2019/05/07 - 2019/06/07
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シニアトラベラーさん
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5月7日から6月7日までのスペイン旅行のうち5月19日から24日までのドライブ旅行記です。ロンダを出て、カサレス、ミハス、フリヒリワナと車で回って一泊ずつしました。それからグラナダへ行って2泊、アルハンブラ宮殿を見ました。その後はバレンシアに向かいますが、ちょっと長いので、それは⑤の旅行記で。アンダルシアの白い村はいっぱいありますが、④の旅行記と合わせて7村訪れました。独断ですが、どんな村に興味を持つか、参考になればと思います。なお、表題の写真はフリヒリワナです。(アルハンブラの写真はいろいろあると思うので)。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- イベリア航空 JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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カサレスの街。山の斜面に白い箱を重ねたような家が並んで、とてもきれいで絵になります。アンダルシアの白い村というと、この写真を見ることが多いのではないでしょうか。
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夜のカサレス。ホテルの窓から見たものです。街路灯に浮かび上がる白い家並みが幻想的です。
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白い壁と薄茶色のスペイン瓦が調和しています。
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左手の遠くに地中海が見えます。うっすらとアフリカ大陸の山並みも見ることができます。
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カサレスの市街。
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カサレスで泊まったホテルの前。右がホテルで左の坂を登った上に駐車場があります。カサレスは山の斜面にある街ですが、街の上と下に車の通る道があって、上の道沿いが無料駐車場になっています。上の道沿いに車を停めましたが、ホテルまでは急な坂道と一部階段があります。たいした距離ではないのですが、帰りは登り道になるので、スーツケースを転がすというより押し上げる感じ。けっこう大変でした。
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カサレスの街。急な坂道が多いです。(セテニルほどではない)。
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街はきれいですが、ひとけはあんまりないです。観光客もいると思いますが、少ない。ツアーは来ないのではないでしょうか。
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カサレスの広場! 右手に小さな教会があります。広場の周りにはカフェ兼レストランが3~4軒ありますが、私が行った時は1軒はやってなかったし、夕方食事をしようと思ったら、1軒しか開いてなかった。カフェ兼用で1軒しかやってなかったら、食事の内容はあまり期待できませんよね。
正面の右と左に道がありますが、右の道を歩いていくとちょっと高台になった展望台があって、崖に下に素晴らしい景色が望めます。グーグルで見るとその手前にレストランがあったのですが、もう廃業していました。残念。崖には鎖が下ろしてあって、どうも鎖場を使ってハイキングできるようです。
広場に小旗がいっぱい飾られて、風にはためいています。街のほかの所ではそんなに風が強いわけではないのですが、広場はいつ行っても強い風が渦巻いていました。地形の関係か、海風の通り道になっているのでしょうか。カサレスは風の街という印象があります。 -
ミハスにやってきました。表通りを歩いて、左手にある土産物屋やレストランの入ったモールの奥は崖に面して素晴らしい景色が広がっています。そこのレストランで食事をしましたが、そこからの景色です。
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ミハス。明るく賑やかで道も広い。太陽の街。
写真はミハスで一番きれいといわれる、レストランの並んだサン・セバスティアン通り。観光客が多く、活気がある。
坂もありますが、そんなに急ではないので、のんびり歩いて散策できます。 -
ミハスは私の行ったアンダルシアの白い村の中で、ロンダに次いで大きい街です。ロンダがその地方の中心都市としての機能が大きいのに対して、ミハスは観光の街です。中国人や韓国人のツアー客も多かったし、日本人のツアーも会いました。レストランも多いし、革製品を扱う土産物屋もいっぱいあります。スペインのアンダルシア地方に行くツアーはたいがいミハスには寄るのではないでしょうか。
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街の奥に行っても道が広い。観光で賑わっているせいか、こぎれいで豊かな感じがします。革製品の店が多く、妻が小さな革のバッグを買ったのですが、35ユーロと言っていたのが、迷っていたら25ユーロにまけてくれました。ほかの店で、人口皮革の小型リュックが15ユーロで、とってもしゃれたデザインだったので、お土産用も含めて3つも買ってしまいました。こんなに土産品が充実している街はほかになかったです。デザインもいいし、安いし、お勧めします。
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ちょっとした裏通りもきれいです。
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街の入り口に広い公共駐車場があり、その先が広場になっていて、馬車とロバタクシーがあります。馬車に乗りましたが、街を一周してくれるので、あちこち見れて良かったです。25ユーロでした。
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ロバは飾りたてられていてかわいい。ロバタクシーも乗ろうとしたのですが、馬車に乗る時に妻が足を踏み外して、ちょっとすりむいてしまったのでやめにしました。傷薬をすぐに塗ったのですが、治るのに2週間ほどかかりました。たいした傷ではないのですが、外国での傷は治りにくいような気がします。
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フリヒリワナの街です。
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トレイン型のミニ観光バスに乗ってみました。アンダルシアの白い村は坂が急なことが多いので、こんな乗り物があったら利用すると街全体が見られていいと思います。
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街の外周を回ります。旧市街の中心は狭いので行きません。
街の入り口に公共駐車場と広場があって、レストランもあるし、観光トレインの乗り場もあります。泊まったホテルもそこに面した場所でした。 -
フリヒリワナの旧市街の入り口。
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旧市街は小さいです。主要な道路は2本だけ。正面の左の道がメインで車も通るし、ずっと行くと教会があって、ちょっとした広場になっています。ゆっくりあるいても20分ぐらい。右の道はメイン道路と並行した道で、教会のところでまた一緒になります。階段があるので、車は通れない。
