還暦直前おばさん単独イギリス一人旅　出発・ ロンドンパス２日間利用（１）

2019/06/17 - 2019/06/26

　還暦直前に、一人でイギリス旅行した記録です。パートの仕事をしながら、週1で公民館で英会話を習ってました。丁度3月で期間満了でフリーになったこともあり、単独一人旅を親も私も元気なうちに行くことを決定（主人に背中を押された。）初めてのイギリス旅行でしたので、欲張りな私はいろいろ見たいところがありました。ロンドンパスを使って、２日間あちこちロンドンの名所巡りをしました。ロンドンパスを２日間使った感想も記したいと思います。その他、女子ならあこがれるコッツウォルズ、カンタベリー、ライを旅し、大英博物館、ナショナルギャラリーを拝観し、最後にミュージカル　レ・ミゼラブルを観て帰国しました。
コッツウォルズのみ、村が4カ所に点在しているので、日本で申し込んだツアーを使って行きました。日本から電車の切符も手配すべきところはしました。（前もって予約した方が安い）レ・ミゼラブルも日本で手配しましたが、￡103.25もしてお高いのでびっくりしました。一生に一回の現地ミュージカルなので、思い切って購入。盛りだくさんの8泊10日の旅です。

エリア ロンドン(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩 飛行機
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

◆6/17（月）出発日
ＮＲＴ13：55→ＬＨＲ18：20
三か月前位からヒースロー空港直行便British Airwaysで予約。前日にオンラインで飛行機の事前チェックインを済ませた方が良かったことに気付いた。既に遅く、3人がけの窓側の席。最悪なのは、イギリス人男と日本人女の若いカップルの隣だったこと。(>_<)
ヒースロー空港に近づいても、入国カードが配られない。ＣＡさんに尋ねると、第5ターミナルは機械化されていて、パスポートをスキャンするだけで良いとのこと。本当にその通りだった。想定していた英語の問答は必要が無く拍子抜け。短時間で入国審査が済み、地下鉄乗り場へ。
事前にロンドンパスと一緒にビジターオイスターカードを日本に送ってもらった為、即地下鉄の改札口に入れた。

これからロンドンで宿泊するのは、B&B(1泊￡65）Mrs.Kathy Halligan宅。地下鉄最寄駅はPimlico駅。インターネットサイト「英国探訪」を読み、是非とも泊まりたいと思い、サイト管理者、細田真理子様にメールをした。彼女と何回か丁寧なメールのやり取りをして6泊予約していただいた。彼女は私の一人旅の不安感を取り除いてくれ、アドバイスもしてくれた優しい方。

私一人で宿泊しましたが、3階のバストイレ付の広いお部屋だった。とても清潔で洗練されてる。ハリガンさんはとても優しくて、朝食はいつも出来立てのベーコンのソテー、ベイクドトマト、卵はいつもどうするか尋ねてくれた。私はスクランブルエッグがお気に入り。ふわふわでとってもおいしい！その他、オレンジジュース、シリアル、果物はお好みで。パンの枚数とコーヒーか紅茶かいつも尋ねてくれるので、その日の気分で楽しめた。
私のロンドンの起点はここです。地下鉄、バスのアクセスも良く（目の前にバスの停留所がある。）とても便利。

公式サイトでロンドンパス（２日分）とビジターオイスターカード（大人＋トラベル￡119）を、日本に郵送（￡7.95）してもらった。日本語に翻訳された小冊子も付いてくるので、じっくり計画をたてるのに役立った。
パスをみせれば、金銭の授受なくスムーズに入場できる。優先入場できる所もある。有効利用できれば、お得になる。そのために、スムーズに見て回れるように日本で綿密なスケジュールをたてた。

◆6/18（火）小雨　（ロンドンパス使用１日目）
ロンドンパスの恩恵を受けるため、日本で何度もコースを見直し、グーグルマップで確認した。私は方向音痴なので、WIFIを上手く使えないと思い借りなかった。何度も地図上でロンドンに行って、イメトレをした。その結果、方向音痴の私でもスムーズに行くことができた。このスケジュール表と地下鉄マップとアトラクション周辺地図を持ち歩いて観光。
昼食は無し。一人旅なのでどうとでもなる。

