2019/08/03 - 2019/08/03
1462位(同エリア6978件中)
solさん
このイタリア旅行の第二の目的、イタリアファシズム建築地区、エウル地区を訪れることでした。
だだっ広い大通りの周りに、巨大な白亜の社会主義的な合理主義の建物が建っている、一見ローマらしくないところです。(でもよく見ると、ローマ帝国の建物を合理化した建物なので、ちゃんとよき時代のローマのエッセンスがたっぷり入っています)
ファシズム建築は 第2次世界大戦中のイタリア、ドイツのファシズム政権によって建築されました。
全体主義を達成するため、民衆の意思をまとめる「舞台装置」として建築はフル活用されました。「国民国家」という人為的に人々を一つにまとめ上げるシステムは 権力の象徴としても効果的に機能しました。
ムッソリーニによって新しく開発され、1942年に開催予定だったローマ万博のために建設されましたが、第二次世界大戦のためキャンセルされ使われずじまい。
現在はオフィス街、緑化都市、商業都市、高級住宅地区となっています。
4月15日(火)1日目 <ローマのメイン観光地でとりあえずローマを感じる>歩行距離:18.3キロ
https://4travel.jp/travelogue/11488635
12時到着 スペイン広場のホテルチェックイン
ナヴォーナ広場 → パンテノン → フィオーリ市場 → ユダヤ人街 → トランステヴェレ地区 → バチカン → サントアンジェロ城
16日(水)二日目 <ボルゲーゼ美術館とその周辺地区>歩行距離:21,4キロ
https://4travel.jp/travelogue/11493046
スペイン広場 → ボルゲーゼ美術館 → MACRO → レプブリカ広場 → モンティ地区 →
17日(木)三日目 <ローマ下半分一周>歩行距離26.3キロ
https://4travel.jp/travelogue/11494221
トレヴィの泉 → トランステヴェレ地区 → テスタッチオ地区 → カラカラ浴場 → コロッセオ、フォロロマーノ → エマニュエル・ヴィットリア像 → モンティ地区
18日(金)四日目 <ローマ上半分一周>歩行距離:26.6キロ
https://4travel.jp/travelogue/11495532
ボルゲーゼ公園 → パルコ・デッラ・ムズィカ公開音楽堂 → MAXXI美術館
19日(土)五日目 <ムッソリーニの作ったファッシスト E.U.R地区>
E.U.R地区 → 最後の観光 → テルミニ駅よりバスでフルミチーノ空港へ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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毎日徒歩のみでローマを観光していた私ですが、エウルへはさすがに地下鉄を利用。30分でした。
EUR Magliana駅下車。
ローマ旧市内とずいぶん雰囲気が変わり、「大丈夫か?」と少し不安に。
徒歩で5,6分で、一番有名なイタリア文明宮(Palazzo della Civiltà Italiana)が見えてきました。 -
人がほぼいません。
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裏側から近づいたので塀がありますが、正面はちゃんと入れます。
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前回ローマに来たとき、バスガイドさんが「ムッソリーニのコロッセオ」と言って、いやな顔をしていました・・・が、私はこの建物がすごく気になっていました。
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イタリア文明宮 Palazzo della Civilta’ Italiana
1943 イタリア ローマ エウル
設計:Giovanni Guerrini, Ernesto Bruno La Padula, Mario Romano
現在はフェンディ本社になっています。 -
古典主義の伝統を単純化させた建物や銅像が多い。
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昔ながらの回廊をモダニズムによせた建築。
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新しいのに馴染みのある光景・・・が、規模が異常に大きく、人々に威圧感を与える。建築によって 権力の圧倒的な強さを人々に感じさせる・・・それがファシズム建築。
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ムッソリーニが夢見たムッソリーニ帝国・・・を銅像が指差しているように見えます。
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イタリアのファシズム建築は ロシアのブクテマスや ドイツのバウハウスと違って、「伝統」色を強く残していますね・・・。
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回廊から正面の広場を向いた光景。
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イタリア文明宮からのびる大通り。
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おとなりの 他のファシズム建築
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下はカフェになっていました。字体が素敵。
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国のスポーツのお役所だったのでしょうか。
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モダニズム建築が美しくて、目が釘付けになってしまいました。
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今は水は入っていませんが。
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ふんだんに大理石を使った力強いポルティコが美しいです。
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このシュールな感じがたまりません。
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前の大通り。先ほどのイタリア文明宮やカフェの入っていた建物が見えます。
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周りにはモダニズム建築が多く建っています。
このファシズム地区によく調和しています。 -
次の建物はPalazzo degli Uffici dell'Ente Autonomo EUR (1937-39)
最初に建てられた建物で、万博の事務局として使われたほか、大きなホールも併設されています。 -
このレリーフの彫刻はティトゥスの凱旋門、トラジャンのフォロと、パンテオンを描いたものだそうです。ムッソリーニはかつて自分はローマ帝国の領事や皇帝の子孫だと言っていたそう。
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このポルティコの向こうがホールになっているそう。
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ローマの松が非人工的なこの空間に ほっこりとした味付けをしてくれます。
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これはファシズム建築ではありません。
どこかの企業の建物のよう。
とにかくイタリアの建物はどこも独特で、ほんっとおもしろいです。 -
Palazzo dell'INPS (1940-54)
