遠州平野の扇の要・二俣の町周辺を訪ねる（その２）『空の散歩道』は安全重視の吊り橋だった

2019/07/29 - 2019/07/29

　「空の散歩道」の名付けられた吊り橋が、森林公園の中に作られている。
　長さ１５０ｍ、高さ４８メートル。
　「雲に乗った気分で歩きませんか・・」との誘いに乗っかって、出かけることになった。
　高所恐怖症の私は吊り橋は大の苦手なのに、その怖さをちょっとだけ味わってみたいという気持ちが、どこかにあるようだ。
　さて、どんな吊り橋なんだろう？
　
　

エリア 森(静岡)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車 徒歩

　先ほど歩いた寺から奥への道路を、車で移動する。
　この谷間に「空の散歩道」があるようだ。
　途中、ウォーキングのおばさんたちに遭遇。
　真夏にこんな所まで歩くなんて、達者な人たちだと感心する。

　道路はくねくねしていて、道を踏みはずさないよう予断を許さない。
　目は路面にくぎ付けだったので、目指す吊り橋の下を走ったなんてことは、後から画像を見て、初めて気がついた。

　曲がりくねった山道を走っていると、方向感覚を失ってしまう。
　山中に交差点がある。
　さて、どっちに行こうか？
　「吊り橋」と書いてある方向に左折してみようか。

　本当にこの道で大丈夫？
　心配になるが、

　駐車場らしき空地を発見。
　先客のおじさんがいる。

　案内の標識に従って歩き出す。
　登り坂を見て女房の顔が固くなる。

　そんなに長い坂ではないのに、女房の息があがりはじめ、

　倒れてはいけないので、休み休み登って行くと、「冒険の森」の立札。
　吊り橋はまだこの先らしい。

　やっと吊り橋に到着した。
　さてさて、どんな吊り橋なんだろう？
　吊り橋の様子は動画でご覧ください。
https://youtu.be/E7Q6euzksY4

　壮大な吊り橋だと期待していたのに、それほどの感動もなく、すんなりと渡り切ってしまったぞ。
　・・・・・
　ならば、ドローンの眼で、空中から吊り橋を眺めてみよう！
https://youtu.be/IC5AX4q2gz8

　ドローンが無事帰還して、「空の散歩道」の目的は達成。
　その昔、森林公園にはアスレチックがあったのに、今はないようだ。
　適当に走って、帰ることにしようと車を発進。
　道は曲がりくねり、所々に分岐点なんかがあって、　

　どこを走っているのか迷子になると、
　突然現れた木工体験館。
　森林公園は何もかも変わってしまっている。

木工体験館 名所・史跡

　左側の広場にも何かあるようだが・・

　そのまま走ると、大きな十字路に出た。
　どっちに進もうかとしばし立ち止まり、適当に曲がってみると、

　古墳のようなものが目に入る。
　展望台か？
　それなら、登ってみようと近づくと、

　いやいや古墳なんかではなく、草に覆われた土の屋根だった。

　「バードピア浜北」
　自然情報の発信や、自然体験型プログラムの提供を行なっている施設のようだ。

　入口をのぞくと入場無料で、嬉しくなって、

　館内に飛び込むと、
　思わず「涼し～い！」と感動。
　すっと汗がひいていく。
　見れば、体験プログラムの紹介がある。

　ざっと館内を眺めると、
　四季折々の自然の紹介や、自然の魅力を伝えた展示物がずらり。
　自然保護や環境学習の大切さを説明している。

　どこから見て回ろうか・・
　展示物で多いのは、鳥の模型とその説明。
　覚えきれないほど、鳥の種類が多すぎる。

　このコーナーでは、女の子がどんぐりを使った遊びをしていて、

　向こうでは幼い子どもが身を乗り出して虫を眺め、
　可愛い子どもの姿に優しい気持ちになってしまう、二人暮らしの私たち。

　自由工作室では家族連れが遊んでいる。
　子供って、いいなあ・・とここでもうっとり。

　とにかく奇麗で、森の生き物について楽しく学べる施設だった。
　これだけの文化施設を作り、日々運営していく浜松市も大変だろう。

　地図を見れば、「かおりの広場」とか「うぐいす谷」「花木の丘」「野鳥の森」など、たくさんのポイントとがあるではないか。
　しかし３０℃を越す真夏に来る所ではなさそうだ。
　春とか秋とか、ほど良いシーズンに歩き回れば、もっともっと楽しめるだろう。

　何十年ぶりかの森林公園にお別れし、東側を回って二俣の町に戻ります。