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 改元でボーナスステージ的に盛り上がる黄金連休。せっかくなので遠くに行くことも考えましたが、結局またバルセロナ。なぜなら、チャビさんが離れて以降では一番好きなチームになっている、今シーズンのバルサのゲームをどうしてもカンプ・ノウで観たかったから。<br /> 今年は特にエア確保が厳しく、滞在は現地たったの3日半。その代わり、開催されるゲームはガチもガチなチャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント。もうそれだけでも行く価値あり!なのですが、世紀末建築沼の人としては、前回訪れた直後に公開された、カサ・ビセンスにも行かなくちゃね。<br /> もう一通りの観光はしているので、今までじっくり見ていなかったところや、行きそびれたところでゆったり過ごす予定でしたが…<br /> まぁ、行ったら行ったでそんな訳にはいかないよね~、ということで(笑)<br /><br /> 2日目は朝イチでカサ・ビセンス。ちょっとだけ不便な所にあるためか、ガウディ作品にしては空いています。そして知識としてはあったけれど、複雑な経緯や実際が、的確なガイドさんの解説や資料で色々と理解できました。<br /> バルサを観に来たはずなのに…バルサ成分ゼロです、すみません。でも次はいよいよ…ですから!

バルサが観たかっただけなのに<3>~カサ・ビセンスにも入った

16いいね!

2019/04/29 - 2019/05/04

2205位(同エリア6875件中)

Kodamari

Kodamariさん

この旅行記のスケジュール

2019/04/29

この旅行記スケジュールを元に

 改元でボーナスステージ的に盛り上がる黄金連休。せっかくなので遠くに行くことも考えましたが、結局またバルセロナ。なぜなら、チャビさんが離れて以降では一番好きなチームになっている、今シーズンのバルサのゲームをどうしてもカンプ・ノウで観たかったから。
 今年は特にエア確保が厳しく、滞在は現地たったの3日半。その代わり、開催されるゲームはガチもガチなチャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント。もうそれだけでも行く価値あり!なのですが、世紀末建築沼の人としては、前回訪れた直後に公開された、カサ・ビセンスにも行かなくちゃね。
 もう一通りの観光はしているので、今までじっくり見ていなかったところや、行きそびれたところでゆったり過ごす予定でしたが…
 まぁ、行ったら行ったでそんな訳にはいかないよね~、ということで(笑)

 2日目は朝イチでカサ・ビセンス。ちょっとだけ不便な所にあるためか、ガウディ作品にしては空いています。そして知識としてはあったけれど、複雑な経緯や実際が、的確なガイドさんの解説や資料で色々と理解できました。
 バルサを観に来たはずなのに…バルサ成分ゼロです、すみません。でも次はいよいよ…ですから!

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
航空会社
ルフトハンザドイツ航空 ANA
旅行の手配内容
個別手配

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  • 今日の朝ごはんは、昨日行ったショコラティエ、オリオール・バラゲで買ったパン。<br />四川料理を彷彿とさせるタイプのピリ辛でアジアンなひき肉入りとチョコレート屋さんらしいチョコまみれのもの。小ぶりですが結構食べ応えがありました。

    今日の朝ごはんは、昨日行ったショコラティエ、オリオール・バラゲで買ったパン。
    四川料理を彷彿とさせるタイプのピリ辛でアジアンなひき肉入りとチョコレート屋さんらしいチョコまみれのもの。小ぶりですが結構食べ応えがありました。

  • 今回の旅の目的はバルサ戦とこれ!<br />ガウディが、メインの建築家として初めて最初に手がけた住宅、カサ・ビセンス。<br />公開されてまだ2年にも満たないので、当然初めて中に入ります。<br />たまにテレビ番組で内装が紹介されることがありましたが、安易な修復などでお世辞にも良い状態とは言えない様子が伺えました。その為か、売却されてから公開されるまでに少し時間がかかっていました。

