2019/05/28 - 2019/05/28
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悠太郎さん
『星の王子さま』のことを集中して調べていたある期間中、ふと思いたって梅雨空のもと平日にも関わらず、星の王子さまミュージアムを訪れてみました。今回で2回目ですが、前回のことはよく覚えていなかったので、また新鮮に見ることができました。
『星の王子さま』は、300以上の国と地域の言語に翻訳され、発行部数は2億冊を超えたロングベストセラーです(星の王子さまミュージアムのHPによります。異論もあるようです。)。
われらがニッポンは、翻訳大国です。『星の王子さま』は、2019年8月現在で、21もの異なる翻訳が存在します。翻訳がこんなに増えたのは、2005年1月22日に岩波書店が有していた独占的翻訳権が切れてからのことです。ウィキペディアによると「これによって論創社・宝島社・中央公論新社など数社から相次いで新訳が出版された。ただし、日本語の書名である『星の王子さま』は、岩波版の翻訳者であるフランス文学者の内藤濯によるもの(直訳では『小さい王子』あるいは『小さい大公』)であるため、新訳本の出版の際には新訳にふさわしい別の書名をつけるか、本の扉裏やあとがきに内藤濯の考案であることを明示してほしいと、岩波書店などは要望している。」のだそうです。(以上Wikipedia)
多くの著名な作家・翻訳家による新たなる地平が開かれたのです。これらを読み比べてみると、われわれが如何に『星の王子さま』を愛しているのかが伺えて、面白いものです。勿論全てを読み合わせる訳にもいかないでしょう。ぼくは、内藤濯訳の他に、三野博司訳、倉橋由美子訳、池澤夏樹訳、河野万里子訳、野崎歓訳、浅岡夢二訳、菅啓次郎訳を読んでいます。印象に残っているのは、倉橋由美子訳と菅啓次郎訳です。前者は読みやすい訳として、後者は王子さまが「オレ」といったりする斬新な訳としてです。池澤夏樹氏はまた、ジョアン・スファール作のバンド・デシネ版『星の王子さま』の訳も手掛けています。
ぼくは、こんな感じに『星の王子さま』が大好きなので、ここは夢にあふれたデスティネーションなのです。
アルバムの中で使われている引用は、倉橋由美子訳を用いています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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Le Petit Prince (LPP™)の主役、王子さまのフィギュア。
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王子さまが、自分の星である小惑星B-612で、大切に育てていた花。第5章、第7章~第9章、第15章、第18章、第20章(この章から花がバラという名前で出てきます)~第27章と、重要な場面には必ず登場します。王子さまをHeroとするなら、バラはHeroine です。第2の主人公です。バラは、サン=テグジュペリの奥さんのコンスエロを象徴しているとも言えるそうです。
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イチオシ
王子さまは、11羽の鳥たちによって、自分の星から旅立ったのです。
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王子さまは自分の星を離れて、色々な星を訪れますが、その第1番目の星が、第10章の王様の星です。
「最初の星には王様が住んでいた。この王様は紫の衣装にテンの毛皮を着て、簡素ながらも堂々たる玉座についていた。」そして、人に命令することしか知りません。
ここで王子さまは、初めて「大人って変だ」と思ったのです。そう思いながら、王子さまは旅を続けたのでした。 -
第13章。「四番目の星はビジネスマンの星だった。その男はたいそう忙しそうで、王子さまがやってきても頭を上げようともしなかった。」のです。計算をすることしかせず、星を所有することで、お金持ちになりたがっています。
「大人ってまったくもって変わっている」と王子さまは、またしても考えました。 -
第14章。「五番目の星はとても変わっていた。星の中で一番小さな星だった。そこには、ちょうど街灯一つと点火夫一人分の場所しかなかった。」
「王子さまは旅を続けながら考えた。あの男は王様からもうぬぼれ男からも酒飲みからもビジネスマンからも軽蔑されているようだ。でもぼくが滑稽だと思えないのはあの男だけだ。というのも、あのひとは自分のことだけではなくて、ほかの人のことも考えているからだ。」
「王子さまがその星を去りがたく思ったのは、二十四時間に千四百四十回も日没が見られるという幸運に恵まれていたからだ。」と述べて、大人は変わっているとは言わなかったのです。 -
第15章。「六番目の星は五番目の星より十倍も大きかった。そこに住んでいたのはばかでかい書物を書いている老紳士だった。」その人は地理学者でしたが、自分ではどこにも出かけないで、探検家を探していました。
そして、つぎにどこの星を訪れたらよいのか、王子さまが聞くと「地球だな。評判のいい星だ……」と教えてくれたのでした。 -
ミュージアムの入り口にある、星々の住人のイラスト。
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ミュージアムの入り口にある、星々の住人のイラスト。
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星の住人たち。6人がそろっています。
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パイロットが、小説の書き方に悩んでいたことが書かれています。
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語り手のパイロットが乗っていた飛行機。
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狐の秘密!
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『星の王子さま』の中でも、最も大切な言葉。
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物語で重要な役割を果たす蛇と王子さまの会話。
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ミュージアム入り口にある王子さまの銅像!
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王子さまの銅像!
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王子さま!
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羊っぽく見えないけど、やはり羊かな?
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大切な、大切な登場者の狐。
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銅像もこう見ると、風情があります。
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誰でしょう?聖人かな?
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地理学者通りのプレート。
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グリルを通して見るレストラン。
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イチオシ
この街並みには旅情を誘われます。
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カフェ・フランソワ。良い感じ!
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ラテコエール小学校!
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香水屋さん。
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イチオシ
サン=テグジュペリの奥さんコンスエロの名前がついている花屋さん。
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花屋さんの階上。
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イチオシ
花屋さんのディスプレイ。
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資料館の入り口。
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ディスプレイ。
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フレデリックという名の本屋さん。
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イチオシ
カフェ「サン=ジェルマン・デプレ」。
ここでしばし休憩! -
良い感じ!
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資料館入り口。
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資料館に入る前に、ちょっと戻ってみました。
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サン=テグジュペリが1900年6月29日にここで生まれた、というプレート。
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イチオシ
Restaurant Le Petit Prince!
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サン=テグジュペリ教会の建物。
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サン=テグジュペリ教会のプレート。
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イチオシ
教会内部。
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教会に飾られているバラ。
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教会入り口。
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教会の窓。
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ガーデンデザイナー吉谷圭子さんの紹介。
星の王子さまミュージアムのガーデニングの責任者だとのことです。 -
ぼくは、曲がり角が好きです。
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やはり曲がり角!
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黄色い花が印象的。
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白い清楚な花。
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紫の鮮やかな花。
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植樹している。
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ポットに沢山の花。
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この人が、ガーデニングの責任者さん。
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植樹する人。
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植樹をする二人。
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第24章、第25章で出てくる。砂漠の中の井戸。パイロットの「私」の喉の渇きを癒しました。
「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しもっているからだよ……」と王子さまは言いました。
「そうだよ。家でも星でも砂漠でも、その美しいところは目には見えないものさ」と私は王子さまにいった。のでした。 -
ミュージアム入り口。
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ミュージアム入り口のバス停。
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駐車場の印。
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ロマンスカーVSEが小田原の駅に少しずつ入って来ます!
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ロマンスカーが少しずつ入って来ます!
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目の前に来ました!
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車窓から。展望室の最前列を押さえることができました。
当日券ですが、帰りのVSEだったから、可能だったことです。
尤も、他の車両を何回か見送って、1時間以上あとの便でしたが。
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