2019/06/14 - 2019/06/14
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ザリガニ大王さん
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石川雲蝶を見るために新潟へ来ましたが、移動の公共交通機関がないのでレンタカーを借りました。西福寺の開運堂天井には圧倒され、畳の上に仰向けになって見ていたいほどでした。
北海道では味わえないアユと簗場を見て、次に向かったのが永林寺。雲蝶らしさがあふれた作品だったが、面白かったのがここの和尚の話。
西福寺も永林寺も写真禁止なのが残念でした。
これにて旅のクイは抜けました。
そして時間があれば見たいと思っていた、長岡市が今回一番面白かったことになります。
山本五十六記念館では館内の係りの女性教師的雰囲気の人から色々教わり、河井継之助記念館でも「えっ、そうなの。」と言う話や資料を見て俄然興味が沸きました。
何よりも、我がタイガースとアサヒビールを生んだ外山脩造は、河井継之助の末期を看取った人。すごいぞタイガース。
現在、司馬遼太郎作「峠」をもとに映画作成中とか。
また、日本で初めて開拓使麦酒醸造所でビールを造ったのは長岡出身の中川清兵衛。
なんだかすごいぞ長岡。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ 新幹線 徒歩
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時間のロスがないよう路程と時間を検討しました。当初はまだ二つほど雲蝶を見る予定だったのですが、無理は禁物、ぜい肉は荷物とあきらめスリムな工程にしました。
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簗場を離れて永林寺に向かいます。頭の悪いカーナビに対抗して道案内が逆方向をさしてます。素直な私は案内看板に従います。
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永林寺の駐車場には他に一台駐車中のみ。西福寺と違ってお土産屋さんもありません。
駐車場の端にこのような案内図が。
宇都宮氏の重臣・多劫肥後守の要害・俎板平城とこの右手には天文の頃につくられた下倉城があるようです。 -
関越道を挟んで見える頂上付近には東屋があるのでしょうか。
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帰ってから調べると車の通行可能な道路がある様で、行ってみればよかったなと…。
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御寺には狸がいました。狛犬ならぬ困った狸?。
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りりしいお顔ですが、ちょっととぼけています。
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事前に拝観料を調べていたので、手に300円を握り靴を脱いで玄関を入ります。
しかし西福寺のように受け付けはなく、昼時とはいえ人がいません。
奥にあるのかと、入って見ましたがありません。
一通り見て帰りがけに人の気配がするので声をかけると、返事があり年を召したお坊さんが億劫そうに現れました。
拝観料を手渡すとパンフレットをくれ、それから長ながと講談のような説明がありました。
結構「へー」と言う話もあり、この寺の葵のご紋の意味も解りました。
また雲蝶の人となりも多少理解できたかと思いました。
この和尚、人呼んで「言葉のおもちゃ箱」とか。
雲蝶の話に戻れば、欄間に彫ってあるこの天女、指先が妙に色っぽい。他に天女二人います。
戒壇の内側(昔は住職しか入れません)には天女の背中がモロ出しになっていて、これまた当時としてはかなりの問題作ではと思いました。
※写真はパンフレットから -
住職の性格が出ていて、お寺と言うより判じ物が多くあります。
鮭鮫鱈鯉。「酒醒めたら来い」だそうです。 -
なにせ他の宗教も拒まず。
我が寺は「ニコニコ宗」にして「皆の宗」の「曹洞宗」なりと和尚。
物議を醸したのではと思います。うむ、「騒動宗」…いゃ失礼しました。
箒は本物でした。 -
なんでお寺に都都逸なのか。
雲蝶が、この寺をつくったのは、雲蝶と住職が賭けをして負けたからだそうで。
何か浮世離れしてます。 -
本当に仏様の言葉なのか疑いましたが、読んでみるといいことが書いてあります。
この後、せっかくなので下道を通って長岡に向かいます。 -
長岡へ向かう途中、小千谷駅に寄りました。地下通路入り口が錦鯉です
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長岡に着いて時間があるので、阿川弘之氏の著書を読んで興味があった山本五十六元帥を訪ねます。
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ここの展示メインはブーゲンビル島から持ち帰った一式陸攻の左翼です。
ソロモン島視察のため山本元帥が搭乗していた一式陸攻をP38が撃墜し、ブーゲンビルのジャングルに墜落しまた。
昭和48年に阿川弘之氏が乗機の残骸を発見したのは「山本元帥!阿川大尉が参りました」(阿川弘之著)にくわしいです。
その後、平成元年にパプアニューギニア政府の許可を得て当館に収容されたものです。また、鉄枠だけになった元帥搭乗席も展示してあります。 -
この展示で改めて認識した山本元帥の左指の話。20歳の時にあの日本海海戦に参加し、左手指を2本失い、左大腿部を負傷します。今まで小さな肖像画しか見てなかったのが、この記念館で大きな肖像画を見て、左手で軍刀を持つ際に指がないのがはっきりわかる絵がありました。
女性にモテた方だったようなので、実際は隠していたのではと館内の女性の方と話したところ「太ももの傷は隠されていたようですが、魅力的な方なので隠しても隠さなくても良かったのでは。」なるほど。
この近くに生家の復元があるそうで、行ってみることにしました。 -
長岡の道は真っ赤です。これは消雪パイプから出た地下水に鉄分が多いことが理由です。
この消雪方式、長岡の今井與三郎氏が発案して特許も取りました。
この人「元祖・柿の種」の浪花屋製菓の創業者でもあります。
そしてその実用新案をさらに研究・普及のためと長岡市に無償譲渡したそうです。 -
長岡は新潟で唯一空襲を受けたそうです。その際にこの生家も焼けたのでしょうか。
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この一角に生家が建っていたということでしょう。
