フィン航空ビジネスクラスで行くヘルシンキ12日間の旅　その２　スオメリンナと市内観光

2019/07/03 - 2019/07/14

今日から本格的な観光開始。
まずは市内観光から。ヘルシンキ市内であれば１日で充分まわれる。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 5.0

今日から本格的な観光スタート。
幸い天気は良い。今日の晴れ間を十分生かしてまわれるだけ頑張ってまわってみよう。雨が降ったら興ざめだ。

ホテルの１０階が朝食会場になっており、大変見晴らしがよい。
こちらからは中央駅の西側の方が見える。カンピセンターの方である。

外の席もあるが、寒いので使われていない。

しかし晴れていてよかった。
天気予報は、この１週間あまりよくないとのことであったが。

あとでわかったがあ、あまりこちらの天気予報はあてにならないようだ。
雨も降っても大したことはない。夏だからだろうか。

朝食はビュッフェになっており、たくさんの食材があり素晴らしく見えた。
というのも最初のうちだけで同じ朝食を９回も食べるとなると、贅沢な話だがいやになって来る。
できるだけ毎日違ったものを食べるように工夫はしてみるが、特に美味しいという物がないのでなかなか組み合わせが難しい。
すぐに日本食のすばらしさがわかってくる。

朝から棒アイスもな～～。
ウインナーやミンチボール、ベーコン、どれも油のにおいが鼻につく感じで食べる気にならない。
救いは、いつも家で食べているシリアルが色々あることだ。何とかなりそう。

贅沢は言ってはいけないのだが・・・。
卵かけとみそ汁と漬物だけでいい・・・。

初めての朝食。
とりあえず、差しさわりのないものを食べてみた。
まだまだ初日で新鮮な気持ちだけはある。

この黄色いウリだけは甘くておいしい。

今日の予定は、まずは天気の良いうちにフェリーに乗ってスオメリンナ要塞に行くことだ。さっそく中央駅前のトラム乗り場へ行く。
ホテルのすぐそばなので大変楽だ。やはりホテルは交通の便と食べ物の便がいいことに越したことはない。

中央駅も大変威厳がある。

駅の中のキオスクでデイチケットを買い求める。
キオスクで買うと固いカードでもらえるので紙のチケットよりは使いやすい。

地域としては市内とスオメリンナに行くフェリーも含めてAB領域のチケットを買う。
一日トラム、バス、地下鉄、フェリー、近場の列車に乗り放題で８ユーロである。

フィンランド語、デンマーク語、英語と文字数が多い。
デンマーク語はおとし寄りのためなのだろうか。いずれ表記がなくなるのだろうか。

トラムに乗る。

乗ってから券をかざしてアクティベイトする。かざした時間から２４時間有効なのでなるべ遅くアクティベイトしたほうが翌日の同じ時間まで有効なのでいいのだが、妙なことをすると突然取調官の団体が乗り込んでくるので、まともにやっていた方が良い。

Kauppatoriで降りれば港に近い。
グーグルマップがどこに行くにも大変役立った。
バスや電車の時間も乗り場も待ち時間まですべてわかる。

スオメリンナ行きのフェリー乗り場はそこらの人に聞けばすぐわかる。

我々は、平日木曜の朝９時前のフェリーに乗ったので、ガラガラであった。
スオメリンナ島に向けて出発。
１５分ほどの船旅である。

ガラガラ。
フェリーも往復で乗って、しかも市内のトラムやバスも乗り放題で一日８ユーロは安い。

見えてきました。
天気も最高。

何となく要塞風。
１７００年代中盤にスエーデンとフィンランドが、ロシアに対しての守りを固めるためにここに要塞を築いたらしい。今では気軽に行ける観光名所、憩いの場になっている。
島の中を歩くのが待ち遠しい。

着きました。

メイン乗り場から青い線に従って島を散策する。
まだまだ今日の予定が詰まっているので、のんびりとはしておれなかったが、今となってはもっと島でゆっくりすればよかったと後悔している。

