フィン航空ビジネスクラスで行くヘルシンキ１２日間の旅　その３　onnibusで行くポルヴォー観光

2019/07/03 - 2019/07/14

金曜日は計画通り赤い倉庫群の街Porvooを訪れた。
旅行前にネットで格安のonnibusのチケットを購入していたので天気だけが気がかりであったが、何とか天候に恵まれた。
Porvooの街は、ヘルシンキからバスで約1時間で気軽に行ける楽しい街であった。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 5.0

朝の6時46分の中央駅前。こうして毎朝部屋の窓から駅が見えるのも楽しい。
しかもそんなにごみごみした雰囲気がないのがいい。
あいにく今の時間は雨模様だ、がっかり。
妻は晴れ女を自称しているが、その力を信じよう。
バスの出発は9時50分、まだまだ時間がある。

水曜夕方に着いて今日は金曜なのでこのホテルでの朝食はまだ2回目だ。
・・・まだそれほどいやにはなっていないようだ。
最後はシリアルにすればすむ話だ。
こうやって思い出しながら旅行記を書いているが、まだ旅行3日目だとは・・・、先の長い話である。よくもまあ、10泊もしたものである。

ここで、そもそもヘルシンキを中心とした都市の位置関係をメモしておこう。
私も旅行前までは皆目見当がつかなかったというより全く都市の名前さえ知らなかったのだ。
ヘルシンキに行くのが決まってから（それもマイレージがたまたま取れたので、というよりここしかとれなかったのだ）どこを観光しようかと調べだしたのである。

今日行くポルヴォーは、ヘルシンキの東、バスで1時間のところにある。
明日行くチュルクは西に列車で2時間の所、更に来週行くタンペレは北に列車で1時間40分ほどのところにある街だ。
エストニアのタリンにはフェリーで2時間。ここでは一泊する。
こんなことをノートの13ぺージにメモっているくらいだから、ほぼ何も知らなかったのである。下調べのノートは77ページまである。

カンピのバスターミナル。
ここは前日、場所を確認のため訪れていた。

Onnibus社の格安チケットで行く。
9時50分発Kotka行きに乗り、Porvooで降りる。
このあたりのことは、ネットに書いてあった通りで安心だ。

チケットは事前にネットで予約する。このバスはネット予約のみでしか乗れない。
onnibusのサイトから日本で予約。今まで日本で予約していったことがなかったので、びくびくしながら行先、日付、時間、座席などを予約。
更にクレジットカードで決済。果たしてどうなるか・・即ネットで返事が来た。
これをコピーするか、ネットで保存しておいて乗車時に運転手に見せればオーケーだ。なんということはない。

予約時期が早いほど安い値段で乗れるのだが、その日の天気は分からない。
ただ手数料の1ユーロも入れて二人で往復19.8ユーロは安い。
往復2時間のバスの旅で一人1200円ほどである。
格安チケットと言われるゆえんだ。
前日にスマホで予約してもいい。

バスは2階建て。
我々は行きも帰りも左の一番前から2番目の席を予約しておいた。
なぜなら一番前の席はあと1ユーロ高かったからだ。
ケチってしまったが、最前列の見晴らしのいい席を予約すればよかった。わずか120円高いだけである。チケットがもともと片道4ユーロちょっとだったのでそれにまた1ユーロも足して・・という感覚になっていたのだろうか。

2番目からの見晴らしはこんな感じ。
我々の前の最前列の席には、一人男性がゆったりと座っていた。
私が日本で3週間ほど前に予約した時期には、ほぼすべての座席が空いていたのだが、今日は8割がた埋まっている。

さあ出発だ。
乗り心地は大変良い。

高速を通る。

1時間でつきました。
ポルヴォーのバスセンターの広場。

角にマリメッコがあり早速入ってみることに。普通こんなのはあとにするのだが・・。
どこのマリメッコが安いのか妻は気になるようだ。
どこもあまり変わらないと思いますけど～～。

しかし、バスを降りたはいいが、方向がまったくわからない。
どこに着いても方向がわからないのが一番困る。
めぼしとなる建物などが近くにないとどちらに動いて行くのかが全くわからない。

インフォーメイションも見当たらない。

一応何となくオールドタウンはこちらだという方に歩きだす。
結果的にはほぼ方角は合っていたのだが、遠回りしてしまった。

黄色い街並みがきれい。

かわいい色が並んでいる。

あちこちで聞いてやっとのことで`i`のしるしを見つける。

私が事前に調べていた地図。
方角さえわかれば使えるが、効率の良い歩き方は分からない。

もらったマップに歩き方が書いてある。
一応このルートに戻りながら散策することにしたが、文字がフィンランド語なのでわかりづらい。

確かにきれいな街。

とりあえずポルヴォー大聖堂に向かう。

大聖堂が見えてきたが、何となくさみしい。

こちらの鐘塔の方が立派で、こちらが大聖堂かと思ったが違うようだ。

これこそポルヴォー大聖堂なり。
14世紀ごろ建てられたのだが、5回も火災にあっているとのこと。
旧市街の石畳はどの道を行っても最終的にはポルヴォー大聖堂に通じるように作られているらしい。

