2019/08/31 - 2019/09/03
154位(同エリア563件中)
goemonpさん
- goemonpさんTOP
- 旅行記194冊
- クチコミ680件
- Q&A回答6件
- 300,518アクセス
- フォロワー31人
「大空と大地の中で」という松山千春の歌がありますが、北海道とりわけ道東方面を訪れると、「日本にもこんなに広い土地があったのか」と今更のように驚かされます。どこまでも牧場ばかりが続く風景を眺めていると、日ごろ雑事に追われて余裕がなくなっている心や体が少しずつ解放されていくような気がします。また知床の峻厳な山々と鬱蒼たる森を眺めていると、圧倒的な自然の前での、一人の人間の小ささに思い至らずにはいられません。
そんなわけで、日々の仕事で疲れた心と体をいやすべく、7-8年ぶりでしょうか、北海道に旅行に行ってきました。
釧路から知床半島に向かい、阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖に遊び、最後は網走で監獄博物館を見学と、道東の有名な観光地を一回りしてきました。今回も我が家のマスコット、桜文鳥雛のぬいぐるみ、ゴエモンも一緒です。
Part3では知床観光船で知床クルーズを楽しんだ後、硫黄山、摩周湖を訪ね阿寒湖温泉に向かいます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
PR
-
3日目の朝。
雲一つない晴天で、風も穏やか。
これならば知床観光船の出港には何の問題もなさそうです。 -
北こぶしホテル&リゾートの朝食。
ビュッフェスタイルの朝食です。
種類もいろいろあって美味しかったです。
地元の漁師料理だという「あっぺめし」にも挑戦してみました。 -
「あっぺめし」は鮭の炊き込みご飯の上に鮭の漬けを乗せ、だしをかけて食べるという贅沢な鮭茶漬けのようなお料理です。
本当はまず炊き込みご飯だけを味わって。。。というような
手順があるようですが、面倒なので最初から全部乗せでお茶漬けにしてしまいました。なかなか美味。
ゴエモン「面倒くさがりだなあ。」 -
ホテルをチェックアウトし、まずは最初の目的地、「フレペの滝」に向かいました。といっても車でほんの10分ほどの近さですが。。。
-
ビジターセンターには「フレペの滝」の説明や地図が展示してあります。
滝までの遊歩道の散策には滝の鑑賞時間も含めて1時間もあれば十分でしょう。
「フレペの滝」は川の水ではなく、断崖の途中から地下水が湧き出て滝になっているというちょっと変わり種の滝です。 -
緑に囲まれた気持ちの良い山道を緩やかに下っていきます。
-
やがて視界が開けて海が見えてきました。
この辺がビジターセンターとフレペの滝の中間地点手前あたりです。
ゴエモン「すがすがしいな。」 -
道を突き当たりまで行くと、フレペの滝。
-
左手側に展望スポットがあります。
-
展望スポットから見たフレペの滝。
ゴエモン「滝はどこだ。」
滝の流れはか細いので印象が弱く、滝自体よりも断崖絶壁のすごさに目を奪われます。
ゴエモン「落ちたら僕の回収は絶望的だな。」 -
滝は岩の隙間からしみだしている感じで、勇壮さはありません。
「乙女の涙」とも言われているそうです。
滝の周辺の断崖には沢山のイワツバメが巣を造っているようで、遠くからみるとまるで羽虫の群れか何かのようにそこらじゅうをイワツバメが飛び回っています。
ゴエモン「鳥と虫を一緒にするな。」
人間には断崖でも、鳥にとっては外敵の寄り付かない安全な住処なのでしょうね。 -
展望スポットから見た海側の景色。
小型の遊覧船だと、この入り江まで入ってきてフレペの滝を拝めるコースもあるようです。 -
というわけで、元来た道を戻って遊覧船乗り場に向かいましょう。
知床連山が青空をバックに美しく聳えています。 -
車で10分ほどで、昨日の宿である「北こぶしホテル&リゾート」のすぐ近くにある遊覧船乗り場に到着しました。
