GWロシア一人旅：モスクワ街歩き DAY4（終）

2019/04/27 - 2019/05/05

個人旅行はしにくいという情報ばかり見かけるロシア。
でもマイナス情報以上に、建築や芸術やグルメが魅力的すぎたので、思い切って行ってきました。

ビザを取るのは面倒くさい（難しくはない）！
けど、サンクトペテルブルクとモスクワは拍子抜けするくらい旅行しやすかったです。

少しでも個人旅行をされる方の参考になれば幸いです。

＝＝旅程＝＝
4/27 移動（関空-仁川）
4/28 移動（仁川-ウラジオストク-ノヴォルシビルスク-サンクトペテルブルク）・サンクトペテルブルク観光
4/29 サンクトペテルブルク観光
4/30 サンクトペテルブルク観光
5/01 移動（サンクトペテルブルク-モスクワ）・モスクワ観光
5/02 モスクワ観光
5/03 モスクワ観光
5/04 モスクワ観光・移動（モスクワ-西安）
5/05 移動（西安-青島-関空）
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エリア モスクワ(ロシア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

ロシア滞在最終日です。
こちらのホテルには3泊お世話になりました。
夜の便なので、チェックアウト後スーツケースを預けます。

グランド ホテル ベラルースカヤ ホテル

最終日は、「モスクワ観光で必須まではいかないけど、行ってみたい場所」をテーマにお散歩することにしました。
まず最初はトヴェルスコイ並木通りです。

結局、黄金の環には行かなかったですねえ。
モスクワで行くところ無くなったら少し遠出してみようかと思っていたのですが、数日の滞在ではそんなことを感じることもなく。

なんて散歩に適した道とお天気でしょうか。
滞在日数がもう一日少なかったら、こうやってゆっくり歩くこともできなかったでしょう。GW10連休、最高です。

道にはト音記号が並んでいます。コードが繋がっているということは、夜はライトアップされるのかもしれません。

写真もいくつか並べられていました。
気に入ったのは、ワシリー寺院を見つめる傘の人。

かわいい遊具。
時間は9時台、清掃の方々が朝のお掃除をしてくれていました。

途中、ワンちゃんOKのカフェやミニドッグランがありました。
時間的にもちょうどお散歩タイムのようで、かわいいワンコ達とよくすれ違いました。

マップを見ながらたどり着きました。
来たかったのはここ、楽器・楽譜店の「ノートゥイ」です。

脇の階段を上っていきます。
場所はひっそりしているけど、やたらと看板があります。

クレカも使える。

おそるおそる店内にはいり、ズドラーストヴィチェとご挨拶してみます。
店員のお姉さんが、どんなものをお探しですか？と声をかけてくれました。

ロシアのポピュラーミュージックの楽譜が欲しいと伝え、そのエリアを教えてもらいます。あとはじっくり自分の時間。

ここはクラシックピアノの楽譜エリア。
古本屋で宝探しをするような感覚ですごく楽しいです。あてもなく来て、ピンときたものを買うというのがぴったりなお店ですね。

状態は様々で、練習メモが書かれているようなものもあります。

値段はピンキリですが、おおむねリーズナブルです。
近くに音楽学校があるので、普段は音楽学生で賑わっているそう。

選びに選んで4つの楽譜を購入することにしました。
楽器好きの方はぜひ訪れてみてください。

＊楽譜4冊　659ルーブル

次の目的地へ行く途中で、戦闘機が目の前を通っていきました。

もう一陣。
どこかでパレードをやっているみたいです。

道端わんこ。
みんな上を見上げて、飛行機を目でおっかけていました。

来たかったところ2番目、ペリメニ専門店「Lepim i Varim」です。
ボルシチは何度か食べたけれど、ペリメニにはまだ一回も出会っていませんでした。

オープンキッチンで次々とペリメニが出来ていきます。
ペリメニ、ペリメニ、ペリメニ。

英語のメニュー表。
こんなに色んな種類のペリメニを選べるなんて！

一番スタンダードっぽい、Mom's Siberianを頼みました。
ソースも何種類かから選べるのですが、店員さんにおすすめを訊き、素直にそれにしたがってみました。

