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(つづき)<br />きっと、さっきお土産屋さんで店員さんに手渡し用の余分な紙袋を貰おうと話していたときに、カードを機械から抜き忘れたのです。急いでいたし、主人は急かすし、完全に気が散っていました。<br /><br /><br />当たり前ですが、海外では日本のように店員さんがカードをスキャンした後手渡してくれたりしません。日本だとカードを自分で差すタイプでも、決済が終わったら店員さんが「抜いてください」とひと声かけてくれたりすることが多いですよね?<br /><br />でも英・仏では抜き忘れてもアラートが鳴ったりはしません(そういうのもあるのかもしれないけどほとんど見かけない。自分で差して、PINコード入れて、自分で抜く。)危ないな、と思って注意していましたが、この時は気が焦っていて完全に注意散漫になっていました。反省。<br /><br /><br />しかし、パリ行きのユーロスターのチェックイン時間まではあと15分しかありません。<br /><br /><br />このまま行ってもギリギリです。<br />ましてや今から大英博物館に戻れば、確実に乗り遅れます。<br /><br /><br />ちなみに、乗り遅れても自由席なら次のに乗れる日本の新幹線と違い、ユーロスターは買い直し。そうなれば二人合わせて3万円以上がパアなうえに、到着地の治安の悪いパリ北駅に備えて頼んだホテルへの送迎車も無駄になります。<br /><br /><br />時間がない状況でのトラブルに、またもやパニックになる私。<br /><br />さすがにこの時は主人も結構焦っていました。<br /><br />しかし、「とりあえず、パリに移動しよう。今戻っても確実に回収できるとは限らないし、デビットカードなら残高分のお金はなんとかなるから。」とすぐに判断してくれました。<br /><br /><br />私のデビットカードには、万が一スリにあったり落とした場合を想定して、口座に十数万円程しか入れていませんでした。<br /><br />ロンドンより治安の悪いパリへの移動が遅くなれば、それだけ危険が高まります。しかも、たしかに大英博物館に戻ったところで確実にカードを回収できる保証はなく、その後のユーロスターの当日券も買えるかどうか分かりません。<br /><br />後から考えると、このときの主人の判断はとても正しかったです。<br /><br /><br /><br />一方私は、またもや自分のうっかりで招いたトラブルに自己嫌悪に陥り、意気消沈しながらパリまでの2時間半を過ごしました。<br /><br />カードを止めようにも、そのとき日本は深夜で、連絡できません(クレジットなら24時間対応の会社が多いのですが、私のデビットの発行元はそうではありませんでした)。カードを止めるために試行錯誤したところ、VISAデビットだったので、VISAの本部に連絡すればいいんじゃないかと思い至り、フランスからかけられる番号を見つけました。<br /><br />そして、不正利用されてないか不安になりながらパリのホテルに到着し、VISAに連絡してカードを停止し、なんとか事なきを得ました。幸いなことに不正利用もされていませんでした。<br /><br /><br />きっと私のカードは今頃、大英博物館の拾得物管理室に保管されていることでしょう。(大英博物館レベルだと忘れ物も毎日膨大な数でしょうから、たとえカードでも所有者から問い合わせがない限り、当然ですが放置でしょう。もう停止手続きをしたので問題ありませんが、そのうち破棄されることでしょう。。。)<br /><br /><br />そんなこんなで到着日から気が休まらない状態でしたが、パリに着いてからはロンドンに比べたらトラブルもほぼなく、逆に日本人と分かるといろいろサービスしてもらったり、今回初めて使ったUberの便利さに感動したりしました。<br /><br /><br />フランスは本当に食べ物が美味しいし(イギリスの後なので余計に(笑)イギリスもいいんですけどね。)、大好きなチョコもチーズも日本よりお手頃価格で沢山の種類が手に入るし、効果の高いコスメもいっぱい、アートや美術や歴史ある建造物は見尽くせないほどだし、セーヌ川岸に座ってのんびりするだけで癒される。どこに行っても楽しくてテンションが上がります。<br /><br />特にオルセー美術館はとても感動しました。一番印象に残った絵は「落ち穂拾い」で有名なミレーの「春」という作品です。絶妙な光の加減と色の鮮やかさ、中心から広がっていくような構図に魅かれ、しばし見入ってしまいました。<br /><br />鑑賞の途中、美術館の中にあるレストランで休憩したのですが、椅子やテーブル、シャンデリアや天井画など中の装飾が圧巻で、大変優美かつ華麗な雰囲気で癒されました。外の光も入り、中は静かでお値段もお手頃ですし、とてもいい休息が取れるのでおすすめです。<br /><br /><br />そんな魅力いっぱいのパリですが、夏の日差しがとても強いのでサングラス必須です。日焼け止め塗ってても一日外にいると肌がヒリヒリします。先日パリの気温の高さがニュースになっていましたが、本当に暑かったです(私達がいたときは37度くらいでした)。<br /><br /><br /><br /><br />今回の二大トラブルで、夫の存在のありがたみをつくづく感じ、冷静な判断と行動力、優しい気遣いに感謝しました。ここに書いたこと以外にも、いろいろフォローしてくれて、この旅行が夫と一緒でよかったと心から感じました。<br /><br /><br />こんなに迷惑と心配をかけてしまったにもかかわらず、最終日にはパリのCHANELで私が可愛いと言っていたバッグをプレゼントしてくれました!^^<br />トラブル続きで凹んでいた私を元気づけようとしてくれたのか、夫からの愛情を感じてとても嬉しかったです。<br /><br /><br /><br />帰りのCDG空港では免税が長蛇の列で、チェックインまで時間ギリギリになったり、スーツケースの重量制限に初めてひっかかったりして、またもや慌てましたがなんとかクリアし、無事に帰国しました。<br /><br /><br />今回の教訓は、世間で言われているように慣れた頃が一番危ない、焦るとロクなことがない、そして、やはり最悪の事態を想定して準備しなければいけないということです。<br /><br /><br />トラブルを通して主人の頼りがいのあるところを再認識でき、夫婦協力して仲良く楽しく旅を終えられたことはとても良い点でした。<br /><br /><br />いろいろと大変で、帰国するまでは無事に日本に帰りたい、と願っていましたが、帰ってきて数日もするとまた行きたくなるのはお約束ですね。<br />これもロンドンとパリという魅力溢れるヨーロッパの二大都市ゆえなのでしょう。<br /><br /><br />これから夏の海外旅行に行かれる方も多いと思いますが、皆様もトラブルにはお気をつけて!

