オーストリア:インスブルックからウィーンまで。絶景アルプスとハプスブルク家の歴史、サウンドオブミュージックの地、音楽の都を訪ねて（１）

2019/08/17 - 2019/08/24

夏休みに夫婦でオーストリアに行ってきました。

前から行きたいと思っていたチロル地方。ハプスブルク家の歴史を物語る宮殿、そして「サウンドオブミュージック」の地、音楽に縁の深いザルツブルグとウィーン。

体力と相談しつつ今回は旅行会社の6泊8日のツアーにしました。個人では行けなかったであろう場所も訪れることができ、見学は待たずに入れて、これはツアーの長所ですね。

〈旅行日程〉
□1日目(8/17)　成田→ウィーン→インスブルック
インスブルック泊

□2日目(8/18)　インスブルック旧市街観光、ロープウェイでゼーグルーベ展望台　→ザルツブルグへバス移動
ザルツブルグ泊　

□3日目(8/19)　ザルツブルグ市内観光　午後自由行動
ザルツブルグ泊

□4日目(8/20) ザルツカンマーグートへバス移動　登山鉄道でシャーフベルク山頂、ハルシュタット湖クルーズ
ハルシュタット泊

□5日目(8/21)　メルクへバス移動　メルク修道院、バッハウ渓谷ドナウ川クルーズ　→ウィーンへバス移動
ウィーン泊

□6日目（8/22) ウィーン市内観光　午後自由行動

□7日目(8/23) 帰国日　出発まで自由行動　夕方ウィーン空港発

□8日目(8/24)　成田着　　　


この旅行記（１）は出発日と翌日のインスブルック市内観光（午前中）です。写真はゼーグルーベ展望台から見た景色。

エリア インスブルック(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: オーストリア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

旅行の行程

直行便でウィーン到着後、国内線でインスブルックへ。
インスブルックからザルツブルク、ハルシュタット、メルク、ウィーンと移動して、ウィーンから日本に帰ります。

オーストリア航空で成田を13：35に出発。
最初の機内食。チキン。蕎麦がありました。丸いパン、ゼンメルが配られました。パリッとしたゼンメルがこの食事の中で一番おいしかった。

夫はビーフ。味は牛丼に似ているそうです。

現地時間18：35着予定のところ、1時間近く早く到着。
暮れかけたウィーン国際空港です。早く到着したのはうれしいけれど、2時間のトランジット時間が3時間待つことになって、時差ボケの身にいささかきつい。

ウィーン国際空港 (VIE) 空港

20：50にインスブルック行きのプロペラ機に乗り換えて55分の空の旅。
美しい山並みが見えるかと期待したけれど、もう暗くて見えませんでした。上空から街の明かりはきれいでした。

インスブルック空港 (INN) 空港

インスブルック空港の外に出ると、草の匂いがしました。自然のなかにあるんだなあ。

バスで15～20分ほどのACホテル・バイマリオット・インスブルックへ。
すっきりといい感じのホテルでした。
でも、日本時間では午前5時頃。飛行機で寝てないので眠くてたまりません。

部屋は広くて清潔な感じ。
風呂に入ってバタンキューでした。

ぐっすり眠って、かなり爽快な目覚め。
翌朝の朝食。
ゼンメルと茶色のパン…噛み応えのあるおいしいパンです。
ヨーロッパに来ると、パン、ハム、チーズなど本場のものがおいしいので楽しみにしていました。

