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 旅の第一歩は,「腹が減っては戦ができぬ」で,まずは朝食事情から。旅の朝食はホテルでとるか町に出てとるかで毎回悩まされる。ホテルの朝食はブフェ方式が多く,滞在中に1回とれば基本的に毎日繰り返しになるので,とったりとらなかったりだが込々の料金設定になっていないとほぼ利用しない。<br /> 今回は,初日はテイクアウトしたパン,二日目はNORDSEE(ノルドゼー)でとることは決めていたが,三日目以降どうするかは成り行きでと考えていた。ところが,滞在二日目の夕食をカフェ・ムゼウムでとり,そこで見た朝食メニューの豊富さにひかれ,一気に三日目以降の朝食方針をカフェ・ムゼウムでとると決めてしまった。<br /><br />写真:オペルンガッセ(通り)に面しているカフェ・ムゼウム。オペラ座からはリング大通りを渡って1ブロック先の角。19世紀末に開業し,クリムトやエゴン・シーレなどの,オーストリアを代表する画家たちが通った店として知られている。<br />

2019ウィーン再訪・旅の円舞曲/②カフェ・ムゼウムの朝食メニュー制覇を目指して

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2019/03/08 - 2019/03/15

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ヘラヤガラ

ヘラヤガラさん

 旅の第一歩は,「腹が減っては戦ができぬ」で,まずは朝食事情から。旅の朝食はホテルでとるか町に出てとるかで毎回悩まされる。ホテルの朝食はブフェ方式が多く,滞在中に1回とれば基本的に毎日繰り返しになるので,とったりとらなかったりだが込々の料金設定になっていないとほぼ利用しない。
 今回は,初日はテイクアウトしたパン,二日目はNORDSEE(ノルドゼー)でとることは決めていたが,三日目以降どうするかは成り行きでと考えていた。ところが,滞在二日目の夕食をカフェ・ムゼウムでとり,そこで見た朝食メニューの豊富さにひかれ,一気に三日目以降の朝食方針をカフェ・ムゼウムでとると決めてしまった。

写真:オペルンガッセ(通り)に面しているカフェ・ムゼウム。オペラ座からはリング大通りを渡って1ブロック先の角。19世紀末に開業し,クリムトやエゴン・シーレなどの,オーストリアを代表する画家たちが通った店として知られている。

旅行の満足度
4.5
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 徒歩
航空会社
スカンジナビア航空
旅行の手配内容
個別手配

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  •  ウィーン滞在初日の朝食用は,乗継便時間待ちをしていたコペ<br />ンハーゲン空港のパン屋で買うことにした。お客が次々とこのパ<br />ン屋に並ぶのを見て,おいしい店だろうと予想をつけたのだが,<br />単に空港にはオープン・ベーカリーが少なかっただけかもしれな<br />い。朝ホテルの部屋で食べたが,特別な評価にはならなかった。

     ウィーン滞在初日の朝食用は,乗継便時間待ちをしていたコペ
    ンハーゲン空港のパン屋で買うことにした。お客が次々とこのパ
    ン屋に並ぶのを見て,おいしい店だろうと予想をつけたのだが,
    単に空港にはオープン・ベーカリーが少なかっただけかもしれな
    い。朝ホテルの部屋で食べたが,特別な評価にはならなかった。

  •  滞在二日目の朝食は,旧市街リンクのメイン通りのケルントナ<br />ー通りにあるNORDOSEE(ノルドゼー)へ。これは予定通りで<br />生ニシンが待ち遠しい。ここは昨年も行った海鮮専門のレストラ<br />ン・チェーンだが,レストランというよりはデリといったほうが<br />当たっている店構えである。

     滞在二日目の朝食は,旧市街リンクのメイン通りのケルントナ
    ー通りにあるNORDOSEE(ノルドゼー)へ。これは予定通りで
    生ニシンが待ち遠しい。ここは昨年も行った海鮮専門のレストラ
    ン・チェーンだが,レストランというよりはデリといったほうが
    当たっている店構えである。

  •  NORDOSEEでのお目当ては,生ニシンのバゲット(左)と<br />行く前から決まっている。このスタイルで食べる生ニシンは,<br />オランダ,ベルギーより北のヨーロッパではポピュラーで毎回<br />楽しみにしている。<br /> それとプラウン(ロブスターよりは小型のエビ。日本のエビ<br />でいえば,クルマエビかタイショウエビといったところ)のグ<br />リルを二匹のせた野菜サラダ。同じ価格でロブスターの半身の<br />せもあったが,半身一つだけだったのでシェアできるほうを選<br />んだ。朝から大エビが食べられて,ちょっと豪華?な気分。

