世界一周＞アフリカ＞ジンバブエ＞ビクトリアの滝<br /><br />2008<br />★2/3　ザンビア側リビングストからジンバブエ側ビクトリアフォールズへ国境越え<br />★2/4　ビクトリアの滝ヘリコプターライド、ブラワヨへ移動<br />　2/5　ブラワヨからハラレへ移動<br />　2/6-2/8　ハラレ<br />　2/9　ハラレからモザンビークのチモイヨへ(バス）<br />

アフリカ縦断の思い出　ビクトリアの滝ヘリコプターライド！

11いいね！

2008/02/03 - 2008/02/09

172位(同エリア443件中)

エリア

ビクトリアの滝周辺(ジンバブエ)

2/3
ザンビア側から歩いてジンバブエ側へ。
イミグレのお姉さんは、賄賂を要求することもなく、パッとパスポートを見るとあっさりスタンプを押してくれた。

さらに宿まで1キロあったので、さすがに疲れてタクシーを拾い、ビクトリアフォールズの街へ。
宿はshoestring、写真のドミトリー。
宿代がどんどん上がって、ドミなのに９ＵＳＤ。

一応他も見てみようとしたら、物売りのお兄ちゃんが案内してくれた。
日曜なので人はまばらで、ちょっと緊張。アフリカでは、強盗出没率が一番多いのは日曜日。
結局別の宿も高く、最初の宿に帰ることになったのだが、その間も物売りのお兄ちゃんが一緒に歩いてくれて助かった。しかし土産は買わず。すまん。せめて名前を聞いて、ハバナイスデーと言って別れる。

4人部屋を独占できました。オレンジ色の部屋。
この宿、オーバーランドツアー御用達なので、テンション上がり切った若い欧米人が多く、夜はやかましい。スタッフもやる気なく、口コミを伸ばそうという気はなし。

ここにいた黒猫ちゃんだけがせめてものの癒し。
ジンバブエのお札を乗せられている。
そして巨大な犬が3匹。チビ猫ちゃんとは仲がいいらしい。

荷物を下ろし、ご飯を探しに行くも、食堂は無し。
スーパーには、物が無い。
油さえ、無い。パスタはあっても高い。ビールだけ安いという。
パインジュースは錆の味がした。

ジンバブエは当時スーパーインフレ中で、首都ハラレでもスーパーの棚から物が無くなっていた状態だった。
レストランにも何もない、手に入るのはビールだけ。呑んべぇさんの国だ。

両替してみると、１ＵＳＤは4.5ミリオン。4,500,000!!　4百50万ですよ。
数学7点の人間にはさっぱり分からん。
しかもこれはビクトリアフォールズプライスで、実際は６ミリオンだったらしい(T_T)

結局スーパーでたまごと玉ねぎ、パンとパスタを買って、あんまり便利でないキッチンで卵をやたらと使ったマヨパスタを作って食べた。
うぇって思ったでしょう？案の定気持ち悪くなり、トイレでリバースしていたら、隣の個室から”お前もか？”と声をかけられた。卵マヨパスタだとは言えなかった。
ここでヘリの予約もできた。
その後、さっき宿探しに付き合ってくれた物売りの男の子に再会。
こいつは何も買わないと思われているので、物売り君は作戦変更。Ｔシャツでもサンダルでもなんでもいいから譲ってくれと交渉される。転売するのか、それとも自分用か。
街では服屋さんもあるけれど、それはリッチな人向け。
どんどん進んでいくインフレに、貧しい人たちは手も足も出なくなっているんだろう。

