2019/08/11 - 2019/08/15
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Kodamariさん
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今年の夏休みはちょっと短めだったので、できれば涼しめの、こぢんまりした街でのんびり過ごしたいなと考えました。
オーストリアはウィーンばかりで、他の街にも行きたいと思っていました。現地3日弱ならインスブルックくらいの規模が丁度良さそう…と割と安易に決定。
雲行きが怪しくなってきたため、サイトシーアバスで旧市街に戻ります。
カフェに入ったり市の塔に登ったり、今から思うと随分とタイミングよく万事進んだなあという2日目の午後でした。
夕食はホテル至近の郷土料理レストランへ。昨日とは違うチロル料理をいただく気満々だったのですが…そう来たか(笑)。
いや、私が未熟者だっただけなのですが。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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サイトシーアバスで旧市街へ。本当は凱旋門の前で降りようと思っていたのですが、観光案内が面白くて一つ先のアンナ記念柱の近くまで乗ってしまいました。
マリア・テレジア通りの中でもこの辺りはユーゲントシュティールとその少し前の時代の立派な建物が並んでいます。マリア テレジア通り 散歩・街歩き
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歩いて凱旋門に戻ってきました。
ここから先が旧市街。マリア・テレジアが、息子レオポルド2世の結婚記念で建てたもの。その婚礼の祝典はインスブルックで1ヶ月に渡って行われたものの、嫁は体調不良で欠席するわマリア・テレジアの夫フランツ1世はこの期間に突然亡くなるわで大わらわだった様子。
おもて面に当たるこちら側は、主役のレオポルドとルドヴィカのレリーフに微笑む女性の頭像。凱旋門 モニュメント・記念碑
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対して裏側は、フランツ1世の死を悼む悲しい顔の頭像が。
マリア・テレジアとフランツ1世は当時としては珍しい恋愛結婚。肝っ玉かあさんに振り回される地味な夫という関係でしたが、マリア・テレジアは生涯夫大好きだったので(ウィーン自然史博物館に展示されている宝石の花束は、彼女から旦那へのお誕生日プレゼント。気合の入った贈り物に彼女の愛を感じます(※個人の感想です))、急遽このような形にしたのだそうです。凱旋門 モニュメント・記念碑
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それはそうと…
私的には凱旋門の手前にあるこの建物の装飾に釘付け。
来歴が分からない建物ですが、どストライク。 -
装飾の様式は間違いなくユーゲントシュティールだけど、基本の構築はちょっとソリッドすぎる気が。オットー・ワーグナーにもそんなのはあるけど。
鮮やかすぎて、プラスターなのかタイルなのか木彫なのか、世紀末のものなのかそれに寄せて後から作ったのかも分からないなぁ。 -
凱旋門からアンナ記念柱のある、歩行者天国エリアに戻って来ました。
観光客まみれですが、カラフルで可愛い建物が並んでいます。
それにしても、雲がどんどん厚く、空が暗くなって来ました。
お昼かおやつかどっちにしよう…とお店を探しつつ旧市街の奥へ。マリア テレジア通り 散歩・街歩き
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イチオシ
そのうちにぽつぽつと雨が降り出し、流れ着いたのは、王宮の敷地内にあるザッハーの直営カフェ。
ウィーンだったらいつでも長蛇の列ですが、昼下がりでも混んではいません。
ということで、こちらで雨宿り。
最初は軽い昼ごはんのつもりでしたが、「そういえばウィーンには何度も行っているのにホテルザッハーのザッハトルテって、初めて行った30年前に食べたっきりだったなぁ。恐ろしい甘さに衝撃を受け、もう一生食べなくてもいいと思ったけれど、最近は行列しないと入れないカフェになってしまったから、本当に食べていないなあ…」などと考えていたら、つい頼んでしまいました。
本当に、どうやったらチョコをこんなに甘くできるの?という甘さに記憶が呼び覚まされましたが、歳をとって味覚が緩くなったからか、フェアケアター(ミルクの方が多いコーヒー。ウィーン独特と言われるけど、オランダのフェルケートと一緒だよね?)を合わせる経験値がついたからか、苦もなく?完食。
この間に外は土砂降りになり、気づくと雨宿りを兼ねてやって来た人が沢山並んでいたので、お店を出ることに。カフェ ザッハー インスブルック カフェ
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凄い雨でしたが、カフェ・ザッハーは王宮の回廊の一角にあり、その並びが王宮見学の入り口なのでそのまま入場。
写真撮影は禁止されていますが、ハプスブルク家の面々の大きな肖像画が並ぶ絢爛豪華な大広間はかなりウィーン風。また、シシィが旅の中継地としてここに滞在した際、彼女好みに改装された寝室が残っています。ほんの数日の滞在の為に改装するのね、ハプスブルク家のお妃様ともなれば。
後半はマクシミリアン1世の生涯に関する大規模な特別展もありました。途中まで、ドイツ語しか解説がないなと思っていたら、チケット売り場で渡された分厚い冊子がこの展示の英文の解説でした。最初のところが例によって薄暗く、また宮廷教会のアレかとちょっと不安になりましたが、こちらはおどろおどろしいBGMはなく、興味深い資料が沢山あって、宮廷教会のブロンズ像や中世の王宮をCGで紹介する映像なども見応えがありました。王宮 城・宮殿
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王宮を出ると雨は止んでいて、少しですが青空さえ見えたので、市の塔に上がることにします。
ヘルツォーク フリードリヒ通り 散歩・街歩き
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最近は、少なくとも一部はエレベーターになっている展望塔が多いですが、これは完全に階段オンリー。きついけど、狭すぎないので意外と大丈夫。
51mが133段の二重らせんになっています。市の塔 現代・近代建築
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展望台はとても狭くて、二人が行き交うのがぎりぎり位。360度移動できるのですが、セルフィーで腕を伸ばして納得が行くまで撮り直す人達がいて(これやるのってだいたい決まった国の人…)進まないため、待たされている人たちはちょっとイラっと。
黄金の小屋根が真下に。51mくらいでも結構高く感じるなぁ。市の塔 現代・近代建築
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雲の切れ間に稜線が見えました!
