自転車で道北へ　初めての飛行機輪行（1/10）

2019/07/07 - 2019/07/16

列車やバスの輪行は何度か行ったが、今回は初めての飛行機輪行である。心配なことはいくつかあるが、いろいろな人のブログを参考にして、出来るだけ手間を掛けないで（それが問題を起こしてしまったが）トライしてみる。

過去10年間の天気の記録を見ると、10日間のうち２～３日は雨が降っている。本州では梅雨の時期であるが、それに比べると、雨天の日数は少ない。おそらく、7月下旬から北海道はハイシーズンになるので、その手前に日程を組んだ。

昨年、頑張ったSFC修行の成果を生かして、マイルの特典航空券や、アップグレードを出来るだけ利用した。

肝心の自転車走行は、新千歳空港から稚内まで北上して、礼文島にフェリーで渡り、再び稚内に戻って宗谷岬を目指し、その後オホーツク海沿いに南東に向かい、網走から清里に行き、女満別空港から帰る。10日間で走行距離が850km程度になる予定である。

宿泊所は、ホテル・旅館・バンガロー・ライダーハウスなど様々な施設を経験する。電子機器の充電、入浴や洗濯がうまく実施できるかも心配の種ではある。事故や故障が無いことを願っていたが。

エリア 千歳・新千歳空港(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: ANAグループ バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

行きはANAの特典航空券。2日前にアップグレードポイントを使ってプレミアムエコノミー席にした。深夜0時から手続きが出来るのだが、寝てしまい、目が覚めた午前5時に見たら、まだ3席残っていて、何とかアップグレードできた。危ない、危ない。帰りの便の時は寝過ごさないように気を付けないと。

機内の安全説明が歌舞伎仕立てになっていた。

これはイラストで。

最後はCAが登場しておしまい。

機内食で朝食。

食後のコーヒーとお菓子。

新千歳空港の出迎えに和服の人も。国際線かな？

新千歳空港 空港

最初に自転車に搭載する荷物を詰めた段ボール箱が出てきた。約９㎏ある。

次に自転車と、輪行工具などを詰めた輪行袋がトレイに載せられて出てきた。これは約１４㎏ある。係員が持参します、と言われたので、コンベアを気にしていなかった。危うくもう一周してしまうところだった。

カートでターミナルビルの外に運んで、組み立てる。荷物を取り出した後の段ボール箱は、畳むと意外と小さくなって、ビル内の燃えるゴミの箱にちゃんと捨てられた。それだけ小さくなるなら、そのまま自転車に積んで最終日に送り返す箱に再利用すればよかったかも、と後で思った。リュックは機内持ち込みしていたもの。

組立てて、荷物を搭載。最初、リュックは背負うことにした。

いよいよ、北海道の道路を自転車で走り始める

飛行機の航路の真下のようで、たびたび爆音が聞こえてくる。

牧場に隣接する道路もある。

限りなく広がっている様々な畑が、いかにも北海道らしい風景

まだ、セブンがある

ローソンもある

しかし、何といっても多いのはセイコーマート。道北に行くと、ほとんどのコンビニはセイコーマートであり、セブンやローソンなどを見ることは滅多にない。

コカ・コーラの自販機でも100円飲料を売っている

キリンの自販機でも。

道路わきに花を植えているところが多い。

緯度が高いので、ソーラーパネルの角度が大きくなっている。

急に後輪がロックしたので、何事かと思ったらシュラフが落ちて後輪との間に食い込んでいた。しかも、反射板が当たっている。

その反射板の所為で、寝袋が裂けていた。今回の装備品の中で２番目に高いもので、しかも、未使用だった。ちょっとショックが大きい。とりあえず、ガムテープで補修した。となりに転がっている緑色の袋は、最も高価な装備品であるレインウエア。２つ併せると自転車本体の値段に相当する。

初日の宿泊施設は三笠市の旅籠。日帰り入浴の施設「太古の湯」に付属する。

三笠天然温泉 太古の湯 スパリゾートHOTEL TAIKO・別邸 旅籠 宿・ホテル

この施設が無料で利用できる。お風呂には3回行った。

駐車場にはキャンピングカーも多く駐車しているが、たいてい屋根にソーラー発電設備を載せている。

初日の走行距離は、65km。走行開始が11時過ぎなので、半日としては上々。
青いラインが速度、赤いラインが標高の推移を示している。問題は、横軸が距離でなく時間なので、勾配のきつさは、ちょっと分かりずらい。

自転車で道北へ　初めての飛行機輪行（2/10）に続く
https://4travel.jp/travelogue/11519667