっています。写真の花はチングルマの花です。
旭平 自然・景勝地
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コエゾツガザクラの花です。旅行記の内容を象徴する高山植物として掲載しました。
旭平 自然・景勝地
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正面の山が大雪山の主峰、旭岳です。大雪山旭岳ロープウェイ姿見駅を出て来た所です。ここでネイチャーガイドと待合せをしました。
担当のネイチャーガイドさんとは、昨年秋(2018年)大雪山の紅葉を3日間共に歩きました。旭岳ロープウェイが強風で運行中止になった思い出話に花が咲きました。旭平 自然・景勝地
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「姿見の池自然探勝路のご案内」の看板が立っていました。探勝路は、標高1600~1670mの高山地帯を探勝しながら、姿見の池に至る一周約1.7kmのコースを説明していました。
鏡池で「姿見の池自然探勝路」から離れ、「裾合平(スソアイダイラ)」へと向います。旭平 自然・景勝地
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「姿見の池自然探勝路のご案内」の前に道標が立っていました。←姿見の池(右まわり)1.0km →姿見の池(左まわり)0.7km 裾合平2.9km 旭岳3.3km と表示されていました。
旭平 自然・景勝地
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ポツンポツンと見える小さいピンク色の花はコエゾツガザクラです。
旭平 自然・景勝地
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コエゾツガザクラを拡大して撮影しました。コエゾツガザクラは、雪解け後にころんとした壷形の桃色花を咲かせるツガザクラの仲間です。北海道の大雪山では群落を見ることができます。
旭平 自然・景勝地
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中央の雄大な山は大雪山の主峰「旭岳(あさひだけ)」です。大雪山連峰の最高峰、旭岳の標高は2291mです。北海道で最も高い山で「日本の百名山」にも選ばれています。
旭岳には高原帯が広く展開しており、高山植物の種類も豊富です。その高原帯の山肌に白い点々が見えます。これはチングルマの大群落です。本州では見られない高山植物の規模です。旭平 自然・景勝地
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チングルマの大群落を拡大して撮影してみました。
旭平 自然・景勝地
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もう少し拡大して、チングルマの大群落を撮影してみました。
旭平 自然・景勝地
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更に拡大して、チングルマの大群落を撮影してみました。
旭平 自然・景勝地
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イチオシ
これがチングルマの花です。純白の花びらに黄色い雄蕊(おしべ)、可憐な花です。
旭平 自然・景勝地
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イチオシ
満月沼です。静かな水面には雲が写っていました。手前には白いチングルマが咲いていました。
旭平 自然・景勝地
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白い可憐な花はコガネイチゴです。コガネイチゴは、バラ科キイチゴ属に分類されます。
旭平 自然・景勝地
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残雪が残る池は「すり鉢池」です。看板の足元にもチングルマが咲いていました。
旭平 自然・景勝地
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「すり鉢池」の全景です。
旭平 自然・景勝地
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旭岳の中腹から湧き上がる白い物は噴煙です。気象庁により大雪山として活火山に指定されています。
旭平 自然・景勝地
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写真は「チングルマの綿毛」です。花が咲き終わり落花の後、花柱が伸びて、先端に淡褐色の長い毛を持った小さな実が密につきます。やがて、束になっていた果実は、ほどけながら放射状に広がった羽毛の白い穂へ変化します。
旭平 自然・景勝地
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鏡池です。意外に大きな池です。
旭平 自然・景勝地
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鏡池で「姿見の池自然探勝路」から離れ、「裾合平(スソアイダイラ)」へと向います。
旭平 自然・景勝地
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鏡池の傍に道標が立っていました。裾合平・中岳・愛山渓温泉を指していました。
旭平 自然・景勝地
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「愛山渓・中岳登山道のご案内」の看板が立っていました。
旭平 自然・景勝地
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鏡池は大きい池です。
旭平 自然・景勝地
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山肌を白く染めるチングルマの大群落です。
旭平 自然・景勝地
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イチオシ
チングルマの大群落お花畑へ近づいて来ました。
旭平 自然・景勝地
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白い可憐な花チングルマです。
旭平 自然・景勝地
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「エゾノツガザクラ」は濃桃色で先端が5浅裂した壺形の花を茎先に数個つけます。ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木です。日本では北海道~東北地方以北の高山帯の適度に湿り気のある岩場や草地に群生する高山植物です。
?旭平 自然・景勝地
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イソツツジ は火山性の強酸性土壌にも強いということで、大雪山では旭岳中腹の姿見から裾合平にかけて多い花です。裾合平へ行く途中、出合います。
旭平 自然・景勝地
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イソツツジ は、いくつもの小さな花が球状になって、あたり一面に咲き誇るタイプの華麗な花です。
旭平 自然・景勝地
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釣り鐘状の小さい可憐な花「コケモモ」です。 コケモモの花は薄い赤のものが多いが、白い花を咲かせるものもある。白い花を咲かせる仲間には シラタマノキ・ シラタマノキ・クロマメノキがある。こちらは花弁が広がらず、壷の形をしています。