小型船から大型船まで、遊覧船を営業している会社はいくつかありますが、我々が乗るのはもっとも大型の「知床観光船おーろら」号です。
なお駐車場は事務所の側にはなく、トンネルをくぐった先にある港の近くの公設駐車場を利用します。 -
知床観光船おーろら号。
ゴエモン「あれに乗っていくんだね。」 -
おーろら号近影。
流氷の季節になると、母港を網走に変え、流氷観光船として一年中活躍している船です。
大型船だけあって、店内売店・コーヒーラウンジ・トイレなど設備も充実。 -
知床岬の先端まで行くことのできるコースもありますが、3時間半くらいかかるのでその後の観光予定も考え、今回はカムイワッカの滝で折り返す1時間半のコースにしました。
-
追加で一人400円払うと特別船室を利用することができます。
-
いよいよ出港です。遠くに見えるのはプユニ岬です。
-
先ほど歩いていった「フレペの滝」の海側からの眺め。
よくよく見ないと滝があるかどうかも分かりません。 -
知床で温泉が湧く滝と言えば「カムイワッカ湯の滝」が有名ですが、この辺の崖から湧き出ている小さな滝も温泉なのだそうです。
知床の山々は活きているのですね。 -
この辺の岸壁にある海蝕洞は、流氷や波で徐々に削られてできた穴で、アイヌ語では「クンネポール(黒い穴)」と呼ぶそうです。
-
この奥には秘境の温泉岩尾別温泉があります。
さとう宗幸の「岩尾別旅情」に歌われている場所です。 -
この岩は何かに似ていると思いませんか。
そう、「象岩」というそうです。 -
美しい知床連山のふもとの台地。
丁度この台地の上あたりに、昨日訪れた知床五湖があるそうです。 -
折り返し地点のカムイワッカ湯の滝が近づいてきました。
-
カムイワッカ湯の滝は何段かに分かれており、陸地からでも行くことができますが、現在行くことができるのは一の滝のみ。かつては本当に温泉に入浴したといえるくらい湯温のある場所まで行けたようですが、今行ける場所は30度程度と温水プールくらいの温度のようです。
滑りやすいのでそれなりの装備は必要とのこと。ビジターセンターで滑り止めやタオルを購入することもできるようです。 -
カムイワッカ湯の滝近辺でしばしの遊弋後、船は帰路へ。
ここから知床岬方面は人跡まれな地で、それだけにヒグマなどの野生生物と遭遇できる可能性も高いようです。野生生物に出会いたい方は、ここから先に行けるコースを選び、できれば小型船を選択するのが良いようです。 -
付近はまた定置網の漁場でもあり、定置網の設置場所は避けて船は進みます。
-
魚がいれば当然それを餌にする水鳥もいるわけで、そこここの海面にはカモメ等の水鳥が浮かんでいました。
-
ウトロの港に戻ってきました。
正面に見えるのが昨日宿泊した「北こぶし ホテル&リゾート」
こうしてみるとなかなか立派なホテルです。 -
お昼ご飯はウトロ港から車ですぐの道の駅シリエトクで。
シリエトクとはアイヌ語で「大地の突端」を意味し、もちろん「知床」の語源となっています。 -
goemonpは、ホッケ定食を注文しようとしたところ、時間がかかると言われたので朝あっぱめしを食べたにも関わらず、鮭いくら丼を。
-
goemonp妻は魚に飽きたのか、「エゾジカのソースかつ丼」をチョイス。
お味はまずまずといったところ。
それよりも健全なドライバーであるgoemonpを差し置いて写真上部に見えるような飲み物を飲んでいる妻は全く無神経というかなんというか。
「コノウラミハラサデオクベキカ」 -
お腹も一杯になったところで、本日の宿泊地阿寒湖温泉に向かいます。
途中で「オシンコシンの滝」という表示が見えたのでちょっと車を停めてみました。 -
オシンコシンの滝は途中から流れが二つに分かれているところから「双美の滝」とも呼ばれ、滝のすぐ近くまで階段で登ることができるので、なかなか迫力があります。
ゴエモン「今朝の『フレペの滝』とはえらい違いだな。」 -
車は知床半島を離れ、阿寒湖方面へ。
途中屈斜路湖近くの硫黄山に立ち寄りました。
