2019/08/31 - 2019/09/03
355位(同エリア1370件中)
goemonpさん
- goemonpさんTOP
- 旅行記256冊
- クチコミ790件
- Q&A回答6件
- 414,707アクセス
- フォロワー34人
「大空と大地の中で」という松山千春の歌がありますが、北海道とりわけ道東方面を訪れると、「日本にもこんなに広い土地があったのか」と今更のように驚かされます。どこまでも牧場ばかりが続く風景を眺めていると、日ごろ雑事に追われて余裕がなくなっている心や体が少しずつ解放されていくような気がします。また知床の峻厳な山々と鬱蒼たる森を眺めていると、圧倒的な自然の前での、一人の人間の小ささに思い至らずにはいられません。
そんなわけで、日々の仕事で疲れた心と体をいやすべく、7-8年ぶりでしょうか、北海道に旅行に行ってきました。
釧路から知床半島に向かい、阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖に遊び、最後は網走で監獄博物館を見学と、道東の有名な観光地を一回りしてきました。今回も我が家のマスコット、桜文鳥雛のぬいぐるみ、ゴエモンも一緒です。
Part1では釧路市動物園、釧路湿原を訪れ、夜は釧路市内で炉端焼きを楽しみました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
-
AM8:00羽田発→AM9:40たんちょう釧路空港着のJAL541便で北海道入り。
出発・到着とも10分ほど遅れるも大勢に影響なし。
今回クラスJが取れたので、初めてクラスJに搭乗。
シートが皮張りで、幅や足元にゆとりがある以外、優先搭乗や特別な飲食などのサービスはありませんが、そこそこ上背のあるgoemonpはやはり席にゆとりがあった方がリラックスしてフライトを楽しめました。
一人千円の追加でこのシートなら悪くないと思います。
ゴエモン「僕にはあまり関係ないけどね。」 -
たんちょう釧路空港に到着してみると、そこはあいにくの霧雨模様。
ここでレンタカーを借りて、まずは最初の目的地、釧路市動物園に向かいました。 -
釧路市動物園は空港から車でほんの10分ほど。
面積では北海道最大、全国でも6位にあたるゆったりした敷地の動物園です。北海道の動物に関する展示が充実しているほか、タンチョウの保護に力を入れている動物園でもあります。
ゴエモン「鳥類保護に力を入れているとはえらいえらい。」 -
動物園だけではなく、遊園地やバーベキューコーナーなど家族で楽しめる施設、タンチョウ保護繁殖センターなどの動物保護研究施設も併設されています。
-
タピオカミルクティーの猛威は北の大地にも進出していました。
いつまで続くこのブーム。 -
タンチョウの群れの模型とゴエモンの記念写真。
ちなみにタンチョウは
丹→赤
頂→てっぺん
ということで、頭のてっぺんが赤くなっていることからついた名前だそうです。 -
「あしあとミュージアム」なるものもありました。
チンパンジーと人は良く似ていますが、ゴリラと人とはあまり似ていないのですね。 -
北の王者、ホッキョクグマ。
なぜかこのケースかカバンのようなものがお気に入りなようで、王者らしからぬ姿でじゃれていました。 -
ダチョウコーナーもありました。
ゴエモン「同じ鳥とは思えない大きさだな。」 -
卵もでかい。
ゴエモン「目玉焼きにしたら5人くらい食べられそうだね。」 -
北海道の動物コーナーでは、エゾリスの生態展示も。金網でできた通路の中を器用に移動していく様が愛らしいです。
-
タンチョウ看板の指示に従い、タンチョウ保護繁殖センターへ向かいます。
ゴエモン「見たい見たい」 -
金網の向こうにタンチョウが二羽優雅にたたずんでいます。
タンチョウは日本だけではなく、中国でも長寿の象徴として長く人々から愛されており、2004年に中国で国鳥を選ぶべくインターネットでアンケートを行ったところ、圧倒的多数で国鳥候補に選ばれたのだそうです。
ところがタンチョウの学名は”Grus japonensis”つまり「日本の鶴」を意味することから、国鳥にするのに「日本の鶴」ではさすがにまずかろうということで沙汰やみとなり、今も中国の国鳥は決まっていないのだとか。
ゴエモン・タンチョウ「人間世界の決まり事なんで鳥類にはどうでもいいね。」 -
この森にはほかにも沢山の野鳥が生息しているようです。
何羽か見かけたのですが、動きが早くて写真に収めることはできませんでした。
ゴエモン「のろまめ。」 -
こちらは「白鳥の池」です。
残念ながら白鳥たちは向こう岸周辺でお休み中でした。
