2019/07/13 - 2019/07/21
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Sakimasa248さん
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(つづき)
きっと、さっきお土産屋さんで店員さんに手渡し用の余分な紙袋を貰おうと話していたときに、カードを機械から抜き忘れたのです。急いでいたし、主人は急かすし、完全に気が散っていました。
当たり前ですが、海外では日本のように店員さんがカードをスキャンした後手渡してくれたりしません。日本だとカードを自分で差すタイプでも、決済が終わったら店員さんが「抜いてください」とひと声かけてくれたりすることが多いですよね?
でも英・仏では抜き忘れてもアラートが鳴ったりはしません(そういうのもあるのかもしれないけどほとんど見かけない。自分で差して、PINコード入れて、自分で抜く。)危ないな、と思って注意していましたが、この時は気が焦っていて完全に注意散漫になっていました。反省。
しかし、パリ行きのユーロスターのチェックイン時間まではあと15分しかありません。
このまま行ってもギリギリです。
ましてや今から大英博物館に戻れば、確実に乗り遅れます。
ちなみに、乗り遅れても自由席なら次のに乗れる日本の新幹線と違い、ユーロスターは買い直し。そうなれば二人合わせて3万円以上がパアなうえに、到着地の治安の悪いパリ北駅に備えて頼んだホテルへの送迎車も無駄になります。
時間がない状況でのトラブルに、またもやパニックになる私。
さすがにこの時は主人も結構焦っていました。
しかし、「とりあえず、パリに移動しよう。今戻っても確実に回収できるとは限らないし、デビットカードなら残高分のお金はなんとかなるから。」とすぐに判断してくれました。
私のデビットカードには、万が一スリにあったり落とした場合を想定して、口座に十数万円程しか入れていませんでした。
ロンドンより治安の悪いパリへの移動が遅くなれば、それだけ危険が高まります。しかも、たしかに大英博物館に戻ったところで確実にカードを回収できる保証はなく、その後のユーロスターの当日券も買えるかどうか分かりません。
後から考えると、このときの主人の判断はとても正しかったです。
一方私は、またもや自分のうっかりで招いたトラブルに自己嫌悪に陥り、意気消沈しながらパリまでの2時間半を過ごしました。
カードを止めようにも、そのとき日本は深夜で、連絡できません(クレジットなら24時間対応の会社が多いのですが、私のデビットの発行元はそうではありませんでした)。カードを止めるために試行錯誤したところ、VISAデビットだったので、VISAの本部に連絡すればいいんじゃないかと思い至り、フランスからかけられる番号を見つけました。
そして、不正利用されてないか不安になりながらパリのホテルに到着し、VISAに連絡してカードを停止し、なんとか事なきを得ました。幸いなことに不正利用もされていませんでした。
きっと私のカードは今頃、大英博物館の拾得物管理室に保管されていることでしょう。(大英博物館レベルだと忘れ物も毎日膨大な数でしょうから、たとえカードでも所有者から問い合わせがない限り、当然ですが放置でしょう。もう停止手続きをしたので問題ありませんが、そのうち破棄されることでしょう。。。)
そんなこんなで到着日から気が休まらない状態でしたが、パリに着いてからはロンドンに比べたらトラブルもほぼなく、逆に日本人と分かるといろいろサービスしてもらったり、今回初めて使ったUberの便利さに感動したりしました。
フランスは本当に食べ物が美味しいし(イギリスの後なので余計に(笑)イギリスもいいんですけどね。)、大好きなチョコもチーズも日本よりお手頃価格で沢山の種類が手に入るし、効果の高いコスメもいっぱい、アートや美術や歴史ある建造物は見尽くせないほどだし、セーヌ川岸に座ってのんびりするだけで癒される。どこに行っても楽しくてテンションが上がります。
特にオルセー美術館はとても感動しました。一番印象に残った絵は「落ち穂拾い」で有名なミレーの「春」という作品です。絶妙な光の加減と色の鮮やかさ、中心から広がっていくような構図に魅かれ、しばし見入ってしまいました。
鑑賞の途中、美術館の中にあるレストランで休憩したのですが、椅子やテーブル、シャンデリアや天井画など中の装飾が圧巻で、大変優美かつ華麗な雰囲気で癒されました。外の光も入り、中は静かでお値段もお手頃ですし、とてもいい休息が取れるのでおすすめです。
そんな魅力いっぱいのパリですが、夏の日差しがとても強いのでサングラス必須です。日焼け止め塗ってても一日外にいると肌がヒリヒリします。先日パリの気温の高さがニュースになっていましたが、本当に暑かったです(私達がいたときは37度くらいでした)。
今回の二大トラブルで、夫の存在のありがたみをつくづく感じ、冷静な判断と行動力、優しい気遣いに感謝しました。ここに書いたこと以外にも、いろいろフォローしてくれて、この旅行が夫と一緒でよかったと心から感じました。
