2019/06/22 - 2019/06/23
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ミズ旅撮る人さん
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福島県にサクランボ狩りに出掛けました。
せっかく福島まで遠出するのだから、ついでにSLも見て行こう。
ということで、早速調べてみたら3輌、見に行かれることがわかりました。
福島市の市役所に近い競輪場の前にC57。
JR只見線・会津坂下駅近くの小学校の隣にC58。
更に、南会津を通る会津鉄道の会津田島駅にC11。
そして、まったく予期せぬ「TRAIN SUITE 四季島」との再会。
2017年2月に宮城県で試運転中の「四季島」と遭遇して以来、
今度もまた思ってもみなかった場所で突然、停車しているのを発見。
到底乗ることは叶わぬ夢なのに、何故か縁がある「四季島」。
サクランボ狩りの筈の旅が、すっかり「鉄っちゃん」旅になりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
梅雨真っ只中の6月下旬、朝から雨かと思えば、太陽が照り、
晴れたと思うと土砂降りになる、なんとも不安定な天気。
ちょっと車から出るだけであっても、傘を置いて出るのは不安。
そんな日に、東北道で福島市にやって来ました。
場所は福島駅の東、競馬場のすぐ前にある
「福島市児童公園ももりんパーク」。
厳密に言うと、その隣になるらしい。
公園の地図にはSLが描かれていないので。 -
実に良く目立つ建物のすぐ下にC57は置かれています。
「ももりんパーク」の駐車場から、公園内に入らずに
直にSLに行くことが出来ます。 -
これだけ華々しい場所にあるSLも珍しいんじゃないかな?
-
金網の中には自由に入れるので、子供たちにも親しまれているようです。
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炭水車の塗装にまで気合が入っています。これは頼もしい。
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尾灯・ナンバープレートもしっかり整備されています。
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せっかく見事に整備されているのに、何故か下のプレートが斜めってる。
そこは注目されるところなんだから、しっかり! -
これだけ丁寧に塗られている車体は少ないです。
保存会の活動が活発なんでしょうね。 -
かなり足回りは厚塗りされています。
-
これは、個体番号は塗りこめられているなと思いきや、ありました。
手前の横棒と、奥の円筒形にしっかりと。 -
そして、これは嬉しい!2つともにきっちり刻印されています。
-
このSLは、やっぱりこの角度から撮らないといけないんだろうなあ。
ここで急に雨が降り出しました。
降って来たなと思ったらいきなり雨脚が強くなりました。
傘を持ち歩いていて良かった。本当に不安定な天気。
「私は、急行列車専門の機関車で、蒸気の力で走ります。
名前はC5746で、昭和13年3月18日が私の誕生日です。
働いていたところは、東海道本線・北陸本線・関西本線・山陰本線です。
その走った距離は、約303万kmで、地球を約76回周ったことに
なります。
私は、34年間の長い勤めを終えて、昭和48年4月19日に
ここに落ち着きました。」 -
ははあ、ここにもこだわりの「塗り」が施されていますね。
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ここまで来ると職人芸ですね。気持ちいいです。
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そして、金色のプレートの数々。
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「C57内火室最高部」かな?
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時速120km/hまで目盛がある。どのくらいで走ったんだろう。
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ボイラーの熱で運転室の照明などを点灯していました。
このスイッチのコミカルな様子。いいなあ。 -
お決まりの一枚。
-
C57は動輪が大きい。
これだけ状態のいいSLに会えるとは思っていませんでした。
これからも、地域に根差して、大切に保存されて欲しいですね。 -
さて、この日の宿はラーメンで有名な喜多方でした。
雄国沼湿原のニッコウキスゲを見るために、
一番近い喜多方に宿をとったのです。
6時半過ぎにホテルの窓から喜多方駅を見て、びっくり仰天!
「TRAIN SUITE 四季島」がいるじゃないですか!
目を疑うとはこのことです。
早朝の静かな喜多方の町に、四季島のエンジンの音が響いています。ガーデンホテル喜多方 宿・ホテル
-
ホテルをチェックアウトして、喜多方駅にやって来ました。
四季島の旅程がどうなっているのかわかりませんが、
かなり長く停まっているので、単なる停車ではないようです。 -
1号車。先頭車両と最後尾車両はいずれも展望車両です。
四季島の独特の形をした窓ガラスを通して見る景色は
どんなものなんでしょう。 -
ああ、それにしても喜多方の駅名看板が情けない。
-
いっそ、こっちの方がマシ。
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2・3・4・8・9号車はスイートです。
スイートというと、最高級の部屋かと思いますが、
四季島の場合、一番下のランクがスイート。
そして7号車にデラックススイートと四季島スイートがあります。 -
1号車に赤い尾灯が点いています。後ろ向きに走っているの?