    今回の旅の目的はバルサ戦とこれ!
    ガウディが、メインの建築家として初めて最初に手がけた住宅、カサ・ビセンス。
    公開されてまだ2年にも満たないので、当然初めて中に入ります。
    たまにテレビ番組で内装が紹介されることがありましたが、安易な修復などでお世辞にも良い状態とは言えない様子が伺えました。その為か、売却されてから公開されるまでに少し時間がかかっていました。

    カサ ビセンス 建造物

  • 初めて訪れたのは何年も前の元日で、年越しパーティのものだろうクラッカーが窓から垂れ下がって、あの辺りから子供が観光客を見下ろしていたなぁ…と当時を思い出しながら入場。<br />小さなカフェスペースなどもあり、とても雰囲気の良い裏庭です。<br />ベリェスグアルドほど辺鄙な場所でもない最新のガウディ物件なのに、大して混んでもいない。アクセスの不便なイメージがあるからか(実はバスを使うとそんなに不便じゃない)、ここまでは来ない人が多いのかな?

    イチオシ

    地図を見る

    初めて訪れたのは何年も前の元日で、年越しパーティのものだろうクラッカーが窓から垂れ下がって、あの辺りから子供が観光客を見下ろしていたなぁ…と当時を思い出しながら入場。
    小さなカフェスペースなどもあり、とても雰囲気の良い裏庭です。
    ベリェスグアルドほど辺鄙な場所でもない最新のガウディ物件なのに、大して混んでもいない。アクセスの不便なイメージがあるからか(実はバスを使うとそんなに不便じゃない)、ここまでは来ない人が多いのかな?

    カサ ビセンス 建造物

  • エントランスのアプローチから見た、棕櫚の鉄門と植栽の棕櫚。

    エントランスのアプローチから見た、棕櫚の鉄門と植栽の棕櫚。

  • ラッキーな手違いで、セルフツアーの案内をされてしまったので、一番に入場して誰もいないエントランスとダイニングルームを満喫しちゃいました。<br />

    ラッキーな手違いで、セルフツアーの案内をされてしまったので、一番に入場して誰もいないエントランスとダイニングルームを満喫しちゃいました。

    カサ ビセンス 建造物

  • ダイニングルーム。上に向かって伸びる蔦の掻き落としの壁が躍動的。<br />家具もオリジナルで、金属パーツはガウディがデザインしたのだそう。<br />ここでガイドさんに捕まえられ、ガイドツアーに合流。

    ダイニングルーム。上に向かって伸びる蔦の掻き落としの壁が躍動的。
    家具もオリジナルで、金属パーツはガウディがデザインしたのだそう。
    ここでガイドさんに捕まえられ、ガイドツアーに合流。

    カサ ビセンス 建造物

  • ダイニングの天井と廻り縁。温室の中にでもいるかのよう。<br />多くの居室の天井はこのように、その部屋のテーマとなる草木の立体的な意匠がレール状に貼り付けられています。構造的に軽い建材という縛りがあって、立体的で多彩なパターンが作れる建材…ということで、ガウディは紙でこれらを作らせたのだそうです。

    ダイニングの天井と廻り縁。温室の中にでもいるかのよう。
    多くの居室の天井はこのように、その部屋のテーマとなる草木の立体的な意匠がレール状に貼り付けられています。構造的に軽い建材という縛りがあって、立体的で多彩なパターンが作れる建材…ということで、ガウディは紙でこれらを作らせたのだそうです。

  • 今ではがっつり街の中心にある住宅街の一部ですが、元々は郊外のサマーハウスとして作られたので、夏を心地よく過ごす仕掛けがされています。<br />ダイニングルームに続くテラスは風通しが良く、可動式の木枠のシェードで日差しを調節できます。<br />当初はテラスに面して広大な庭があり、滝が流れる大きな橋のようなものが設えられていたのだそうです。3方向を集合住宅に囲まれた現在からは想像がつきません。

    今ではがっつり街の中心にある住宅街の一部ですが、元々は郊外のサマーハウスとして作られたので、夏を心地よく過ごす仕掛けがされています。
    ダイニングルームに続くテラスは風通しが良く、可動式の木枠のシェードで日差しを調節できます。
    当初はテラスに面して広大な庭があり、滝が流れる大きな橋のようなものが設えられていたのだそうです。3方向を集合住宅に囲まれた現在からは想像がつきません。