料理が出来上がったら名前を呼んでくれ、カウンターに取りにいくスタイルです。＝注文時には名前を聞かれます。
本名を省略した名前を伝えたのですが、慣れない感じで日本人の名を呼ぶ店員さんになんだかきゅんとしました。

程よくもちっとした生地と、お肉のうまみ！
美味しいー！！
注文したのは10個入りで、ちょっと小腹を満たすのに最適な量でした。何人かでちがう味を頼んで、シェアしたら楽しそうです。

ソースは、ちゃんと聞いていなかったので何味かわかりません。
食べても分からない、けどよく合ってて美味しい。

*ペリメニ10個入り　290ルーブル

このお店に来たらしたいことは、一つ目はペリメニを食べること、二つ目はお手洗いに行くこと。実は、写真にある緑色のクローゼット風のところがお手洗いになっているんです。
インテリアとして馴染んでいて、ほんとにここかと疑うような見た目です。

そして中にはなんとテレビが！
美味しいと可愛いが詰まったお店でした。

そして次の目的地…の前に、乗換駅にあったショッピングモールでお土産探しをすることにしました。

吹き抜け。

ユニクロ！

かわいいなあ。

出た、Superdry。
海外で見つけると絶対に入っちゃうお店です。

NATURA SIBERICA。
オーガニックコスメブランドのお店です。
なんだか保湿力高いアイテムが揃ってそう。

ここではハンドクリームを購入しました。
気になるアイテムはテスターを使わせてもらえるので、使用感や香りをチェックできます。ハーブっぽい優しい香りが多くて良い！

購入したのは300ルーブルくらいのものだったでしょうか。
店内は高級感を感じるけれど、お手頃価格です。

最後は一昨日のリベンジ、「チャイコフスキーとモスクワ博物館」です。
今日は開館していました。

正直、チャイコフスキーには詳しくありません。
あわよくば、頻繁に行われているという館内コンサートに遭遇できないかと思ってきました。

＊入場料　200ルーブル

他の美術館・博物館と同じように、コートは預けます。
また土足もNGで、靴にビニール袋をかぶせて見学しました。

最初にいろいろスタッフのマダムが注意点を言ってくれた気がするけど、オールロシア語で分からず。とりあえず展示物には触らないということと、トイレの位置だけは理解しました。

館内には、チャイコフスキーの人生をたどるように各部屋に解説パネル（英語表記有）があり、私物や直筆の楽譜が展示されていました。

直筆…。ごくり。
詳しくないといいつつ、大音楽家の生の楽譜だと思うと自然とテンションがあがります。

生前着ていたスーツ。
中はチャイコフスキーの音楽が流れており、心地よい空間です。

ピアノ。

オーケストラの楽譜はピアノや声楽と比べてボリュームがすごいです。ぐしゃぐしゃぐしゃーっと消してるところ、制作の過程が感じられてたまらない。

なんて曲の楽譜だったっけ…。

ピアノ２。

サンクトペテルブルク-モスクワ。
彼もこのピアノを弾いた？

デスマスク。
わたしも作ってもらおうかな。

恐らく子どもたちが描いたであろう、チャイコフスキーの似顔絵コーナー。
どれも味があって素敵。

演奏ホールにあったピアノ。
木目が美しいです。

ペダル凝ってるなあ。
残念ながら演奏はやっていませんでした。

思っていたより解説や展示に見入ってしまいました。
楽しかった。
チャイコフスキー好きにはたまらない場所だと思います。

文化人アパート。

文化人アパート 建造物

最寄りのバリカードナヤ駅では、伝統衣装を着たマダムたちが歌を歌っていました。帰らないといけないけど、ぎりぎりまで聴いてよう。

ベラルーシ駅に帰ってきました。
ホテルでスーツケースを受け取って、アエロエクスプレスで空港直行です。

最初から最後の瞬間まで本当に楽しかった。
サンクトペテルブルクもモスクワも音楽にあふれていて、音楽好きの自分にはたまらない場所でした。
ご飯も美味しく、不愛想ながら優しい人もいっぱいいる。
ロシア旅、思っていた何倍も素敵なものになりました。

ベラルーシ駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）