2014/06/16 - 2014/06/19
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forestkoroさん
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●北海道・初夏のドライブツアー vol.3
少し前の記事になりますが、北海道の旅行記をご紹介します。
札幌生まれの母が女学校時代の同窓会に出席するということで、
この年もちゃっかり同行。
北海道旅行の3日目。
クラス会に出るという母を札幌市内の某会場まで送ると、すでに11時前だ。
相変わらず小雨はぱらついているし、さあ、どこに行こう。。。
高速道路をカッ飛んでめざしたのは「富良野」。
富良野に暮らす倉本聰センセに敬意を表して「名作ドラマロケ地巡り」を敢行することにした。
富良野駅を経由して最初にめざしたのは「新富良野プリンスホテル」。。。
「優しい時間」(2005年放映)に登場した「珈琲 森の時計」で極上の時間を過ごした後は、
マイクロバスに乗ってやはり敷地内にある「風のガーデン」をめざしてみることにした。
2008年に放映された中井貴一主演の「風のガーデン」は、
名優・緒形拳が最後に出演したTVドラマとしても記憶に新しい。
この「風のガーデン」はドラマのために造られた英国式ガーデンで、毎年4月末から10月中旬まで、
なんと!365品種もの花々が季節に準じて咲き乱れる美しい庭園なのだそうだ。
園内にはドラマに登場したグリーンハウスなどが当時のまま残され、雰囲気を盛り上げる。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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新富良野プリンスの敷地内に位置している。
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広大な白樺並木。
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気持ちよさそうなゴルフコース。
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到着!
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美しいデルフィニウムが迎えてくれる。
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美しい花が咲き誇るガーデン。。。
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白鳥家が暮らしていたグリーンハウス。
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ドラマ内のセットが当時のままで残されている。
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お洒落なイングリッシュガーデン。
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少し小高い「羊の広場」から。
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入園料は700円(お近くの方には年間パスポートもあるらしい)
かかるが、お花とガーデンが好きな方々にはなかなかのオススメ。
6月上旬から9月下旬までは園内をライトアップした
「ナイトガーデン」も楽しめるのだそうだ。
じっくりと廻れば時間もそれなりにかかるが、
そんなに広くないので1時間もあれば、
ノンビリと過ごせるだろう。 -
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訪れた日は雨がパラパラと降る生憎のお天気だったけれど、
色々と訪れた富良野エリアにおいては、
一番癒されたスポットの一つだった。 -
富良野といえば倉本聰センセイによる
「北の国から」が有名なのだけれど、
2005年に放映された「優しい時間」も
父と息子の「深い絆」を描いた静かなドラマだった。。。
そのドラマの中に登場するのが
「珈琲 森の時計」。
此方はそのドラマの中で寺尾聰扮する
元・エリート商社マンの主人公が営む
森の中の喫茶店という設定のお店だが、
今も当時のままのスタイルで営業を続けている。 -
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こんな小道をテクテクと歩いていくと
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お店発見!!
ドラマは深い雪が降り積もる「冬」の設定だったのだけれど、
今は6月。。。
周りは白樺をはじめとした鬱蒼とした木々が茂っているが、
こればかりは致し方ない(笑)。 -
入店すると待ち客が約1名。
空いているテーブル席でもよかったのだけれど、
「カウンター席ですとご自分でコーヒーミルを
お挽きいただけます!」
(テーブル席では挽くことができない)というので
待たせてもらうことにした。
この日のカウンターはツアーの団体客だったらしく、
異様に盛りあがっている。ちょっと興ざめ(汗)。。。
20分ぐらい待たされてカウンターの客は全員撤収。
店内にもようやくひっそりとした静寂が訪れた。
寺尾さんにどことなく雰囲気の似たマスターの方の
お話によると、混んでいるか否かは「時の運」なのだそうだ。
メニューには、カレーやシチューなども並んでいるが、
「初雪」「根雪」「雪解け」というネーミングが
気に入ったので、「ケーキセット」(1,240円)を
いただいてみることにした
(単体でお願いするとブレンドは540円、各ケーキは780円)。 -
それぞれの目の前にコーヒーミルが置かれ、
スプーン1杯分のコーヒー豆を渡される。
「豆をミルに入れて軽くなるまで回してください!」
とマスター。。。
コーヒーミルを自分で挽くのは何年ぶりだろう?
まさか「うちでは電動ミルで挽いてます!
早いし、楽ですよー!」などとは
このようなお店では絶対に口にできない(汗)。。。 -
挽き終わったミルを渡すと、マスターがさらに数回回し、
挽いた豆を銀色のトレイに入れて
「香りをお楽しみください!」と渡してくれる。 -
前日のウヰスキーの香りも素晴らしかったが、
此方の挽きたての珈琲もまた何とも素晴らしい芳香を放っている。
優雅で繊細、そして深みのある豊かな香りだ。 -
そしてその挽いた豆をネルに入れ、
ゆっくりと丁寧に一人分ずつカップに落とすのが
此方の珈琲の煎れ方だ。
少し時間は要するが、厚手のカップに入って登場する
ブレンドはなかなかに香り高くて美味しい。
時として苦みが強すぎたり、やたらに濃すぎる場合は
ミルクが必須アイテムなのだけれど、
此方の珈琲はストレートでいただいた方が
美味しいように感じた。
そんな訳でストレートでゴー。 -
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また「初雪」は「チョコのクリームがのった
ガトーショコラ」という通り、
真ん中のスポンジケーキ部分のほろ苦さと
周囲のしなやかに甘いチョコクリームが
絶妙のコンビネーションを醸し出している。
「初雪」とはいかにも儚げにチョコクリームにまぶしてある
真っ白なパウダーのことらしい。 -
そんなに甘すぎない「初雪」のケーキは
ストレートでいただいたブレンドとの相性もバッチリ!!
そしてまた大きくてミッシリとしているので食べ応え感もある。 -
さすがに雰囲気はよろしいし、ゆったりと時を刻む
独特の空気感の中で、ノンビリと極上の時間を過ごすには
最適の空間だとは思うのだけれど、
旅の途中でちょっと立ち寄るにはいささか気ぜわしいかな(笑)。 -
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聞くところによれば、今度の3月で10周年を迎えるのだそうだ。
時の流れを感じずにはいられない。 -
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