2019/07/14 - 2019/07/18
395位(同エリア825件中)
菊花さん
北イタリアは南チロル地方のオルティセイに6泊してドロミテ山塊を眺め歩く旅。
3日目のこの日は、宿泊地であるオルティセイからラショッツ(Raschötz)に登り、ガイスラー山群(Geislergruppe)の西側に広がる自然公園区域を歩いて、フネスの谷(Val di Funess)の入り口にあたるブログレス山小屋(Brogleshütte)まで行ってみた。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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★3日目
7時頃起床。
スマホの天気アプリ(AccWeatherと、iPhoneに最初から入っている天気アプリ)でオルティセイ(Ortisei/ドイツ語ではSt.Ulrich in Goedenザンクト・ウルライヒ)の今日の天気と気温を確認。曇り時々晴れで、気温は13度/25度らしい。
山の天気なんてそもそも分からないけど、お手軽トレッキングは出来そうだと判断。
7時半頃から微かにパンの焼ける香りがしてきたので、朝食タイムだと判断して食堂へ。
パン、ハム、チーズ、ヨーグルト、卵。他に何かいる??って感じの品揃えで、ドイツ圏に来た感が高まる。
トレッキング中の軽食の為に、朝食のパンの他に追加でパンとハム・チーズを取ってサンドイッチを作り、更にスモモも1つ頂戴。 -
一度部屋に戻ってリュックの中身を確認。
8時半頃に宿(ホテル・ガルニ・スナルトナホフ)を出る。
いや~、これは良い天気。 -
今日の目的地は第1にラショッツ(Raschötz)、余裕があればブログレス山小屋( Brogleshütte)と思っていて、なのでまずはケーブルカーに乗ってラショッツまで行くのだ。
ってわけで、バス停の裏(?)にあるエスカレーターを上がって、動く歩道を上がって、 -
そこから更に少し住宅街を歩いた所にある
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薄い煉瓦色のケーブルカー駅で
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ガルディナ・カード(Gardena Card)6日券、93.0ユーロを購入。勿論のこと、購入時にクレジットカード使えます。
で、このカードで、オルティセイ周辺のケーブルカーやリフト14路線が乗り放題。
ちなみに、係員には「ここに、氏名、誕生日、宿の名前を書いてね」と言われて油性ペンまで渡されたんだけど、宿の名前はアルファベットで書けなくて片仮名で書いてしまったのだ。
Gardena Card公式サイト
http://www.gardenacard.com/en/Default.asp -
オルティセイ(1238m)とラショッツ(2093m)を結ぶケーブルカーは20分間隔くらいで運行していたような。
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09:10過ぎ、ラショッツ駅(Raschötz)に着いたよ。
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イチオシ
うおおおお。
あれはサッソルンゴ(Sassolungo/ドイツ語だとLangkofel)! -
さてここから35番ルートで、まずはラショッツ山小屋(Raschötzhütte)を目指すよ。
イメージ的にはラショッツ駅から西に歩く。 -
森林限界の境界の牧草地を長閑に歩いていたら、カランコロンとカウベルの音がして、「アルプスの少女ハイジの世界っぽい」と思っていたら、ほのかに「運の香り」も漂って来て、牛が登場。
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牛たちはハイキング・トレッキング客には慣れたもんで、人が近寄っても全く動じず、思いのままにハイキングルートを封じますです。
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そんな時はこちらも慌てず騒がず、お花の写真でも撮って道が空くのをのんびり待つわけです。
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歩き始めて15分、9:45頃にラショッツ山小屋に到着。
まだまだ何も疲れていないので、引き続き35番ルートを進むよ。 -
こんな感じの道を
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アルペ・ディ・シウジ(Alpe di Siusi)を左手に見ながら歩いて行くと
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小さな十字架があって、そこから更に緩やかな坂を上がっていくと、そのうちどんどん勾配がきつくなり、足元も不安定になってくるのを「日頃の運動不足が身に沁みる・・・」とハァハァ言いながら頑張って登ると
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2281m地点でジーザスもうなだれていた。
ってわけで、ここで、ジーザスに見守られながら休憩時間。 -
10:20頃、行動再開。
またラショッツ駅の方に戻るのだけれど、同じ道を行くのもつまらないので、そのまま等高線を横移動するような10番ルートで東へ。 -
可愛らしいお花が咲いていたよ。
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日本でも見たことあるような、でもやっぱり知らないような。
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こちらはちょっと独特な綿毛。
それにしても、鳥の声も、虫の音もしない。
時折目にするのは小さめの蛾と、蝿だけ。
森林限界を越えて、植物相が薄くなると必然的に昆虫や動物も数が減るんだなぁと実感。 -
町でマウンテンバイクのレンタル店を多く見かけたし、ケーブルカーにMTBを乗せる人も見かけたけど、実際に多いんですよ、MTBを走らせてる人たち。
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10:50頃、ラショッツ駅の北の十字路的な場所に出たよ。
見晴らしポイントなので、木のベンチがある。 -
ここから31番経由の35番ルートでブログレス山小屋を目指すのだ。
所々の石に赤と白のマーキングでハイキングルートが書かれているから、概略の地理(というか地名)が頭に入っていれば迷子にはならない。 -
ふむふむ、あの向こうへ行くのね?
