2019/06/29 - 2019/06/30
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deracineさん
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南仏アルルは「炎の画家」ゴッホが魅せられた街で、彼のスケッチ場所にはその作品が置かれています
そこでホテルも彼の有名な作品 La nuit étoilée (星降る夜)が描かれた場所に至近の Hotel Regence に1泊しました
アルルは小さな町で主な観光ポイントはほとんど徒歩で観光できますが「アルルの跳ね橋」だけはホテルからタクシーで回りました
なおカマルグのサファリツアーと被ったため諦めていた「アルルの女」、とりわけ前回女王の Mandy Graillon マンディ・グレイヨンさんにラッキーにも再会することができました
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- LOTポーランド航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
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パリ・リヨン駅からは一日1便だけある途中乗換えなしの直行便を事前予約し利用した
フランスの鉄道網はよく理解できないが新幹線が山の手線に入ってくるようなもので、日本と異なりTGVと在来線のゲージが同じだからできる芸当だろうアルル駅 駅
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Gare d'Arles (アルル駅)からは目指すホテルは近いので歩いた
2016年にも訪れているので大体の土地勘もあり、Google Map の助けも借りて難なくたどり着いた
ただし30度を超える猛暑だったので汗だくになった -
古代ローマの城壁に囲まれたホテル レ・ジャンス
左はローヌ川の堤防だル レジェンス NEW ホテル
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ホテルの Réception フロント
ル レジェンス NEW ホテル
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このホテルの最大の泣き所はエレベーターのないこと
部屋はあいにく最上階の3階(日本式に言えば4階)で、おまけに階段室は灯りが消されて暗く持参した懐中電灯をつけて上がる始末 -
ホテルからほど近い La nuit étoilée(星降る夜) のスケッチ場所に行ってみた
ちょうどそのポイントには大きな遊覧船が停泊していた -
これが La nuit étoilée(星降る夜)が描かれた風景を表すパネル
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イチオシ
ゆったりと流れるローヌ川の広い川向こうに夕陽が沈んでいった
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これが有名なゴッホ(フランス語ではゴックと発音する)La nuit étoilée(星降る夜)
これを写真で表現すべくトライした -
イチオシ
ところが三脚を据えて長時間露出し星を写し出してもなかなか絵のようにはならない
ゴッホの時代にはもっと星がキラキラと輝いていたのか、それとも誇張なのか
ただし川面に映るユラユラとした灯りは再現できた -
レンズを換え灯りの光芒が星のように放射状に出るように表現した(写真をダブルクリックして拡大してご覧ください。違いが分かります)
しかし星は、、、無理だった -
ちなみに iphone6S でも撮ったがこれは全然ダメ
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シングルの部屋は狭くスーツケースを開けるにも苦労するが料金(72€+朝食8€) を考えるとコスパは悪くない
ル レジェンス NEW ホテル
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1階の食堂の様子
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朝食のクロワッサンは焼きたてで美味しかった
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ホテルから円形闘技場のそばの道を通って観光案内所にむかう
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アマツバメの群れだろうか?早朝の雲一つなく晴れ渡った青空に黒い影が動き回ってた
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古代劇場のよこで偶然アルルの女王だけに許された白いドレス姿の現アルルの女王(=第23代)に遭遇!
朝からあまりの暑さにさすがの女王もすでにお疲れの様子 -
「もう、こんな暑い日にこんなに厚着させられてかなわんわ、、、、」と飾りの扇子を広げてパタパタ扇ぎだしたアルル衣装祭に参加のアルルジェンヌ
ご苦労様です -
観光案内所の手前で偶然 前アルルの女王 (=第22代) Mandy Graillon マンディ・グレイヨンさん*にラッキーにも再会できた
*右から二番目の女性 -
イチオシ
変な東洋人にも愛想よくカメラ目線をくれた Merci beaucoup!
