#42　中世ヨーロッパ・RPGの世界　ゴットランド島中世週間祭り１

2016/07/29 - 2016/08/10

魔女の宅急便のロケ地の一つと言われていて、中世ハンザ同盟の町なみが残る、ゴットランド島ヴィスビー。
８月第２週に行われる中世週間の祭り期間中は、中世の世界そのままの雰囲気に包まれます。

昨年訪れてすっかり魅了されてしまい、２年連続で参加しました。

現代世界にこんな場所があるんだ・・・と、何とも不思議な場所です。
中世北欧の穏やかな夏の一日をお楽しみください。

１年の中で１週間だけしか見られないゴットランド島の絶景です。

エリア ゴットランド島(スウェーデン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円

昨年に続いて今年もヴィスビーにやってきました。
１年前は工事中だった大聖堂の工事が終了していました。
1225年建築で、リューベックから攻撃を受けて市内の教会がことごとく破壊された時も唯一破壊されずに残った教会です。

サンタ マリア大聖堂 寺院・教会

大聖堂脇の丘から見下ろす町は本当にきれいです。
この日の最高気温は20℃を少し超えた程度。
８月なのに日差しは優しく、本当に爽やかな日です。
オレンジ色の屋根の町は、魔女の宅急便のモデルになったと言われています。

同じく大聖堂脇の丘から北西方面。
こちらからは破壊された教会の廃墟がいくつか見えます。

オレンジ色の屋根と白い壁、塔の黒がマッチングしてきれいな教会です。

サンタ マリア大聖堂 寺院・教会

お昼が近くなってくると大聖堂前の広場を見ると中世の衣装を着た人が増え始めてきました。
中世週間祭りのスタートです。
夏の北欧は夜遅くまで明るいので、朝は皆さんゆっくりしている印象です。

サンタ マリア大聖堂 寺院・教会

サンタマリア大聖堂は無料で入場できます。
みんな衣装を着ていたので中世の教会に来た気分です。

サンタ マリア大聖堂 寺院・教会

町に入ると、さっそくコスプレの子どもたちが。
午前中は衣装を着ている人は３割程度ですが、
夜にかけてどんどん高くなっていきます。

サンタカタリーナ教会の廃墟の前が大広場（ストラトイェット・Stora Torget）になっていて、町の中心になっています。

サンタ カタリーナ教会の廃墟 寺院・教会

ストラトイェット。日本語で大広場。
中世週間中や週末には露店が立ちます。

昨年よりも衣装を着ている人の割合が去年より高い気がします。
地元の人もこの１週間を楽しみにしているそうです。

中世週間期間は植物園の北に露店が立ちます。

スープ屋さん。
何から何まで中世の雰囲気。

ゼルダのリンクに似てる。

鎧と兜と剣をを売っています。

こちらは衣装も売っています。

衣装屋さんはたくさんあります。
長期滞在する観光客はだいたいコスプレで参戦しています。

私もシャツとマントを買いました。ベルトは衣装に似合うのを日本から持ち込み。
あとは首かけの革のバックを買って、コスプレ完了です。
占めて700クローナ（約9000円）でした。
テーマパーク入園料だと思って楽しみます。
あと、さすが北欧なのは、どこの露店でもカード支払いOKです。

このお祭りを楽しみたければぜひ衣装を着ましょう。
衣装を着ていれば参加費が無料になるイベントもあります。
また、地元の人から良く声をかけられます。

子ども用の木製乳母車なんかも売っています。

露店内は中世の雰囲気抜群です。
この公園は大広場からは少し離れているので、日帰りの人は行きそびれないようにしましょう。

木製の軽い剣も売っています。
200クローナ（2500円）から。

2010年代の世界とは思えません。

衣装をはちょっと・・・と思った人は、
せめて小物類だけでも合わせてみては？
日本から革の小物入れを持っていくだけでも祭りに馴染めます。

中世のマッサージ屋さん。

弓とか楯とかお金だあれば欲しい。
どれを装備するか・・・あとは木か鉄か・・・
結局ゴールドとの相談だね～

飲食店の露店も多いです。
レストランに比べると安く食べ物が買えるので、
天気が良ければランチは露店もおすすめです。

公園内にはステージがあって、音楽やダンスのイベントが休みなく続きます。
大学の学園祭のような雰囲気です。
手作り感があって、肩ひじ張らずに、居心地のいい空間でした。

銀製品も売っています。

木工品も売っています。
国旗から考えるに、エストニアから出稼ぎに来たっぽいです。

中世の北欧はこんな感じだったのかな～と。

焼きリンゴ屋さん。

ブルベリージャムとはちみつを売っています。
ゴットランド島ははちみつの産地なのでお土産に良いですよ～

午後になると廃墟内でのイベントも増えてきます。
特にコンサート類は音がよく響いて幻想的です。

サンタ カタリーナ教会の廃墟 寺院・教会

中心部に戻ってきました。

この手のお祭りは、主催者側がコスプレしているのは良くある話ですが、
参加者までみんな衣装を着ているのが特徴です。
しかもこの祭りは１週間続きます。

廃墟の教会の裏で男の子が弓の練習。
きっと800年前も似たような風景があったのでしょう。

ニコライ教会廃墟の隣にあるアイスクリーム屋さん。
結構にぎわっていました。
味もおいしかったです。

聖ラース教会の廃墟で別のイベント。

再び公園に戻ってきました。

毎年家族でここを訪れるスウェーデン人もたくさんいます。

ヴィスビーは「バラの町」とも言われています。
西側のフィスカーグレン通り付近と東側のニーガタン通り付近にはバラが特に美しい小道があります。

みんなコスプレをしているのですが、とにかくみんな自然。

変に着飾る人もいないです。
とにかく、中世の町で、夏の日を過ごすことを楽しんでいます。

ストラトイェットに戻ってきました。
午後に入って人通りがかなり増えています。

魔女の宅急便にこんな衣装を着た人が出てきそう。

海沿いにあるアルメダール公園です。
大きな池と、その奥にヴィスビーの町がきれいに見えます。

アルメダール公園 広場・公園

アルメダール公園 広場・公園

アルメダール公園 広場・公園

日向ぼっこしている人がたくさんいます。
しかし、北欧って何でみんなこんなに幸せそうなんだろう～と改めて思います。

植物園の中ではハープの演奏をしていました。

公園ではイベントが続いていました。

世界遺産に登録されている城壁を案内するツアーです。
このツアーは衣装を着ている人は無料でした。

町のほとんどは16世紀にリューベック軍に破壊されてしまいましたが、城壁の多くは残されました。
古いものは1100年代のものが残っています。

夕方にかけてイベントが目白押し。

こちらはクラシックの演奏。

良い感じの１枚です。

お気に入りの１枚。

城外にはキャンプサイトが設置され、キャンプをして１週間過ごす人もいます。

８月上旬のヴィスビーは21時近くなってようやく夕方。
暗くなるのは22時過ぎです。

夕方のストラトイェット。

夜はストラトイェットに面したレストランで、ビールとスープで済ませました。

これで夜11時頃。ようやく暗くなりました。
夜に遅くまでみんなおしゃべりして過ごしていました。

大広場周辺は深夜１時ごろまでにぎわっています。
⇒２日目に続く