旭平 自然・景勝地
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コケモモは 登山道の足下にさり気なく咲いているので見逃さないようにしましょう。
旭平 自然・景勝地
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裾合平へ行く途中で見た旭岳です。
旭平 自然・景勝地
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道標がありました。目的地の裾合平まで1.9kmです。
旭平 自然・景勝地
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イチオシ
キバナシャクナゲは、ツツジ属シャクナゲ亜属の低木です。
旭平 自然・景勝地
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キバナシャクナゲは、高山帯から亜高山帯上部にかけて自生する高山植物です。淡い黄色の花を咲かせます。生息環境が厳しいため樹高は3~40cmにしかなりません。
旭平 自然・景勝地
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ミヤマリンドウは、リンドウ科リンドウ属の多年草の高山植物です。青い小さい可憐な花がポツンと咲いていました。
旭平 自然・景勝地
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イチオシ
淡いピンク色の可憐な花は「エゾコザクラ 」です。北海道を代表する高山植物としてその代名詞の一つがエゾコザクラです。
旭平 自然・景勝地
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葉を見ると「行者ニンニク」に似ていました。しかし、食べると危険です。ニセ行者ニンニクで死んだ人もいるとか、いないとか。
旭平 自然・景勝地
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裾合平付近は木道を進みます。
旭平 自然・景勝地
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雪渓の雪が解け、雪解け水となり小川を造り、流れていました。
旭平 自然・景勝地
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標高1690mの裾合平に到着しました。旭岳ロープウェイ姿見駅から2.9kmの地点です。この地点から折り返します。従って、往復で約5.8km、昼食時間も入れて、歩行時間は約4時間30分位を要しました。
姿見駅から裾合平まで、途中お手洗いがありません。携帯トイレを持参しましたが、当日は水分を控え、好きなコーヒーも控えた結果、携帯トイレにお世話になることはありませんでした。旭平 自然・景勝地
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裾合平から旭岳ロープウェイ姿見駅へ移動します。旭岳頂上は雲に覆われています。時々ザーッと激しい雨が降ってきました。その都度合羽を着ました。
旭平 自然・景勝地
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所々に雪渓が残っていました。
旭平 自然・景勝地
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登山道は雪渓を横切ります。気温が高く、大部雪が解けていたのでアイゼンは必要ありませんでした。
旭平 自然・景勝地
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右側の雪渓上に「星鴉(ホシガラス)」を捉えました。カラス科の鳥で全長約35cm。全身褐色で多数の白い斑点がありました。ユーラシア大陸に分布し、日本では高山の針葉樹林に生息します。
旭平 自然・景勝地
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白い可憐な花は「イワウメ」と言います。イワウメ科イワウメ属に分類される常緑の小低木の1種の高山植物です。別名はフキヅメソウ、スケロクイチヤクなどと言います。
旭平 自然・景勝地
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裾合平から1km歩きました。
旭平 自然・景勝地
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イチオシ
チングルマの大群落、広大なお花畑です。
旭平 自然・景勝地
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山肌を埋める、可憐な花チングルマの大群落です。
旭平 自然・景勝地
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満月沼まで戻ってきました。行くときは青空も覗きましたが雲は下方へたなびいてきました。登山道の脇にはチングルマが咲いていました。
旭平 自然・景勝地
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旭岳ロープウェイ姿見駅に着きました。只今からロープウェイで下ります。
旭岳ロープウェイ 乗り物
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旭岳旭平から天人峡へ移動しました。道標には「軽登山コース 羽衣の滝、滝見台コース1.5km」「トムラウシ登山道入口17km」「羽衣の滝」とありました。
天人峡 自然・景勝地
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「天人峡 涙岩」の味わいある看板の後ろが「涙岩」です。
天人峡 自然・景勝地
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常に濡れている大絶壁の一枚岩が「涙岩」です。天女が羽衣を取られて泣いていた時の悲しみが、今もなおこの岩を濡らしている、そうです。
天人峡 自然・景勝地
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「天人峡 見返り岩」の味わいある看板の後ろに「見返り岩」があります。
天人峡 自然・景勝地
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羽衣の滝の向かいに突き出ている一本の岩が「見返り岩」です。天女が天の国に帰る途中、岩の上で振り返り弓人にお礼を言って帰っていった、と伝わる。
天人峡 自然・景勝地
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羽衣の滝方面から流れる「アイシポップ川」です。
天人峡 自然・景勝地
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「アイシポップ川」は思うように流れる自然の川です。
天人峡 自然・景勝地
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「羽衣の滝」の看板が見えて来ました。
羽衣の滝 自然・景勝地
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これが「羽衣の滝」です。羽衣の滝は、忠別川の支流アイシポップ川と双見沢にかかる滝で、7段の滝の途中で2つの沢が合流している。
羽衣の滝 自然・景勝地
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「羽衣の滝」は日本の滝百選に選定された落差270mの大滝です。実際に見ると落差があるので雄大で迫力があります。しかし、写真ではその迫力が伝わってきません。