四季島は、上野を9:15に出発し、
山梨県・塩山で温泉とワインを楽しみ、
長野県・姨捨(おばすて)で「日本三大車窓」を堪能して車中泊。
姨捨は、スイッチバックの駅で有名です。今は、各駅停車だけが
スイッチバックを行い、特急列車はただ通過してしまいます。
四季島はわざわざスイッチバックをするのだそうで、
それで進行方向が変わってしまったのかな? -
こういうロゴがビシッとしているから、格好いい。
決して目立つわけではないけれど、光ってる。 -
5号車は、「LOUNGE こもれび」。
内装がすごく考えられていて、とても列車の中とは思えません。
ああ、実物を見てみたいなあ。窓から覗いてみれば良かった。
実は、改札に来て四季島がいつまで喜多方に停車しているのか
尋ねたら、もう出発するとのこと。
うわあ、入場券を買って間に合うかな?
そこで親切な駅員さんが、「後で払えばいいから行っといで」と
ホームに入れてくれました。
更にホームの駅員さんに列車の進行方向を聞き、
そこから一気に先頭に向かって猛ダッシュです。
とても窓を覗き込む余裕なんてなかったんです。 -
7:10発車。いやあ、本当にギリギリセーフ。
四季島の乗客は、姨捨の夜景を見た後、
新潟県内を走行して車中泊となります。
翌朝6:16喜多方到着。
会津若松で朝食、会津漆器の店に立ち寄ります。
上野駅到着は16:53です。
四季島の旅程は、1泊2日と2泊3日があり、
季節によっても行先が変わります。
喜多方に止まるのは1泊2日の旅程だけです。
毎日運行している訳でもなく、ましてやこんな早朝です。
よくぞ、ホテルの窓から首を出して
ホテルの真横方向にある駅を見たものです。
雄国沼のニッコウキスゲが引き合わせてくれたのですね。 -
喜多方駅には、「SLばんえつ物語」C57180が停車します。
新潟県・新津で静態保存されていましたが、1999年に復活。
磐越西線を走る季節定期列車「SLばんえつ物語」として
運行されています。 -
「四季島」と書かれた停車場所を示す看板があります。
四季島は10両編成ですが、ちょっとホームが短いんですね。
先頭まで行こうと走ったのですが、先頭車両は飛び出していて、
前からは見られませんでした。
かつて上野~札幌間を走っていた寝台特急「北斗星」も、
札幌駅で機関車DD51がはみ出していました。 -
6号車は「DININGしきしま」、
5号車は「LOUNGEこもれび」です。 -
VIEW TERRACE きざし・いぶき(1・10号車)。
電源車・機関車である車両ですが、一部に展望フロアを設けています。
途中、エンジン部分を覗くことが出来るようになっており、
展望室の先には大きなガラス張りの運転席も見えます。
四季島は電車ですが、エンジンで発電した電気でモーターを回して
気動車として走行することも出来ます。
上野から北海道まで運行するので、両方の方式で走る必要があるのです。
喜多方では気動車として運転していたようで、
かなりうるさいエンジン音が響いていました。 -
昔、小田急のロマンスカーRSEの先頭も運転席が見られました。
写真は2012年2月、RSE廃止の少し前のものです。 -
四季島の最後尾です。1号車です。
最後尾だから車掌さんでしょうか。手を振ってくれています。
これは嬉しい!