やはり外見は、こちらが大聖堂ぽいですな。

しかし、中はこんなに立派。

ピアノを弾いて歌も歌っていた。

もう一度しっかりと撮影。
ん～、どうしても大聖堂には見えませんね～。

庭。

上からの眺め。ポルヴォー川が見える。

裏庭の方。

大聖堂のある丘を降りて、オールドブリッジの方に降りていく。

もうすでに家が赤い。

オールドブリッジが見える。
ここから赤い倉庫群の写真を撮るのが一番いいらしい。
結構観光客がいます。

橋の北側は、家は少なく緑が多い。

橋の南側にいろいろある。

天気があまりよくなく暗いので、写真の写りが悪い。

これがいわゆる赤い倉庫群と呼ばれるあたりだ。
遠くから写すと写真写りが良いはず。

これは橋の北側。

かなりバスで観光客が来ている。この辺りが見どころだからか。

倉庫群の端の方に4階建てのレトロなレンガ造りの建物があるとネットに載っていた。
これのことだ。
テラス席でのんびりとお茶すればいいらしいが、何しろ寒い。

少し川沿いを歩いてみた。
確かにこの景色なら観光客も来るはずだ。
さらに街中にはかわいい店やレストランも多い。

メイン通りの橋までやって来た。ここは街への出入口で交通量が多い。

橋を渡ってまた市街に入る。

橋の上から赤い倉庫群が良く見える。
光の方向もよいので写真写りもちょうどいい。

例の4階建てのレンガ造り。
1902年と書いてある。

ちょっといい感じ。

オールドタウンに入る。

ちょっと川沿いの倉庫の方に行ってみる。

次に逆戻りしてオールドタウンとは反対側へ。
長方形のきれいな公園あり。

公園を抜けて川の方へ。

こちらの川沿いにもおしゃれなレストランがある。

晴れてはきたが風が強く気温が低くて寒い。
しかも体調悪し。昨日サクランボを食べすぎたせいか。

寒すぎてここでお茶するという気にはならなかった。
晴れて暖かい日には観光客も多くてにぎわうのだろう。

街中の住宅地に入る。

スーパーに立ち寄る。
フィンランドのどこのスーパーでもこのように生鮮食品が豊富に並んでいる。
ここで昼食のパンを仕入れる。

公園に戻ってしばし休憩と軽い食事。
街中ではあまり食べたいようなレストランはなかった。

またまたオールドタウンの方にもどる。
無駄に長い距離を歩いてしまう。
もっと早くにインフォーメイションがあればいいのだが、バスターミナルなんかに、と思う。

お茶している人の服装も夏とは思えない。
フィンランドは、夏でも必ずダウンなどの厚手の服も用意しておかねばならない。

次にずっと奥にあるリンナマキの森の方に行ってみる。
ウオーキングコースに書いてある一番上の方である。
ネットの情報でもこの森のことが書いてあったので少し興味があった。

だんだん草原のようになってきた。森のそばだ。

この右手がリンナマキの森のようだが、眺めるだけでこの手前を歩くことにした。

たくさんの花が咲いて非常にきれいな所だ。

風景写真を撮るには最高。

ウオーキングにもいい。しかし今日は寒い。

こちらの方からオールドタウンをとるといい写真が撮れそう。

どうでしょうか。

なんか見たことあるんだな～この景色。

そう思いながらあまりにきれいなので何枚も写真を撮った。

そしてまた川沿いに出る。
どっかで見た景色だったけどな～。

小さな橋を渡る。

向こうに見えるのが観光客多かったオールドブリッジ。
今はその北の方にいる。

歩いてきたリンナマキの森のそばの方向。

また街にもどる。

ついに思い出した～～。
街のパンフレットの表紙だった～～。

ここから撮影したのだな。色を塗り替えた家もあるようだ。
つまらぬことに感激する。

本来はポルヴォーでゆっくりということで帰りは18時30分のバスを予約していたのだが、寒いのともう行く所もないということで早めのバスで帰ることにした。まだ3時である。あと3時間はもちません。
ちょうどバスセンターに行くと15時台のバスが来たのですぐに飛び乗った。
各駅停車で少し時間がかかったが1.5時間くらいで着いた。
もちろん予約していたonnibusのチケットは没にして9.9ユーロほど無駄にした。
さらに普通バスなので一人9ユーロくらい運賃がかかった。
それでもなるべく早くホテルに戻りたかったのだ。

時々バス停で泊るので普通の道を走ることが多い。
これはまずいバスに乗ったと思ったが、疲れているので座席で寝るのにちょうどいい。

16時20分、やっとカンピバスターミナルに着きました。
明日は、早めのVRの列車でチュルク観光に行きます。

ポルヴォーも天気が良い日に行くとかなり楽しめそうな町であった。