    カサ ビセンス 建造物

  • テラス中央にある不思議な形の噴水は、蜘蛛の巣のようなところから水滴が飛び散ったり垂れたりすることで虹を作ったり、心地よい水音をさせたりという効果を狙ったものだったとか。ガウディらしい発想です。

    テラス中央にある不思議な形の噴水は、蜘蛛の巣のようなところから水滴が飛び散ったり垂れたりすることで虹を作ったり、心地よい水音をさせたりという効果を狙ったものだったとか。ガウディらしい発想です。

    カサ ビセンス 建造物

  • オリエンタルな雰囲気の喫煙室。<br />ちなみに、施主のビセンス家はタイル業者で、ファサードや腰までのタイルは同社の製品だとか。

    オリエンタルな雰囲気の喫煙室。
    ちなみに、施主のビセンス家はタイル業者で、ファサードや腰までのタイルは同社の製品だとか。

    カサ ビセンス 建造物

  • 喫煙室の天井はアルハンブラを模したようなムカルナス風。<br />室内で、この建物の外観がネオムデハル様式だったことを思い出させる数少ない部屋のひとつです。(あと一つはトイレですが、アンダルシア地方でよく見る、プリントのムデハル柄のタイルが貼ってあるだけなので割愛。)

    喫煙室の天井はアルハンブラを模したようなムカルナス風。
    室内で、この建物の外観がネオムデハル様式だったことを思い出させる数少ない部屋のひとつです。(あと一つはトイレですが、アンダルシア地方でよく見る、プリントのムデハル柄のタイルが貼ってあるだけなので割愛。)

    カサ ビセンス 建造物

  • 夫婦の寝室。真ん中で床から天井まで、すべての意匠が違います。<br />それぞれの性別や役割にまつわるモチーフや色で切り替えられているのだそう。<br />一瞬、隣り合わせの机で「陣地~」とか言って区切りにこだわる小学生が思い浮かびました。

    夫婦の寝室。真ん中で床から天井まで、すべての意匠が違います。
    それぞれの性別や役割にまつわるモチーフや色で切り替えられているのだそう。
    一瞬、隣り合わせの机で「陣地~」とか言って区切りにこだわる小学生が思い浮かびました。

    カサ ビセンス 建造物

  • 窓枠の金属部品もガウディのデザイン。

    窓枠の金属部品もガウディのデザイン。

    カサ ビセンス 建造物

  • 上階の壁の掻き落としは、枝を張った蔦。<br />地上階のダイニングにあった蔦が成長して上に伸びてきたというイメージとのこと。懲りすぎ…でもそこがガウディなんだろうなあ。

    上階の壁の掻き落としは、枝を張った蔦。
    地上階のダイニングにあった蔦が成長して上に伸びてきたというイメージとのこと。懲りすぎ…でもそこがガウディなんだろうなあ。

    カサ ビセンス 建造物

  • 屋上に上がってきました。

    イチオシ

    地図を見る

    屋上に上がってきました。

    カサ ビセンス 建造物

  • 私が立っているところは、実は1920年台に増築した部分で、写真に写っている瓦葺きの部分がガウディが設計したオリジナルです。<br />内装は仕掛けに満ちた豪奢なものですが、意外とこぢんまりとした建物だったのですね。

    私が立っているところは、実は1920年台に増築した部分で、写真に写っている瓦葺きの部分がガウディが設計したオリジナルです。
    内装は仕掛けに満ちた豪奢なものですが、意外とこぢんまりとした建物だったのですね。

    カサ ビセンス 建造物

  • (日本で言うところの)3階は資料室になっています。増築したり、庭を拡大したり、広げたところをまた狭めたり、滝を潰したりと複雑な経過をたどったこの邸宅の歴史が、ジオラマとパネルで分かりやすく紹介されています。<br />これは一番広かった時代のジオラマ。手前のドーム状のものは井戸とチャペルで、比較的早い段階で一般に開放されたのだそう。<br />現在はこのジオラマの、屋敷以外のほとんどの土地にビルが建っています。