こんなに迷惑と心配をかけてしまったにもかかわらず、最終日にはパリのCHANELで私が可愛いと言っていたバッグをプレゼントしてくれました!^^
トラブル続きで凹んでいた私を元気づけようとしてくれたのか、夫からの愛情を感じてとても嬉しかったです。
帰りのCDG空港では免税が長蛇の列で、チェックインまで時間ギリギリになったり、スーツケースの重量制限に初めてひっかかったりして、またもや慌てましたがなんとかクリアし、無事に帰国しました。
今回の教訓は、世間で言われているように慣れた頃が一番危ない、焦るとロクなことがない、そして、やはり最悪の事態を想定して準備しなければいけないということです。
トラブルを通して主人の頼りがいのあるところを再認識でき、夫婦協力して仲良く楽しく旅を終えられたことはとても良い点でした。
いろいろと大変で、帰国するまでは無事に日本に帰りたい、と願っていましたが、帰ってきて数日もするとまた行きたくなるのはお約束ですね。
これもロンドンとパリという魅力溢れるヨーロッパの二大都市ゆえなのでしょう。
これから夏の海外旅行に行かれる方も多いと思いますが、皆様もトラブルにはお気をつけて!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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セント・パンクラス駅のユーロスター乗り場へ続くエスカレーター。チェックイン時間ギリギリで出入国審査を終え、いざパリへ!急げ~!
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ユーロスター、スタンダードプレミア座席の軽食。カード紛失で真っ青になっていたので、あまり味わう余裕がなかったのが残念ですが、去年乗った時とメニューはほぼ変わっていませんでした。キッシュと横に添えてあるちょっとの酸味と塩味の効いた粒状のパスタが美味しいです。
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2時間半ほどでパリ北駅へ到着。わりとすぐに感じます。ベルトラで頼んでおいた送迎車でホテルへ。
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やっとカードを停止することができ、少し落ち着きを取り戻してホテル近くの評判のレストランで夕食。鴨のグリルとっても美味しかった!
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翌日の朝は朝食を食べにラデュレロワイヤル店へ!
ラデュレ (ロワイヤル店) カフェ
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ラデュレでは私はキャラメルパンペルデュ(フレンチトースト)、主人はクロワッサンをいただきました。一口目で「わ!これ美味しい!」ってはっきり分かるほど美味しかった!帰りに1つずつマカロンを買って街歩きに出たのですが、そのマカロンも美味しかったです。4種類くらいあるチョコ掛けマカロンおすすめです。
ラデュレ (ロワイヤル店) カフェ
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まずはモネの「睡蓮」で有名なオランジュリー美術館へ!
こじんまりしていますが、ルノワールやセザンヌ、ピカソ、ローランサン等の素敵な作品が数多く展示されています。とても居心地がよく、作品を全て見切れた感を味わえるので、とてもおすすめな美術館です。お土産も充実していました。オランジュリー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらでルノワール作品を実際に多く見て、ルノワールファンが多い理由がわかりました。
オランジュリー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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この日はオランジュリー美術館のあとオルセー美術館も見て回る予定だったので、共通チケットを購入しました。1人18ユーロでした。
オランジュリー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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お花の絵も立体感があって素敵でした。
オランジュリー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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オランジュリーを後にして、オルセー美術館まで歩きます。暑い!
