2019/05/14 - 2019/05/15
237位(同エリア554件中)
AandMさん
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リュブリャナは、川の畔に中世時代から発達してきた街です。スロべニアの首都ですが人口が30万人以下と小規模で、市街も広くはありません。半日程度で見学が可能です。ウイーンからレンタカーでイストラ半島を訪れる途中にリュブリャナで1泊しましたので、街をサーと見学しました。十年程前にも仕事関係でリュブリャナに来ていますが、街の様子は殆ど変わっていませんでした。
街のシンボルは竜で「リュブリャナドラゴン」と呼ばれ、リュブリャナ紋章として市庁舎やお城に掲示され、リュブリャニツァ川には「竜の橋」も架けられています。橋にほど近いバロック様式の聖ニコラス聖堂は、外見はそれほど目立っていませんが、内部は豪華絢爛です。教会ドームのフレスコ画はイタリアのフレスコ画家ジュリオ・クアーリョ(Giulio Quaglio)が18世紀初めにに描いたものですが、息をのむほどの美しさでした。
5月中旬のスロベニアは、通常は天候が良いはずですが、生憎の雨模様でした。スロベニア国会議事堂前の革命広場下の駐車場にレンタカーを停め、街をブラブラ観光しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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5月14日
ウイーンからグラーツを経由(https://4travel.jp/travelogue/11509934)してレンタカーでリュブリャナに到着しました。400kmの長距離ドライブでした。今夜の宿はリュブリャナ郊外のFour Points by Sheratonです。リュブリャナ郊外の新しくて快適なホテル by AandMさんフォー ポインツ バイ シェラトン リュブリャナ モンス ホテル
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ホテルの広い駐車場に車を停め、チェックインしました。
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車フロントガラスのヴィネット(Vignette)です。スロヴェニアの高速道路通行で必要な書類(1週間で15ユーロ)で、オーストリアからスロベニアに入った際にガソリンスタンドで購入し、フロントガラス内側に張り付けたものです。
高速道路に設置してあるカメラで読み取るそうで、日本のETCカードのようなものです。 -
ホテルのベッドルームは広めでした。長距離ドライブでしたが、今夕はゆっくり休養できそうです。
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部屋にナッツと洋ナシが準備されていました。
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バスルームはシャワーだけですが、広めで清潔、快適そうです。
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夕食はホテルのレストランを利用しました。スロベニアのラム料理です。美味しく戴きました。
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5月15日
朝食のビュッフェレストランは混んでいません。ゆったりと朝食を取ることができました。 -
ジュース、野菜、玉子、肉類など品数も多く、品質と調理具合は良好でした。この後、ホテルをチェックアウトしてリュブリャナ旧市街まで車で行って、観光をします。
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ホテルの部屋から外を眺めると、雨が降っています。ホテル入り口に掲げられている各国の国旗も雨に濡れて垂れ下がっています。生憎の天気ですが、折角の機会ですので頑張って旧市街に行ってみることにしました。
リュブリャナ郊外の新しくて快適なホテル by AandMさんフォー ポインツ バイ シェラトン リュブリャナ モンス ホテル
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ホテルから6kmほど田舎道をドライブしてリュブリャナ旧市街にやってきました。国会議事堂前にある革命広場(共和国広場)下の有料駐車場に車を停めて、観光に出発です。雨が降り続き、気温も10℃程度で5月にしては寒く感じます。
スロヴェニアが共産圏だった頃の雰囲気が感じられる共和国広場 by AandMさん共和国広場 広場・公園
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リュブリャニッツア川東岸の旧市街中心部に向かいます。ここは市立公園(Congress Square)で、前方に見える建物はリュブリャナ大学です。公園中央に錨がありました。リュブリャナは海に面していないので船の行き来はありません。なぜこの場所に錨があるのでしょうか?
説明に、スロベニアはアドリア海に面した海洋国家で、スロベニア船乗りのための記念碑である、と書かれていました。 -
プレシェーレン広場で、通常は賑わっている場所ですが、雨天であったため人も少な目です。広場中央部に立っているのはスロベニアを代表する詩人France Prešeren(1800-1849)の像です。
街の中心にある広場、プレシェーレノフ広場 by AandMさんプレシェーレノフ広場 広場・公園
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広場の北側に大きな教会がありました。フランシスコ会の受胎告知教会で、1646-1660年に建設されたバロック様式の教会です。
赤茶とピンク色で目立っている聖フランシスコ教会 by AandMさん聖フランシスコ教会 寺院・教会
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教会の内部です。照明がされていないため、内部の様子が良く見えません。
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祭壇にほんのりと灯が灯されていました。
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広場に面して珍しい形状の家がありました。ハウプトマンハウス(Hauptman hiša)と呼ばれています。1873年に建てられた住宅で、スロベニアの美的センスが出ているように思います。
スロヴェニア流の独特の建造物、ハウプトマンハウス by AandMさんハウプトマンハウス 建造物
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広場南にリュブリッツァ川があり、複数の橋が接近して架けられていました。「三本橋」です。
リュブリツァア川に架かる三本橋 by AandMさん三本橋トロモストヴイエ 建造物
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川を渡って旧市街南側に入ると、公園のような場所でマーケットが開かれていました。雨のため訪問者は多くはありません。
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野菜、果物、日用品など様々な品が売られていました。地元の方用のマーケットのようです。
大聖堂横広場が青空市場 by AandMさん青果物市場 市場
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リュブリャナの観光案内所(Ljubljana Tourism)です。中に入ってみました。
竜の橋手前にある便利な観光案内所 by AandMさん観光案内所(スロヴェニア) 散歩・街歩き
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先客が1名いましたが、雨のため訪問者は少な目です。街の観光案内地図やイヴェント紹介パンフレットなどが置かれていました。
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「竜の橋」です。橋の両側に竜の像がありました。竜はリュブリャナの象徴で「リュブリャナドラゴン」と呼ばれています。
リュブリャナの象徴である竜の像がある橋 by AandMさん竜の橋 建造物