まずはこのトンネルを抜けて中に入る。

緑がきれいで、気持ちが良い。

鳥もかわいい（そう思えたのも最初のうちだけだった）。
調べてみたらこの鳥はカオジロガンというらしい。
ヘルシンキ市内のあちこちにいる、いやになるほど・・・。

たくさんの要塞が見える。

ここは図書館らしい。

夏場だけ民間のフェリーもやってくる。
こちらは島の中の船着場までくるので便利がよさそう。
もちろんデイチケットは使えない。

大きな要塞が見えてきた。

あちらの方まで行こうと思えば行けるのだが・・。
一日のんびりと過ごせそうだ。

上の船着場から橋を渡って一番下の方まで歩く。
時間があれば周りの島へも橋を渡れば行ける。
単純な往復だけだとゆっくり歩いても２時間はかからない。
ヘルシンキ一日観光でも十分やって来れるだろう。

綿のような木。

やはりすごい要塞だ。ちょっとのことでは壊れそうにない。

要塞の壁の中は、小部屋や迷路になっている。

大砲だ。

ほっとする公園。

Piper park。

要塞の壁の中はこんな感じ。

まだこの程度の数の鳥は、気にならない。

かなり奥の方までやって来た。

フィンランド国旗がはためく。

大きな大砲。

島の隅々まで歩けば、半日はかかるだろう。

淡い色の花々も美しい。

絵になる場所がたくさんある。
確かに憩いの場として気軽に市民が来るはずである。
一日ゆっくりと過ごせそうだ。
特にフィンランドの人々は自然に対しての愛着が強いらしい。
休みを自然の中で過ごすことが人生の喜びとなっていると聞いた。
日本人もこれくらいゆったりと過ごせればいいのだが、エコノミックアニマルでは無理か。

これだけの石積みの要塞をよく作ったものだ。

１７００年代。

なぜか皆こんな写真を撮りたがる。

教会らしき、きれいな建物。

kirkkoとは、フィンランド語で教会のこと。
スオメリンナ教会。

中はシンプル。

また船着き場に戻ってきた。
まずは、行ってみたかった一番の観光ポイントを堪能。

帰りのフェリーもガラガラ。
島にも住人はいるが、観光客はこの時間はまだまだ帰る人は少ない。
朝の１０時１６分であった。1時間ちょっとしかいなかったことになる。
もったいない。

さようなら、もう来ることはないかな～。

港が見えてきた。
たくさんの大型フェリーが停まっている。

これは、タリンに渡るフェリー。

これは島へ渡る小型フェリー。

この時間になるとフェリー乗り場は人でいっぱいになっている。

フェリーから降りて歩けばすぐにウスペンスキー寺院に行ける。
日本語で書けば「生神女就寝大聖堂」となる。
フィンランド正教会ヘルシンキ教区の大聖堂。ロシアに支配されていた時に建てられた。

そばに寄ってみると結構大きく力強い感じがする。

内部もなかなか豪華である。

続いてヘルシンキ大聖堂に行く。これも少し歩けばよいが、やや疲れる。
スオメリンナで歩いているので足が痛い。
しかし、明日からの観光ではこの程度の歩きでは済まないのだ。

白い大聖堂がきれいだ。これがホテルの部屋から毎朝見える。

手前の広場は、元老院広場。

この階段にしばし座るのが定番だが、すこし遠いのでやめた。

パノラマ撮影。

続いて港に戻ってマーケット広場を少し見学。

最終日にもここを訪れてお土産を買った。
最終日の土曜日にはもっと店がたくさん出ていてにぎわっていた。
と言っても最終日とは次の週の土曜のことである。
今日はまだ木曜、まだあと９日も先の話である。

続いて近くのオールドマーケットへ。ここも観光の定番。
入り口から入って行く。

たくさんの商店やレストランが並んでいる。
これは見学に訪れる価値ありだろう。歩いて見るだけで楽しい気がする。
これこそ観光旅行の醍醐味の一つ。

食事をするところを探す。
ネットでおいしいサーモンスープの店があるのを調べていた。

ここではありませんよ、おじさん。

ありました、SOPPAKEITTIO。

これは変なおじさん人形が立っている向かいのカフェ。

中には日本人がたくさん。
通り側の席しか開いてなかった。

これもすぐ向かいの店。若い女性観光客が来そうな感じ。

やっと来ました、クリーミーサーモンスープ。
パンがついてきて10.5ユーロ。1300円か。安くはないですな。
新鮮そうな結構大きな鮭の身が入っている。日本の塩鮭とは違う。
確かに飛行機の中で食べたのよりは美味しいと感じた。
また食べたくなる味だ。

