2019/07/14 - 2019/07/18
506位(同エリア825件中)
菊花さん
北イタリアは南チロル地方のオルティセイに6泊してドロミテ山塊を眺め歩く旅。
4日目のこの日は、宿泊地であるオルティセイの北東にそびえるガイスラー山群(Geislergruppe)に近づくべく、セチェーダ(Seceda)を歩いたよ。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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★4日目
朝7時起床。
部屋の窓から山の方を見ると、明らかに霧がかかっている。
というか、山から霧がもくもくと湧いて出ている。
そもそもこの日の天気予報は、スマホに入れた2つのアプリ(AccuWeather とiPhoneについてる天気アプリ)どちらを見ても、今日のオルティセイ(Ortisei/ドイツ語ではSt.Ulrich in Goedenザンクト・ウルライヒ)の気温は12度/24度程度で、正午頃からは雨が降るとのこと。 -
朝食をとりながらも頭の中では今日のスケジュールをぐるぐると考える。
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自分は登山初心者なうえに一人旅なので「雨が降ってもガツガツ歩くぜ!」というスタンスでは全くない。
で、天気が悪そうだとなれば、街歩きも楽しめる場所に行った方が良いのではないかと思い、オルティセイからバスで1時間のブレッサノーネ(Bressanone/ドイツ語だとBrixen)に行くことも視野に入れる。
打ち出して持参して来た時刻表だけではなく、アプリSüdtirol2Go でも時間を確認して、9時半前に宿(ホテル・ガルニ・スナルトナホフ)を出る。
アルペ・ディ・シウジ(Alpe di Siusi)方面の山も写真のような霧が降りている。
Südtirol Mobilのサイトに、時刻表のPDFあり。
http://www.mobilitaaltoadige.info/en -
9時半すぎ、ブレッサノーネ行きの350番バスが来たのでそれに乗ろうとしたら、なんと満員御礼で乗車拒否される。
バス停で「ぽかーん」となる旅行者多数。
(写真のバスが折り返してブレッサノーネ行きになる。) -
で。時間は既に9時半を回っており、天気予報では午後から天気が崩れるとのこと。
それをバス停で次のバス(早くても30分後)を待っているのは時間の無駄。
ってわけで、当初の当初に予定していたセチェーダ(Seceda)に行くことに予定変更。
まずはバス停の裏(?)にあるエスカレーターを上がって、動く歩道を上がって -
ガルディナ・カード(Gardena Card)準備よし!
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オルティセイ(1265m)からフルネス(Furnes/1786m)へ、ロープウェイでGO
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そこから大きめのロープウェイに乗り換えて、セチェーダ(2456m)へ。
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セチェーダ駅に着いたのは10:10頃。
当然のことながら周囲は霧が出ていて、これでは歩いても景色が見えないしハイキングにはやっぱり向いてないかなぁとは思ったのだが -
少し歩いてみたら、それほどガスってなくて何だか行ける気がしたので
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植物の写真を撮りながら呑気に歩いてみる
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自分は6番のルートで等高線沿いに歩いているつもりだったのだけれど、本来近づくはずの山小屋が眼下にあって、あれれ?
まぁ、道を外しているわけでもないし、方向は見失っていないのでOKってことで。 -
お花の写真を撮りながら更に進むと
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「ここは2B番ルートだよ」と、岩が教えてくれた。
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うおおおおお!
崖下から霧が吹き上がってくる!!
ここから更に登る道を進むのは、初心者の自分には流石に無謀なので -
2B番ルートで下ることに。
何度も折り返す坂道で、ルートが整備されているとは言っても、初心者には楽じゃない。
このルートで降っても、山初心者の自分の膝が笑わなかったのは、ひとえに登山用サポートスパッツを履き、ローカットだけど靴は登山靴で、山専門店の店員さんに調整してもらった靴の中敷を入れてたからだと思う。
ありがとうアウトドアメーカー。お値段だけの価値は十分にあったよ! -
足休めにお花の写真を撮り
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時には来し方を振り返りして
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10:50頃、トロイアー山小屋(Troierhütte)に到着。
ここでしばしの足休め。
岩山の部分は霧に隠れてよく見えないのが残念。
でも、時折見せる鋭角な姿にはうっとりだよ。 -
11時頃、ハイキング再開。
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オミナエシの仲間かなぁ。
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あ、これから登るんですね?ファイトです!!