私がカメラを構えている間、ずっと両手を振ってくれていたのです。 -
私が手を振って応えると、もう一人も手を振ってくれました。
さすがは観光列車。乗客でなくともサービスは満点。 -
2019年3月に、日光の東武線を走るSL大樹を撮影したものです。
大樹の機関士も手を振っていました。
それが例え営業パフォーマンスだとしても、手を振り合うことは、
気持ちの交流であり、魅力の一つだと思います。 -
この後、四季島は会津若松に寄り、上野に向かいます。
今日は、何人と手を振り合うのかな?行ってらっしゃい! -
「SLばんえつ物語」の乗車場所を示す吊り看板。ここのは大きいなあ。
寝台特急が隆盛だった頃、札幌駅には様々な吊り看板が
掲げられていました。
カシオペア・トワイライトエクスプレス・あけぼの・北斗星・
日本海・・・
あんなに華やかだった時代が、今は昔。もう何も残っていない。
豪華列車は一部の人だけの束の間の夢に過ぎません。
かつての寝台特急たちのような愛着を持つことは出来ない気がします。 -
たまたま早朝にホテルの窓の外を見ていて遭遇した四季島。
乗れることはないにしろ、またいつかひょっこり会える、
そんな気がします。
駅で会ったおじさんが、「日曜の朝にいつも来るよ。」と
教えてくれました。
さすが、地元の人はもう慣れた風景なんですね。 -
今は「フルーティアふくしま」が走っています。
磐越西線で、郡山を9:52に出発し、磐梯熱海・猪苗代・会津若松を
経て喜多方に11:52到着。
15:30に喜多方を出発すると17:07に郡山に戻って来ます。
2両編成で、1号車はすべてカフェカウンターで占められます。
2号車はボックスシートと一人掛けシートで、
全ての座席をスイーツセット付きの旅行商品として発売しています。
運行は6~9月の土日祝日です。
郡山~喜多方間で片道5,000円です。
意外に福島がフルーツ王国であることを知らない人が、多くいました。
福島にサクランボ狩りに行ったと言うと、驚かれてしまいました。
「フルーティアふくしま」で、認知度がアップするといいですね。 -
「蔵の町・喜多方」をモチーフにした駅舎。素敵な思い出をありがとう!
喜多方駅 駅
-
会津坂下(ばんげ)駅にほど近い坂下南小学校の北側です。
-
C58215です。駐車場と校舎の間に、
柵に囲まれて保存されています。
説明書きも何もありません。
1940年川崎車輛製造。1973年廃車。 -
機関車の足元には、ヒマワリが植えられています。
ただ、このヒマワリ、頭の上がちょうど踏板なんです。
ヒマワリは、この後どうするのか、気になります。
ただ植えるのではなく、ちょっと場所を考えようね。 -
足回りは、真っ黒に塗られています。ちょっと味気ないな。
-
しっかり塗られていますが、個体番号はちゃんと見られます。
-
「C58215」のプレート以外のプレートまで、
みんな黒く塗られています。
なんだかなあ。 -
運転室の屋根付近は錆が出ています。
野ざらしなので仕方がないけれど、今ならまだ間に合うよ。 -
校舎と駐車場の狭間で、なんとなく身の置き所のない機関車です。
-
人目のある場所にあるからか、盗難の被害は少ないみたい。
-
運転室の屋根に繋がっているパイプで、
照明器具などに電力を送っています。 -
これだけ個体番号に気を遣って塗る人がいるのだから、
まだこの機関車の寿命は長いと思いたいです。 -
保存状態はいいので、このまま忘れ去られていくより、
人々に親しまれる存在になってくれることを願います。 -
会津坂下から、会津若松に向かう途中、大きな観音像を見掛けました。
「会津慈母大観音像」です。磐越自動車道の磐梯河東ICのそばにある「祈りの里 会津村」に立っています。
6万坪の大庭園で、二条城を模して造られた大手門を入り、
古民家や桃園、コスプレ撮影会やイベントステージとなる禅堂、
つつじや桜・紫陽花・水連と花を楽しめるスポットもある
仏教系娯楽施設です。祈りの里 会津村 公園・植物園
-
鶴ヶ城です。
戊辰の戦役(1868年)で、白虎隊が煙に包まれた姿を落城と間違えて自刃したことで有名です。
明治7年に石垣だけを残して取り壊されました。 -
昭和40年9月に復元が始まり、平成23年春には幕末時代の瓦(赤瓦)を
まとった日本で唯一の天守閣となりました。
現在は「天守閣博物館」になっています。
天守閣が復元されているとは知らず、油断していたので、
かろうじて撮れたのがこの一枚でした。鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
-
会津鉄道の会津田島駅です。
会津鉄道は、昭和61年11月10日設立。
福島県と全会津17市町村などの出資により設立された