ゴエモン「せっかく訪ねてきたのにな。」 -
前述の通り釧路市動物園はなかなか広く、この他にもサルやトナカイ、ヒグマ、羊、大鷲など沢山の動物たちに出会うことができますが、きりがないので、最後にアムールトラをご紹介します。
アムールトラはIUCN(国際自然保護連合)の絶滅危惧種分類でCR(Critically Endangered)つまり「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」に分類され、自然界における生息数は500頭程度とされています。
ここ釧路市動物園には現在全部で4頭が飼育されているようです。 -
さすがに密林の王者だけあって、威風堂堂たるたたずまいです。
絶滅危惧種の保護には、動物園の役割も大きなものがあり、繁殖目的の動物の貸し借りなども行われているようですが、この偉大な動物ができるだけ長く地球上に生息できるよう、努力してほしいものです。
ゴエモン「ちなみに文鳥もその一つ下の絶滅危惧種ランクEN(Endangered)にランクされているんだ。野生での生息数は数千羽と言われているんだって。人間ももっと動物の保護に気をつかってほしいな。ぷんぷん。」 -
釧路市動物園の見学を終えた後は、お昼を食べに車でタンチョウの見えるレストラン 「どれみふぁ空」にお邪魔しました。
-
レストランの窓からは湿原が一望できます。
残念ながらあいにくの霧雨模様ですが、晴天だったらもっと素敵な景色が楽しめたことでしょう。
夏でもタンチョウが見れることはあるようですが、今日はいませんでした。 -
名物のタンチョウカレーをいただきました。
サラダ、カレー、デザートのセットで1250円なり。
タンチョウをイメージしたホワイトカレーに、赤い福神漬け、黒米のカラーリング。味はタイカレー風でした。 -
今回の旅の相棒、スバルのインプレッサ(4WD)。
本来コンパクトクラスをレンタルする予定だったのですが、レンタカー会社の都合で一つ上のクラスになりました。(料金変わらず)
積雪の多い冬場を考えると、レンタカー屋も4WDの在庫を増やさざるを得ないのでしょうね。コンパクトカーの4WDというのもありますが、道内ではインプレッサのレンタカーをあちこちで見かけたので、これがスタンダードになっているのかも知れません。
サスペンションがしっかりしていて、なかなか運転していて楽しい車です。ただ燃費は4WDのせいかそれほど良くはないですね。。。 -
ゴエモン「僕もこの車が気にいったぞ。文鳥用スペースが充実しているじゃないか。」
いやそこはスマホ置いたりするスペースだと思うけど。
内部に充電ケーブルの接続口もついています。 -
お腹も一杯になったところで、近くの釧路市湿原展望台に向かいました。
-
ここでは展望台だけではなく、1時間ほどの湿原散策も楽しめるのですが、あいにくの雨模様なので散策はやめることにしました。
-
湿原の眺めもやや残念な感じです。
-
展望台の中には釧路湿原に関する様々な展示物が置かれています。
湿原には沢山の野鳥がいるようです。
ゴエモン「僕も混ぜて」 -
もちろん魚もいろいろ。
日本最大の淡水魚イトウも生息しているのですね。
大きなものでは1.5メートルほどにもなるそうです。
ゴエモン遊んでるんじゃないよ。 -
釧路市湿原展望台を後にし、湿原横断道路を通って、湿原の反対側にある細岡展望台にやってきました。
-
空模様は今一ですが、さっきの釧路市湿原展望台からの眺めよりは、湿原の魅力の一端を垣間見せてくれる眺めといえましょう。
蛇行する釧路川と緑あふれる自然そのままの湿原の情景が素敵です。 -
こちらが写真スポットですね。
天気が良ければ、もっと素敵な眺めだったのでしょうが、こればかりはどうしようもありません。
時間がある方は、釧路駅からトロッコ電車で湿原を旅したり、カヌーで釧路川を下ったりといろいろな楽しみ方があるようですが、「花より団子」のgoemonp達はそろそろ夜の炉端焼きが気になってきたので、釧路市内の宿に向かうことにしました。 -
本日のお宿は幣舞橋のたもとにあるドーミーイングループの「ラビスタ釧路川」です。最上階には天然温泉「幣舞の湯」も設置されています。
最初駐車場の場所が分からず、ぐるっと一周してしまいました。 -
残念ながらお部屋は広いとは言えず、ダブルベッドもセミダブルくらいの大きさです。旦那さまが大柄な人だとベッド上の陣取り合戦が始まるかもしれません。
また浴室にバスタブはありません。シャワーのみ。
お部屋は13階の最上階でしたが、ご覧の通り眺望をうんぬんするような宿ではありません。 -
