2019/06/07 - 2019/06/08
601位(同エリア1784件中)
タブラオさん
梅雨入り初日の日に1泊2日で大学時代の友人と北温泉&福島の秘湯巡りの旅に行ってきました。元々は那須登山をして三斗小屋温泉煙草屋旅館に泊まる予定でしたが、雨予報のため前日にキャンセルし、運良く空いていた北温泉に泊まりました。
結局、2日間とも雨に降られましたが、秘湯巡りに切り替えましたので、まあそれなりに楽しむことができました。那須を起点に2日間とも福島の会津地方を回りましたが、雨が降っていても、会津の道をドライブするのは気持ち良く感じられました。信号もほとんどないし、他に車も走っていませんから、ドライブは快適そのものでした。時折見えてくる可愛らしい集落や山の緑に心が癒されました。
温泉は、北温泉の他、木賊温泉、老沢温泉、古町温泉に行きました。木賊温泉、老沢温泉は初めてではありませんでしたが、何度行っても素晴らしい温泉でした。古町温泉は初めてでしたが、知らない温泉でもまだまだ素晴らしい温泉が沢山あるんだなと痛感しました。
北温泉も初めてではありませんでしたが、迷路のような館内に前から興味がありましたので、旅館内を端から端まで探検できて良かったです。
トータルでは、天気の割にはまあまあ楽しめましたが、次は是非、那須登山&三斗小屋温泉煙草屋旅館のリベンジをしたいと思います。
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那須登山の予定はなくなりましたが、9時にレンタカーを予約してあったため、7時44分発のやまびこ205号で那須塩原に行きました。東京駅を出た時には空席が目立っていましたが、大宮駅ではかなり埋まりました。平日の雨の日のやまびこ号でもこんなに混んでいるんだと逆に驚きました。
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ヴィッツクラスの車を予約しましたが、用意されていたのがこの車。社内は広いしそれなりに走るし、なかなかいい車でした。
那須塩原駅を出て、さてどこに行こうかと迷いましたが、温泉好きの友人もまだ行ったことがないとのことでしたので、ちょっと足を伸ばして南会津の秘湯・木賊温泉を目指すことにしました。 -
雨の中を走ること約2時間、11時20分頃に木賊温泉に着きました。
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木賊温泉はこの前のGWに来たばかりでしたが、天気も時間帯も木の葉の色付き具合も違っていたため、また違った印象でした。
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1ヶ月前に来たばかりですが、ここは何度来てもいい温泉です。透明ではありますが、程よく硫黄の香りがして私好みのお湯です。川沿いの半露天風呂ということで秘湯感も抜群です。友人も気に入ったようでした。
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去年の台風の影響を受け、入浴できない期間もあったようです。完全復興に向け全国各地から支援が寄せられたようです。寄付された方のお名前が掲示されていました。
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前回来た時に、たまたまこれから入ろうとしていたカップルとすれ違い、その時には女性の着替えスペースもないのにと思いましたが、入り口付近にありました。まあ、いずれにしても入るのには勇気がいると思いますが…
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改めて見てみると、清流のように透明でとても綺麗なお湯でした。たまたま途中から入って来た方が常連の方のようで、その方の情報では、毎朝5時に村の方がお風呂のお湯を抜いて掃除をしているそうです。お風呂のお湯が清流のように綺麗なのも、村の方の日々の努力の賜物と痛感しましたが、同時にこの地域の方々のこの共同浴場への思い入れを感じました。
その常連の方によると、前日に入った時にはお湯が濁っていたそうです。お湯は生きていると誰かが言っていましたが、正しくその通りだと思いました。 -
ぬるめのお湯なら長く入っていられるんですが、普通の温度でも少し入っているとすぐに逆上せてしまいます。そのため、入ってはすぐに出て暫く涼んでいるんですが、ふと気付いたら木の緑がお湯の表面に反射してとても綺麗でした。
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この日はずっと雨でしたが、梅雨入りしたばかりでしたので、まだこの程度の水量でした。その後もずっと雨の日が続いていますので、去年の台風の時のようにならないことを祈るばかりです。