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これがメイン道路で車も通りますから、狭いのが分かると思います。
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ドアが塗り分けられていて、とってもおしゃれです。
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緑の飾りつけもおしゃれ。
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コルドバのようにいっぱい鉢をかけていないのが、逆におしゃれです。スペインで最も美しい村に選ばれたこともあるそうで、村の成り立ちというよりも、住んでいる人のセンスが抜群なのではないでしょうか。
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土産物屋やカフェも少しありますが、少ない。ミハスとは比較になりません。
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かわいい家が立ち並んでいます。
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ちょっとした窓辺がかわいい。隅々まできれいですが、洗濯物やごみはどうしているのでしょうか。子供のおもちゃとか。
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右側に旗の立っているのは役場だと思います。
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メイン道路から左右に路地が分かれて街の奥に続いています。
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これはメイン道路と並行している道。道路自体は単純なのですが、曲がりくねって、家々の壁にさえぎられ、見通しが効かないので、何となく迷路に迷い込んだような気がします。フリヒリワナを名付けるとすれば、美しい白い迷路。
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どこまで行っても美しい路地が続きます。
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家もみんなきれいにしています。
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白い迷路という感じがしませんか?
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ドアの色が様々できれい。
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脇道もきれい。
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アンダルシアの白い村7つとクエンカの印象について。
クエンカは名付ければ空中都市。すこしさびれているけど、マドリードにも近いし行ってみる値打ちはある。一泊した方がいいと思うけど、日帰りも可能かと思います。
アンダルシアでは、ロンダ・幻の街が一番おすすめ。この迫力ある街を見ないとアンダルシアまで行ったかいがない。
2番目はミハス・太陽の街かな。にぎやかで明るく、買い物にもいい。ツアーではたいてい行くと思う。
3番目はアルコス・デ・ラ・フロンテーラ・天空の街。空中に漂っているような感覚はここならでは。
4番目はフリヒリワナ・美しい白い迷路。今回の旅行で最も美しい街だった。私が写真家なら何を置いても行きたいと思うでしょう。写真映えならダントツ。
5番目はサアラ・デ・ラ・シエラ・眺望の街。絶景もあるけど、広々して何となくのんびりしたところもいい。
6番目はカサレス・風の街。
7番目はセテニル・岩谷の街。ここははっきり言ってお勧めしません。ここに行くならほかにいい所がいろいろあると思います。
ま、1番から4番がお勧めかな。でも、ほかにもきれいな村がいっぱいあると思うので、自分の目で確かめるのが一番のお勧めです。 -
土産物屋も少しあるけど、品ぞろえはいまいち。
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キリスト教に改宗を余儀なくされたムーア人の様子を描くタイル絵。上の道を行ったところにある。
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ムーア人が起こした反乱の戦いの様子。絵柄はかわいいけど、描いている内容は残虐。よくこんな絵柄をタイルに焼いて残している、と感心した。
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グラナダの市街。アルハンブラ宮殿のアルカサバから撮ったもの。
グラナダは大都会です。市の中心近く、ヌエバ広場の近くのホテルに泊まりました。ドライブ編で詳しく書きますが、道に迷ったとき、オートバイの人が目的地まで、結構長くずっと先導してくれました。本当に助かりました。この場を借りて、感謝します。見ないと思うけど。スペインでは人に助けられることが多く、おっとりして親切なやさしい人が多いのに感激しました。 -
カトリカ広場からアルハンブラ宮殿編行く小型バスのルートマップ。C3かC4に乗る。一人1.4ユーロ。バスの乗り場はカトリカ広場に面してはいなくて、ちょっとアルハンブラ宮殿の方へ道を入ったところ(表通りからは反対側)です。そっちの方と思って見渡せばバス停が分かると思います。
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アルハンブラ宮殿のメインゲート。アルハンブラ宮殿の中心になるナスル宮殿への入場は予約が必要です。3か月前からネットで予約を受け付けています。余裕があれば、当日券の購入もできますが、まず無理と思った方がいいようです。ネットで検索すれば、予約方法を詳しく解説してくれる記事があります。以前は予約票を見せて、チケットに交換する必要があったようですが、いまは予約票があればOKです。念のためプリントアウトしておくことをお勧めします。
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予約票を見せて入場。きれいに刈り込まれた植木の間を進みます。右にバラが満開の庭園がありますが、こっちからは入れません。ナスル宮殿を見た後に道の反対側から入ることができます。
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サンタマリア教会。(入れない)
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カルロス5世宮殿
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ナスル宮殿へ入場。予約は30分ごとに入場時間を選ぶようになっています。例えば10時の予約なら、10時から10時半まで入場できます。まあ、30分ぐらい前から並んで時間ピッタリに入場すると思いますが、遅れても30分間は有効。それを過ぎると予約は無効。入れません。かなり厳しいようです。なお、30分ごとに新しい見物客が入ってきますが、出る時間は制限がないので、気のすむまでゆっくり見ていて大丈夫です。
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壁の彫刻がすごい。ところで、日本人の団体客も来ていたので、ガイドの説明をまじって聞いていたら追い払われました。ケチ!