ウエストミンスター寺院は大変人気があるので、9：30開場であるが、9：00には着いて並んだ。既に30人位並んでいた。待ってる間に間近から寺院を撮った。

ウエストミンスター寺院外観
内部の写真は厳しい規制があるため撮れない。日本語のオーディオガイドを聞きながら、その通りに見て回った。とても荘厳で、一度は見てみる価値はある。イギリスの歴史が感じられた。

セントポール大聖堂外観
メアリーポピンズの映画に出てくる場所。あこがれの大聖堂。「Feed the birds]
の歌が思い出される。

大聖堂の内部の美しいドームの天井画が印象的。
撮影禁止のようでしたが、みんなが撮ってたので思わずパシャリ！

ここで、チャールズ皇太子とダイアナ妃は結婚式をあげたのねぇ。

頂上を目指し、狭い石の階段を上った。さらに登り、ドームのてっぺんについている塔の付け根のGolden Galleryに到着。ここは、後戻りできないので、体力に自信の無い方は上らない方が良いと思う。私もヘトヘト。(+o+)
頂上からはロンドン市内が一望できる。あいにく、小雨で天気が悪かった。

ロンドン塔
優先入場なので、即入れた。オーディオガイドを使って見学できる。イギリスの過去の歴史に目を逸らすわけではないが、「牢獄、処刑場、拷問」などのイメージに興味がわかなかったので使わずに、ホワイトタワーから順に見学した。

騎士に扮した人が、子供たちに説明していた。

クィーンズハウス前の衛兵隊。

中世の甲冑や武具がたくさん展示されていた。

ジュエルハウスに入るのに、小雨が降っているにもかかわらず、1時間30分ほど並んで中に入る。英国王室のたくさんの宝物。
「アフリカの星」、戴冠式用の王冠などの展示は立ち止まってみることが許されず、動く歩道でざっと見た。

目指すはタワーブリッジ。
予定より早目にタワーブリッジに到着。

内部のタワーブリッジの仕組みや橋の歴史を見た後、北塔と南塔を結ぶガラス張りのWalk Way。最初はガラスの上を歩くことができなかった。怖すぎるよ～。下を舟が通るのが見える。

Tower PierからWestminster Pierまで、(City Cruise利用）観光船で帰路につく。小雨がやんだ後で、船上のシートは濡れていたが、ハンカチで拭き、座ってガイドの船から見える建物の説明を聞く。建物の歴史などユーモアあふれた説明で楽しかった。

修復中のBig Ben。
結局、宿に着いたのは、予定通り19：00頃。疲労困憊。どこか店を探して夕飯を食べる気が起きず、宿の近くのTescoでヨーグルトとその隣の店の温かいハンバーガーを買って帰宅。何しろ思ったより寒く、お部屋に用意されていたポットで湯を沸かしコーヒーをいれ、ハンバーガーをぱくつく。そして、ゆったり湯船につかる。至福のひととき。でも、夜中に足がつって思わず起きてしまった。セントポール寺院の階段がきつかった。めっちゃ歩いたものね！

◆6/19（水）小雨（ロンドンパス使用２日目）
ウィンザー城は人気のあるアトラクションなので10：00開場であるが、少なくとも30分前には着きたいので、早目に出発。ロンドンパスを使うとパディントン駅からウインザーイートンセントラル駅までの交通費が含まれるとパスのしおりには記載されていたが、他の人の口コミをみると、オフピークにならないとロンドンパスで交通費は無料にならない。という、書き込みもあった。恐る恐る、駅員さんにロンドンパスを使って乗りたい旨、尋ねた。すると、「はぁ～、ロンドンパスねぇ。10：00過ぎにならないと、パスを使って乗れない。」と、またロンドンパスを提示するやつかと迷惑そうな顔で言われた。私が困った表情を浮かべ、やっぱり切符を買うしかないのかと思ったその時、「上司に許可をもらわなければならない。」と言って、上の人に話してもらった。結果、何とロンドンパスで乗れることになった！
その上、Slough駅までノンストップ。Lucky!(*^_^*)