フィンランドは水がタダでついているのでありがたい。
ほかの地域の店でもサーモンスープは９～１３ユーロ前後であった。
寒い冬に食べるともっとおいしいのだろう。

港を通ってトラムのストップまで行く。

7～8分乗ればもう中央駅である。
デイチケットをポケットに入れているので乗り放題。

ホテルの正面玄関。やっと慣れてきた。

すぐ横の方にはSマーケットあり。

しばし部屋で休憩。
観光のコツは、一度部屋に帰って休むことだそうだ。
そうしないと一日中歩き疲れてへばってしまう。

先ほど行った大聖堂。
あらためてこの部屋からの眺めが良いことに感激。

さあ、一休みしたあとは、トラムに乗ってシベリウス公園を目指します。

これもグーグルマップでしっかりと路線をチェック。

『前回のヘルシンキ散策で行ってなかったシベリウス公園はちょっとがっかりです。あまり感動しない彫刻と，シベリウスの顔の像。中国人でにぎやかでしたが，それなり。』・・・・ある旅行記から引用させていただきました。
まったくこの通りです。

観光バスは来ている。
しかし昼からかなり寒くなってきた。
早くこの公園からは退散したい。

これと。

これ・・・があります、はい。

すぐ近くは海です。寒い。

やっとバス停までたどり着きました。これもグーグルマップがなかったら探しようがなかったですね。
次の目的地、テンペリアウキオ教会を目指します。

グーグルの教えの通り14番のバスに乗ります、はい。

39番に乗って、Kauppakorkeakoulutで降りて歩けば4分だそうです。
それにしてもフィンランドの地名は長い。ふと本当に地元の人は地名を覚えているのかと疑問がわいた。単純に覚えられる地名ではない。
それならばもしかしてこの地名の一部ずつに意味があって、例えば「長野村のあざ岐阜の東のはずれ」というような感じなのではないか。

着きました、テンペリアウキオ教会。
別名石の教会と言われているのだが。

すぐにその理由がわかる。
大きな岩盤に囲まれた中に教会を作っている。

素晴らしいですな。

ピアノを弾いていたが音響効果も素晴らしい。

天井。

この石積みを見よ。壊れないか？。

またまたパノラマ撮影。

2階に上がってみた。

次にまた中央駅に戻り、駅のすぐそばの地下鉄に乗り、ハカニエミマーケットホールを目指す。
地下鉄で数駅。これもデイチケットで乗れる。
地下鉄もきれいだ。
ヘルシンキでは乗り物が混みあうことがないと聞いていたが、旅行中確かに日本のように車内が混みあっていたことはなかった。

人口の割に交通網が発達して、しかも便数が多いのではないかと推察した。

相当深い所を走っていたようだ。

なかなか目指すマーケットが見つからず、やっとのことで探し当てた。
全く予想外なことに古いマーケットは全館改装中で、仮の建物がすぐ近くに建てられていた。ネットには全くその情報がなかった。

仮の建物の中は何の風情もなく、見るものもなくがっかり。
入っている店は同じなのだろうがやはりマーケットは雰囲気ですな。

恐らく港にあったオールドマーケットホールと同じような店が入っているのだろうが・・・。

やはりきれいすぎて風情がない。

この近代的な市場には行く気はおきない。

塀の向こうにある茶色の建物がどうも本来のハカニエミマーケットホールらしい。
まだ完成はかなり先だそうだ。
あの建物なら風情あり。

また地下鉄で戻ってカンピの駅で降りる。

早めの夕食のためにカンピセンターの5階のフードコートに行ってみたがあまり食べる気が起きない。

夕方の5時前ではまだまだ人出も少ない。
結局早めの夕食を昨夜と同じナシゴレン風麺（今回は米ではなく麺にしてみた）で済ませる。また夕食代が安くあがった。

5時過ぎにソコスホテルの裏側に。
一階には大きな化粧品店がありそこの奥の方にあるドアを開けるとホテルに通じている。
新しいルート発見。
便利だ。

歩き疲れと時差ボケでぐったり。あっという間に2時間ほど寝ていたのだろう。
時刻は19時30分。

まだまだ7時台では昼間のように明るい。

これでやっと夜の9時27分。
明日は朝ゆっくりの時間にバスでポルヴオー観光に出かける。
カンピセンターのバスターミナルも下見しておいた。
今夜はしっかりと休んでおこう。