ロンドン&パリ旅行と予想外のトラブル・・・3

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2019/07/13 - 2019/07/21

2477位(同エリア16384件中)

Sakimasa248さん

(つづき)
きっと、さっきお土産屋さんで店員さんに手渡し用の余分な紙袋を貰おうと話していたときに、カードを機械から抜き忘れたのです。急いでいたし、主人は急かすし、完全に気が散っていました。


当たり前ですが、海外では日本のように店員さんがカードをスキャンした後手渡してくれたりしません。日本だとカードを自分で差すタイプでも、決済が終わったら店員さんが「抜いてください」とひと声かけてくれたりすることが多いですよね?

でも英・仏では抜き忘れてもアラートが鳴ったりはしません(そういうのもあるのかもしれないけどほとんど見かけない。自分で差して、PINコード入れて、自分で抜く。)危ないな、と思って注意していましたが、この時は気が焦っていて完全に注意散漫になっていました。反省。


しかし、パリ行きのユーロスターのチェックイン時間まではあと15分しかありません。


このまま行ってもギリギリです。
ましてや今から大英博物館に戻れば、確実に乗り遅れます。


ちなみに、乗り遅れても自由席なら次のに乗れる日本の新幹線と違い、ユーロスターは買い直し。そうなれば二人合わせて3万円以上がパアなうえに、到着地の治安の悪いパリ北駅に備えて頼んだホテルへの送迎車も無駄になります。


時間がない状況でのトラブルに、またもやパニックになる私。

さすがにこの時は主人も結構焦っていました。

しかし、「とりあえず、パリに移動しよう。今戻っても確実に回収できるとは限らないし、デビットカードなら残高分のお金はなんとかなるから。」とすぐに判断してくれました。


私のデビットカードには、万が一スリにあったり落とした場合を想定して、口座に十数万円程しか入れていませんでした。

ロンドンより治安の悪いパリへの移動が遅くなれば、それだけ危険が高まります。しかも、たしかに大英博物館に戻ったところで確実にカードを回収できる保証はなく、その後のユーロスターの当日券も買えるかどうか分かりません。