     NORDOSEEでのお目当ては,生ニシンのバゲット(左)と
    行く前から決まっている。このスタイルで食べる生ニシンは,
    オランダ,ベルギーより北のヨーロッパではポピュラーで毎回
    楽しみにしている。
     それとプラウン(ロブスターよりは小型のエビ。日本のエビ
    でいえば,クルマエビかタイショウエビといったところ)のグ
    リルを二匹のせた野菜サラダ。同じ価格でロブスターの半身の
    せもあったが,半身一つだけだったのでシェアできるほうを選
    んだ。朝から大エビが食べられて,ちょっと豪華?な気分。

  •  滞在3日目から,カフェ・ムゼウムでの朝食スタート。今日から<br />の朝食をここカフェ・ムゼウムでと決めたのは,前日の夕食をここ<br />でとったときに見たメニューによる。写真(アングル悪し)がカフ<br />ェ・ムゼウムの朝食メニューの一部。左ページはドイツ語,右ペー<br />ジが英語。<br /><br /> ここだけで3種類の朝食メニューがあるが,ほかのページにも朝<br />食に該当するようなメニューがあり,いろいろ組み合わせて楽しめ<br />そうだし,ウィーンの人の朝食事情も垣間見られそうと感じたから。<br />特にいちばん上に書かれている「プロセッコ(プロセッコはスパー<br />クリングワイン用のブドウの種)・ブレックファスト」に心を奪わ<br />れ,滞在中の朝食はムゼウムの朝食メニューの制覇と決めた。朝か<br />らスパークリングワイン付きの朝食とは,日本ならさしづめ職場団<br />体旅行の朝からビールみたいと思った反面,これだけは滞在中に絶<br />対注文しようと決めたが,今日はそうしなかった。<br />

     滞在3日目から,カフェ・ムゼウムでの朝食スタート。今日から
    の朝食をここカフェ・ムゼウムでと決めたのは,前日の夕食をここ
    でとったときに見たメニューによる。写真(アングル悪し)がカフ
    ェ・ムゼウムの朝食メニューの一部。左ページはドイツ語,右ペー
    ジが英語。

     ここだけで3種類の朝食メニューがあるが,ほかのページにも朝
    食に該当するようなメニューがあり,いろいろ組み合わせて楽しめ
    そうだし,ウィーンの人の朝食事情も垣間見られそうと感じたから。
    特にいちばん上に書かれている「プロセッコ(プロセッコはスパー
    クリングワイン用のブドウの種)・ブレックファスト」に心を奪わ
    れ,滞在中の朝食はムゼウムの朝食メニューの制覇と決めた。朝か
    らスパークリングワイン付きの朝食とは,日本ならさしづめ職場団
    体旅行の朝からビールみたいと思った反面,これだけは滞在中に絶
    対注文しようと決めたが,今日はそうしなかった。

  •  ムゼウムでの初日の朝選んだのは「ウィーン風ブレックファスト」。<br />ロールパン1個,スライスしたパン1枚,バター,ジャム,有機栽培<br />の半熟玉子1個で1セット。<br /><br /> パンはオファール有機製パン所から取り寄せたパンとの表示がして<br />あった。なんでパン屋の名前が表示されているのかは不明だが,ウィ<br />ーンっ子にはよく知られているパン屋なのかも。日本のモーニングサ<br />ービスとは違って,朝食は食べ物だけで飲み物は別注になるが,メニ<br />ューによってはオレンジジュース付きのセットもある。

     ムゼウムでの初日の朝選んだのは「ウィーン風ブレックファスト」。
    ロールパン1個,スライスしたパン1枚,バター,ジャム,有機栽培
    の半熟玉子1個で1セット。

     パンはオファール有機製パン所から取り寄せたパンとの表示がして
    あった。なんでパン屋の名前が表示されているのかは不明だが,ウィ
    ーンっ子にはよく知られているパン屋なのかも。日本のモーニングサ
    ービスとは違って,朝食は食べ物だけで飲み物は別注になるが,メニ
    ューによってはオレンジジュース付きのセットもある。