第三セクター方式の会社です。
西若松から会津高原尾瀬口間の57.4kmを運行しています。
(会津若松から西若松間はJR只見線へ乗り入れ。
会津田島からは、野岩鉄道・東武鉄道との相互乗り入れで
東武浅草駅までの直通運転。)
意外と使い勝手のいい3セクです。会津田島駅 駅
-
その駅舎の横にSLがいます。
折しも激しい雨が降って来たので、まずは駅舎見学。 -
改札から真っ直ぐ外に出るところに、見慣れないものがありました。
日本酒の販売機です。 -
南会津のお酒を5銘柄飲むことが出来ます。
1コイン200円で、まずすぐ横にある売店でコインを買います。
そのコインを入れると、50~70ccのお酒がジュースのように
コップに注がれます。
紙コップは自動では出て来ないので、販売機の横から取り出して
自分でセットします。
ここで飲んで気に入れば、売店で実物を購入できる仕組みです。 -
駅舎からSLに戻る途中、階段にSLの立て看板がありました。
「SLを上から見てみよう!」
まあ、なんて御親切。では行ってみましょう。 -
階段の踊り場から、SLを見下ろすことが出来ます。
-
周囲が植え込みと鉄柵に囲まれているので、
SLには容易に近づくことが出来ません。
でも、ここからなら全体が遮るものなく見られるので、
いいアイデアです。 -
門鉄デフのタンク車C11254です。
Cは動輪の数(3)を表し、その後の11部分は10~49がタンク車、
50以降がテンダー車を表します。
横腹のナンバープレートが付いている部分に水が入っています。 -
階段を降りると、SLの近くにかつての会津田島の写真が
置かれていました。 -
C11254は廃車後、会津荒海駅前に保存されましたが、
田島小学校に移設。
1990年に会津田島駅横に移設されました。
駅前ロータリーからは、間に藤棚があって隠れた状態になっています。
そして、この状態です。全然近寄れない・・・ -
最高速度は時速85km、重量を考えるとかなり早いですね。
タンク車はテンダー式に比べると車体が軽いので速度は出るし
操作性もいいです。
その代わり、積載できる燃料が少ないため、
長距離の運行が出来ないことと、
軽いために安定走行が出来ないことが欠点でした。 -
足回りは綺麗に塗られています。この色は初めて見たなあ。
機関車には原色が塗られていることが多いです。
原色の方がペンキが容易に、安価で手に入るからでしょう。 -
SLのすぐ横は、会津鉄道の線路です。
西から会津田島駅に来る列車に乗っている時は、
駅舎の前にこのSLを見ることが出来るでしょう。 -
移設の度に整備されただろうし、結構保存管理はされているようです。
-
柵の間から覗き込みました。
会津最後のSLだというのに、柵のお陰でテンション低いなあ。
ざんざん降りのため、足元は大きな水たまり。
柵に近付くのも容易じゃない。
雪の降る冬の撮影もたいへんだけど、
梅雨時期も運が悪いとしんどいです。 -
会津鉄道の各駅停車が発車して行きました。
行先は「下今市」です。数か月前にSL大樹を見て来た
東武鉄道の駅です。
この先、野岩鉄道に乗り入れ、鬼怒川温泉を経て東武鉄道に入ります。
福島県と栃木県を結ぶイメージがなかったのですが、
意外に近いんですね。
会津田島を10:43に出た列車は、12:00に鬼怒川温泉に到着。
更に下今市には12:24到着。
そのまま直行で浅草に14:15到着という便もあります。 -
さて、先程駅の改札口で、こんな列車が見られました。
右側に描かれているのは大好きな「赤べえ」じゃないですか。
会津のマスコットです。 -
1両だけのラッピング車両です。会津若松行きになっていました。
-
あれ?なんだか派手にラッピングした車両が移動して来ます。
-
先頭には女の子のヘッドマークまで付いています。扉には猫も。
おやおや、一気にテンションが上がりました。なんだ、あれは? -
これ、トロッコ?猫がいっぱい・・・???
和歌山電鐵の「たま電」を思い出すなあ。
私が訪れた時はニタマになっていましたが、
今では「よんたま」もいるのだそうで。
最近各地のローカル線で試験的に行われている貨客混載も
やっているそうですね。
あれは、かなり有効な手立てなのではないでしょうか。
地方に人が少なくなった今、鉄道本来の貨物輸送を活かすのは
大事なことだと思います。 -
あらら、壁に爪を立ててずり落ちてる。う~ん、如何にも猫らしい。
九州の「あそぼーい」には、「クロ(本名:あそくろえもん)」が
いるけど、犬はおとなしいね。
クロちゃんはとても可愛いんだけど、このずり落ち猫には負けた。
思わず受け止める手を差し出したくなる。 -
女の子のところに題名が書いてある「ノラと皇女と野良猫ハート」。
会津鉄道のマスコットガールなのかな?