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ハイキングルートは基本的に初心者向けなので、登山初級者かつ独り歩きの自分でも安心。
服装は夏の山歩き用長袖シャツ1枚で十分。
曇って涼しく感じた時だけ、アウトドア仕様の極薄ウィンドブレーカーを羽織ればOK。 -
ラショッツ駅の北側から歩き始めて25分くらい経った11:15頃、31番と35番ルートの交差点(というか合流点)に到着。
このまま31番を行くとブログレス山小屋まで1時間とのこと。 -
ロバに遭遇。
ロバも小さなベルを首から下げてた。 -
イチオシ
小学生くらいのお子さんもご両親と一緒に軽快に歩いてます。
ガイスラー山群が近くなってきたぞ。 -
今度は馬が登場。
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「をい!急ブレーキかけるなよ!危ないだろ」
「だって前を見ろよ、馬が横切ってんだよ!」 -
ガイスラー山群がもうすぐそこに!とか言ってたら、今度はカラコロとカウベルが盛大に鳴っていて、牛の群がやって来た。
牛が別のところに行ってしまわないように(と言ってもそもそもの陣地?がかなり広範囲なんだが)所々に柵があって、人間は門を開け閉めしてハイキングルートを進むのであります。 -
柵を越えて、緩やかな坂を下り
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12時頃、ブログレス山小屋(Brogleshütte)到着。
自分は山登り初心者だけど、平地だとそこそこ足が早い。
そんな自分が一人自分のペースで歩いて、ラショッツ駅の北からだと1時間15分、西のジーザスからだと1時間50分くらいかかった計算に。
ルートの途中にある標識に書かれた所要時間ともほぼ合う。
もしかして自分、結構イケてるかも。 -
ちょうどお昼時なのでブログレス山小屋は大入り満員の大人気状態。
そこをなんとか空席に割り込んで相席させてもらい、ブログレス特製パスタとレモネードで昼食。
イメージしていた以上にボリュームがあって、欧州サイズに圧倒され、最後はちょっとへばりながらも完食。15.0ユーロの元は取った。
なお、支払いは現金払いのみだと思う。カードを使っている人を全く見かけなかったので。 -
なんだかんだでブログレス山小屋には1時間ほど滞在して、13時過ぎに再出発。
もと来た35番ルートの道で戻ります。
くうぅぅぅ、ガイスラー山群(Geislergruppe)雄大だぜ。 -
牛たちとすれ違い
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左手にガイスラー山群、その奥にサッソルンゴ、更に奥(というか前方)にアルペ・ディ・シウジの草原。
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ハイキング日和ってこういう日のことなんだろうなと思いながら歩く。
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そういえば、幼稚園前のお子さんを背負ってハイキングされている方を時折見かけたよ。
お父さん、凄い。 -
帰りの道もスイスイ歩いて、ブログレス山小屋から1時間20分くらいの14:20頃、ラショッツ駅のすぐ近くにあるマルガ・カソン山小屋(Malga Cason Hütte)を通過。
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駅に着いたぜ!と思ったら、ケーブルカーが出発してしまったので
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ラショッツ駅の横の山小屋から
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風景を楽しむ。
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14:30過ぎにケーブルカーに乗って
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オルティセイのケーブルカー駅に戻って来たのが14:50過ぎ。
さて、オルティセイの宿へ戻るよ。 -
ちなみに、セチェーダ(Seceda)に行くゴンドラの乗り場はこちら。
今日はもう行かないけどね。 -
窓辺に花を飾った家を眺めつつ
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宿に戻ろうとしたら、皆さんこぞってジェラードを食べているのが目についてしまったので、勿論のこと自分もカフェ(Cafe CORSO)の窓口で注文して食べたさ。
ピスタチオ・ジェラード、1.50ユーロ。美味なり。 -
ってわけで宿(ホテル・ガルニ・スナルトナホフ)に戻ったのは15:15過ぎ。
なんか暑いなぁ、2000m超の山と1265mの麓の町の差か?と思ったけど(実際それもあるんだが)宿の隣の温度計が24度を示していた。Hotel Garni Snaltnerhof ホテル
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その後、宿の自室でシャワーを浴びて遅いお昼寝をし、夕食の時間だと思って活動を再開したのが19:15前。
19時過ぎでこの明るさ。さすが緯度が高いと違うね。 -
ふらふらと町を散歩したのだけれど、実はあまりお腹も空いて来ない。
ブログレス山小屋で食べたパスタ(マカロニ)がボリュームあったから、それのせいかもしれない。
でもまぁ何かは食べておこうと思ったので、宿の横のカフェ(Bar Cafe HAITI)で -
皆さんが飲んでいるお洒落なソーダ的な何かとサンドイッチを注文したら、ソーダのつまみ(?)としてめちゃくちゃ味の濃いトルティーヤ・チップスらしきものが出て来て面食らい、更にはサンドイッチが欧州サイズでこれまた手こずる。
確か合わせて12.0ユーロくらいだったと思う。そのくらいのお値段はするボリュームだったぜ。 -
20時過ぎには宿に戻り、初日に「ご自由にどうぞ」と言われていた紅茶とスモモを共用テラスでのんびり味わう。
その後は自室に戻って翌日の計画を練って、就寝。
一日よく歩きました。
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