    (日本で言うところの)3階は資料室になっています。増築したり、庭を拡大したり、広げたところをまた狭めたり、滝を潰したりと複雑な経過をたどったこの邸宅の歴史が、ジオラマとパネルで分かりやすく紹介されています。
    これは一番広かった時代のジオラマ。手前のドーム状のものは井戸とチャペルで、比較的早い段階で一般に開放されたのだそう。
    現在はこのジオラマの、屋敷以外のほとんどの土地にビルが建っています。

    カサ ビセンス 建造物

  • ガウディのサインが入った設計図。<br />建物は、現在の2/3の規模だったことが分かります。<br /><br />ガイドツアー終了後も、好きなだけ見学ができるので、気になるところを見返していたら、思った以上に長く滞在してしまいました。

    ガウディのサインが入った設計図。
    建物は、現在の2/3の規模だったことが分かります。

    ガイドツアー終了後も、好きなだけ見学ができるので、気になるところを見返していたら、思った以上に長く滞在してしまいました。

    カサ ビセンス 建造物

  • カサ・ビセンスの近くのバス停から、目的と違うバスに乗ってしまいました。次の予定が決まっているので、リカバリー可能なここで降車。<br />今回全く訪れる予定のなかった凱旋門。<br />

    カサ・ビセンスの近くのバス停から、目的と違うバスに乗ってしまいました。次の予定が決まっているので、リカバリー可能なここで降車。
    今回全く訪れる予定のなかった凱旋門。

    バルセロナ凱旋門 建造物

  • てくてく歩いてカテドラルまでやってきました。<br />前の広場はお天気の良いメーデーだからか、そこそこの人出です。

    てくてく歩いてカテドラルまでやってきました。
    前の広場はお天気の良いメーデーだからか、そこそこの人出です。

    サンタ エウラリア大聖堂 寺院・教会

  • カテドラルのはす向かいにある、通称「ピカソの壁画」。ピカソが一夜にして描いたとされるもの。<br />これは画力が滅茶苦茶ある人にしか描けない線。この迷いのない線を見るたび、彼が、子供のように(子供っぽい絵を描くという意味じゃなく、無垢に)描くことを目指していたことを思い出します。

    カテドラルのはす向かいにある、通称「ピカソの壁画」。ピカソが一夜にして描いたとされるもの。
    これは画力が滅茶苦茶ある人にしか描けない線。この迷いのない線を見るたび、彼が、子供のように(子供っぽい絵を描くという意味じゃなく、無垢に)描くことを目指していたことを思い出します。

  • ゴシック地区から次の目的地に向かう際には、敢えてこの店の前を通ることが多い、ピカソが入り浸った4Gats。<br />モデルニスモ建築ですが、何故か食指が動かず、中に入ったことはありません。次は一度くらい入ってみようかな。

    ゴシック地区から次の目的地に向かう際には、敢えてこの店の前を通ることが多い、ピカソが入り浸った4Gats。
    モデルニスモ建築ですが、何故か食指が動かず、中に入ったことはありません。次は一度くらい入ってみようかな。

    クアトラ ガッツ 地元の料理

  • Xurreria Laitana でチューロス&チョコラテ。<br />軽くて塩加減も良く、今までバルセロナで食べたチューロスの中では一番美味しかったです。チョコラテ手前の砂糖にみえるものはお手拭きでした。これもヨーロッパではちょっと珍しい。<br />ただ、やっぱりこれだけ食べるとあとで多少胸焼けします。

    Xurreria Laitana でチューロス&チョコラテ。
    軽くて塩加減も良く、今までバルセロナで食べたチューロスの中では一番美味しかったです。チョコラテ手前の砂糖にみえるものはお手拭きでした。これもヨーロッパではちょっと珍しい。
    ただ、やっぱりこれだけ食べるとあとで多少胸焼けします。

  • そして第二の目的地へ。<br />ここもほぼ毎回訪れている、今となっては結構有名な場所です。

    そして第二の目的地へ。
    ここもほぼ毎回訪れている、今となっては結構有名な場所です。

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