「硫黄山」というだけあって、あたりには鼻を衝く硫黄臭が立ち込めています。
ゴエモン「おお濛々と湯気が上がっているぞ、すごいな。」 -
近くに寄ってみると、まるでペンキをぬったようなまっ黄色な硫黄に覆われた岩が散在していてこの世のものとも思われないような光景です。
-
名物の温泉卵を食してみることにしました。
こちらではガムテープを使用したユニークな温泉卵のむき方を推奨しています。ガムテープを卵に向きつけて、殻をテーブルに打ち付けるなどして細かくくだくと。。。 -
ああら不思議きれいにゆで卵がむけましたとさ。
なかなか面白いむき方ですね。 -
硫黄山を離れ、日本一透明度が高いと言われる摩周湖にやってきました。
-
摩周ブルーといわれる深い碧さを湛えた湖面が神秘的な湖です。
急激に湖が深くなっていることと、透明度が高いことから青色以外の反射が少なく、このような特徴的な色が出るのだそうです。
摩周湖からは入り・出ともに川が存在せず、生活排水などの影響が少ないことが透明度維持に貢献していたようですが、近年はニジマス等の放流の影響か次第に透明度が低下しており、いずれ国内一位の座を失う可能性もあるとのこと。 -
本日のお宿は阿寒湖温泉にある「あかん遊久の里鶴雅」です。
こちらはロビーの風景。 -
阿寒湖温泉内にアイヌ古式舞踊などのショーが見られるシアターがあるほか、デジタルアート技術を駆使したナイトウオークツアーをやっているようです。
残念ながら今回は見に行く時間がありませんでした。 -
お部屋はこんな感じ。バストイレ付12畳のお部屋です。
-
着替え&衣裳部屋が別になっているところがうれしいところです。
写真はありませんが、こちらのお宿は大浴場がとても素晴らしいです。
8階と1階に大浴場があり。8階の展望露天は真正面に雄阿寒岳の雄大な山容をのぞむお風呂、1階の露天は阿寒湖の湖面が目の前に広がる(もちろん丸見えではありません。)開放感あふれるお風呂となっており、内湯も8階は岩盤浴付き、1階は寝湯などいろんな浴槽があってクアハウス感覚で楽しめます。男女入れ替え制なので、ぜひどっちの大浴場も試してみることをお勧めします。 -
ひと風呂浴びたところで、食事処で夕食タイム。
食事処からは阿寒湖の湖面を眺めることができます。 -
実はこの宿勝手丼などを含む豪華なバイキングも一つの売りの宿のようですが、落ち着いて食事したかったので普通の懐石にしました。
特選懐石「旬菜膳」の前菜の数々。 -
お造り。
うに、海老、ホタテ、白身魚。 -
となればもちろんお酒もいただきます。
こちらもお値段はお高め。。。 -
ゴエモン「これがgoemonpを狂わせる悪魔の水だな。ピシピシ。」
分かっちゃいるけどやめられないんだよゴエモン。 -
もっと悪魔の水が飲みたくなるような献立が続きます。
ゆでた毛ガニ。大変美味。 -
そして蒸しアワビとハッカクという魚の焼き物。
上品なホッケというような味わいでこれまた美味。
もちろん悪魔の水を追加したことは言うまでもありません。 -
〆はトウモロコシの入った炊き込みご飯とお味噌汁。
ゴエモン「もう悪魔の水は必要ないね。」 -
デザートをいただいてほっと一息。
この宿には別棟に岩盤浴もあり、ちょっと酔いを醒ましたあと、岩盤浴に行ってまったりしました。
ゴエモン「酔いが抜けてよかったね。」
しかし帰る道すがら、ホテルのバーでハープによるラウンジコンサートをやっていたため、これを聴きながらさらにカクテルを一杯。。。
ゴエモン「全くしょうがないな。」
これにてPart3終了。Part4ではマリモクルーズに参加し、最終目的地の網走で網走監獄博物館を見学します。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
goemonpさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
阿寒(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
55