羽衣の滝 自然・景勝地
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大雪山系の東側、忠別川の侵食によってできた渓谷である天人峡の一角にあります。
羽衣の滝 自然・景勝地
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イチオシ
滝の落差は270m、北海道内では最大の落差です。全国でも立山の称名滝(350m)に次ぐ日本第三位の滝とされています。
羽衣の滝 自然・景勝地
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天人峡から層雲峡の「大函」へ移動しました。ここは大函の展望台です。
大函 自然・景勝地
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イチオシ
「大函」は柱状節理の巨大な岩壁が屏風のように規格正しく並ぶ景観です。
大函 自然・景勝地
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「大函」の案内も立っています。
大函 自然・景勝地
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旧道の鉄橋前にも「大函」の案内が立っています。
大函 自然・景勝地
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旧道です。かつて、レンタカーで何回も走った道です。
大函 自然・景勝地
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翌日、7月20日、大雪山 黒岳へ向いました。
ここは大雪山層雲峡黒岳ロープウェイの層雲峡駅です。大雪山層雲峡ロープウェイ 乗り物
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この建物は大雪山層雲峡黒岳ロープウェイの黒岳駅です。ここでネイチャーガイドと待合せ、黒岳雲海花畑ツアーに出発しました。
レストハウス 黒岳 グルメ・レストラン
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「森は海の恋人」の看板が立っていました。
黒岳 自然・景勝地
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黄色い花は「エゾウサギギク」です。キク科です。花期は7月中旬~8月、草丈 10~30 cm程度です。和名の由来は、葉の様子をウサギの耳に見立てた。 高山のやや湿った草地に生える多年草です。
黒岳 自然・景勝地
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高山性の「ミネカエデ」は一番高い所まで上がり、時にはハイマツ帯の中に混じったりします。
黒岳 自然・景勝地
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黒岳駅から黒岳リフトの展望台駅へ向う登山道です。
黒岳 自然・景勝地
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黒岳駅から黒岳リフトの展望台駅へ向う登山道です。コンクリートが乾く前に動物が歩いたのでその足跡が残りました。
黒岳 自然・景勝地
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小さな池があります。中を覗くと小さなサンショウウオが悠然と泳いでいました。
黒岳 自然・景勝地
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イチオシ
黄色い花は「チシマノキンバイソウ」です。「チシマノキンバイソウ」は、北海道の高山帯のやや湿った草原に生えます。 背丈は20~80㎝、上部で分岐します。
黒岳 自然・景勝地
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黒岳駅から黒岳リフトの展望台駅へ向う登山道に「黒岳」の看板が立っています。
黒岳 自然・景勝地
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山の斜面に咲く黄色い花「チシマノキンバイソウ」の群落です。
黒岳 自然・景勝地
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黄色い花「チシマノキンバイソウ」の群落の前に名札が刺さっていました。
黒岳 自然・景勝地
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黄色い鮮やかな花「チシマノキンバイソウ」の群落です。
黒岳 自然・景勝地
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チングルマの花ではなく実です。花が終わった後のおしべが長く伸び、群生地は絨毯を敷き詰めたようになります。
黒岳 自然・景勝地
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黒岳周辺の案内地図が立っていました。地図の額の上には、アイヌ語で「カムイミンタラ」、神々の遊ぶ庭という意味が書かれてありました。
黒岳 自然・景勝地
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黒岳ロープウェイ黒岳駅に「花の山 トムラウシ山」の写真が飾ってありました。様々な色の花が咲き乱れる写真です。この花々に魅了され、トムラウシ山へ無理を重ね向ったのかな、と脳裏を過りました。
レストハウス 黒岳 グルメ・レストラン
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建物は、流星・銀河の滝休憩舎の「滝ミンタラ」です。
お土産品は、層雲峡羊羹、山わさびの瓶詰が人気だそうです。ここへ来た目的は双瀑台へ行く為です。双瀑台は層雲峡「流星・銀河の滝」を同時に見れる場所です。その双瀑台入口が「滝ミンタラ」の中央部にあります。滝ミンタラ (流星・銀河の滝休憩舎) お土産屋・直売所・特産品
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「滝ミンタラ」の中央部にある「双瀑台入口」です。
不動岩 名所・史跡
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双瀑台へは入口から徒歩20分で着きます。木造の古い階段前に「双瀑台からの眺望」の写真が飾ってありました。
不動岩 名所・史跡
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左側の滝が「銀河の滝」、右側の滝が「流星の滝」です。双瀑台からは両方の滝が眺められます。
銀河の滝 自然・景勝地
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層雲峡には、多くの奇岩や滝があります。その代表的な奇岩が「不動岩」です。「銀河の滝」と「流星の滝」の間の奇岩が「不動岩」です。この「不動岩」を挟んで 約120mもの切り立った断崖を、寄り添うように流れ落ちる美しい2つの滝は層雲峡の顔の一つです。
流星の滝 自然・景勝地
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双瀑台は「層雲峡の美景スポット」を見ることが出来る場所です。是非、双瀑台へ登りましょう。
旅行記「北海道大雪山の神々の遊ぶ庭に咲く可憐な高山植物」の終点は層雲峡になりました。これも何かの縁だと思いました。
不動岩 名所・史跡
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