夫の分。卵のキッシュ、キノコとズッキーニのソテー、ポテトの焼いたもの。

8：30から観光です。
雲一つない青空にチロルの山脈がくっきり。

凱旋門が見えてきました。それほど大きくはありませんが、山を背景に美しい姿です。

マリア・テレジア通りの凱旋門。
1765年、マリア・テレジアの息子、皇帝レオポルド2世の婚礼記念に建てられたそうです。

南側は結婚の祝賀、北側はレオポルド2世の父フランツ1世の死を悼んだもの。

北側から見た凱旋門。

壁の装飾のきれいな建物。

トラムのレールが敷かれたマリア・テレジア通り。
高いのは教会の塔です。

教会入り口。

窓辺のゼラニウムの花がきれい。

市庁舎。地階はショッピングセンター。

こちらの木彫の扉も重厚。

聖アンナ記念柱

聖アンナ記念柱は、スペイン継承戦争のときにチロルの軍隊がバイエルンの軍隊を撃退したのを記念して、3 年後の 1706 年に建てられました。

4人の聖人たちがさまざまな表情をしています。

スワロフスキーの店の看板。オーストリアではいたるところにスワロフスキーの店がありました。

通りの向こうに山。なんか素敵な風景。風光明媚な土地ですね。

レン通りにあるチロル州立劇場の前を通る。

国際会議所。

フンガーベルクのケーブルカー乗り場。
これからゼーグルーベ展望台へ上がります。途中駅でロープウェイに乗り換えます。

標高1900mにあるゼーグルーベ展望台。

ケーブルカーに乗ると、イン川が見えてきました。

インスブルックとは、イン川の橋（砦）という意味です。灰緑の川の色。

ケーブルカーの中にあった駅舎のデザイン画。国立競技場のデザインで有名になったザハ・ハディト氏のデザイン。なんだかイメージが似ています。

1905ｍの展望台駅に到着。

尖った山峰がすばらしい！感激。
北の鎖という意味の「ノルトケッテ連峰」

紫外線が強すぎます。そしてかなり暑い。日傘が欲しい（笑）

北の鎖連峰。素晴らしいパノラマ！

インスブルックの街が見える。

木や建物もすぐ下に見えるんです。

緑の斜面に道のジクザグライン。

右端には「Warm haus]と書かれた小さな小屋。寒い時に体を温めるのかな。
急斜面で羊が草を食んでいます。

遠くの山並みが一つ一つくっきりと見える日です。本当にきれいな日でよかった～

北面はごつごつした岩山。細かく崩れて砂になっていますね。

谷に雪が残っていました。

羊が日陰で休んでいました。
この時はかなり陽射しが強くて羊も暑かったに違いない。

花が少し咲いていました。

ロープウェイ。

散策後、ロープウェイでゼーゲルーベ展望台から降りていきます。

青空と白い山と緑の斜面がそれはそれはきれい。

展望台から戻ってきて、インスブルック市内の王宮博物館です。

黄金の小屋根。インスブルックでは有名な見どころの一つ。
ハプスブルグ家のマクシミリアン皇帝の依頼で1500年に完成したもの。街の中央広場に面していて、バルコニーから広場で行われる催しを眺めたといわれています。
中は博物館になっています。

黄金の小屋根（マクシミリアン博物館） モニュメント・記念碑

屋根は2657枚ある銅板を熱処理して金が塗られている。

壁のフレスコ画やバルコニーの彫刻も細かく見るとおもしろいのです。

レリーフ真ん中2枚の左側は、マクシミリアン1世と、マリア、ビアンカの彼の２人の妃、右側はマクシミリアン1世。

右はヘルプリングハウス。バロックの華麗な装飾が有名な建物。

ヘルプリングハウス 現代・近代建築

大聖堂（聖ヤコプ教会）は午後に中を見学します。

大聖堂（聖ヤコプ教会） 寺院・教会

インスブルック市の塔。上に登って広場を見下ろすことができるのですが、らせん階段がきついと聞いて躊躇。

市の塔 現代・近代建築

ワイン作りの絵。壁の絵が目を引きます。

昼食は郷土料理の店。内装が素敵でした。

野菜サラダ。お皿が大きくて量もたっぷり。実はこのサラダだけで満腹になりました。　

ビーフグヤーシュ。
ハンガリーの料理といわれていますが、ビーフシチューと言えばいいのかな。右の丸めたポテトのようなものは、小麦粉のつなぎが入っているようでもっちりしています。きゅうりのピクルス添え。
食べきれなくて残しました。もったいないけれど。

デザートはパンケーキ。クレープにジャムを塗って巻いたもの。甘さ控えめ。


午後は宮廷教会の見学後ザルツブルグに移動します。
写真枚数が多いので分けます。
（2）に続きます。

この旅行記へのコメント （2）

• Reinheitsgebotさん 2022/07/19 10:26:42

  こんにちは

  熊谷ラグビーにいいねをありがとうございます。
  
  インスブルックに３泊したのは、もう４年前になってしまいました。レンタカーを走らせて、イタリア国境のブレンナー峠を往復したり、思いつきで街をぶらぶらしたり、郊外のお城で行われたコンサートを聴いたり、スケジュールに縛られない気ままな滞在をしていました……ぐうたらとも言う。
  
  2020年以来、もう３年も海外旅行が封印されてしまい、心おきなく出かけらるのはいつになることか。年齢を考えると海外旅行できる体力と時間が秒読みになりつつあります。
  
  先々、元気で旅行できるといいですね。

  yoshieriさん からの返信 2022/07/20 09:41:45

  RE: こんにちは

  Reinheitsgebotさん
  
  コメントありがとうございます！
  
  > インスブルックに３泊したのは、もう４年前になってしまいました。
  
  私がインスブルックに泊まったのは2019年8月のこと。
  コロナで海外に行くのが難しい昨今、ほんとうに行ってよかったと思う旅でした。
  
  今年の夏こそは海外、という思いもありましたが、ここのところコロナが急増して、やっぱりやめておこうという気になります。
  国内旅行は予定していますが、どうなることやら。
  
  
  > 2020年以来、もう３年も海外旅行が封印されてしまい、心おきなく出かけらるのはいつになることか。年齢を考えると海外旅行できる体力と時間が秒読みになりつつあります。
  >
  > 先々、元気で旅行できるといいですね。
  
  
  ほんとうに、海外旅行は体力を必要としますものね。
  
  心おきなく自由に海外に出られる日が早く戻ってくることを、祈りながら待っている日々です。
  
  暑さの厳しい日々が続きます。
  どうぞ、ご自愛ください。
  
  
  yoshieri