2019/06/03 - 2019/06/03
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miharashiさん
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国内旅行ができるマイルがたまったので、前々から行きたいと思っていた利尻島・礼文島に行ってきました。礼文島のアツモリソウを是非とも見たいので、6月上旬の天気の良い時期を狙って、5泊の旅程を計画。ところが出発前に日本全体が異常な暑さに見舞われ、アツモリソウも例年より早く終わってしまいそうなので、急遽予定を5日ほど早めてあわただしく出発。結果的には、5日間とも好天に恵まれ、アツモリソウもきれいな状態で見ることが出来、満足の行く花巡りの旅になりました。第三部は、礼文島の桃岩展望台コースを知床起点で歩いたときの旅行記です。(表紙写真は、桃岩展望台コースからの利尻山とコース沿いの花々)
今回の旅程は以下の通り。
6月1日 羽田ー(ANA)-稚内
稚内ー(フェリー)-利尻島(泊)
6月2日 利尻島周遊(レンタカー) (利尻島泊)
6月3日 利尻島ー(フェリー)-礼文島(泊)
スカイ岬&スコトン岬周遊(レンタカー)
および桃岩展望台コーストレッキング
6月4日 元地及び林道コーストレッキング (礼文島泊)
6月5日 礼文島ー(フェリー)-稚内
サロベツ原野・宗谷岬など(レンタカー)(稚内泊)
6月6日 稚内ー(ANA)ー羽田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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桃岩展望台コースは、礼文島で最もポピュラーなトレッキングコース。北側の桃岩登山口と南側の知床を結び、コース距離は5.2㎞で、コースタイムは2時間40分となっている。私達は、知床から香深に戻るバスが非常に不便なことと、香深の宿に迎えに来てもらうことも考えて、知床を起点にして歩くことにした。(写真は、コースの中間点付近の様子)
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6月3日、午前中レンタカーで、アツモリソウ群生地、スカイ岬、スコトン岬を周り、午後1時20分ごろ香深フェリーターミナルまで戻り、レンタカーを返却。知床行きのバスの時間まで1時間以上あるので、知床へはタクシーで向かうことに。タクシー代は1300円ほど。途中親切にも北のカナリアパークに立ち寄ってくれた。ここは、映画北のカナリアたちのロケ地だったところ。写真右側の建物は、映画の舞台になった分校で、映画の撮影のために新しく建てられたもの(タクシー運転手の話です)。なお、トレッキングはここを起点にしてもできることを知った。シーズン中は香深からここまでのバスも走っているそうだ。
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タクシーは知床のバス停に到着。バス停の周りは誰もいなかった。
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バス停の横からトレッキング開始。時刻は午後1時50分ごろ。最初は車も走れるようなだらだらした坂道を登る。
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まずは元地灯台を目指す。ここから1.5km先にあるようだ。
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早速ブルーの花(チシマフウロ)がかたまって咲いていた。花の向こうには利尻山。
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花の種類と開花時期を示す説明版。ただし、全部を網羅してはいないので、後日花の名前を調べるのにはあまり役にたたなかった。むしろ礼文島花情報館や礼文島花図鑑のサイトが役に立った。
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今日は利尻山がクリアだ。山を見るなら逆に歩く方が良いかも。
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このあたりの道端に咲いていた花をまとめてみた。左はセンダイハギ、中央はハクサンチドリ。右はエゾタカネツメクサ。
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写真の左端に北のカナリアパークが小さく写っている。私は北のカナリアの映画をかなり前にみているが、冬景色しか印象に残っていない。
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知床と元地灯台のちょうど中間地点。灯台まではあと1㎞。
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徐々に坂が急になっていく。写真の左上に、灯台の頭が小さく見えている。今日は主人の足取りがやたら軽い。
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かなり登ってきた。主人はかなり先を歩き、撮影しながら私を待った。
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私を待つ間に撮影した写真。ミヤマキンポウゲ?(あるいはレブンキンバイソウソウ?)と利尻山とのツーショット。
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元地灯台。時刻は2時半。ここまで40分、標準タイムだ。
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灯台にはよらず、横目に見て、さらに桃岩展望台目指して登っていく。ここからは2.5キロの距離だ。
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広々とした草原の向こうに利尻山(標高1721m)。
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拡大して。
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パノラマで(画像をクリックしてください)。
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元地灯台が遠くなった。
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トレイルの左側は断崖絶壁だ。奥にみえるのが元地港。
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このあたりは一面笹で覆われていて、花はあまり見られなかった。起伏は少なく、歩きやすい。
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崖の下に猫岩が見えてきた。その先には元地港もクリアに見えている。
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猫岩を拡大。上から見ると猫の姿には見えない。
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ようやく花が咲き乱れる斜面が現れた。
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斜面を埋め尽くす白い花はエゾノハクサンイチゲ。
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エゾノハクサンイチゲを横から撮影。
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トレイルの足元に黄色の花。
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花を拡大して。ミヤマキンポウゲにも似ているが、キジムシロかも?(はっきりしないので、?をつけておきます)。
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歩いてきたトレイルを振り返って。道幅は意外に狭く、混雑しているとすれ違うのが大変だろう。この時は時間が遅いせいか、桃岩方面から来るトレッカーはほんの僅かしかいなかった。写真左端に小さく写っている人が、すれ違ったトレッカーの一人。
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元地灯台から1㎞弱のところにある道標。桃岩までは1.7㎞とある。時刻は2時50分。歩き始めてからちょうど1時間が経過。撮影のため頻繁に立ち止まるので、標準より時間がかかっているかも。
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左側の海岸線の眺めが素晴らしい。
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海岸にぽつんと立つユースホステル桃岩荘を拡大。
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パノラマで(画像をクリックしてください)。
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トレイルはしばらく下りが続いていたが、再び緩やかな登りになった。