といっても、そこはドーミーイングループ、タオルや携帯充電器など、必要な備品類はばっちりそろっています。
何度かドーミーイングループの宿は利用させてもらっていますが、この必要な部分とそうでない部分の合理的な割り切りは嫌いではありません。 -
雨模様ではありますが、せっかくなので少し釧路市内観光もしてみることにしました。
こちらが北海道の3大名橋と言われる幣舞(ぬさまい)橋です。名前はアイヌ語由来だとか。橋の途中には春・夏・秋・冬を象徴する銅像が設置されています。 -
橋を渡ったところにある、日本銀行釧路支店。
ただしこれは旧支店の建物であり、現在の日本銀行釧路支店は別の場所にあります。建物はもう利用されておらず、文化遺産として残されているものです。 -
旧日本銀行釧路支店の通りを挟んだ反対側がちょっとした高台になっており、てっぺんは公園になっています。
公園に至る坂は「出世坂」と銘打たれていましたが、かつては「地獄坂」と呼ばれていたとか。坂が急で雰囲気が寂しかったからだそうです。 -
てっぺんには「松浦武四郎」の銅像がありました。
この人は江戸後期から明治期にかけて活躍した探検家で、6度にわたり蝦夷地(北海道の旧名)に渡り、アイヌと寝食を共にしながら蝦夷地の様子をレポートにまとめ、「北海道」の名前を最初に命名したのも彼なのだとか。
ゴエモン「結構すごい人なのだな。」 -
公園から眺める釧路市内。
右手に我々が宿泊している「ラビスタ釧路川」が、
左手に今晩食事する予定の「岸壁炉ばた」のある釧路フィッシャーマンズワーフが見えます。
ではそろそろお腹も減ってきたので、炉端焼きを食べにフィッシャーマンズワーフに向かいましょう。 -
フィッシャーマンズワーフの中には、様々な土産物店、海産物のお店、釧路グルメのイートイン、レストランなどがあります。
こちらは50分待てば好きな蟹を蒸してくれるお店。 -
お目当ての「岸壁炉ばた」はフィッシャーマンズワーフの敷地内の岸壁にありました。
テント張りの簡素なお店です。 -
「岸壁炉ばた」は基本的に席は相席です。早めの時間帯に行くとそれほど混んでいない可能性が高いので、相席に抵抗ある人は早めに行った方がいいかもしれません。
また我々は一応予約して行きましたが。結構人気のあるお店のようなので、予約しないと入れなかったり待ち時間が生じたりする可能性もあります。
注文はまずチケット売り場でチケット(50円~500円の一つづりで千円分の金券セット)を購入し、それを持ってテント内にある数軒のお店でチケットと好きな食材を引き換えるスタイル。基本チケットは現金との再交換はできません。ただしバラ売りもしてくれるようなので、最後に端数が残っても心配はありません。
食材は海産物を中心に、肉・野菜等よりどりみどり。
写真はホッケとホタテ、それにイカと牡蠣。どれも美味。とりわけホッケは美味。炭火の加減でたまに生焼けぽかったりすることもありますが、それも炉端焼きの醍醐味。なお焼き加減の難しい食材や、仕上げが必要な食材(イカなど)はお店の人が手伝ってくれます。 -
もちろんお酒が進みます。
ビール、焼酎など品ぞろえも豊富ですが、日本酒の種類はもう少しバラエティがあるとさらにうれしいかな。地元の酒優先なのは分かるけどね。 -
サケハラスとトウモロコシ。
トウモロコシは甘くて絶品。嫁が絶賛しておりました。
炉端焼き最高です。
「岸壁炉ばた」さんは相席なので、ゆっくり落ち着いて食事したい人には向かないかもしれませんが、いろんなお店から食材を選べる楽しみもあるし、コスパもいい方だと思います。
他にも釧路市内にはいろんなスタイルの炉端焼きのお店があるので、HPなどでチェックして自分たちのニーズにあったお店を選んでみてください。 -
がっつり炉端焼きを食べた後ではありますが、ドーミーイングループの宿に泊まったら、お楽しみの無料夜鳴きそばサービスに行かない訳にはいきません。
-
お酒を飲んだ後にはなぜかラーメンが食べたくなりますね。
シンプルな醤油ラーメンですが、酒のまわったgoemonp達の胃袋にはぴったりでした。
この後goemonp達は幣舞温泉の展望風呂に漬かり、一日の疲れを洗い流して明日からの知床観光に備えたのでした。Part1はおしまい。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
goemonpさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
釧路(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
45