この後、世界一周中の日本人夫婦やカップルたちから、次の街ブラワヨに抜けるバスが2時ＡＭにあるという情報を得る。おー、チパタ越え。
ただ、ガスも不足しているので、定期バスの運行も危うくなっているらしい。
夜、バス停に行ってみて、キャンセルになる可能性もあるってことか。
列車も不定期運行になっていて、いつチケットが取れるかも分からない。
これは困ったぞ。
ま、なんとかなるか。
卵マヨパスタがまだ残っていて気持ち悪い。日本人から胃薬を頂き、とりあえず寝た。さんきゅー太田胃散。
2/4　本日のメインイベント、ヘリコプターライド！日本を出る前から絶対に乗る！！と意気込んでいたやつ。ちなみに他のアフリカ縦断チームはみんなスルー。単身乗り込むことに。
宿にピックアップしてもらい、5分ほどのヘリポートへ。
まずは体重を計り、５ＵＳＤの空のナショナルパーク入場料を払い、すぐに乗り込む。
あっちのほうに滝のしぶきが見える。
地図。
ヘリです。15分、１００ＵＳＤです。高いんですよ。
他の国からのツーリストと同乗。私は初のヘリコプター。
キャプテン、頼みましたよ。
私は右側。このライドは左右どちらの人もしっかり滝が見られるように配慮されていました。
離陸しましたー。
ジンバブエの広大なジャングル！！
大ザンベジ川！
”ご飯ですよ”みたいと表現した人がいたとかいないとか。佃煮というより焼きのり？
ビクトリアフォールズの街並み。
台地を切り裂いたような溝が、ずっと遠くまで見えます。
すごい地形だなー。
滝が見えてきた！！！水量がすごい！虹も見えます！
左側の人が良く見えるように、2回旋回します。
隣のおば様が、私が写真を撮りやすいようにちょっとスペースを空けてくれました。
滝の直前ぐらのザンベジ川です。
いよいよ左サイド、私の側で旋回する番！
水が落ちるところを真上から。
大地が割れている。。。
写真やテレビで憧れていた景色が、今自分の目の前にあることが信じらない思いでした。すごすぎて状況が飲み込めない！
写真にムービーに、大忙し！
2回転目は、さらに上空から、全景を見渡します。
虹も見えました。
地球の不思議、神秘的でさえあります！
これがビクトリアフォールズ全景です。
ザンベジ川が滝に変わるところをもう一度。
ナイアガラの滝もそうなのですが、巨大な滝と言えど、滝になる手前はとても穏やかに見えるのです。
圧倒的な大地のパワーでした。
ヘリポートに帰ります。

トントン、と肩を叩かれ、隣のおばさまが親指をグっと立てて「よかったね！！」とジェスチャー。私も満面の笑顔で返しました。本当に素晴らしい経験ができました！
帰りは青空のアフリカが撮れました！
これがアフリカ。
ザンベジ川沿いの高級ホテルかな？
この時のメモに、”アフリカにはリゾートも多いから、年取ってお金に余裕が出てきたときに行くのも良い”と書いてある。さらに、”お金さえ出せばもっと楽しめる”というメモも。
今度行くときはここに泊まりたい。
何もない！！！
あっという間の15分でした。
思っていたより全然短く感じました。
１００ドルの値段に見合うかと言われたら、１５０％価値あり。
いや、これはもうプライスレスと言いたい。
今までケチケチ旅行していたので気が付かなかったが、アフリカはお金さえ出せば１５０％楽しめるのだということを覚えました。
私があまりにも早く帰ってきたものだから、皆唖然としていた。きっと皆、100ドル払ってかわいそうと思っていたことだろう。

夫婦で世界一周している元大手ゼネコンの職長さんに写真を見せたら、いい写真撮れたねぇと言ってもらえた。そう、プライスレスなのよ。
その後は日本人の皆さんとランチ。
職長がちょっと離れたＧＳにレストランがあるのを見つけてきてくれた。
探せばあるもんなんだなー。

他の方々は南アから北上していてウガリには慣れていなかったため、フォークとナイフで食べていた。これからウガリ地獄だよ。

私はコールスローという名のキャベツと玉ねぎの千切り付きのチキン。
移動前にはちょっと重かった。おなか壊さないといいけど。

帰りにバーで話してたら、職長さんの会社が前職での取引先だったことが分かった。
そのゼネコンに雇われていたというローカル運転手にケニアで会ったことがあって、聞いてみると、ケニアタンザニアあたりでの受注が多いらしい。
取引先としては嫌いな会社だったし、職長さんと話すのも苦手だったけど、仕事関係ないところで会って話を聞くとかっこよかった。
そのバーのおじさんが、一人２０ドルであっさりとブラワヨ行きのバスを手配してくれた。
なんとかなるもんだ。
きっとすごくふっかけられているけど即答でＯＫ。
ここを脱出できればいくらでも払っていいと思っていたが、まぁやられたわな。
というわけで、ビクトリアフォールズを脱出することになった。
続く。