これ、この日は結局この短い時間だけでした、残念。市の塔 現代・近代建築
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イチオシ
大きな緑の丸屋根は王宮で小さい方は大聖堂。
大聖堂も行かなきゃね。
山を背にした旧市街、やっぱり独特の景観です。市の塔 現代・近代建築
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黄金の小屋根のあるヘルツォーク・フリードリヒ通りに戻って来ました。
中世っぽい看板が色々ユニーク。
かなり頑張って寄せてるけど違和感ある看板もあるけれど(笑)
こういう所にあると、大抵ディスられてちょっと可哀想。ヘルツォーク フリードリヒ通り 散歩・街歩き
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貰ったパンフレットが増えすぎたのと、ムゼウム通りのスーパーで色々買ったのとで、荷物を置きに一瞬ホテルに戻りました。
エレベーターを降りるとすぐ見えるこのお部屋。向かって右のパネルに、モーツァルトの肖像と泊まった日付けが示されています。その下にはそれ以外に泊まった著名人も同様に書き連ねられています。BEST WESTERN Plus Hotel Goldener Adler Innsbruck ホテル
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こちらは大きそうなお部屋。
パガニーニが泊まったそうです。
勿論完璧にリノベーションされて、その痕跡は一切ないのだけれど(当時のままだったら不便だったり汚れていたりで逆に嫌かも)。BEST WESTERN Plus Hotel Goldener Adler Innsbruck ホテル
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さて再び外へ。イン川の色が薄茶色というか、基本白く濁っているのが衝撃的。ノルトケッテの山肌の、あの白い小石が砕けながら流れて来ているのかな?
対岸のタウンハウスはパステルカラー。これどぎつくしたら、エゴン・シーレの世界かも。イン川 滝・河川・湖
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向こうに見える橋はイン橋。
イン橋 現代・近代建築
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イン橋の中程にはキリストの磔刑像があります。
イン橋 現代・近代建築
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マルクトプラッツではフィッシュマーケットと称してシーフードのスタンドが出ていました。
雨でいまいちの客入り。 -
本来の市場はこちら。
マルクトハレ 市場
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夕方なのでのんびり。
この時間は乾物が主力のようです。マルクトハレ 市場
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大聖堂にやって来ました。
大聖堂(聖ヤコプ教会) 寺院・教会
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大聖堂の名に相応しい、堂々とした明るいバロック建築。
大聖堂(聖ヤコプ教会) 寺院・教会
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祭壇の聖母子画はクラーナハ作。
大きくは無い(多分お城のチャペルにちょうど良いサイズ)けれど、あまりの装飾過多で、より小さ~く見えます。大聖堂(聖ヤコプ教会) 寺院・教会
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イチオシ
夕食は、チロル料理が食べてみたかったので、オットーブルクへ。
場所柄観光客メインかと思ったら、意外とローカル率が高い。英語のメニューを出してくれたのは良いのですが…英語オンリーで素材と調理法の説明だけ、しかもステーキやパスタが多くて、昨日食べたのと同じものと思われるもの以外で、目新しいものは…「ビーフと野菜のボイル」位か。なんか味気なさそうだけどまぁいいか。
ギャルソンは親切で、スープを尋ねたら、ビーフはスープに浸った状態でサービスされるから要らないとアドバイスしてくれました。
今になって考えれば、この説明で気付いても良さそうですが…。
果たして、やって来たのは…オシャレだけど、紛うことなきターフェルシュピッツ~!
昼のザッハトルテからのウィーンもの2連荘…やってもうた…。
奥のスープボウルに入っているのがお肉とスープで、付け合わせのホースラディッシュとほうれん草とポテトが別皿に盛られています。オットーブルク 地元の料理
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お野菜で隠れていますが、かなりの量のお肉が沈んでいます。
ヨーロッパでこの野菜のボリュームは貴重。しかもウィーンの有名店でいただいたものより塩味がちょうど良いし、旨味も十分でとっても美味しい。
チロル料理ではありませんが、オーストリアくくりにすればローカル料理ですし。食事中に再び土砂降りになりましたが、雨足が収まるまでゆったり過ごせたし、ホテルのほぼはす向かいだったので、大して濡れずに戻れたし、ターフェルシュピッツが本当は美味しいものだと分かったしで、結果大満足でした。オットーブルク 地元の料理
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