2019/08/05 - 2019/08/06
54位(同エリア62件中)
ゆーちさん
この旅行記のスケジュール
2019/08/05
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函館湯の川温泉を出発
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車での移動
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縄文中期の遺跡を散策しロマンを味わう
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車での移動
洞爺湖を経って約3時間で帰宅
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この旅行記スケジュールを元に
夏旅二日目:
函館市から278号線で亀田半島東海岸沿い太平洋方面に足を延ばす。
茅部にある函館市縄文文化センターは月曜日で休館。国宝の中空土偶は拝めず。次の目的地、南茅部の大船遺跡を訪問。2021年の世界遺産登録に推薦された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つである。
南茅部を北上し鹿部にある間欠泉公園(道の駅)で温泉蒸気を利用した牡蠣の蒸し焼きとゆで卵、タラコおにぎりで昼食。
有名な鹿部昆布のお土産を買い長万部から高速に入る。
この日の宿は洞爺湖温泉 湯元湖畔亭。15:00到着;ちびっこ職業体験に小6の孫が参加、地方版の新聞に掲載されるそうだ。洞爺湖畔名物’花火‘のあと、夜はビンゴゲームで盛り上がる。お掃除ミニロボットと羽根枕をゲット。ほくほく気分で温泉三昧のあと就寝。
夏旅三日目; 翌日の朝、8月6日8時15分黙祷。
洞爺湖は波一つなく静かな湖畔。10時過ぎチェックアウト。娘一家はスワンボートで遊覧を楽しみ帰路に就く。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10:40 湯の川温泉から30分位で到着
残念ながら函館市縄文文化交流センターは月曜日でお休み。目的の一つだった道内唯一の国宝「土偶」(中空土偶)は見ることができなかった。函館市縄文文化交流センター 美術館・博物館
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文化センターから15分位で大船遺跡に到着。函館中心部から車で約一時間だ。
幸い、大船(オオフネ)遺跡管理棟、埋蔵文化財展示館は開館中で散策OKだった。大船遺跡は大船川左岸の標高42m~47mの小高い丘、海岸段丘にある。大船遺跡埋蔵文化財展示館 美術館・博物館
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大船遺跡は縄文時代中期(約4500年前)を中心とした集落跡である。縄文前期末から中期まで約1000年間にわたる集落跡という事になる。まさに縄文ロマンに浸りながらの散策が始まる。
政府は2020.1月この遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の推薦書をユネスコに提出した。 -
大船遺跡では深さ2.4m、長さ8~11mの大型住居も発掘されている。
縄文中期は西暦でいえば、BC2500年ころになる。世界史ではインダス文明以前、エジプト文明以降なんて考えていると気が遠くなる。 -
石組み炉のある住居の中を再現したもの。骨組みの上に土やヨシなどで屋根をふいている。
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この遺跡の特徴は、住居の規模が極めて大きいことと、集落の密度が非常に高い事だそうだ。人々が丸木船で漁をしたり、炉を囲んで土器で煮炊きしたりなどの定住生活を送っていたとされる。
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ゆっくりと歩いてまわる。人も少なく、我々家族の他には一組のカップルが居ただけだった。気持ちの良い散歩だ。
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平成8年度の調査では、3500㎡から92軒の竪穴住居跡と盛り土遺構などが発掘されたそうだ。現在までに120軒、これからの調査で中心には推定600軒を超える大規模集落が指定の理由となっている。
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石組みの炉がはっきりわかる。
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遺跡全体が遥かかなたまで続いているような錯覚を覚える。が、規模は青森の三内丸山遺跡の半分くらいに感じた。
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この地域は資源豊富な海と山に囲まれ、多くの小河川があるなど、縄文の人々が生活し文化を発展させるうえで絶好の自然環境に恵まれていた。
遥かなる平和な時代の営みを遺跡は静かに物語る。 -
復元住居。発掘調査の成果をもとに栗の木を使い骨組みを再現。
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遠くから見ると全体像が良くわかる。ユネスコの諮問機関「イコモス」が2020年秋にも現地調査などを行い、2021年夏の世界遺産委員会で登録の可否が判断される見込みだという。
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盛土(モリツチ)遺構;
大量の土器や石器などが捨てられ周囲より高く盛り上がった場所。
しかし、火を炊いた跡や人骨が発見され、単なるゴミ捨て場ではなく、道具や食べ物の魂を送る場所だったと考えられている。
ここからは鮪,鮭、鯨、イルカ、鹿などの骨、クリ、クルミなど植物の残りが発見されており、当時の人々の食生活がうかがえる。 -
再現された住居の骨組み遠望。縄文の庭・縄文の森・体験学習広場などがあり、縄文時代の雰囲気を歩きながら感じられた。
