青い空のルーブル　201703春のヴェネツィア30

2017/03/16 - 2017/03/29

すっごくいいお天気のパリで、ルーブル満喫。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 飛行機
• 航空会社: エールフランス JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

中央駅からバスでマルペンサ。

リナーテだから予約したのに、時間変わったり、空港変わったり。　フライトまとめたね。

隣は、椅子からはみ出すでっかいおじさん。　エアフラ嫌い！

シャルルドゴール空港 (CDG) 空港

床には蓮の池。

金魚もいる。　ジヴェルニー？

ロワシー乗って、

ロワシーバス バス系

タクシー乗って、ホテル。

ホテル トゥレーヌ オペラ ホテル

ふ～、初めてだけど、なんだか落ち着く。

ポットあって、

冷蔵庫も広い。

さあ、まずはお風呂。

日曜日だし、近くのお店は閉まってるところ多いですよって言われたけど、お腹すいたし。

サントトリニテ教会 寺院・教会

おっきい教会ね。

神様の思し召し。　開いてるカフェがあるじゃない。

両方覗いてみて、こっちに決めた。

カモのサラダ。

それから、隣の人たちが食べてるの見て、ポテトフライも頼んじゃった。

いや～ん、おいしい♪

お部屋でイタ友にもらったお菓子食べて出発。

ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー

まずは、ルーブルよ。

前は、みんな一緒に並ばなくっちゃいけなかったけど、今回は予約した人とかミュージアム・パス持ってる人用の優先ラインができてたわ。

ルーヴル ピラミッド 現代・近代建築

9時のオープン時間に合わせて来たのに、入場始まったのは9時半...