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上流に見えるのは「旅館 井筒屋」。「日本秘湯を守る会」の会員旅館です。立派そうに見えましたが、調べてみたら意外とそんなに高くはありませんでした。川沿いに半露天風呂が見えましたが、震災以降あまりお湯が出ていないそうです。いずれにしてもいつか泊まってみたい旅館の一つです。
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見事に反射していて、なかなか良い写真が撮れました。
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前回来たときに200円を入れ忘れましたので、利子を加えて500円入れてきました。
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お風呂から出たらちょうど昼時でしたので、近くでお食事でもと思いましたが、木賊温泉エリアはお土産屋も含めてどこもやっていませんでした。Googleで検索して、一番近くのこの「そば処 曲家」に行きました。特に調べずにここにしましたが、茅葺き屋根の雰囲気も良いお店でした。
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外の景色が良く見えるこちらの席に座りました。こういった窓際のカウンター席を用意していて、なかなか気の利いたお店でした。
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「ばんでいセット」を頂きました。この「ばんでい」というのは、お餅に味噌が載ったような物ですが、美味しかったです。
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「そば処 曲家」を出て、次はどこに行こうかと色々調べてみたところ、この「曲家」の近くに「前沢曲家集落」という白川郷を小さくしたような集落があることを知り、早速行ってみることにしました。
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前沢曲家集落の受付オフィスに飾ってあったポスター。田代山という聞いたこともない山ですが、頂上はこんな風に平らで湿原になっているそうです。登るのにもそんなに時間がかからないようですし、頂上の湿原には高山植物が咲いていて綺麗なんだそうです。会津地方には毎年のように行っていますので、いつか登ってみたいと思いました。
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前沢曲家集落の受付のおばちゃんに教えてもらい、集落を上から見渡すことのできる展望スポットへ行くことにしました。写真は展望台への遊歩道入り口です。道を挟んですぐのところにありました。集落の見学をする前にまずは登ってみることにしました。
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坂が急だとは聞いていましたが、予想以上にキツイ坂道でした。10分位登っていくと展望台に到着しました。
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白川郷とはちょっとスケールが違いますが、こういった古い茅葺き屋根の集落は大好きです。
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前沢曲家集落の入り口付近にあった水車小屋。水力で何かを挽いているようでした。展望スポットに登っている間は大して雨は降っていませんでしたが、集落を見学し始める頃には、傘が必要なくらい降っていました。
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実際に人が住んでいるため、道を歩いて外から眺めるだけでしたが、とても静かな村でした。
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若い方が住んでいる風ではありませんでしたが、こういった茅葺き屋根の家が減ってしまうのは何とも寂しいことです。何とか集落を維持してもらいたいものです。
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次に前沢曲家集落の受付で教えてもらった「古町温泉」に行ってみることにしました。
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写真の通りオレンジ色のお湯が湧き出ていました。鉄っぽい臭いがして舐めてみると塩辛い味でした。お風呂は2つに分かれていて、右側には「熱めの湯」とありましたが、とても入れるような温度ではありませんでした。左側は「ぬるめの湯」とありますが、私にはこれでもまだ熱く感じられました。入っていた人は地元の方ばかりだと思われますが、まだまだ一般には知られてなくても素晴らしい温泉は沢山あるんだと痛感させられました。
