2019初夏スウェーデンおばさん一人旅、ストックホルムとゴットランド島④ゴットランド島へ

2019/06/23 - 2019/06/23

ゴットランド島へ移動の日。朝食を食べてホテルから徒歩でシティバスターミナルに向かい、バスで空港へ。フライトは北欧のLCCノルウェージアン。フェリーで行くのと比較して価格的にも変わらず時間が短いのでこちらを選びました。ヴィスビー空港に到着後バスで市内へ移動。バス停からは歩いて城壁の中の旧市街へ向かいました。ホテルに荷物を預け観光案内所へ。ゴットランド島のヴィスビーは魔女の宅急便のロケ地となった街で日本からも観光客が良く来るようですが、1～2泊ぐらいしかしない人が多いようです。しかしロマネスク美術を巡る旅でも洗礼盤の作られた場所としても有名で今回は島の中の教会を巡るのが目的だったので4泊しました。事前に観光案内所へメールを送り、行きたい教会の名前を知らせてオープンしている時間帯と公共交通機関で行けるかどうかを尋ねておきました。親切にバスの時刻表をPDFで送ってくれ、乗り換えについてもアドバイスしてくれました。島にたくさんある教会をすべて見ることは出来ないけど、主な教会をぶらぶら見てまわることにしました。また、歴史博物館には教会関連の展示もたくさんあるとのことでしたから是非行きたかったのでした。

エリア ゴットランド島(スウェーデン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

移動の日の天気が良いのは嬉しいです。今日もホテルのテラスから市庁舎が綺麗に見えました。

ここの朝食は野菜もたくさんあって嬉しかったです。

スカンディック コンチネンタル ホテル

野菜以外にも暖かい定番スウェーデン料理であるミートボール等もありましたし、パンも種類豊富で自分でワッフルを作ることの出来る機械もあって毎日飽きずに楽しめました。

前日下見をしていたのでバスターミナルの空港バス乗り場にスムーズに行けました。チケットは空港到着日にネットで往復で購入してあったのでスマホを見せて乗車。

ストックホルム シティターミナル バス系

空港へ向かう途中にカロリンスカ研究所への分かれ道が見えました。
友人が留学していたのはここでした。

空港へ到着しました

スカイシティ (ストックホルム アーランダー空港) ショッピングセンター

ノルウェージアンのヴィスビー行き。定刻に出発。このLCCは評判が良かったので選びましたが、たくさんのフライトが飛んでいるようでした。

搭乗もＬＣＣですがボーディングブリッジ利用できました。

ヴィスビー空港到着。ここにはボーディングブリッジはありません。
歩いて建物へ。

ビスビュー空港 (VBY) 空港

空港からはバスで街へ

ヴィスビーの街のバス停。バスは城壁の中へは入れないので門に一番近いバス停で降りました。

旧市街への門をくぐって街に入ります。

旧市街は石畳の街でレストランがたくさんあります

徒歩10分ほどで宿泊するホテルに到着。ここで4泊します。チェックイン時間より早かったので荷物を預けて出かけました。

観光案内所へ行くと閉まってましたので直ぐそばの歴史博物館に向かいます。

歴史博物館（ゴットランド島） 博物館・美術館・ギャラリー

この通路の奥に広場が有りそこから博物館に入ります。

カフェなどがある小さな中庭のような広場に面して博物館の入口がありました。

音声ガイドを借りて見学開始。最初の展示室にピクチャーストーンがたくさん展示されてました。

素朴なケルト十字が認められる石板。

ピクチャーストーンは石灰岩を加工して石板を造り絵を描いていてあり、ほとんどがゴットランド島で作られたもの。ここには様々なピクチャーストーンがありました。
おそらく記念碑として作られたのでは無いかということですが詳細はわかっていません。
上部がまっすぐな形の物は一番古いタイプ。

上部が弓状になっているのは少し時代が進んだもの。同じ文様がストックホルムの歴史博物館にもありました。渦巻きと動物。

比較的小さなピクチャーストーン。
真ん中の蛇魔女と言われる文様は両手に蛇を持っている魔女が描かれていて色鮮やかですが、５世紀から７世紀頃のもの。
この時代の物は以前の物より上部の形が丸くなっているのが特徴だそうです。

プロジェクターで石に描かれていた模様をくっきり投影してくれました。
大きい物は比較的新しく８世紀から１２世紀。

別の展示室には島にある教会にあった聖母子像も展示してあります

ノルウェーの教会にあったのと同様の木彫

ゴットランド島で作られた洗礼盤。
この島では匠による洗礼盤の制作が盛んで島外に輸出されていたようで、洗礼盤を輸送の準備をする様子を再現してビデオで流していました。
スウェーデン南部だけでなく、デンマークなどにも行っていたようです。

聖母子像

歴史を知る部屋。中世の街の様子をジオラマで展示してあり、歴史上の事件などを説明してありました。

教会にあった彫像

地下にもみるところがありました。

この博物館は興味のある人には面白く、展示品の冊子がないかと売店で探しましたが英語の物はなく小さな冊子のみ購入。ゴットランド島の教会の紹介の本がありましたが、あまりにも分厚く購入を躊躇ってしまいました。でも結局あとで購入しました。

博物館を見学後少し街の中を歩いてみました。小さな公園があちこちにあります。

町には様々な花が沢山咲いてました。

狭い道に3階建ての建物が並んでいます。

個人の家の前には花が植えられていて素敵です

ホテルに戻ってみると部屋の準備が出来ていて荷物も運ばれてました。
ツインルームです。

この町の宿にはエアコンがないところも多いようで、扇風機が置いてありました。

ホテルから少し行くとスーパーやレストランのある広場にでます。

大広場 広場・公園

広場の横にあったのはサンタカタリーナ教会の廃墟

サンタ カタリーナ教会の廃墟 寺院・教会

ヴィスビーには廃墟が残っているところがたくさんあります。小さな島のこの小さな町にこれだけの教会があったのは中世交易がいかに盛んで富が集まっていたのを想像させます。今はもちろん教会としては使われてませんがここにはステージがあったのでイベントスペースとして使われているようです。

一応補強はしてあるようですが、地震がないからこのような状態でも維持できているようです。３身廊のおそらくは後陣にはステンドグラスもあっただろうと想像出来る立派な教会だったようです。

シンプルな洗礼盤

広場にはレストランなどがたくさんありましたがこの日は営業していないお店も多くスーパーは開いていたのでサンドイッチなどを買ってホテルに帰りました。夏至なので昼が長いのですが、夜になる前に時差で寝てしまいました。