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途中、セーヌ河岸で休憩。ハムとチーズとトマトのガレットを食べました。セーヌ川を眺めながらの昼食。最高!
パリのセーヌ河岸 史跡・遺跡
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オルセー美術館に到着!
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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入口付近の像もカッコいい!チケットを持ってる人用の入り口でも、30分近く並びました。大人気。
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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印象的な大時計。すごい!
ちなみに2つあります。オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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オルセー美術館で人気のしろくまさん!関連グッズも沢山ありました。
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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駅を改装して作られた美術館だけあって、奥行きが広がっていて開放感があります。歩いているだけでテンションがあがります!
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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有名なゴッホの自画像。近くで見るとすごく怖かったです。
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらもゴッホ作「オーヴェルの教会」。クイズ番組でも見たことがありました。
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ロダンの地獄の門。上にちょこんと乗っかっている考える人がちょっとかわいい・・・(笑)
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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鑑賞の途中、歩き疲れたのでオルセー美術館内のレストランで休憩することにしました。
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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このレストランの内装が優美でまた素晴らしい。しかも意外と空いていました。
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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天井画も美しいです。
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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メニューも素敵です。
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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主人はビール、私はフルーツサラダとバドワ(炭酸水)を注文。オシャレな上にとっても美味しい!疲れた体に冷たいフルーツでビタミンを補給します。窓も大きくて光がたくさん入り、本当に素晴らしい空間です。
オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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館内歩き再開!至る所に彫刻が飾られています。
ダイナミック! -
ミレーの「落ち穂拾い」。思っていたより大きい絵でした。
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私はこちらの「春」という作品の方が気に入りました。
感動してしばらく見入ってしまいました。 -
外から見たオルセー美術館。壮大ですね~
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美術館巡りの後は、セーヌ川クルーズへ。ポン・ヌフの傍から出発です。
午後7時でもこの明るさ。眩しかった! -
やっぱりエッフェル塔を間近で見るとパリに来た!って感じしますよね。
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クルーズは楽ですね。
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これはまた別日ですが、夜の凱旋門。エッフェル塔のシャンパンフラッシュを見るため、23時出発の現地ツアーに参加しました。
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エッフェル塔のシャンパンフラッシュ(正式名称ではないらしい)!
とっても綺麗です! -
翌日は朝早くからヴェルサイユ宮殿へ!昨年は見られなかった、念願の庭園を見ることができました。
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せっかく来たから、速足ですが館内もちょこっと見学。こちらは鏡の間。前回も思ったのですが、宮殿は確かに素晴らしいけれど、同じような造りのルーブルの方が個人的には好きです。ベルサイユ宮殿内部は少し装飾過多のような…。
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こちらは戦争の間だったかな?(違ってたらスミマセン。)
聞くところによると、この馬に乗ってるモチーフが「ベルばら」のオスカルのモデルになったそうです。 -
念願のお庭。ルノートルすごい!
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噴水が出ているところをいつか見てみたいですね~
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ベルサイユ宮殿の名物お土産。宮殿内でとれた林檎をつかって作られているそうです。この飴ホントに美味しい!ベルサイユに行かないと買えないらしいのでおすすめです。
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その後シテ島へ。火事のあったノートルダム大聖堂の周辺は規制されていました。
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火事の焼け跡が痛々しい…。
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人気のアイスクリーム屋さんベルティヨン。確かに美味しかった!
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美しいステンドグラスで有名なサントシャペル教会。
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光が差して美しいです。
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本当に美しいですが、入場料一人10ユーロで見どころはステンドグラスだけなので、時間がない人は無理していかなくてもいいかもです。
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ルーブルの広場にも行きました。主人が公式ショップで買いたいものがあったのですが、入場制限がかかっていました。その後ギャラリーラファイエットで無事購入できたのでよかったのですが。
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午後6時半でこの太陽。とにかく暑い!
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また別日に行った奇跡のメダイユ教会にて。
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このボルビックのフルーツフレーバーウォーター美味しかった!グレープフルーツ味もあってそちらも美味しかったです。
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旅行記グループ ロンドン&パリ10日間2019夏
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