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旧市街南側に丘があり、丘にリュブリャナ城が立っています。行ってみることにしました。
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丘下からケーブルカー(Castle Funicular)運転されていました。
リュブリャナ城の訪問に便利なケーブルカー by AandMさんケーブルカー 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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自動販売機で往復チケットを購入し、ケーブルカーで丘上に上ります。
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ケーブルカー終点にガラス製の竜が展示されていました。「リュブリャナドラゴン」はリュブリャナ城の象徴でもあります。
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リュブリャナ城は1144年に建設された歴史のあるお城で、1335年からはハプスブルク家に継承され、一時は刑務所として利用されていたこともあります。その後、リュブリャナ市によって1905年に買収され、現在に至っています。
丘上に立つリュブリャナ城 by AandMさんリュブリャナ城 城・宮殿
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丘の周辺部に沿って石垣の壁や建物が建てられ、内側は広場になっていました。
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城壁です。レストランがありましたが、雨天なので屋外席は閉鎖されていました。
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城壁からリュブリャナの街を見下ろすことができました。なかなか良い景観です。
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城の古い石塔に城の歴史が写真や絵で説明されていました。城の主要部は殆どが再建された新しい建造物ですが、ほんの一部に昔の姿が残されていました。
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聖ニコラス大聖堂は1706年に建てられたバロック様式の教会です。
内部が見事な聖ニコライ大聖堂 by AandMさん聖ニコライ大聖堂 寺院・教会
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大聖堂内部は豪華絢爛な造りです。
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白色のアーチと絵画の色彩バランスが見事です。
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天井のフレスコ画は、ローマにある教会に劣りません。
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天井画に比較して、祭壇は控えめな感じだと思います。
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聖ニコラス大聖堂の前通り(Ciril Metodov Trg)を西に進むと、市庁舎前広場(Town Square)がありました。右手の尖塔がある建物が市庁舎(Town Hall)です。
時計塔もある立派な市庁舎 by AandMさん市庁舎 (リュブリアナ) 建造物
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旧市街の石畳通路を進みます。
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通路を右に折れると、コブラーズ橋(Cobblers Bridge)がありました。別名「靴屋さんの橋」と呼ばれています。橋の近くに靴屋さんの小屋があったことからこの名称が付いたそうです。
石柱が立ち並んでいるコブラーズ橋 by AandMさんシューメイカーズ橋 (コブラーズ橋) 建造物
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橋から見たリュブリャニツァア川です。街の中心部を流れる川ですが、水の流れは殆どありません。静かな川です。
街中を流れるリュブリツァア川 by AandMさんリュブリャニツァ川 滝・河川・湖
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川を渡ったところに小さな広場があり、噴水がありました。「リュブリャナ井戸の噴水」は中世時代から人々に水を供給するために使われてきたもので、旧市街にはこのような給水施設が40カ所以上もあるとのことです。
今日では家々に上水道が引かれているので、水の供給源としての噴水の役割は終わっていますが、街中に優雅な噴水が保存されているのは素晴らしいと思います。ズヴェズダ公園とコングレスニ広場の違いは? by AandMさんズヴェズダ公園 (コングレスニ広場) 広場・公園
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スロベニア国立大学図書館です。起伏があり色バランスが印象的な積石の建物は、目を引きました。
煉瓦積みのユニークな建物、国立大学図書館 by AandMさん国立国会図書館 散歩・街歩き
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図書館入口ドアは銅板張りで、スロベニア語が書かれていました。
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国立大学図書館の前に銅像が建っていました。イワン・プリヤテリ(1875-1937)でリュブリャナ大学で文学史を教えていた著名人です。
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フランス革命広場です。白いオベリスクが立っていますが、駐車場として使われていました。オベリスクに金色のマスクがありました。ナポレオンのようです。
フランス革命広場 の現状は駐車場 by AandMさんフランス革命広場 広場・公園
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聖三位一体教会前の広場に聖人が十字架を捧げ持っているオベリスクがありました。前方に、丘上に立つリュブリャナ城が見えます。旧市街をグルリと一巡してきました。
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通りに面して建つ聖三位一体教会です。閉まっていました。
スロヴェンスカ通りにある大きな教会、ウルシュリンスカ教会 by AandMさんウルシュリンスカ教会 寺院・教会
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レンタカーを停めておいた駐車場がある革命広場に戻ってきました。革命広場のモニュメントですが、形状から明らかにスロベニアが共産圏に属していたころの作品であることが伺われます。
スロヴェニアが共産圏だった頃の雰囲気が感じられる共和国広場 by AandMさん共和国広場 広場・公園
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これも革命広場にあった群像ですが、共産ソ連芸術の影響が顕著に表われているように思います。
天候が晴れていたならば、楽しいリュブリナ街歩きだったろうと思いますが、訪問日は雨模様で気温も10℃程度と低かったので、のんびりした町歩きではありませんでした。寒い中を傘をさしながら旧市街を巡りました。中世時代に建てられた教会、特徴ある橋、市庁舎、お城、そして大学図書館は見応えがあると思いました。リュブリャナ旧市街は落ち着いた感じの美しい街でした。この後、郊外にあるスロベニアの見所の一つであるポストイナ洞窟に向かいました。スロヴェニアが共産圏だった頃の雰囲気が感じられる共和国広場 by AandMさん共和国広場 広場・公園
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