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いつの間にか少し広いルートに出て、道なりに歩いていたら4A番ルートになってて。
え~っと、この、柵の柱に積み上げた石は、一体・・・? -
曇りというか霧がかかる景色も素敵だけど、やっぱりもう少し晴れて欲しいよね。
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晴れそうだけど、霧が広がりそうでもあって、小雨がぱらついてもおかしくない感じ。
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11:45頃、オドレス山小屋(Odleshütte)到着。
ガイスラー山群(Geislergruppe)の山頂部分には雲がかかっているけど、その勇姿は良くわかる。 -
11:50頃、コール・ライザー(Col Raiser)のロープウェイ駅に着いた。
あああああ、ガイスラー山群にかかった雲が晴れてくれたらなぁ!
で、ですね、お嬢さん、流石に短パンだと、ここでは寒いんじゃね? -
雨が降りそうならこのままコール・ライザーからロープウェイで下山しようかと思ったのだけれど、まだギリギリもちそうだったので、元来た4A番ルートを戻り
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途中、左手に折れるショートカットのような道を入る。
でもこれも実は4A番ルート。 -
ふふふ、俺はあのリフトに乗ってセチェーダまで戻る魂胆なのだ。
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羽毛が凄い植物を目撃。
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日本でもみたことある気がするんだが、名前が分からない。
こういう時はガイド付きのツアーだとガイドさんが植物の名前も教えてくれてスッキリするんだろうなぁ。 -
12:15頃リフト乗り場に到着。
このリフトもガルディナ・カードで乗れるよ。
係のお兄さんが気だるそうに対応してくれた。 -
登るのなんて楽ちんだ(リフトなんだから当たり前)
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ケーブルカーやロープウェイと違って、リフトだとガラス越しではなく直に景色が見られるから良いよね
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約15分の空中散歩で、セチェーダ(2518m)に到着。
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見下ろすといい感じ。
奥に見える町はセント・クリスティーナ(St.Christina)だね。 -
リフトを降りたところから、もう少し登っていくと
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ジーザスがいらした。
こんな所まで十字架を背負って登ったのかジーザスよ・・・(それは違う -
崖下から湧き上がるような霧(雲?)は、何度見ても迫力あるね。
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そろそろ13時なので、ケーブルカーのセチェーダ駅に隣接しているレストランで、グラーシュとパン、カプチーノで昼食。
グラーシュはこってり、パンは日本では見かけないパリパリ・どっしり。
12.60ユーロでお腹いっぱい。 -
イチオシ
13時半前にレストランを出たら、一瞬だけど晴れた!
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セチェーダのとんがりも
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イチオシ
ガイスラー山群(Geislergruppe)も、その奥の(多分)ゼッラ山群(Sellagruppe)もクッキリ・ハッキリだ。
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13時半すぎ、大満足でセチェーダからロープウェイで下山。
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オルティセイに下りてきたらそれなりに暖かいし、天気もまぁまぁで
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もしかしてラショッツ(Raschötz)も良い天気だったりして?
昨日行ったばかりだけど、再度ちょっとだけ景色を見に行っちゃう?と、ケーブルカーに乗ったのだけれど -
山頂駅に着いたら冷たい雨。
駅横の山小屋のお兄さんとマウンテンバイクのお兄さんが「これはダメだね」みたいな会話をしていたので -
お手洗いだけ借りて、折り返すように下山。
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オルティセイの町をちょっとお散歩して
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宿の近くまで戻ってきたら、オウムと散歩している叔父様を目撃した。
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15時半前には宿(ホテル・ガルニ・スナルトナホフ)に戻り、シャワーを浴びて、荷物を整理して、身軽になって
Hotel Garni Snaltnerhof ホテル
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17時頃、オルティセイの町の紹介写真で必ずと行っていいほど登場するこちらの青いカフェ(Cafe CORSO)で、カフェタイム。
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お店の売り商品であるらしいホット・チョコ(4.50ユーロ)を注文したら、本当にどろっとした熱いチョコレートが出てきて、飲むというより、ヨーグルトのようにすくって食べる感じ。
で、これが、濃厚なだけあって、めちゃくちゃお腹が膨れるんですよ。
口の中も甘くなるし。 -
このままではイカン。
夕食前にもう少し散歩をせねばと、再びぶらぶら歩きをしていたら、店頭でエーデルワイスを売っているのを目撃した。
1鉢8.00ユーロだそうです。 -
山の姿を見ようと道を歩く。
ちらっと見えているのがサッソルンゴ(Sassolungo/ドイツ語だとLangkofel) -
結局、あまりお腹も空かないので18時頃に宿に戻る。
明日の予習をして、お腹が空いてきたらご飯を食べに行こう!どうせレストランだって遅くまで開いているだろうと思っていたら・・・いつの間にか寝てしまい。
気がついたら23時で。
そんな時間から夕食をとりに外に出る勇気など自分には当然に無く。
ハイキング時の常備食として日本から持参していたカロリーメ**的なやつを食べて、空腹をしのぐ中、夜が更けていった。
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