動き始めたら、入るまでは割とスムーズだったけど。

どうしてこんなに生き生きしてるんだろ、首無しなのに。

これがね、もう１度見たかったの。

ボッティチェッリの若い婦人に贈り物を捧げるヴィーナスと三美神。

メディチ家のご親戚のトルナブオーニ家のお嬢さんが結婚するから、お祝いにお屋敷にって注文受けて、新居に描いたらしいわ。

三美神だからね、きれいで当たり前なんだけど、お嫁さんよりきれいっていうのはどうかしら？

向いのフレスコは、学芸たちの集いに導かれる青年。

こんなきれいなお姉さんたちに囲まれたら、勉強なんかしてる場合じゃないわよね。

この本読んでから行ったから、名前だけだった巨匠たち、ちょっと身近に。

ラヴェンナで見たモザイクが、のっぺりしてるのは、神様だから人間とおんなじに描いちゃダメって考え。

チマーブエの壮厳の聖母。

なんでチマーブエがすごいかっていうと、ちょっぴり人間らしく描くのもいいんじゃない？って思ったから。

それから、田舎でお父さんのお手伝いして、羊のお世話してたジョット。

ジョットの描いた絵見て、才能あるから弟子入りしなさいってスカウトしたのもチマーブエ。

ジョットの聖痕を受ける聖フランチェスコ。

びっくりしてるのねって、見てる人にわかりやすく描くっていうのも、1000年ぐらい封印されてたテクニックの復活。

フラ・アンジェリコのキリストの磔刑。

フラ・アンジェリコ、名前どおり天使みたいな人で、磔刑描くときにはいっつも泣いちゃってたらしいわよ。

修道院に壁画書いてたときは、１日中泣きっぱなしだったってことじゃない？

聖母戴冠の前で、まじめに先生の話聞いてる子どもたち。

子どものときから本物見る目を養うって、大切なことよね。

おんなじぐらいの時代に活躍したフィリッポ・リッピ。

女性描かせたら、誰にも負けないのは、女の人が大好きだったかららしいわよ。

フィリッポ・リッピのお弟子がボッティチェッリ。

病気がちで、引きこもりで、勉強嫌い。　

ご陽気で破天荒なフィリッポ・リッピと、アンニュイな少年ボッティチェッリ、うまくいってたの？

子どものころから、何やっても長続きしなかったダ・ヴィンチ。

絵だけは、ずっと好きだったんだって。

イケメンで社交的。

お金はなくっても友だちはたくさんいたらしいわ。

完璧に仕上げるためとか何とか言って、仕事遅かったダ・ヴィンチ。

お気に入りで、引っ越し繰り返しても、ず～っと持ち歩いてたモナ・リザ。

世界の人にも大人気。

お父さん早くなくなったから、ペルジーノのお弟子になったラッファエッロ。

フィレンツェは、そのころからいろんなアーティストがいる芸術の都。

フィレンツェで勉強した、ダ・ヴィンチのピラミッド型の構図と、

ペルジーノの優雅さプラスした作風に、

聖母子の注文殺到。

ミケランジェロの絵見て、筋肉って大切なんだって気が付いたラッファエッロ。

それで、マッチョな聖人にも対応できるようになったらしいわよ。

美人好きで、女の人描くのはもともと得意だから、オールマイティーね。

遊びすぎで、37歳で死んじゃったラッファエッロ。

長生きしてたら、どんな絵描いてくれてたのかな。

ちなみに、お師匠のペルジーノの作品も、ちゃんとルーブルにありますよ。

ミケランジェロのお師匠、ギルランダイオ。

おっきいお腹が重たそう。

それから、マントヴァでいっぱい見たマンテーニャ。

パドヴァの近くで生まれて、10歳のときからパドヴァで修業。

フィレンツェからパドヴァに出稼ぎに来てた、フィリッポ・リッピとかドナテッロともお付き合いがあったらしいわ。

ルドヴィコ・ゴンザーガに気に入られてマントヴァに引っ越したマンテーニャ。

宮廷第一画家になって、いっぱいお給料もらった分、一生懸命働いたんだって。

パドヴァに行ったドナテッロの影響で、ヴェネツィアにも広がったルネッサンスの心。

ティツィアーノ、ミケランジェロも認めた才能持ち主。

豊満なお姉さん描かせたら、右に出る人いないわよ。

ティツィアーノのお弟子のティントレット。

どっかで見たことあるなって思ったら、ヴェネツィアのドゥカーレ宮。

25歳のとき、ヴェネツィアにお引越ししたヴェロネーゼ。

全盛期のティツィアーノに認められて、絵画界デビュー。

赤いお洋服は、お師匠ティツィアーノ。

白い服に黄色タイツがヴェロネーゼ。

それから、ヴェロネーゼに異様に近いのが、兄弟子のティントレット。

お弟子同士、ずいぶん仲良くしてたのね。

ルネッサンスとバロックの間のマニエリスム。

へんてこりんな比率の身体とか、バランス悪い構図とかが特徴なんだって。

不気味に美白な、アンドレア・デル・サルト。

パルマでたくさん見たコレッジョ。

子どもが無理して大人のポーズとってるみたい。

テ宮で堪能したジュリオ・ロマーノ

ヴィーナスの腹筋と、天使の背中の筋肉がムキムキすぎない？

この辺からバロックかな。

ボローニャ生まれのグイド・レーニ。

いつもバストショットで、上向きポーズってわけじゃないのね。

ヘラクレス、いい足ね。

空の色が独特なグエルチーノ。

黄色い服は、汗っかきなおじさんじゃなくって、泣いてるピエトロさんよ。

映画のワンシーンみたい。

そういえば、グエルチーノのふるさと、チェントの街は、地震から立ち直ったのかしら？

赤い服来て、腕投げだして、すっかり顔むくんじゃってるのがマリア様。

みんなが泣いてるのは、マリア様が死んじゃったから。

マリア様がどんなにみんなに慕われてたか、よくわかっていいと思うけど。

絵を描いてって頼んだサンタ・マリア・デッラ・スカラ教会に、生々しすぎるって、受け取り拒否されたんだって。

この絵の良さがわかったのが、ゴンザーガ。

こっちは、田舎から出てきた、いいところのお坊ちゃんって感じ。

手相見てあげましょうなんて言われて、指輪抜かれてるのにも気づかない。

服の地模様まで表現できるのが、カラヴァッジョのすごいところよね。

今回気になった、ピサネッロ。

エステ家のお嬢さんって、こんな無表情？

それから、カルロ・ブラッチェスコ。

カチューシャに白い羽根つけたガブリエーレに、珍しく、黄色い服のマリア様。

すっごいイヤな物見ちゃった顔してる(笑)

名画の隙間からのぞく青い空。

カルーゼル広場の緑も映える。

きれいな天井のお部屋でお土産買って、

ピラミッド。

うっわ～、すっごく人並んでる。

リヴォリ通りに人だかりしてるカフェ。

う～ん、おいしそう！

リヴォリ カフェ カフェ

もうちょっとボリュームあるのにしようかな。

イートインなのに、カップが紙なのはいただけないけど、

バゲットはおいしくいただきました♪