9：30頃にウィンザー城に着いた。既にたくさんの人が待っていた。列が２つに分かれていたので、まず、どちらの列に並ぶか確認した。開場時間になると、公式ホームページからのバウチャーを持っている人が先で、ロンドンパス保持者はその後に続き、（団体さん等はまた違う列ができていた。）空港なみの厳しい持ち物、身体検査がおこなわれた。まぁ、女王のお住まいなので、仕方がないか。

このゲートをくぐり、オーディオガイドを借りる。城の歴史の簡単な説明を見学して、ステイトアパートメンツを見学。実際に女王様が滞在されていることもあるので、厳重な警備。勿論、内部撮影はできない。華麗で豪華な調度品に思わず目を奪われた。残念なことに、メアリーの人形館はサマータイムは閉館とのことで、見学できず。セント・ジョージ礼拝堂を見学。

衛兵隊の行進を間近で見た。
実は、オーディオガイドを返却していた時、ゲートの奥の道路から衛兵隊の行進の音楽が聞こえ、思わず城の外に出てしまった。間違えて出てしまったので、もう一度中に入れてほしいと伝えると、「できない。もう一度最初からやり直さなければならない。」と言われた。Ｓｈｏｃｋ！
私としては、衛兵隊のの行進を間近で見るため、わざわざバッキンガム宮殿ではなく、ここまで来たのだから。必至に食い下がったが、厳重な身体検査をまた受けることになった。トホホ。(T_T)それでも入場券があったので、まあ並んだけど、再入場。（私って、バカでドジ！この先の旅が思いやられる。）
一人旅なので、時間のロスを昼抜きでカバー。
念願の衛兵隊の行進をを写真に収め、ビデオも撮った！

Windsor Eton Central駅
なんて天気なんだ(T_T)

広大なケンジントンガーデンの中にあるケンジントン宮殿。
故ダイアナ妃ゆかりの宮殿である。ヴィクトリア女王の子供時代のゆかりの展示品、女王時代の展示品が数多くあった。

天蓋つきベッド。高貴な方はこのようなベッドでおやすみになっていたのね。

キューガーデンに到着。
地下鉄のキューガーデン駅を降りたら、必ず歩道橋を渡ってね。駅舎の出口がキューガーデン方面と反対側に位置しているため。
小雨の中、傘をさしてキューガーデンを散策。何て日だ！

6月は薔薇の季節。薔薇が咲き乱れていた。そして、薔薇の良い香りに包まれる。
天気の良い日にゆっくり散策してみたい。

広い園内の中に巨大な温室。熱帯植物がおい茂る。

子供の頃、図鑑でみたことがあるハス。思わずカメラにおさめた。

やっとたどり着いたBee Hive。この時間、雨が上がって、青空が見えてきた。方向音痴の私は、ゲート付近から近いはずなのに、なかなか見つけられず、園の管理人に道を聞いて、広大な園内を歩き回ってやっと見つけた。こういう時、一人旅ってつらい。(T_T)

ヴィクトリアゲート近くのShopでたくさんおみやげを買った。ロンドンパスを提示すると、10％割引になる。、日本に帰ってから、レシートを確認すると、￡56も買ったのに割引されてないことに気付く。ちゃんと、提示したのに。(T_T)　必ず、レシートはその場で確認しましょう。
＜ロンドンパスを２日間使ってみた結果＞
1日目
ウエストミンスター寺院￡23、セントポール大聖堂￡20、ロンドン塔￡28、タワーブリッジ￡10、テムズ川ボートクルーズ￡19　計￡100
２日目
ウィンザー城￡23、ケンジントン宮殿￡20、キューガーデン￡18　計￡61
合計￡161
￡161-￡111.95＝￡49.05
お得な結果になったが、1日23,000歩以上も歩いてクタクタになり、さらに楽しむというよりゲームでミッションクリアした感覚しかない。お昼も食べずにひたすら歩き、疲れすぎて注意散漫になった。Miserable！計画通りにできたという達成感で自分を慰めた。
従って、年配者には2日間のロンドンパスは勧めません。3日以上のパスを買って、午前に１つ、午後に１つアトラクションを見るようにして、余裕を持って楽しみましょう。
以上、ロンドンパスを２日間使ってみた感想でした。(^_^;)