2019/07/29 - 2019/07/29
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motogenさん
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涼しいコンビニ店内で空腹を満たし、二俣駅に向かう。
日本で転車台施設が残っているのは、この駅だけだという。
(本当かなあ~?)
そんな骨董品が残っているだけでなく、まだ現役で、「転車台ツアー」と称する見学サービスも毎日行われている。
そのツアーが始まるのは午後1時50分。
それに間に合うように私たちは急ぎやって来た。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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天竜二俣鉄道の二俣駅舎。
朝夕は通学の学生たちが乗り降りするが、日中の乗客は少ない。天竜二俣駅 駅
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「あっ、農作業姿の夫婦が、窓をのぞいてる!」
と思ったら、案山子だった。
よくできている! -
この鉄道は、かってはれっきとした国鉄で二俣線と呼ばれ、掛川駅から湖西市の新所原駅の間を、東海道線のバイパスとして活躍していた時代もあったのだ。
車社会の到来で客足が減り、第三セクター運営による天竜浜名湖鉄道に変わっている。 -
天浜線の駅は、ほとんどが無人駅となったている。
地元の足として、地域に根差したサービスを提供しようと努めているが、経営は大変らしい。
「鉄道歴史館」を作り、「転車台ツアー」なるものを行っているのも、その一環なんだろう。 -
で、どうしたらそのツアーに参加できるの?
窓口に聞くと、
「ツアー切符を買って、ここで待っていてください。」とのことで、 -
こんな奇麗な記念切符が買えました。
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しばらく待つと、麦わらハット帽をかぶったおばさんの、元気なあいさつが始まって、
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家族連れがはしゃぎだし、
あれっ、いつの間に、こんなたくさんの人が?
平日の真夏、私たち以外には参加者なんていなく、中止になったらどうしようと心配していたのに、とんでもない。
鉄道ファンや、夏休みの子供連れトラベラーは、けっこういるものものです。 -
楽しいおばさんの先導で、線路を渡り、
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天浜線の歴史や、駅の施設や、駅で働く人たちの話を聞きながら、
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ぞろぞろと転車場に歩いていく。
暑い!
気温は35℃もあるが、夏だから暑くて当然。
そう思えば、何のことはない。
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最新のラッピング車両、『うなぴっぴごー』が停車しているとのこと。
隙間からしか見えないが、鉄道マニアにはラッキーでしょう!
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転車台は蒸気機関車の時代に活躍したもので、現在日本全国を探しても、この駅にしか残っていないそうだ。
電車やディーゼル車、前後どちらにも同じように走れるそうだ。
そしてこのコンクリ製のタンクは、蒸気機関車に注入する水を溜めるタンクで、80トンの水をが入るらしい。
(カメラのピントがずれてしまって、ごめんなさい)
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駅舎で働く人たちの、昔そのままの施設の中を通過して、
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今は使われていない風呂場なんかを覗きながら、
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転車台のある場所に到着しました。
これまでの様子を、動画でも見てください。
https://youtu.be/M359XGspgzs
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あれっ?
転車台の中心に、回転軸はないみたい・・・
本当にないのかな?
地面すれすれにしゃがみ込んで観察してみるが、やはりない。
回転させる動力は、運転席の下にある歯車だけだ。 -
軸がないのに、なぜこんなに正確に回転できるのか?
ガイドのおばさんに聞いてみるが、納得できる答は返ってこない。
近くにいた鉄道員にも聞くが、やはり満足できる答はなし。
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どうなっているんだろう?
その疑問が頭から離れず・・
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回転台と、台に伸びる線路のつなぎ目を観察すると、新たな発見。
線路と線路の連結がずれないように、つなぎ目の間に鉄の棒が挟まれる仕組みになっていた。
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車庫の中を見学する。
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この車両倉庫は戦時中に建てられたもので、当時の鉄は兵器用に優先されていて、この車庫は鉄を極力はぶいた木造だ。
修理補強はされているが、それでも今日までその姿を残し、この車庫自体が骨董としての価値がある。 -
古い駅舎を活用した鉄道歴史館に案内された。
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国鉄二俣線から天竜浜名湖線に変わった時のプレートが出迎えてくれる。
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冷房はない。
館内は広くはないが、たくさんの写真や鉄道部品が陳列されていた。 -
駅構内の中にあった鍛冶施設。
蒸気機関車時代には、駅構内で部品を制作や修理を自力で行っていたという。 -
鉄道マニアにはよだれが出るような物も多数あり、
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駒かな部分まで忠実に製作されたミニュア模型もあって、
(マニアが製作したのだ。鉄道マニア、恐るべし!) -
二俣駅のジオラマは、ジオラママニアが作ったもので、
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実によくできているものだ!
駅員にジオラママニアがいるんだろうか。 -
それらを楽しんで駅舎に帰ってくると、『うなぴっぴごー』が待機していた。
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足こぎトロッコで子供が遊んでいる。
各種のサービスを取り入れようとしている天浜線の二俣駅。
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ガタン、ピー!!
そんな音と共に、音街ウナちゃんのキャラクターを満載した『うなぴっぴごー』が、走り出して行く。
経営危機を乗り切って、存続できることを願います。
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遠州平野の扇の要・二俣の町周辺を訪ねる
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