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古町温泉を出たのが15時40分。ちょっと遅くなってしまったため、ちょっとスピードアップして宿泊先の北温泉に向かいました。北温泉に着いたのが18時00分過ぎ。夕食は既に始まっていました。
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1年振りの北温泉です。前回は同じ友人と日帰り入浴でしたが、今回は初めての宿泊でした。雨が降っていても逆にしっとりとしていて風情が感じられました。
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7,700円、8,700円、9,700円の3種類の部屋があり、それぞれ江戸時代、明治時代、昭和時代に建てられた建物内の部屋でしたが、せっかくですので江戸時代の部屋にしました。6畳1間でしたが、まあそれほど古さを感じさせるわけでもなく、値段を考えれば快適でした。浴衣、タオル、歯磨きセット等も一通りありました。
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部屋の前の廊下です。明治、昭和の建物も一通り探検しましたが、情緒があって格式を感じさせるという意味では、この江戸時代の建物にして正解でした。
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遅れて到着したため、夕食は既に用意されていました。ちなみに夕食時間は事前に聞いていませんでしたが…。
内容的には7,700円であることを考えたら、まあまあかなと。 -
食事は「亀の間」という広間で他の宿泊者の方と一緒に食べました。食事の内容はともかく、こういった風情のある広間で食事をするのは大好きです。
梅雨の季節で平日の割には人が入っている印象でした。夫婦でいらっしゃっている方もいれば、一人の方もいらっしゃいました。写真はグループで来ていた方々ですが、お祭りの実行委員会のような集まりなのか、翌朝、自室で笛や太鼓の練習をしていらっしゃいました。 -
食後は館内を散策してみました。上は表玄関を入ってすぐのところ、左下は入って右側の旅館受付、右下は宿泊者専用の休憩スペースです。これらは全て私たちが泊まった江戸時代の建物の中にあるものです。
雑然としていますが、黒を基調としたレトロな色合いと照明の具合が自分の波長と合っているのか、とても心地よく感じました。 -
表玄関から自室のある3階に向かう途中にこんなものが。館内には、なぜか天皇家崇拝の右翼っぽい飾りがあちこちにありました。まあそれほど気になったわけではありませんが、「祝 戦勝」って一体何? 下も意味不明です。オブジェの一つだと思って見ましたが。
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このまま進むと「天狗の湯」の方角です。右側に行くと私たちの部屋がある3階へと通じる階段があります。中は迷路のようになっていて結構楽しいです。
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「天狗の湯」に通じる通路ですが、猫ちゃんを発見! ここで生まれ育った猫ちゃんだそうです。
この後、「天狗の湯」まで行きましたが、ご婦人が一人で入っていたため、流石に入るのは気が引けて、別のお風呂に行くことにしました。 -
前回来たときも、今回と同じ友人だったんですが、その時には「天狗の湯」と「河原の湯」という露天風呂に入りましたので、前回行かなかった「相の湯」という小屋の中のお風呂に行くことにしました。
ここから下駄に履き替えて外に出るとすぐ左手が「相の湯」でした。 -
明治時代の建物とのことでとても風情がありましたが、ちょっと入ってすぐに出ました。
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「泳ぎ湯」と呼ばれる温水プールもどきです。電話で予約した時に、プールに入るための水着を持ってきて下さいと言われましたが、この時間でしたので、そのまま入ってしまいました。
そしたら広々としていてとても開放的だし、湯温はぬるめで居心地いいし、夜中に近所の池にでも入ってる感もあってワクワクしながら入ることができました。雨が降っていなかったらもっと長湯したんですが… -
その後、部屋に戻ったら睡魔に襲われ、そのまま寝てしまいました。
写真は翌朝です。簾の向こう側、左手が「天狗の湯」で右手が着替えスペースです。5時半過ぎに「天狗の湯」を覗いたら誰も入っていませんでしたので、早速入ることにしました。 -
着替えスペースです。一応男女別にあるようですが、気が付かず女性用と表示のあるカゴに入れてました(^_^;)
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「天狗の湯」ですが、何度見ても迫力があります。お風呂が小さく見えますが、お風呂が小さいのではなく、天狗のお面が大きいんです!