猫は2匹いるみたい。 -
ああ、もう!なんで肝心の目線の高さに柵があるのよ!
-
会津田島の駅名看板とぴったりツーショット?
列車は回送中でどんどん移動してしまうので、このショットは貴重。 -
まだ止まらないの?もう他の車輛の向こうになるから、
見えなくなっちゃう。
ようやく、後ろのヘッドマークが見えた。今度は違う2人。 -
よし、停まった。けど、なんて見にくい場所に停まったことか。
やっとちびキャラの顔が見えました。
TVアニメ「ノラと皇女と野良猫ハート」のラッピングなんだそうです。 -
アニメは見たことがないけれど、見た感じ、こちらの猫が好き。
この列車は平成12年7月20日に導入された「お座敷列車」で
「お座トロ列車」と言います。
トロッコ席 ・お座敷席 ・展望席の3種類の客車が連結されています。
4月~11月の土日に運行され、1日2~3便。
会津若松9:30発、会津田島10:59着が第一便。
通常の乗車区間の乗車券の他にトロッコ整理券310円が必要です。 -
イチオシ
南会津まで来たので、新潟県に抜けて関越道で帰ることにしました。
只見湖です。
奥に見えているのが只見ダムで、手前には田子倉ダムがあります。 -
田子倉ダムです。ここから只見ダムも見えるのです。
こういう場所はあまりないと思います。
去年訪れた紅葉の名所で有名な奥只見湖は、
ここからまだ南の上流にあります。
奥只見湖に至る国道352号線は、去年の秋には県境が豪雨災害により
通行止めでした。
2019年6月21日に、魚沼市から銀山平を経て尾瀬口船着場の
通行止めが解除され、全線開通となりました。 -
田子倉湖を西に向かって走って行くと、
JR只見線の線路と交わる部分があります。
只見線はこの辺りはほとんどトンネルなのですが、
ひょこっと顔を出します。
国道252号線は、クルリクルリと曲がるばかりで、
ちっとも先に進まない、ドライバーには酷な道路です。 -
JR只見線大白川駅です。潰れたドライブインかと思いました。
大白川駅 駅
-
時刻表です。全部で7本。う~ん、辛い。
-
無人駅なので、ホームに入ってみました。
遠くにトンネルが見えますが、あれが国道252号線です。 -
ホーム側から見た大白川駅です。
かつては2階で食堂などもあったのでしょうか。大白川駅 駅
-
線路のすぐ隣は破間川。目の前が国道なので秘境駅にはならないのですが、忘れられた駅の雰囲気があります。
-
夜がじわじわと忍び寄り、線路にオレンジ色の照明が反射します。
-
イチオシ
照明の光の帯が、線路を伝ってこちらに迫って来ます。
秘境駅(違うけど)の悲哀を一層濃く漂わせて、
日暮れの中に沈んで行きます。 -
福島県に入ると駅名がこぞって「会津」となります。
新潟側は「越後」だし。
それぞれこだわりがあるのでしょうが、
外来者から見るとややこしいです。 -
平成23(2011)年7月の「新潟・福島豪雨」の影響により、
只見線の会津川口~只見間は不通となっています。
3本の橋が流され、2018年に復旧工事が始まりましたが全線開通は、いつになるのか見通しが立っていません。
2019年6月現在、新潟県から福島県へは鉄道では行かれないのです。
(一応、福島県の只見駅までは行かれます) -
魚沼市細野の町に差し掛かる所で、妙な光景を目にしました。
橋が無くなっています。
2018年8月撮影となっているグーグルストリートでは
写っていたのですが。取り壊されたのかな?
災害が日常的に起きるようになって来ました。
壊滅的な被害を受けるのは、大抵が人の少ない地方です。
線路の場合はそのまま廃線になる可能性もあります。
只見線が生き残れるのか。
かつてSL只見号(C11325)が走った鉄路が再びSLを迎えて、
人々の注目を浴びる日が来ることを祈ります。
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