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右側には利尻山がクリアに見え続けている。
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再び左側。元地の港が良く見えるようになった。
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キンバイの谷と呼ばれるところを通る。名前の通り、黄色のレブンキンバイソウがあちらこちらで咲いていた。例年だとまだ開花時期には早いはずだが、今年はかなり開花が早いようで、ラッキーだった。
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付近で咲いていたキンバイソウをまとめてみた。左側の二つはまだ開花前。
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キンバイソウ以外にも様々な花が咲いていた。左はバイケイソウ、右はネムロシオガマのようだ。
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ピンク色の花々も。上二つはたぶんサクラソウモドキ、下二つはハクサンチドリだろう。
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こちらはブルー系の花々。左上がミヤマオダマキ。他3つはレブンハナシノブ。
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キンバイの谷を少し過ぎたところで(写真の主人が立っているところ)、なんとアツモリソウが咲いているのを発見。
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写真の左側、やや遠くに見える白い花がアツモリソウだった。手前の白い花はエゾノハクサンイチゲ。
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少し上の方から俯瞰すると、もっとわかりやすい。
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そのアツモリソウを目いっぱい拡大。一部は褐色に変色していた。ぎりぎりのセーフ。
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最後に海をバックにアツモリソウ。
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利尻山をバックにバイケイソウの群落。
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崖の上を通る吹きっさらしの道。風が強いときは歩くのが大変そう。
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利尻山の横には面白い形の雲が湧いていて、なかなか消えなかった。
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ハクサンイチゲやミヤマオダマキが咲き乱れる草原が続く。
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草原の中にスズランを発見。
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エゾノハクサンイチゲを真上から。
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1時間半以上経過。桃岩展望台はまだ先か?ここは緩い登りが続く。
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花の写真を撮りながらゆっくり歩いてきたので、キンバイの谷からあまり進んでいないようだ。
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ミヤマキンポウゲの中に混じって咲くレブンキンバイソウ。キンバイソウの方がややオレンジがかり、花も大きいことがわかる。
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ブルーがきれいなレブンハナシノブも現れた。
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こちらはきれいなピンク色。たぶんレブンコザクラだろう。
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桃岩まで0.2㎞、あと少しだ。ここまで2時間近く経過。
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きれいな花とのツーショットを撮りたかったのに、午後4時前なので利尻山が霞んできた。残念。
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桃岩(標高250m)の横を通る。桃の形に似ていることから、桃岩と呼ばれるようだが、トレイルから見る姿からは想像が難しい。翌日海側から見てみると、確かに桃の形に見えた。手前の白い大きな花はオオカサモチのようだ。
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桃岩展望台(標高228m)に到着。歩き始めから2時間ちょっと。花の写真を撮りながら歩いた割には、意外に早かった。日本のコースタイムは、ちょうど私達シニア向けなのだろう。
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展望台からの眺めをパノラマで(画像をクリックしてください)。午後4時近くなので、日も陰り、海は逆光気味で、やや残念な写真になってしまった。
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猫岩を拡大。ここからだと、何となく猫の後ろ姿に見えるかも?
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展望台の東側、香深の方角を見る。写真左端の下の方に写っている駐車場が、桃岩登山口のバス停だった。写真中央付近にも駐車場(展望台から500m)が見えるが、一般車用の駐車場で赤い屋根の建物がトイレ。バスはここまでは上がってこない。展望台に着いた後、ペンションうーにーに電話すると、親切にも桃岩登山口のバス停まで迎えに来てくれることになった。
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下り口が2カ所あり最初迷ったが、左の下り口を桃岩登山口目指して下る。下りは意外に急だった。逆に歩いていたら、ここを登ってこなければならず、知床から歩いて正解だったかも。このあたりは白い花が満開を迎えていた。バス停手前でツアー客の2グループに出会った。彼らは今から桃岩展望台まで歩いて登るようだった。かなり高齢のかたもいらしたので、大丈夫かと心配してしまった。
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下る途中にあった桃岩展望台コースの案内板。やはり、桃岩登山口から歩く方がメインのようだ。
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登山口のバス停について、再びペンションに電話すると、ほどなくして迎えの車が来てくれて、すぐにペンションに到着。ペンションは高台にあり、そこまで歩いていくのはかなり大変のようだった。
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ペンションの庭には、レブンウスユキソウが咲いていた。
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部屋もきれいだ。礼文島の宿は、当初花れぶんを予定していたが、直前に日程を早めたため、満室になってしまい、ちょうど空いていたペンションうーにーに変えたのだった。結果的には、ここは2食付きの二泊で一人2万3千円ほどですみ、食事内容も素晴らしく、送り迎えもこまめに対応してくれたので、変更してかえって良かったかも。
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夕食は6時半から食堂で。
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初日の人にはコース料理。洋風に見えるが、スープは魚のすり身に入った味噌スープ。今日はまだウニがとれないということで、代わりにいくらが出された。
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左上が前菜。揚げ物は熱々で出されたので、美味しかった。右下はウニの形をしたコロッケ。左下は魚のマリネ。
今日は、1日中好天に恵まれ、北端の二つの岬とアツモリソウも見ることが出来、桃岩展望台コースも歩いてしまったので、かなりの目的は今日で達成してしまった。明日以降の天気予報もあまり芳しくないようなので、帰京を1日早めようと思い、一度は航空券の変更も行ったが、結局翌日にはまた元に戻すことになった。(礼文島3につづく)
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