この建物の壁に施されている彫刻はルネッサンス様式で、海の王国のヴェネツィアの守護神である羽の付いたライオンと、ジェノバの守護神のサン・ジョージが描かれています。この絵図はトラジャンの市場のものがインスパイアされているようです。 -
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レプブリカ広場の半円の回廊を髣髴させます。
イタリア・ファシズム建築は 過去の伝統を断ち切ってまったく新しいものを作った、ドイツやロシアのものとは違いますね。 -
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オベリスク『神聖なる土曜日』 (1939-59)
無線電信の開発で知られる発明家、ギリェルモ・マルコニのオメナージュとしてアルトゥロ・ダッズィによって作られました。
このオベリスクは 世界大戦のため製作が中断されていましたが、その後再開に至った経緯に ローマ法王の影があるとされています。科学者に対する宗教的意味が含まれているといわれています。 -
科学館Palazzo delle Scienze (1939-43)
eur地区の多くの博物館を訪ねようとする観光客は ほとんどいないようですが、とても興味深い博物館がいくつかあります。
その一つの(Museo Nazionale Preistorico Etnografico)には 17世紀にローマ帝国時代の学校に集められたアフリカや中国、アメリカの工芸品の大部分が収蔵されています。
他の興味深い博物館に(Museo della Civiltà Romana)があり、 4世紀に再構築されたローマ帝国の町の模型が展示されています。また、eur建築の際に再利用された古ローマ帝国時代の柱などの建築資材や、緑の大理石に見せようと緑の石が使われた様子や、2世紀ごろお洒落だとされていたマーブル模様の白大理石などが展示されています。 -
なんとも無機質な・・・人のにおいのしないカフェ・・・シュールでおもしろい。
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映画に出てきそうな なんとも不思議な雰囲気。
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国会議事堂Palazzo dei Congressi(1938-54)
設計:アダルベルト・リベラ
パンテオンをイメージして作られた建物。 -
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Porch (1939-42)
マルコーニ広場と Genio dello Sportをつなぐポーチ。
設計: Italo Griselli
1960年代に有名になったイタリアの映画監督のミケランジェロ・アントニーニの映画、『the eclipse』で このeur 地区の建物のシーンが多く撮られています。eurの誰もいないポーチ、孤立した銅像、デザインが普通でない建物の作り出す非人間的な空間によって まるで宇宙人たちの世界に孤立しているような心情の主人公の気持ちが演出されています。 -
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万博は第二次世界大戦のため行われることはありませんでした。当時完成されていた建物はわずかで、戦争のために家を失った人たちがそこに住んでいたりしていました。徐々に危機的状況から回復してきたころ、1951年に イタリア政府は建築がなされなかった建物の建設を再開し、そこに政府機関を置くことを決めました。更に、この地区への民間企業の誘致もしました。名称もヨーロップ地区という名に改め 、過去の嫌な記憶を忘れるため、通りや建物の名称も変えました。1960年に行われたローマでのオリンピックの際には更に建築が進められました。
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ポーチ近くのモダニズム建築。
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この家、よくできているなあと思いました。
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すごく凝った建築です。
柵のデザインも凝っている。 -
Museum of Roman Civilization
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ここら辺はもう民間企業の集まるオフィス地区のようになっています。
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イタリアならではのデザインですね。
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ブルタリズム建築も。
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なかなかおもしろいデザインですね。
ここがなんなのか分かりませんでした。 -
この建物は 遠くから見ると透明に見えて、すごく目を引きます。
これはまさに今の時代のテクノロジー建築ですね。 -
透明ガラスと 黒い石っぽい風貌のコントラストが見事です。実際はガラスなのですが。
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雲(ザ・クラウド)というローマ・コンベンションセンターのようです。
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eur地区はとっても楽しかったのだけど、あまりにも広すぎてさすがに疲れて精神力がもたず、ここら辺で切り上げました。(笑)
駅にやってきました。駅前にテントで生活実用品を売っている露天がありました。すごく安い衣類などを売っています。びっくりするような値段で。
きっと人々の生活の実情はこんなものなのだろうと思いました。
不景気で、生活するのがやっとなのかもしれません。 -
駅の構内。
イタリア文明宮のモチーフですね。 -
さて、ホテルのあるスペイン広場近くに戻ってきました。
あ、そういえば「一番おいしいティラミス」で有名なここのティラミス食べてなかったと思い出して、最終日に購入。 -
手のひらいっぱいに乗っかる大きいサイズ。一人ではちょっと多いですが、食感が軽いのでペロッと平らげられました。おいしかったですが・・・ティラミスってどこで食べてもおいしかったような・・・(笑)もちろん文句なしにおいしかったですが、感動はしませんでした。
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それにしても・・・日曜のスペイン広場はとんでもないことになります。
さっきのeurなんて、人っ子一人いなかった・・・。 -
ありえない!!
これ見ただけで、「もういいかな」という気持ちになってきました。
そろそろ、ローマにお別れすることに。 -
近くの総菜屋さんへ。
空港で食べるサンドイッチを二つテイクアウトしました。 -
5ユーロと7ユーロ。大きなサンドイッチを二つ。
高いかな?とも思いましたが、空港価格なんてべらぼうに高いはずだと思いましたので。
しかし!ローマの空港、実は値段がめっちゃ良心的だったのです。カフェもパンもサンドも 普通のお店よりすこーし高いだけで、ありえない値段ではありませんでした。ここで買ったサンドイッチよりも、空港のほうが安かったです。 -
テルミニ駅の正面から向かって右側の奥のほうに(ちょうどテルミニ駅内の食べ物マーケット横)、空港行きバス乗り場があります。
そこにはいろんなバス会社の空港行きバスが停車します。
値段も会社によって違いますが、私が乗ったのは7ユーロでした。
バス停にいるバス会社の担当者から直接チケットを買うだけです。
前もって買う必要はありません。
とても簡単です。 -
実は、私はベジタリアンなので、機内食はベジタリアンのもの。
胃もたれする方、ベジタリアン食、お勧めです!
長い旅行記を読んでいただき、ありがとうございました。
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