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元帥の像がありました。
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質素な家。管理する方はなく、近所の方がカギの管理をしているようでした。
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この写真もはっきりと左手の欠指がわかります。
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旅行貯金をしてから車にガソリンを給油し、営業所に返して河井継之助記念館に向かいます。
途中、駅裏に神社のような妙是倉博物館・日本互尊社なるものがありましたが、怪しい感じがしたので遠回りしました。
後で調べたら山本五十六や河井継之助の資料があるそうで寄ってみればよかった。 -
長岡駅がお城の跡だそうで、河井継之助の生家もこのそばにあったそう。若いころはトンデモ藩士だったのが最後は家老になりました。
横浜の商人からガトリング銃を購入するなど先見の明がありました。
薩長軍と戦い負傷して戦死するのですが、最後の地が昨年行った只見線もよりの只見町です。
この時付き添っていた寅太が、のちの阪神電鉄の初代社長・外山脩造です。 -
少し暑いなか駅に行きます。新潟空港までレンタカーを使わないのは、あわよくばここいらで軽く一杯と思ったから。
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長岡今昔と言うフランス人の作家が作った壁画。
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三尺玉の模型がありました。
若いころ、年がばれますが、ふるさと創生1億円でこの花火を上げる案を会議で提案しました。重さ300キロ、花火の大きさ600mで直径一キロ程度の広場が必要とのことでした。若い連中は盛り上がりましたが、そんなことに大金をぱっと花火のように使うのはダメだとお年寄りからけられました。 -
もう一つの壁画。
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長岡駅構内に曹洞宗の良寛様。手に持っているのは何なのか。
托鉢に出て、菫つみに夢中になり托鉢の鉢を忘れたそうです。
この人も仏門にありながら、お酒付きだったそう。良寛の名の酒もありました。
いいぞ長岡。
「明日よりの後のよすがはいさ知らず今日のひと日は酔ひにけらしも」良寛詠 -
時間も何とかなりそうなので、明日からのダイエットを前に、ここらでイッパイと思ったら、青組の航空会社からメールが。「飛行機は引き返すことがあります。」
なんだとー。取敢えず状況が良く判らないので空港へ急ぎます。
駅のコーナーにはまとめてこんな展示がありました。 -
三尺玉の模型も。
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時間帯のせいか自由席もまあまあ混んでました。
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新潟駅について。
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こんなとこを横目に。
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バス乗り場に急ぎます。
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空港行きのバスは万代口と南口から出ます。
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南口5番が乗り口ですが、すでに行列。
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目の前のバスが乗るバスのようです。
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バスの中。一番後ろにしました。
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バスの中から見かけた電柱。緑のカーペットのようなものが貼ってある。雪対策なのでしょうか。
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新潟空港に着いて。
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空港の中。
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佐渡島のたらい船が押しか。私の親戚が佐渡島宿根木にいて、この船にも乗りました。
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「MAY RETUN」って書いてある。聞くと新千歳が海霧が濃くなってプロペラ機では厳しいとのこと。こっちのほうが小さいからイケるんじゃないの。
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ままよと炭水化物祭。明日の朝乗る体重計が怖い。
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取敢えず出ることは出ると言うので乗込みます。フィンガーを使わせてもらえます。
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落語とか機内で聞けないやつでした。
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着くかどうかわからないけど、取敢えず無事帰れそう。
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さらば新潟よと、本旅のテーマなので誰にともなく手を振るのでした。
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結局、定時に新千歳着陸。海霧は霧散してました。
この旅の成果物。
最近切符は持ち帰らなくなりました。窓口にジャパンレールパスの外人が行列していることが多く、旅行貯金や乗り継ぎの時間が無くなるからです。
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過去旅でのクイを残さぬようクイを抜きに行く旅。
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