後から考えると、このときの主人の判断はとても正しかったです。



一方私は、またもや自分のうっかりで招いたトラブルに自己嫌悪に陥り、意気消沈しながらパリまでの2時間半を過ごしました。

カードを止めようにも、そのとき日本は深夜で、連絡できません(クレジットなら24時間対応の会社が多いのですが、私のデビットの発行元はそうではありませんでした)。カードを止めるために試行錯誤したところ、VISAデビットだったので、VISAの本部に連絡すればいいんじゃないかと思い至り、フランスからかけられる番号を見つけました。

そして、不正利用されてないか不安になりながらパリのホテルに到着し、VISAに連絡してカードを停止し、なんとか事なきを得ました。幸いなことに不正利用もされていませんでした。


きっと私のカードは今頃、大英博物館の拾得物管理室に保管されていることでしょう。(大英博物館レベルだと忘れ物も毎日膨大な数でしょうから、たとえカードでも所有者から問い合わせがない限り、当然ですが放置でしょう。もう停止手続きをしたので問題ありませんが、そのうち破棄されることでしょう。。。)


そんなこんなで到着日から気が休まらない状態でしたが、パリに着いてからはロンドンに比べたらトラブルもほぼなく、逆に日本人と分かるといろいろサービスしてもらったり、今回初めて使ったUberの便利さに感動したりしました。


フランスは本当に食べ物が美味しいし(イギリスの後なので余計に(笑)イギリスもいいんですけどね。)、大好きなチョコもチーズも日本よりお手頃価格で沢山の種類が手に入るし、効果の高いコスメもいっぱい、アートや美術や歴史ある建造物は見尽くせないほどだし、セーヌ川岸に座ってのんびりするだけで癒される。どこに行っても楽しくてテンションが上がります。

特にオルセー美術館はとても感動しました。一番印象に残った絵は「落ち穂拾い」で有名なミレーの「春」という作品です。絶妙な光の加減と色の鮮やかさ、中心から広がっていくような構図に魅かれ、しばし見入ってしまいました。

鑑賞の途中、美術館の中にあるレストランで休憩したのですが、椅子やテーブル、シャンデリアや天井画など中の装飾が圧巻で、大変優美かつ華麗な雰囲気で癒されました。外の光も入り、中は静かでお値段もお手頃ですし、とてもいい休息が取れるのでおすすめです。


そんな魅力いっぱいのパリですが、夏の日差しがとても強いのでサングラス必須です。日焼け止め塗ってても一日外にいると肌がヒリヒリします。先日パリの気温の高さがニュースになっていましたが、本当に暑かったです(私達がいたときは37度くらいでした)。




今回の二大トラブルで、夫の存在のありがたみをつくづく感じ、冷静な判断と行動力、優しい気遣いに感謝しました。ここに書いたこと以外にも、いろいろフォローしてくれて、この旅行が夫と一緒でよかったと心から感じました。


こんなに迷惑と心配をかけてしまったにもかかわらず、最終日にはパリのCHANELで私が可愛いと言っていたバッグをプレゼントしてくれました!^^
トラブル続きで凹んでいた私を元気づけようとしてくれたのか、夫からの愛情を感じてとても嬉しかったです。



帰りのCDG空港では免税が長蛇の列で、チェックインまで時間ギリギリになったり、スーツケースの重量制限に初めてひっかかったりして、またもや慌てましたがなんとかクリアし、無事に帰国しました。


今回の教訓は、世間で言われているように慣れた頃が一番危ない、焦るとロクなことがない、そして、やはり最悪の事態を想定して準備しなければいけないということです。


トラブルを通して主人の頼りがいのあるところを再認識でき、夫婦協力して仲良く楽しく旅を終えられたことはとても良い点でした。


いろいろと大変で、帰国するまでは無事に日本に帰りたい、と願っていましたが、帰ってきて数日もするとまた行きたくなるのはお約束ですね。
これもロンドンとパリという魅力溢れるヨーロッパの二大都市ゆえなのでしょう。


これから夏の海外旅行に行かれる方も多いと思いますが、皆様もトラブルにはお気をつけて!

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
4.5
ショッピング
5.0
交通
4.0
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
タクシー 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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