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天狗の鼻がとても長いです! 悪ガキが鼻にぶら下がりそう。
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別の角度からのショット。「天狗の湯」は風情があってとても好きなんですが、難点はお風呂の前が通路になっていて、目の前を人が通って落ち着かないところです。男性はともかく女性はなかなか入りづらいと思いますし、逆にここを通るのも気が引けそうです。
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「天狗の湯」の横のドアを開け、外に出るとすぐに温泉神社が見えます。
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温泉神社の手前にある家族風呂。宿泊者のみ利用可ですが、結局入りませんでした。そう言えば、家族風呂用の着替えスペースがなかったような気がしますが、「天狗の湯」の向かいの着替えスペースで着替えて、ここまで外を裸で歩くのかな? 男でもちょっと嫌だなあ。
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家族風呂の隣にあった打たせ湯。これも写真を撮っただけで、入りませんでした。
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せっかくですので、「河原の湯」にも入ってみました。中がヌルヌルしてて転びそうになりました。
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「相の湯」の建物と「泳ぎ湯」を明るくなってからまた撮ってみました。朝方は雨は降っていませんでしたが、チェックアウトの頃には大雨でした。
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通路に置かれていたレトロポスター。この手のポスターが好きで、売り物なら買いたいくらいです。
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こんなのも置かれていました。余り興味はありませんが。
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翌朝も看板猫に遭遇。この猫ちゃんが見てる方角に小部屋があるんですが、旅館のお兄さんによると、この猫ちゃんはその小部屋で生まれたらしく、鍵が閉まっていると、鍵を開けろとせがむそうです。この猫ちゃん、鳴くのはお腹が空いた時とその小部屋に入りたい時だけだそうですが、可愛い猫ちゃんでした。
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洗面所は下の写真の通り、お世辞にも綺麗とは言えませんでしたが、トイレは新しくて綺麗でした。
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朝食は7時半からでした。こちらもお値段の割にはまあまあでした。
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写真は広間の壁に貼り付けてあったものです。上が江戸時代に建てられた建物とその年号。「松の間」というのが私たちの泊まった建物の部屋ですが、1854年ですので確かに江戸時代です。この広間がある建物の部屋が「梅の間」で、昭和時代に建てられたものです。「竹の間」が明治時代に建てられた建物の部屋です。
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通路の壁に貼り付けてあった案内図です。上下、全く同じ案内図に見えますがちょっと違います。同じような案内図を並べる必要があるのかな? 展示物、掲示物とも何か変でした。
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通路から私たちが泊まった江戸時代の建物がいい具合に見えました。泊まった部屋は3階の左側の部屋でした。
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せっかくでしたので、昭和時代の「梅の間」、明治時代の「竹の間」も探検してみました。
写真は「梅の間」の廊下です。部屋の中までは覗けませんでしたが、確かに新しく感じました。風情は余り感じられませんでしたが。 -
こちらが明治時代の「竹の間」ですが、廊下の雰囲気は江戸時代の建物の方が好きです。
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チェックアウト時にまたもう1枚。旅館を出た時には土砂降りでした。
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右側に見えるのは、2番目に古い明治時代の建物です。上に登っていく階段がしっとりと雨に濡れ、情緒が漂っていました。
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次に北温泉に来るのはいつだろう?
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駐車場まで約400メートルありますが、雨の中をとことこと歩きました。前の男性が森の中から突然出てきて駐車場に置いてあった軽トラに乗り込んで去って行きました。山菜採りにでも来ていたのかな?
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2日目ですが、どこに行こうか色々考えましたが、友人が那須塩原一帯は何度も来ているのに、会津地方はほとんど行ったことがないと言うので、今年の1月に行って、好印象だった「西山温泉 老沢温泉旅館」に行くことにしました。北温泉を10時過ぎに出て、ひたすら休憩なしで走り、12時半に着きました。
日帰り入浴は40分で400円でした。以前と変わらぬ素晴らしいお湯でしたが、友人も気に入ってくれたようです。 -
「柳津西山地熱発電所」。前回、老沢温泉旅館に泊まった時にも気になっていたんですが、結局行けなかったため、行ってみることにしました。発電所の中が見られれば良かったんですが、平日のみ見学可でそれも事前予約が必要とのことでした。「PR館」だけ覗いてきましたが、すぐに見終わりました。
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「PR館」のお姉さんに、「ソースカツ丼」のおすすめのお店を聞いたら、こちらの「せいざん荘」を紹介されました。ソースカツ丼は、豚カツの肉厚も厚くてなかなか美味でした。
ところでこの「せいざん荘」は、日帰り温泉もやっていて、露天風呂もあるんですが、日帰り入浴の受付のところに貼り紙があって、熊出没情報があったため利用を中止しているとのことでした。思わずゾッとしましたが、貼り紙の写真を撮っておけば良かったと後悔しました。 -
「せいざん荘」を出たのが2時半過ぎ。途中お気に入りの「矢の原湿原」に寄り道して那須塩原駅に戻ってきたら5時半でした。2日間の総走行距離は427キロ。消費ガソリン量が20.89リットルですので、リッター20キロオーバーでした!
元々は山登りをして山斗小屋温泉煙草屋旅館に泊まる予定が、悪天候のため急遽予定変更してこのルートになったんですが、2日間とも雨に降られた割には時間を持て余すこともなくそれなりに楽しむことができました。でも煙草屋旅館のリベンジ、絶対するぞ!
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