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これが2016年7月に撮った女王時代のMandy Graillon マンディ・グレイヨンさん
ちょっと名取裕子さんに似ている美しさは3年前と変わっていなかった -
朝9時からのカマルグ・サファリツアーを終え、古代ローマ遺跡を見るためにアルル市庁舎のある Place de la République リパブリック広場まで戻った
レピュブリック広場 広場・公園
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朝一番にアルル衣装祭に参加するアルルジェンヌが集まる Hôtel de Ville 市庁舎 には大きなポスターが貼られていた
アルル市庁舎 建造物
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市庁舎の隣は Églises St-Trophime サン・トロフィーム教会
サン トロフィーム教会/回廊 寺院・教会
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サン・トロフィーム教会はプロバンス地方で最も美しいロマネスク様式の教会の一つで、入り口の半円アーチには最後の審判のレリーフが描かれている
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教会内部は厳かな雰囲気が流れていた
暑かったのでしばし休憩させていただいた -
教会付近を通りかかったら朝の部を終えてひと休み中の衣装祭参加者のグループがいた
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アルル伝統の髪飾りは帽子なのか、どうなっているのか当方には不明
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それにしても横に座ったヒゲ面が邪魔だった
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イチオシ
前回中に入れなかった円形闘技場(アレーナ)を見学することにした
アルル、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群 史跡・遺跡
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最上階からはNHKの名曲アルバムで見たアルルの街の風景が広がっていた
アルル、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群 史跡・遺跡
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このローマ人が造った円形闘技場は2万人以上を観衆を収容し、血なまぐさい決闘が繰り広げられた舞台だ
今ではアルル式闘牛の舞台として使用されているアルル、ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群 史跡・遺跡
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それにしても Pont du Gare (ポン・デュ・ガール)といい、このアリーナといい、このような巨大構造物を造る古代ローマ人の技術の高さには驚かざるを得ない
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アルル衣装祭に協賛して円形闘技場の近くにあったサントン人形館が無料公開されていたので喜んで入らせていただいた
サントン人形とはプロヴァンス地方で作られている土人形。 19世紀のプロヴァンスの人々の伝統的な衣装や生活の様子を表現している
「サントン」という言葉はプロヴァンス語で「小さな聖人」を意味する"santoùon"という語に由来
プロヴァンスでは17世紀頃からクレーシュ(crèches)と呼ばれるキリスト生誕の像が作られるようになった
18世紀末にフランス革命が始まりその混乱で教会が閉鎖されると、人々はクレーシュを見る機会を失いクレーシュ製作者も仕事を失った
そんな中、マルセイユの Jean-Louis Lagnel (1764-1822) が一般の人でも買える手ごろな価格で人形をつくり売り出したところ評判になり普及するようになった -
キリスト生誕のシーン
これが本来のサントン人形のメインテーマ -
細かく街の様子を再現した人形や、、
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村の農民の暮らしを再現したものや
、、 -
アルルの女や
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カマルグ式闘牛など地元特有の伝統行事を再現するように発展した
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猫ちゃんがカワユイ
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ゴッホの有名な絵「アルルの跳ね橋」
自分は美術館ではなく「アルルの女」のレコード・ジャケットでこの絵を知った -
イチオシ
絵のモデルの橋は実際には現存せず再現された橋(残念ながら実際には跳ね上がらない)が町はずれにある
前回訪れた際利用した現地ツアーのスケジュールには入っていたが省略されたので今回是非見たかった
そこでホテルからタクシーを呼び、この橋を見てからアルル駅に向かうことにした
タクシーには少し待ってもらいこの写真を撮ったアルルの跳ね橋 史跡・遺跡
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この橋の架かる小川はローヌ川の支流で、こちらが下流側。アルルの田園地帯を流れていく
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Gare d'Arles SNCFアルル駅 に着いた
35度を超える猛暑の中を約3万歩、階段36階分を昇降(スマホの歩数計データーより)したのでさすがに疲労困憊してしまったアルル駅 駅
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旅行記グループ
再びのプロバンス 印象派の画家が愛した美しい田園風景を求めて
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(2) ゴッホも魅せられたアルルの街は女王様もぐったりの暑さだった
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アルル
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この旅行記へのコメント (2)
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- sanaboさん 2019/08/22 23:34:51
- 星降る夜☆彡
- derachineさん、こんばんは
アルル旅行記を懐かしく拝読させていただきました。
昨年南仏を訪れ、暑い中を歩き回ってもうまいりましたが
今年はそれ以上の異例の猛暑だったようですね。
それでも現アルルの女王や元アルルの女王にお逢いになるという幸運に恵まれ
素敵なお写真も撮られて羨ましく拝見いたしました。
それから「星降る夜」を表現すべくトライされたお写真、
素晴らしいですね☆彡
ゴッホの絵の中で一番好きかもしれません。
夕景のお写真もとても素敵でした。
私もあの場所に昼間行ったのですが、複製画のパネルを
見つけられませんでした。 客船の横も通ったのですが…
また楽しみにお伺いさせていただきます♪
これからもよろしくお願いいたします^^
sanabo
- deracineさん からの返信 2019/08/24 08:47:58
- Re: 星降る夜☆彡
- sanabo様、こんにちは
多くのフォロワー及びいいね!を獲得されている方からコメントをいただき恐縮しております
旅行記を拝読させていただくとその理由がよく分かりました。
美しく、丁寧に編集された写真と詳細な解説(シャルトル大聖堂のステンドグラスの説明には驚いてしまいました)、、、是非見習いたいですがムリでしょう
ご夫婦でレンタカーを利用して各地を回られている由、羨ましい限りです
当方にも一応妻はいますが私と違ってフランス嫌い、また自分も免許証は持っていますがペーパードライバー、、外国で運転するなど想像できません
懲りもせずヴァランソル高原にラベンダーを撮影しに行きましたがツアーのため
理想的な場所でストップしてくれず歯がゆい思いをしました
拙写真をご評価いただき有難うございます
アルルはNHK名曲アルバムでビゼーの名曲「アルルの女」を見て惚れ込んだ場所です。前回2016年はアビニオンから往復しましたが今回は「星降る夜」近くのホテルに宿泊しました
最近はスマホでは撮れない写真をなるべくとるようにしています(長時間露出、超望遠など)が持っていくべきカメラの選択を誤りカマルグではフラミンゴを大きく写せなかったのが心残りです
最近年のせいか、視力&体力、気力も衰え今回不満の残る場所に再チャレンジできるかどうか分かりませんがなるべく「美の追求」は続けたいと思っています
sanabo様の旅行記を模範としてこれからも努力したいです
よろしくお願いします
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