  •  カフェ・ムゼウムでの2日目。待望の「プロセッコ・ブレック<br />ファスト」を注文。最初にプロセッコ(125mLとある)とオレ<br />ンジジュースが出され,それに3種類(チーズ,サーモン,ハム)<br />のオープンサンドがついてきた。オープンサンドのサイズは小さ<br />く,プロセッコのオードブルといった感じ。朝からのスパークリ<br />ングで,いい一日になるかも。

     カフェ・ムゼウムでの2日目。待望の「プロセッコ・ブレック
    ファスト」を注文。最初にプロセッコ(125mLとある)とオレ
    ンジジュースが出され,それに3種類(チーズ,サーモン,ハム)
    のオープンサンドがついてきた。オープンサンドのサイズは小さ
    く,プロセッコのオードブルといった感じ。朝からのスパークリ
    ングで,いい一日になるかも。

  •  同じ4日目,お酒を飲めない相方が頼んだのは,「ハウス・ブ<br />レックファスト」。ムゼウム流朝食といったところ。ゆでたまご<br />2個,バターを塗ったロールパン1個,スモールカップ(125<br />mLと書いてあった))のオレンジジュースのセット。どちらの<br />朝食にもオレンジジュースが付いてきたので,コーヒー,紅茶は<br />パスにした。

     同じ4日目,お酒を飲めない相方が頼んだのは,「ハウス・ブ
    レックファスト」。ムゼウム流朝食といったところ。ゆでたまご
    2個,バターを塗ったロールパン1個,スモールカップ(125
    mLと書いてあった))のオレンジジュースのセット。どちらの
    朝食にもオレンジジュースが付いてきたので,コーヒー,紅茶は
    パスにした。

  •  ムゼウム3日目(滞在5日目)の朝食を選んだときのメニュー<br />ページ。二人で分けられるものとして,左ページのパラチンケン<br />と右ページのマフィンのセットを一つずつ選んでシェア。

     ムゼウム3日目(滞在5日目)の朝食を選んだときのメニュー
    ページ。二人で分けられるものとして,左ページのパラチンケン
    と右ページのマフィンのセットを一つずつ選んでシェア。

  •  パラチンケンは,あんずジャムをはさんだクレープで,ちょっと<br />デザートっぽいが,朝食のパンにだってジャムを塗るのだから,ま<br />ぁいいかっ!といったところ。もっとも,ヨーロッパ人の多くは朝<br />食に糖分をたくさんとる傾向がある。朝食にコーヒーやミルクにス<br />プーン数杯の砂糖を入れ,それにパンを浸しながら食べた上で最後<br />には飲み干してしまう。これは各地のホテルの朝食会場で目にした<br />光景で,目にしてその甘さを想像しただけで気持ちが悪くなるほど<br />だった。

     パラチンケンは,あんずジャムをはさんだクレープで,ちょっと
    デザートっぽいが,朝食のパンにだってジャムを塗るのだから,ま
    ぁいいかっ!といったところ。もっとも,ヨーロッパ人の多くは朝
    食に糖分をたくさんとる傾向がある。朝食にコーヒーやミルクにス
    プーン数杯の砂糖を入れ,それにパンを浸しながら食べた上で最後
    には飲み干してしまう。これは各地のホテルの朝食会場で目にした
    光景で,目にしてその甘さを想像しただけで気持ちが悪くなるほど
    だった。

  •  イングリッシュマフィンのプレートを二つに分けた。サーモン<br />スライスとクリームチーズが付け合わせ。

     イングリッシュマフィンのプレートを二つに分けた。サーモン
    スライスとクリームチーズが付け合わせ。

  •  4日目の選択はフレッシュ・アボカド。イングリッシュマフィン<br />にアボカド2分の1,半熟卵,チーズ,ミニトマトがセット内容。<br />飲み物は別注。

     4日目の選択はフレッシュ・アボカド。イングリッシュマフィン
    にアボカド2分の1,半熟卵,チーズ,ミニトマトがセット内容。
    飲み物は別注。

  •  今日頼んだ紅茶は,アールグレイとダージリン。ポットで出てく<br />るので,カップたっぷり2杯以上になる。ダージリンはヒマラヤ産<br />と,いい茶葉がとれる高地産をアピールしている。

     今日頼んだ紅茶は,アールグレイとダージリン。ポットで出てく
    るので,カップたっぷり2杯以上になる。ダージリンはヒマラヤ産
    と,いい茶葉がとれる高地産をアピールしている。