函館市民(会社員や大学教授)がこの7月、「縄文DOHNAN(どうなん)プロジェクト」を発足させ、縄文文化や遺跡の応援団を増やそうと様々な活動に力を入れているそうだ。道の駅 縄文ロマン南かやべ 道の駅
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深さ2.4mの大型竪穴住居跡の解説。
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遺跡の主体部は西側に広がっていることから、遺跡全体は非常に大規模な集落になると予想されている。中心には推定600軒を超える竪穴住居と盛土遺構、山側には貯蔵穴、北側の沢には鹿の落とし穴等があるそうだ。
世界遺産への登録が待ち遠しい。 -
大船遺跡埋蔵文化財展示館が駐車場のすぐそばにあった。出土した遺物は約20万点で、ここに一部展示されている。
大船遺跡埋蔵文化財展示館 美術館・博物館
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展示館の近くに石のお皿が集められてた。これらは木の実や肉をすりつぶす道具であったという。
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重なり合う柱の跡は、数百年にわたって定住生活が繰り返されていたことの証明だそう。
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大船遺跡の全体像が解説されていた。平成13年8月に71,832㎡が国の史跡に指定されている。
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ここからは近隣の3つの遺跡紹介。
垣の島A遺跡;
臼尻町地内を流れる垣の島川左岸に作られた縄文前期から後期の遺跡。国内最大級の盛土遺構があるという。 -
川汲(かっくみ)A遺跡;
南茅部地域内中央部を流れる川汲川右岸にある遺跡。
道内最古級(縄文早期)の押し型文土器や貝殻文土器に伴う集落が発見された。
中期末の竪穴住居跡が50軒以上確認されている。 -
八木A遺跡:
八木川左岸。縄文前期中期ころの集落跡や土木工事の跡のような大規模な盛土遺構。 -
開館中の管理棟内には出土された遺物の展示がされていた。
バックに竪穴住居の土層断面の剥ぎ取った壁が、右側の「出土した‘くり’」と共に展示されている。
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大船遺跡の散策を終え、展示館を出て少し走ると、海岸沿いに昆布の干場がいくつかあった。
鹿部の昆布は良い出汁がでて美味。こんな風に干されているのは初めて見た。 -
空を見上げるとウロコ雲が広がっていた。
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12時頃 道の駅「しかべ間欠泉公園」に到着。奥の方で何やら蒸気がもくもく出ている。
道の駅 しかべ間歇泉公園 公園・植物園
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生牡蠣や卵を温泉の熱で蒸して味わえるというので早速体験してみた。蒸し時間は10分。
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12:20
さっそくお昼ご飯に。蒸し牡蠣とゆで卵(1セット1000円)、ここの名物 ‘たらこおにぎり’ で思いがけず美味しい昼食になった。 -
道の駅の裏山に登ってみるとこんな風景が。内浦湾(太平洋)だ。
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間欠泉が見える裏山へ登ってみた。散策路になっている。
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遠くからだが、間欠泉が噴出している様子を見ることができた。地下26mから周期的に噴き出す間欠泉を足湯に浸りながら見学できるというが有料とは。一人300円。
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13:15
しかべ間欠泉公園を後にして洞爺湖へ向かう途中の景色。うろこ雲がしばらく続いていた。 -
途中、駒ヶ岳が見えた。東側のこの角度から見たのは初めてだった。
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15時半過ぎ洞爺湖畔亭に到着。
まもなく’キッズ職業体験‘に孫が参加。制服を合わせる。 -
接客体験その1.お客様を迎える挨拶。
絶景の湯宿 洞爺 湖畔亭 宿・ホテル
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体験その2.売店での接客。
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体験その2の続き。売店のわきで何やらサービスしていた。
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夜は8時45分から湖畔に花火が上がる。
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紺色の湖面に光が反射する。
洞爺湖 自然・景勝地
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21時からのビンゴ大会で当選。羽枕とおもちゃのようなロボット掃除機。
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翌日の早朝6時前。文字通り、すばらしく静かな湖畔だった。
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左側遠くに羊蹄山が見えていた。
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昇り始めた朝陽が湖面に映り、輝いていた。チェックアウトしてから娘たちは白鳥のボートで遊んでいた。
この景色からは去りがたかったが帰路につく。
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