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アーチの連なりが美しい。
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林立する柱と彫刻がきれい。
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ライオンの中庭。
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柱の間からライオンの噴水を見る。
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最も美しいと言われる2姉妹の間の壁と天井。
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天井の鍾乳石飾り。
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壁にステンドガラスの光が映っている。
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2姉妹の間。
イスラム教は偶像崇拝を厳しく禁じているので、モスクはもちろん王宮にも、一般家庭にも彫像や肖像画というものはありません。彫像や肖像画というのはもともと信仰の対象物として作られてきたものなので、偶像崇拝に結び付くと思われているためです。
ナスル宮殿の諸王の間の天井に10人の王の肖像が描かれていますが、とても例外的なものと思います。人目に付きにくいように、あまり見えないところに描いたのでしょう。イスラム過激派のISなどが仏教遺跡の仏像を爆破したのもこのような考え方があるためです。
偶像崇拝を禁じるのはもともとユダヤ教にある考え方で、ユダヤ教のシナゴークでも彫像や肖像画を見たことはないし、キリスト教のプロテスタントの教会でも十字架があるだけで、彫像や肖像画はありません。カトリックの教会は彫像や肖像画だらけですが。でも、そのおかげで、素晴らしい芸術が生まれたわけですから、いいとか悪いとかは言えませんね。
イスラム建築は偶像や絵画がないので、タイルの文様や細かい様式化した彫刻が盛んになったのではないでしょうか。 -
ナスル宮殿を出て、パルタル庭園へ。ちょうどバラが満開でした。
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パルタル庭園の池。
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日差しがきついですが、色とりどりのバラに癒されます。
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キリストの言葉に、王がどんなに着飾っても野に咲く花の美しさにはかなわないというようなものがありますが、いいことを言いますよね。
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疲れたので、アルハンブラの中にあるホテルの中庭のレストランで昼食。
スズメが寄ってきて、エサをねだります。一羽にあげたら、ほかの子たちも来て、自分にもくれ、と言って怒りました。ひえ~。
イスラム教は鳥を大事にするところがあるので、いいのかも。(豚は嫌うけど)。 -
ヘネラリフェ(水の宮殿)へ向かう途中の庭園。
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ここにもバラが咲いている。
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小さな噴水と池、植木がきれい。あちこち植木で仕切られて見通せないようになっているのはイスラム風?
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ヘネラリフェ。夏の別荘として造られた。
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池と小さな噴水が涼しげ。
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ヘネラリフェの裏にある庭園。正面の門から左手の丘を登っていくところに山から引いた水路が階段沿いに流れています。水の使い方が上手で大切にしているのが伝わります。
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ヘネラリフェから谷越しにアルハンブラ宮殿を望む。
なお、夕食はヌエバ広場近くのボデガス・カスタニェダで食べましたが、とても美味しかったです。地元の人にも大人気で、家族連れで来ている人もいるし、狭い店にイスとテーブルがぎっしり。カウンターで食べているのが本店だと思うけど、どうも手狭で隣の店も買ったようで、道を挟んだ隣にイスとテーブルを詰め込んで、料理を運んでいました。向かいにある別の店はガラガラで呼び込みをしているのに、この店は早くから満員です。 -
グラナダを後にバレンシアへ向かいます。
アルハンブラ宮殿はあちこちに詳しい解説や写真があるので、簡単に書きました。予約方法などを詳しく解説しているところもありますので、参考にするといいと思います。
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