  •  カフェ・ムゼウムのコーヒー,ティのメニュー。見開きでコー<br />ヒーが左ページ,ティが右ページ。ティ・メニューには10種類<br />以上載っているが,ここには日本語にすると「○○茶」と呼ばれ<br />る類のものも載っている。<br /><br /> 紅茶は「イングリッシュ・ブレックファスト」「アール・グレ<br />イ」「ダージリン」の3種類。ただ「ティ」とだけ注文すると,<br />イングリッシュ・ブレックファストが出されるので,希望の銘柄<br />で注文する。紅茶はティバッグ,ポット入りのお湯と角砂糖4個<br />(一包み2個×2),スティックシュガーとともに供される。

     カフェ・ムゼウムのコーヒー,ティのメニュー。見開きでコー
    ヒーが左ページ,ティが右ページ。ティ・メニューには10種類
    以上載っているが,ここには日本語にすると「○○茶」と呼ばれ
    る類のものも載っている。

     紅茶は「イングリッシュ・ブレックファスト」「アール・グレ
    イ」「ダージリン」の3種類。ただ「ティ」とだけ注文すると,
    イングリッシュ・ブレックファストが出されるので,希望の銘柄
    で注文する。紅茶はティバッグ,ポット入りのお湯と角砂糖4個
    (一包み2個×2),スティックシュガーとともに供される。

  •  ムゼウムでまだ食べていない卵料理のメニューページ。そのほ<br />かにも,ブリオッシュ・ブレックファストなどまだ食べていない<br />メニューもあり,ムゼウムの朝食メニューの完全制覇はならなか<br />ったが,果たして注文できなかったメニューを食べる機会は巡っ<br />てくるのだろうか?

     ムゼウムでまだ食べていない卵料理のメニューページ。そのほ
    かにも,ブリオッシュ・ブレックファストなどまだ食べていない
    メニューもあり,ムゼウムの朝食メニューの完全制覇はならなか
    ったが,果たして注文できなかったメニューを食べる機会は巡っ
    てくるのだろうか?

  •  これがムゼウムで朝食を食べたときのレシート。締めて,<br />96.60ユーロ。ホテルの朝食と比べると,価格的には<br />ごく一般的なホテル(今回宿泊したメルキュール・ゼセッ<br />ションなど)と,そんなに変わらなかった。&#8195;

     これがムゼウムで朝食を食べたときのレシート。締めて,
    96.60ユーロ。ホテルの朝食と比べると,価格的には
    ごく一般的なホテル(今回宿泊したメルキュール・ゼセッ
    ションなど)と,そんなに変わらなかった。 

  •  帰国日の朝食は,飛行機の時刻の都合で,残念ながらムゼウムで,<br />とはならなかった。まだ食べきれなかったメニューがあったのに……。<br />やむなく朝食はウィーン国際空港のレストランで。広々としており<br />レストランのスペースのようだが,一部分を除くとデリの客もレス<br />トランの客も区別なく利用できるようになっていた。

     帰国日の朝食は,飛行機の時刻の都合で,残念ながらムゼウムで,
    とはならなかった。まだ食べきれなかったメニューがあったのに……。
    やむなく朝食はウィーン国際空港のレストランで。広々としており
    レストランのスペースのようだが,一部分を除くとデリの客もレス
    トランの客も区別なく利用できるようになっていた。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • ペコリーノさん 2019/07/20 19:53:48
    カフェ・ムゼウムでの朝食
    ヘラヤガラさん、はじめまして

    私がウィーンを旅行していた時と同時期にウィーンにいた旅行者はどんな旅行をしていたのだろう?と興味を覚えて旅行記を拝見しました。
    カフェ・ムゼウムでの朝食メニューを制覇だなんて、なんて面白い企画!
    楽しく拝見しました。
    実は私も3月9日の午後にカフェ・ムゼウムへ行ったのですが、人生二度目なのに、二度とも同じメニューを頼んでしまったという失態を演じてしまいました。それも、それほど気に入っていたという訳でもなく…

    今度、カフェ・ムゼウムに行けるのは一体何時になるかはわかりませんし、はたしてウィーンに行くことが出来るかどうかも分かりませんが、そんな機会があったら、是非、朝食メニューに挑戦してみたいです。

    ペコリーノ

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